Small Change 説明書
Ver 3.3
用途
画像の一部を切り取って別の画像として保存します。
また、画像を拡大・縮小したり、回転させることもできます。もちろんその後でまた切り取ることもできます。
使用例
元の画像![]() |
拡大![]() |
切り取り![]() |
回転![]() |
縮小![]() |
使い方
1.元画像(BMP・JPG・GIF・PNG)をロードします。元画像が表示されます。
2.必要なら元画像を拡大・縮小、または回転させます。
3.切り取る部分をマウスドラッグで大まかに選択します。
4.切り取り選択部分を数値指定やカーソルキーで微調整します。
5.選択部分を別画像に保存します。
2〜4はどのような順序でも行えます。また選択部分だけを表示させて、そこから変形させることもできます。
なお画像ロードおよび変形の直後は画像全体が選択された状態になっています。
操作
切り取り画面
ロードボタン
/ メニュー ファイル>ロード / Ctrl+O
ファイルから選択した画像をロードします。
画面にファイルからドラッグ&ドロップでもロードできます。
Ctrl+ロードボタン
/ メニュー ファイル>再ロード
表示中のファイルをリロードできます。
サイズ変更ボタン / メニュー 編集>サイズ変更
/ Ctrl+R
拡大/縮小、回転の操作画面が出ます。
カット&保存ボタン/ メニュー ファイル>カット&保存
/ Ctrl+S
画像保存ダイアログが出ます。選択したファイルに選択範囲の画像がセーブされます。
Ctrl+カット&保存ボタン
/ メニュー 編集>切り抜き
ファイルセーブせずに選択範囲内だけが切り抜かれます。
この変化は元に戻せないので、戻すときはリロードしてください。
JPEG保存のときは「JPEG画質」数値が大きいほど画質が良くなり、ファイルサイズが大きくなります。
メニュー 編集>ペースト / Ctrl+V
クリップボードの画像を元画像として貼り付けます。
メニュー 編集>コピー / Ctrl+C
選択範囲の画像がクリップボードにコピーされます。
選択範囲エッジ選択ボタン
クリックすると選択範囲のエッジだけが動くようになり、移動バーのドラッグまたはカーソルキーで動かせるようになります。
上端・下端・右端・左端用の4つがあります。
選択範囲エッジ位置
数値の入力または上下で選択範囲のエッジを指定します。上端・下端・右端・左端の4つがあります。
選択範囲サイズ
数値の入力または上下で選択範囲のサイズを指定します。縦・横の2つがあります。
変更すると左端・下端が動きます。右端・上端はそのままです。
選択範囲移動バー
青い部分が選択範囲です。中央のつまみをドラッグまたはカーソルキーで動かすと、選択範囲のサイズはそのままで位置が動きます。
選択範囲(画像上)
線の内部が切り取られて保存される部分です。線の部分は含まれません。
Ctrlを押しながら元画像上をクリック→ドラッグすると矩形選択の要領で決めることができます。
普通にクリック→ドラッグでサイズはそのままで移動することができます。
メニュー 選択範囲>リセット / Esc
選択範囲が元画像全体にリセットされます。
メニュー 選択範囲>ロード時自動リセット
チェックをONにしておくと画像ロードやサイズ変更の際に選択範囲が画像全体になります。
メニュー 編集>左右反転
画像全体を左右反転させます。
メニュー 編集>上下反転
画像全体を上下反転させます。
変形画面
縦横比維持チェック
ONにしておくと変形後のサイズ縦横比が元画像と同じになります。一方を変化させるともう片方が自動でセットされます。
OFFにすると自由に変形できます。
一方は元画像より大きく(拡大)、一方は小さく(縮小)という設定にすると、変形後の画質は保証できかねます。
回転角度
上下ボタンは90°単位、小数点以下は0.10°単位で変化します。
回転角度を「0」以外にすると変形後サイズが自動セットになります。拡大/縮小を同時にすることはできません。
プレビュー/キャンセル/決定ボタン
