ゲーム名:グリーンランナー
ジャンル:アクションゲーム
対象人数:1人
ソフト種別:フリーソフト

<動作環境>
確認済みOS:Windows7、Vista、XP
メモリ:OSがXPなら512MB以上、7、Vistaなら1024MB以上
VRAM:128MB以上(256MB以上推奨)
その他:DirectX9.0c以上必須

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■ ゲームの説明
シンプルな避けアクションゲームです。

●メニュー画面での基本操作●
方向キー:カーソル移動 Z:決定 X:キャンセル C:ランキング表示変更

●ステージ中の基本操作●
方向キー:移動 ZXC:ジャンプ D:リトライ(自爆)
スペース:ポーズ&メニュー表示 ESC:強制終了

●起動方法●
Game〜.exeを開くと選択ダイアログが起動します。
問題なければDirect3Dを選んで下さい。
Direct3Dだと動作が重かったり不具合がある場合は
DirectDrawを選んで下さい。

●キーコンフィグ●
KeyConfig.exeを開くと対応キーが変更できます。
ゲームパッドが上手く動作しない時は
KeyConfigを弄ってみて下さい。

●画面モードの変更●
System.iniをメモ帳で開いて書き換えて下さい。
フルスクリーンにしたい時は『WindowMode=0』
ウインドウモードにしたい時は『WindowMode=1』(初期状態)
可変ウインドウにしたい時は『WindowMode=2』
※8ビットカラーには対応していません。

●フレームレート(FPS)を表示●
System.iniをメモ帳で開いて書き換えて下さい。
『ShowFps=1』にすると画面右下にFPSが表示されます。
『ShowFps=2』にすると小さく表示されます(初期状態)
『ShowFps=0』にするとFPS表示が消えます。

●リプレイの保存方法●
ステージクリアの表示が出ている時に
F1を押すと今回のプレイを保存します。
F2を押すとひとつ前のプレイを保存します。

●インストールとアンインストール●
インストールは解凍するだけです。
アンインストールは全部削除すればいいだけです。

●新しいバージョンへのデータの引き継ぎ方●
古いバージョンの「user_data」フォルダを
新しいバージョンの方に移して下さい。

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■ 連絡先
ご意見、ご感想、ご質問等がありましたら、以下のサイトのBBSかメールでお願いします。

グリーンランナー作者 礼門Z
URL http://eroimon.nomaki.jp/
Eメール leimonZ@gmail.com

アクションエディター4作者 アントン様
URL http://www.omoshiro-game.com/

本ソフトの使用により何らかのトラブルが発生しても作者は一切の責任を負いかねます。
本ソフトは「アクションエディター4」を用いて制作しました。
OggVorbis / (c)2005 Xiph.Org Foundation の再生にはVox.dll(作:野村XX様)を使用させて頂きました。
Voxライブラリの最新版はhttp://www.nomuraz.comで公開中。

□ 使用素材の著作権 
グラフィック ドラゴンハッカー様 http://dragonyamiyona.yumenogotoshi.com/
グラフィック 株式会社ウエストサイド様(キャラクターデザイン:千葉千夏様)
グラフィック 同人ゲーム制作研究所様 http://www2.ocn.ne.jp/~katokiti/
グラフィック ぐったりにゃんこ様 http://guttari8.hp.infoseek.co.jp/
グラフィック 小麦畑様 http://wheat.x0.to/
効果音 〜 音と声のOnLine素材集 〜WEB WAVE LIB 様 http://www.s-t-t.com/wwl/
効果音 優限会社Arwo(四条愛歌)様 http://b.dlsite.net/RG12394/
その他 アントン様 http://www.omoshiro-game.com/
※グラフィック、効果音、BGMにアクションエディターのサンプル素材を使用しています。

■ 二次配布等
二次配布をご希望の方は礼門Zまでご相談下さい。
ホームページへのリンク、紹介や攻略はご自由にどうぞ。




※以下はストーリーの原案です。ネタバレを含んでいるのでクリアー後に見て下さい。







◆ グリーン・ランナー ◆


不動六郎(主人公、フドー)
不動流自転車(チャリンコ)輪法の使い手。
強い自然力(グリーンパワー)を持つ。
度重なるリストラや不況の波にもめげず
首都圏でサラリーマンを続けていたが……。
「これ以上は無理だ……」

彼は大地震によって被災した地を目指していた。
都市ではガソリンが不足していたが、
愛用の自転車『グリフォン』があったのでそれは問題ではなかった。
銀色に輝く鉄獣を駆り、約束の地に向けて旅立つ。
しかし自慢のチャリンコ輪法を持ってしても
荒れた大地を踏破することはできず、
液状化したアスファルトを前に途方にくれてしまう。

カンパンを開けて食事をとりながらラジオを聴いていると、
追い打ちをかけるように嫌なニュースが入ってきた。
被災地にある原発が長引く火災によって危険な状態にあるという。

