特殊命令について
『スクリプト』の手動入力では、『特殊命令』というのを作成することができます。
これと通常の命令とはどう違うのかというのは答えづらいのですが……
これを使わなくても十分作成できますが、
ちょっと高度なことをしてみたいという方はどうぞご覧ください。
これが現在使用できる特殊命令です。原則として最初に『#』を付けます。
#ini 画面を表示しない状態で開始(初期設定状態)
#start 初期設定状態を解除
#end ストーリーの終了
#win ウィンドウモードの変更
#if 0 以後の命令を無視
#endif 命令無視を解除
各命令の説明をしていきます。
『#ini』『#start』は、
例えば、画面を表示する前に色調を変更しておいたり、
キャラクターを生成しておいたりした場合に用います。
その場面のスクリプト1行目に『#ini』を置くと(それ以外の行では無効)、
以後が初期設定状態となり、画面が表示される前の設定ができます。
初期設定を終え、最後に『#start』を置くと、
そこで画面がフェードインし、以降が通常の状態となります。
『#end』は、フェードアウトさせてストーリーを終了する命令です。
スクリプトの最終行には実は必ず設けられている命令なのですが、
途中で使うことで、強制終了させることができます。
この命令の後の命令は実行されません。
『#win』は、ウィンドウモードの変更に使います。
現在フルスクリーンであれば、ウィンドウに、
ウィンドウであれば、フルスクリーンにします。
『#win 0』とすると必ずフルスクリーンに、
『#win 1』とすると必ずウィンドウになります。
『#if 0』『#endif』間の命令は実行されません。コメント領域になります。
『#if』の後が『0』であればコメント領域となり、
それ以外の数値や文字列が入っている場合は、コメント領域になりません。
『0』を省略して単に『#if』とすると、『#if 0』と同じく
以降がコメント領域になります。
スクリプトのリストには表示されていませんが、
最初と最後には必ず特殊命令が設けられています。
ストーリー開始直後には、
#ini
#win 0
#start
というのがあります。(場面移動後の場面にはない)
但し、1番目の場面の1行目に『#ini』を置いた場合、上の命令は無視されます。
なので、ウィンドウモードをフルスクリーンにするという命令も消えますので、
その初期設定中に何も置かなかった場合は通常のウィンドウでストーリーを開始することになります。
初期設定をするとき、更にフルスクリーンにしたい場合は、『#win 0』も忘れずに入れておいてください。
また、スクリプトの最終行には、必ず『#end』が存在します。