『1980オタクのヒデオ』Version 1.1 マニュアル

株式会社ピーデー

2011年2月3日

● ご注意

 『1980オタクのヒデオ』は、文字だけで表現される推理ゲームです。綺麗な絵、音声、音楽はありません。そのようなものをご希望の場合は他のゲームをお探し下さい。これは、文字だけで描く渋さの分かる人向けです。

● 目次

● 概要

 本ソフトは、推理ゲームです。大学生探偵となって、殺人事件の真犯人を推理します。拡張モジュールにより機能をあとから拡張できます。拡張モジュールはユーザー側で自由に作成することができます。

● 実行環境

 Windows XP/Vista/7

 .NET Framework 4.0

 画面解像度 800x640以上 (800x600以上推奨) 色16bit以上。

● インストール方法

 インストールを行う場合はsetupを開いてください。

 毎日起床時に自動セーブファイルが作成されます。このデータは「自動セーブ フォルダからロード」のメニューから読み込めます。自動セーブファイルは0〜100個まで保存されます。ファイル数は自由に変更できます。デフォルトは3個です。

● アンインストール方法

 コントロールパネルからアンインストールを行うことができます。しかし、実行時に作成されたシステムファイル等は消去されないので、手動で削除する必要があります。システムデータで説明されている通りで、環境よって異なります。使用レジストリは、ANGF汎用として\HKEY_CURRENT_USER\Software\ANGF\PATH2ですが、これはアンインストール時に削除されます。

● できること

 主要な機能は以下の通りです。

● ゲームの詳細ルール

 ヒデオを殺した犯人を推理することが目標です。そのためには、2010世界(現実)での動かぬ物証が必要です。

 「2010世界(現実)」と「1980世界(仮想)」を往復しつつ情報を集めます。証拠となるアイテムは、「2010世界(現実)」でのみ入手できます。証拠アイテムだと思うアイテムを入手したら、「おじさんち」で「犯人が分かった!」を選び、そこでそのアイテムを指定します。

 1980世界で1日が終了した場合、自動的に1980世界から2010世界に戻ります。

 一日のうち行動できるのは16時間です。通常朝8時から24時までですが、生活サイクルは1日あたり最大4時間ずつずらすこともできます。(ただし初日は例外的に16時スタートです)

 ただし、このゲームの1日は主人公が起きてから寝るまでなので、経過日数とカレンダー上の日数が一致しないケースもあります。

 期間は起床回数で30回までです。

 東京23区の歴史資料館には、『ヒント男』が待っていて、場所を探し当てると(ハズレでない限り)ヒントを聞くことができます。

 各施設の位置や名称は正確ではありません。

 各駅ではバイトを行うことができますが、時給は駅ごとに異なります。

 主人公は、上服、下服、アクセサリの3カ所に装備を行うことができます。

 メイン画面上の装備名をクリックすることで、素早く装備変更を行うことができます。また、COORDINATEのドロップダウンリストを使うことで、あらかじめ設定したファッションの組み合わせにワンタッチで着替えることができます。全裸にもワンタッチでなれます。ただし、この機能はSYSTEMメニューまたは装備メニューが表示されている場合のみ有効です。

 ワンピースのような上下一体型の服は、上服と下服のいずれかに装備すると、全身に装備されます。脱がす場合も、どちらかを脱がせば全体が脱げます。本来ツーピースの服であっても、上下を分けて着る意味がない服については上下セット扱いとなっています。

 装備品には刺激度が設定されています。「何も着ない」という選択は通常刺激度最大となります。

 基本的に装備しているアイテムの刺激度の合計が全体のファッション刺激度となります。

 ファッション刺激度は0が最低で、ファッションのコーディネートに応じてより大きな値を持ちます。ファッション刺激度が100を超えると非常識であると見なされ、他人の視線のある場所では移動できなくなります。

 移動の手段としては徒歩と電車があります。徒歩は、1回あたり最大で1000メートルを歩くことができます。それ以上遠い場所は移動先のメニューに表示されません。1000メートル以下の移動に分割すれば、それを超える距離を徒歩で移動することもできます。ただし、1000メートル以下で到達できる中間点が存在しない場合は、徒歩では移動できません。電車での移動は、駅に行き、料金を支払うことで別の駅まで迅速に移動することができます。路線は基本的に配慮されず、目的地への距離に応じた料金を支払って移動できます。ただし、2010世界にあって1980世界に無い駅もあります。たとえば1980世界の都営新宿線は岩本町どまりで、そこから本八幡までは開業していませんが、2010世界では開業済みです。

 基本的に全日本の駅と路線を収録していますが、性能の都合上東京都内の駅のみに移動できます。

 主人公の行動には、基本的に制約はありません。ただし、時間帯、曜日、フラグ(非公開)、ファッション刺激度などの要因により、実行できないことが発生することもあります。このような状況は、条件を合わせることで解消できます。このゲームに乱数要素はなく、全ての条件を一致させれば必ず同じ状況が発生します。つまり、ゲーム開始から完全に同じ操作を行うと、完全に同じ結果が得られます。

 このゲームでコレクションできるのは、「エンディング」です。何回も繰り返してプレイすることで、コンプリートを目指します。

 セーブデータは任意のディレクトリに任意のファイル名を付けて保存できるので、ディスク容量がある限り無制限となります。

 エンディングは複数あり、犯人も複数あり得ます。1人の犯人を指名することに成功してもそれはゴールではありません。「本当の真犯人」を暴き出し、「真のエンディング」に至ることが目的です。

● 体験版について

 本ソフトは単純にセットアップを行うと3エンディング版がインストールされます。バッドエンド2種類とグッドエンド1種類を体験できます。Vectorで販売されるキーを入力するとフル版となり、全てのエンディングを体験できます。

● 駅データについて

 本ソフトは駅データ.jpのデータを若干改修の上で使用しています。

 また、この駅や路線は1980年当時存在しない、あるいは別の名称である等のご指摘は歓迎いたします。

● ANGFについて

 本ソフトウェアは株式会社ピーデーのANGF Playerランタイムを含みます。また、ANGF開発版を使用することにより、本ソフトウェアを拡張するモジュールを開発することができます。

● 変更履歴

2011年2月3日 Version 1.1

2010年4月27日 Version 0.0.0.1

発行者

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