演習

実際にイントロクイズを行うための大まかな流れを説明します。

事前に下記のファイルを用意してください。
項目名 説明 備考
IQMのインストーラー IQMのインストーラーをあらかじめダウンロードしておいて下さい。  
音楽ファイル 出題となる音楽ファイルを10ファイル用意して下さい。フォーマットは*.mp3,*.wav,*.wmaのいずれかです。 ネットワーク経由で購入された保護されたファイルは、使用できませんので注意して下さい。

※通常は、2台のPCを使用する事が推奨ですが、説明の都合上、本演習では1台のPCにて行います。


インストール

まずは、IQMのアプリケーションをインストールします。
IQMには、サーバとクライアントの2つのアプリケーションがあり、2つもインストールを行う必要があります。
  1. サーバアプリケーションとクライアントアプリケーションをインストールします。
  2. ※[6.インストールディレクトリとオプション]で[サーバ&クライアント]を選択して下さい。

音楽ファイルの登録

IQMに音楽ファイルを登録します。今回の演習では全部で10問出題したいので、10ファイル分3.〜5.の作業を繰り返して下さい。
イントロ、サビの再生位置の設定は、非常に面倒ですが、出題のバリエーションが多くするため、設定して下さい。
  1. サーバアプリケーションを起動します。

  2. メニューから[実行]-[リソースの編集]を実行します。

  3. リソースの操作ダイアログが表示されたら、[追加]ボタンを押します。



  4. ファイルを開くのダイアログが表示されたら、登録する音楽ファイルを選択します。

  5. 音楽データ編集ダイアログが表示されたら、データを入力し、[OK]ボタンを押します。



  6. ※下記の情報を設定して下さい。(後で編集することもできます。)

    項目名 説明 備考
    タイトル名(曲名) 音楽ファイルの曲名を設定します。正解欄に表示されるため、設定して下さい。  
    アーティスト名 音楽ファイルのアーティスト名を設定します。正解欄に表示されるため、設定して下さい。  
    イントロ ・音楽ファイルのイントロ部分の開始と終了の位置を設定します。
    ・[開始]と[終了]ボタンを押すと、真ん中の再生バーの位置がそれぞれのエディットボックスに設定されます。
    ・この機能を駆使して、大まかな再生位置を設定し、その後でエディットボックスのアップダウンボタンを使い、微調整を行います。
    ・右側にある[再生]ボタンを押すと、イントロ部分の設定位置の確認ができます。
     
    サビ ・音楽ファイルのサビ部分の開始と終了の位置を設定します。
    ・[開始]と[終了]ボタンを押すと、真ん中の再生バーの位置がそれぞれのエディットボックスに設定されます。
    ・この機能を駆使して、大まかな再生位置を設定し、その後でエディットボックスのアップダウンボタンを使い、微調整を行います。
    ・右側にある[再生]ボタンを押すと、サビ部分の設定位置の確認ができます。
     
    解答 値を設定されていないと解答確認時に演奏されないので、設定して下さい。 [イントロからコピー]、[サビからコピー]ボタン(推奨)を押すと、解答の再生位置へそれぞれの値がコピーされます。

セッションファイルの作成

出題リストとなるセッションファイルの作成を行います。
この作業は、必ず音楽ファイルを登録してから行ってください。
  1. サーバアプリケーションのメニューからセッションの作成を実行します。

  2. セッション名を[マイセッション1](任意)という名前で作成します。ファイル名は自動でセッション名と同じになるため、修正せず[次へ]を押します。



  3. パート一覧の画面が表示されるので、[追加]ボタンを押します。




  4. 最初のパート情報を入力します。

    最初のパートは、「イントロ部分を演奏し、正解者には10ポイント追加するという問題を3問出題する」という情報を入力します。

    ・パート名に[ファーストステージ(イントロ)](任意)と入力します。
    ・出題数を[3]、演奏範囲を[イントロ]、演奏時間を[レンジフル]に設定します。
    ・得点は[10]のままにし、ペナルティはなしとするので、そのまま修正せず、[OK]ボタンを押します。



  5. パート情報の一覧が表示された画面に戻りますので、[追加]ボタンを押します。


  6. 2つ目のパート情報を入力します。

    次は、「演奏開始位置が出題毎にランダムで演奏し、正解者には10ポイント追加、不正解時には-20ポイントにするという問題を3問出題する」という情報を入力します。

    ・パート名に[セカンドステージ(ランダム)](任意)と入力します。
    ・出題数を[3]、演奏範囲を[ランダム]、演奏時間を[普通(10sec)]に設定します。
    ・ペナルティの減点チェックをし、-20と入力し、[OK]ボタンを押します。



  7. パート情報の一覧が表示された画面に戻りますので、[追加]ボタンを押します。


  8. 最後のパート情報を入力します。

    最後に、「サビ部分を演奏し、正解者には20ポイント追加、不正解時にはお手つきにし、その問題の解答権がなくなるという問題を4問出題する」という情報を入力します。

    ・パート名に[ファイナルステージ(サビ)](任意)と入力します。
    ・出題数を[4]、演奏範囲を[サビ]、演奏時間を[やや難(5sec)]に設定します。
    ・ペナルティのお手つきチェックをし、1問中をクリックし、エディットボックスに[1]と入力し、[OK]ボタンを押します。