「プレビュー」を押すとメイン画面に変形後の画像が表示されます。
プレビュー後「キャンセル」を押すかこの画面を閉じると元に戻ります。「決定」を押すと変形が反映されます。
「プレビュー」を押さずにいきなり「決定」を押しても変形が反映されます。
変形が反映されると元に戻せないので、戻すときは切り取り画面でリロードしてください。
透明色
拡大・縮小・回転を行うとき、「透明色」チェックをONにしておくと、透明色部分は補間処理されずに残す部分と分離されます。
このチェックをONにしないで変形すると、後で透明色設定したときに画像の残す部分の縁が透明色と混ざってしまいます。
元画像![]() 緑の部分を透明にして オレンジに変えます。 |
拡大(透明色指定なし) 縁は滑らかに補間されます。 ![]() |
右の絵を透明色ONにすると 縁に緑色が混ざっています。 ![]() |
拡大(透明色指定あり) 縁がちょっとギザギザしています。 ![]() |
右の絵を透明色ONにすると 緑色は混ざりません。 ![]() |
透明色を変えたいときは「色指定」ボタンを押してから、切り取り画面の画像表示部をクリックします。クリックした点の色が透明色になります。
選択率
透明色が選択率(%)以上含まれる縁の部分は、透明色で塗りつぶされます。逆にそれ以外の縁の部分は透明色をつぶします。
つまり選択率が大きいほど残る縁の部分が多くなります。
0%![]() |
50%![]() |
100%![]() |
隙間色
回転後の画像は四隅に隙間ができます。この隙間を指定色で塗りつぶします。色は「隙間色」ボタンを押して変更できます。
「枠補正なし」をONにしておくと隙間塗りつぶし部分と元画像部分の境が分けられます。OFFにすると補間により境は滑らかになります。
枠補正ON![]() ↓透明化 ![]() |
枠補正OFF![]() ↓透明化 ![]() |
隙間部分を透明化して別の画像と重ねる場合はOFFにします。
透明色を指定して回転する場合は、隙間色は透明色と同じになります。枠補正も自動でOFFになります。
バージョン
3.3 2011.Jan.
「右端移動」と「左端移動」が逆だったので修正。
3.2 2008.Mar.
回転角度に小数点以下を追加。
3.1 2007.Apr.
元ファイルと同じ場所に同名別フォーマットで保存すると上書きされてしまうのを修正。
3.0 2007.Feb.
メニューバー追加、レイアウト変更、ショートカットキーを追加。
クリップボードに対応。
左右・上下反転機能を追加。
2.1 2007.Jan.
GIF保存の際の256色減色方法を修正。
2.0 2006.Nov.
GIFとPNGに対応。
メールアドレス変更、マニュアルを修正。
1.8 2005.Feb.
範囲リセットボタンと自動チェックを追加。
画像保存フォーマットのデフォルトを元画像と同じにする。
1.7 2004.Jur.
画像保存のデフォルト名とディレクトリを元画像と同じにする。
スライドバーをクリックすると場所がずれることがあるのを修正。
リサイズ計算中の進行度メーター追加。
1.6 2003.Sep.
縦幅数値入力バグ修正。
1.5 2003.Sep.
枠端移動時に数値操作すると値がずれるのを修正。
ドラッグ&ドロップ後にアクティブ化。
1.4 2003.Jun.
小さいモニターだと拡大/縮小画面とヘルプ画面がモニター外に出てしまうのを修正。
1.3 2003.Feb.
JPEG保存画質調整追加。
幅1000以上の画像を表示すると数値上下ボタンの操作性が悪くなるのを修正。
サイズ変更プレビュー→OKのときの変換二度手間を修正。
1.2 2003.Feb.
透明色対応拡大・縮小・回転機能追加。
ドラッグ&ドロップによるロードに対応。
1.1 2003.Jan.
選択範囲エッジ移動時の操作性を改善。
1.0 2002.Oct.
その他
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