「放射能は鉄の味がするってな」

原発から半径20キロ以内の地域には避難勧告が出されていたが、
インフラは破壊されており燃料も不足している被災地には
取り残されている人達が未だ多くいるという。
被災地へ救援物資を届けようにも、放射能の影響を恐れて
引き返してしまうドライバーも少なくなかった。

「ま、死ぬ前に最後の親孝行ができりゃあ上等だろう」

男は絶望的な状況である事を悟りながらも
被災地でまだ救援を待っている両親の元へ向かう為に、
荒れ狂う灰色の地表に車輪を滑らせていった。

―――――――――――――――――――――――――――――


浦賀石水鳥(うらがいしみどり)
莫大な資産を持つ浦賀石財閥の令嬢。
一見おしとやかなお嬢様だが、
誰よりもグリーンジェムの可能性を信じている。
数々の強化手術を受けており、
生身でも放射線や熱に強い。
「大丈夫です……あきらめないで」

「ん……?」

気が付くと瓦礫の山の上にひとりの人間が立っていた。
地震で破壊された無人の地を長く走っていたので
男は自分以外の『人間』を見るのはひさしぶりだった。
(まだ若い女性、歳は20代になったばかりだろうか……?)
荒涼とした光景に突如として現われた彼女に困惑しながらも
男は平静を装って言葉を返した。

「あきらめてなんかいないさ、俺のグリフォンは無敵だ、核を凌ぐ……」

「それは頼もしいです。史上最悪の原発事故を前にして、
 一歩も引かない姿勢には恐れ入ります」

「史上最悪……?」

「利権にまみれた政府やマスコミが、真実を伝えていると……?」

男は強がって驚きを隠している一方で、彼女は涼しげな笑みを浮かべる。
原発が危険な状態なら、
既に半径20キロ圏内に踏みこんでいるふたりの身も危ういだろう。
しかし彼女は冷静だった。男はその様子を不審に思った。

「じゃあ、何を信じろとおっしゃるのかな」

「大自然のあるがままを」

「は……?」

「今、被災地に必要なのは何でしょうか。水、食料、電気、住処……
 それらを生み出すのは何でしょうか。エネルギー、原子力?」

「なにが言いたいんだ」

謎かけのような言葉に男は苛立ちを覚えた。
女は気にせず語りを続ける。

「もはや有害であるばかりの危険なエネルギーに用はありません。
 私達の財団は、被災地に新しいクリーンなエネルギーを届けます」

「クリーンなエネルギー?」

「それはグリーン・ジェムと言います……あの、あなたの肉体……
 あるがままの自然の身体を、私にかして頂けませんでしょうか?」

男はその話をすぐには理解できなかった。
しかし彼女の提案には、抗し難い何かを感じていた。
未知のクリーンなエネルギーなど、普通であれば
そんな突拍子もない話を信じられる筈もないが、
社会に、仕事に、生活に、孤独に、人生に行き詰まっていた彼は、
賭けてみるのも悪くない……と、思った。

「俺の身体はタダじゃない、取引次第だ。
 まず名前で呼んで欲しいね。俺は不動六郎……」

「私はミドリ……浦賀石水鳥です……よろしく、フドーさん」

―――――――――――――――――――――――――――――


グリーンジェムの制御塔。
そのエネルギーは天候をも操れる可能性を秘める。
ミドリの父『浦賀石蒼太』は
「核よりも危険」だと考え開発に反対した。
ミドリは莫大な資産を持つ浦賀石財閥の令嬢だった。
フドーが彼女に連れてこられた先は建物の半壊した工場。
震災の被害とは別に、何者かに襲撃された跡があった。

工場には財閥が採集したたくさんのグリーンジェムがあったが、
謎の組織に襲われて奪われてしまったのだとミドリは言う。

工場の地下シェルターは無事であった。
そこには緑色に染められた奇妙なスーツが厳重に保管されていた。
ミドリはそのスーツをフドーに渡す。

「なんだこれは」

「グリーンジェムのエネルギーを変換する戦闘用のスーツです」

「戦闘用?」

「被災地は汚染されていて、生身では危険です。
 最新のナノテク繊維で構成されていて放射線も防ぎます。
 これを着て、組織と戦って欲しいの……」

「びっくりすることばかりだね」

「組織の本拠地は被災地の中心部にあります。
 実は今回の震災が起こったのも、
 彼らがグリーンジェムの制御に失敗したからなの」

「ほんとかよ……」



こうしてフドーは緑色のバトルスーツに身を包み、
被災地の中心に向けて旅立った。

フドーのバトルスーツは武器を持たない。
回収したグリーンジェムのエネルギーを解放する事で
クリーンな破壊のパワーをもたらすのである! 
新世界のパシフィスト・ヒーローがここに誕生した! 