  9. パート情報の一覧に3つ登録されているのを確認したら、[次へ]を押します。



  10. パート情報毎に、音楽ファイルを設定します。まず、リストビューから[ファーストステージ(イントロ)]を選択し、[楽曲設定]ボタンを押します。
  11. ※最初は、音楽ファイルが未設定のため、赤色で表示されます。




  12. 出題リストの割当てダイアログが表示されたら、右側の音楽リストの[全て表示]を押します。

  13. 右側の音楽リストから、左側の出題リストへドラッグ&ドロップで移動してもよいですが、ここでは中央の[適]ボタンを押します。
  14. ※この[適]ボタンは、セッション、パート内で音楽ファイルが重複せず、かつランダムで設定されます。
    ※[適]ボタンは、音楽リストに表示されているリソース情報から選択されます。[全て表示]ボタンを押してから、[適]ボタンを押して下さい。
    ※出題順が気に入らない場合は、出題リストの下の[上]、[下]ボタンを調節できます。

  15. 左側の出題リストにタイトルが設定されているのを確認して、[OK]ボタンを押します。




  16. 10.〜14.の手順を繰り返して、[セカンドステージ(ランダム)]、[ファイナルステージ(サビ)]同様の方法で設定します。

  17. 3つパートが赤色で表示されていないことを確認し、[次へ]を押します。



  18. [完了]ボタンを押すと、セッションファイルが出力されたフォルダ名とファイル名が表示されます。





セッション開始

次にサーバアプリケーション側の最終設定を行います。
  1. サーバアプリケーションのメニューから[実行]-[セッション開始]を実行します。

  2. 表示されたファイルを開くダイアログにて、先ほど作成した[マイセッション1.xml]を選択します。
  3. ※この作業でサーバコネクションを作成しますので、ウィルス対策ソフト等から警告が表示されることがあります。
     IQMのサーバコネクション作成の許可するように設定して下さい。各ウィルス対策ソフト毎に作業内容が異なるので、マニュアル等で確認して下さい。



クライアントの設定と接続

次にクライアントアプリケーションの設定を行い、サーバアプリケーションへ接続を行います。
サーバアプリケーションは終了せず、起動させたままにしておいて下さい。
  1. クライアントアプリケーションを起動します。

  2. メニューからユーザ情報の設定を実行します。

  3. 今回は、解答者が2人とします。
    1人目は男性で、[マウスの右クリック]を押すことで解答権を要求するように設定します。
    2人目は女性で、[キーボードのAキー]を押すことで解答要求するように設定します。

  4. 参加ユーザ数を[2人]にし、上部の[1人目]タブの入力情報のマウスにチェックし、[右クリック]を選択します。



  5. 上部の[2人目]タブの入力情報のキーボードにチェックし、[A]を入力し、キャラクターに[girl]を選択し、[OK]ボタンを押します。




  6. [OK]ボタンを押すと、メイン画面が下記のように表示されます。



  7. メニューから[操作]-[サーバ接続]を実行し、[接続]ボタンを押します。接続に成功すると、サーバアプリケーションから音が鳴ります。
  8. ※2台のPCを使用する場合は、ホストに[セッション開始中のサーバアプリケーションが起動されているIPアドレス(またはホスト名)]を入力して下さい。
    サーバアプリケーションのポート番号を変更している場合は、ポート番号を合わせて下さい。





クイズの実施

今までの作業が事前準備となります。
ここからが実際の出題を行うための作業になります。
  1. サーバアプリケーションの[出題開始]ボタンを押します。問題音が演奏され、正解欄に表示されている音楽ファイルが演奏されます。





  2. ファーストステージは、演奏範囲を[レンジフル]に設定している為、設定したイントロ部の開始位置から演奏され、終了位置を超えると演奏が自動的に停止します。

  3. 試しにユーザ1が解答権を要求してみます。クライアントアプリケーションをアクティブして、マウスの右クリックを押します。
  4. ※演奏中でもユーザは解答要求を行う事ができます。

  5. 解答権要求音1が鳴り、解答要求ダイアログが表示されます。

  6. ユーザ1が正解したと仮定し、判定欄の[正解]を選択し、[OK]ボタンを押します。



  7. 正解音が鳴り、次に解答確認ダイアログが表示されます。[正解確認]ボタンを押すと、リソース情報で設定した解答の開始位置から演奏されます。



  8. 解答者達が正解を認識したと仮定して、[OK]ボタンを押します。

  9. 基本的には最終問題になるまで、上記1〜7を繰り返します。
  10. [正解者なし]や[再出題]、[補正]、[不正解]を選択した場合など色々確認してみて下さい。

結果発表

最終問題が完了すると、結果発表ダイアログが表示されます。


  1. [問題終了音]、[ドラムロール音]ボタンを押すことで、それぞれの音声が鳴ります。(任意)

  2. [OK]ボタンを押すと、[結果発表音]が鳴り、クライアントアプリケーションに優勝者ユーザが表示されます。



後処理

ここまでで、クイズは終了です。ここからは、後処理となります。
  1. メニューから[実行]-[セッションの終了]を実行します。

  2. 履歴ファイルを保存するかどうかのダイアログが表示されますので、[はい]を選択します。(任意)



  3. ファイル保存のダイアログが表示されるので、[保存]を押します。

  4. 試しに、履歴ファイルを表示して見ましょう。メニューから[ファイル]-[履歴ディレクトリを開く]を実行します。

  5. エクスプローラが起動しますので、先ほど保存したXMLファイルをダブルクリックします。


以上で、演習は終了です。


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