はしれフドー! がんばれフドー! 
グリーンジェムをすべて回収し被災地へエネルギーを届けるのだ! 



―――――――――――――――――――――――――――――



………………………




フドーの愛機『グリフォン』は通勤用のサイクルから
マウンテンバイクへと変形する事ができる。
このようなカスタマイズ技術も
不動流自転車輪法によるものである。
● エピローグ ●

謎の組織との戦いを終えて被災地の中心地へ入るフドー。
そこには既に被災者の姿はなかった。
ラジオをつけると、政府のレスキュー隊が到着し避難した後だという。
携帯電話も繋がるようになり、フドーは両親の無事を確認する。
安堵しながらもフドーは荒れ果てた故郷に呆然と立ち尽くしていた。

組織の人間から、フドーはグリーンジェムの秘密を聞き出す。
グリーンジェムはミドリの祖父『浦賀石太助』が
死の間際に発見した新種の鉱石であった。
自然のあるがままの力を引き出す性質を持つ。
ミドリは『クリーンなエネルギー』と主張するが、
制御に失敗すると大地震を起こすなど破壊をもたらす。
ミドリの父『浦賀石蒼太』は
「核よりも危険」だと考え開発に反対だったが、
ミドリは祖父の遺志を継ぐ事を決意した。

浦賀石蒼太は、娘のミドリが強引に推し進める
新エネルギーの開発プロジェクトを凍結しようと考えていた。
工場からグリーンジェムを奪い去った組織とは、
実はミドリの父、浦賀石蒼太が雇った者達だったのだ。

また、ミドリは
「組織がグリーンジェムの制御に失敗したから震災が起こった」
とフドーに伝えたが、これはうそであった。
組織の者達はグリーンジェムを厳重に保管し凍結するつもりだった。

それどころか、グリーンジェムを奪われた腹いせにミドリが
開発中の制御塔を使って震災を起こしたのではないかと、
組織の者達は考えていたという……。

「結局は利権か……」

フドーは瓦礫の山を見渡すと溜め息をついた。
そして、バトルスーツを介して
グリーンジェムの洗礼を受けた自分の肉体が
変化し始めているのに気付くのだった。

ボロボロになったスーツをゴミ箱に投げ捨て、
愛機『グリフォン』にまたがり、フドーは被災地を後にする……。

この後、フドーは新エネルギーの利権争いに巻き込まれ、
浦賀石財閥やミドリとも敵対する事になるが……それはまた別の物語。

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□ グラフィック素材 □
株式会社ウエストサイド様(キャラクターデザイン:千葉千夏様)
同人ゲーム制作研究所様 http://www2.ocn.ne.jp/~katokiti/
ぐったりにゃんこ様 http://guttari8.hp.infoseek.co.jp/
小麦畑様 http://wheat.x0.to/


★ その他、キャラクターの設定 ★
魔女ルビアン
炎の魔法を使う魔女。火力発電もできる。魔力は高いが、体力や素早さは低い。
そのため直接戦闘には向いておらず、主にステージの設計管理を担当している。

魔女アメシスト
風の魔法を使う魔女。風力発電もできる。マイペースな性格であまり動こうとしない。
風が感じられない地下施設などでは機嫌が悪い。暑いとすぐ脱ごうとするが露出狂ではない。

魔女クラリエル
波の魔法を使う魔女。潮力発電を得意とするが、すべての物質のエネルギーは『波』であり、
理論上はあらゆる発電を自在に操れる。しかしめんどくさがりやなので動こうとしない。

魔女パトラ
地属性の魔法を使う魔女。地熱発電もできる。
高速ショットと誘導弾を使う実力派だが、恥ずかしがり屋ですぐに背後にワープしてしまう。

魔王サンタ
アクションエディターのサンプルキャラクター。
勇者ヤシーユの宿敵、魔王クラスのキャラとして登場する事が多い。
雷撃、ウェーブ、召喚魔法で攻撃し飛行能力も持つ実力派のキャラクターだが……
奇妙な外見に加えて名前も強そうに思えないからか、ザコや変なおじさん扱いされる事も。

魔導士ベルフェゴ
アクションエディターのサンプルキャラクター。
何気に魔王クラスのキャラらしいが、サンタやアクに遠慮して強ザコの地位にいるのか?
その場から動かないが3方向のブーメラン攻撃はなかなかいやらしく避け辛い。

魔王アク
サンタと同じくアクエディ魔王クラスのキャラ。おそらく宇宙人で、UFO型の敵は配下と思われる。
近付くとすばやく逃げながら衝撃波で追い払おうとする、チキンな性格? 

魔女エムリア
落雷や分身の魔法を使いこなす魔女。
捉えどころのないミステリアスな性格で、組織のトップクラスに位置している。
能力は高いが、発電はしない。