AzDrawing2 では、レイヤのイメージはアルファ値のみの 8BIT データです。(通常のカラーイメージは RGBA の32BIT)
レイヤの設定で 「線の色」 として指定された色を RGB カラーとして使用し、その線の色(RGB)+イメージのアルファ値(A)でイメージを表示します。
そのため、一つのレイヤでは [一つの色+濃淡] で色が表現されます。
一つのレイヤでは1色しか表現できませんが、その分イメージのデータが少なく済み、また、線の色を簡単に変更できるため線画を描くのには便利です。
画像の読み込み時には、カラーイメージの場合はグレイスケールに変換してそれを濃淡情報として取り込みます。(白=透明、黒=不透明)
編集できるイメージのサイズは 9999 x 9999 px までです。
[ ↑ TOP ]
ADW (AzDrawing) | AzDrawing 専用の形式です。
レイヤ構成などの情報をそのまま保存できます。
※AzDrawing2 で保存されたファイルは、AzDrawing ver 1 の ADW
形式とは内部フォーマットが異なるため、AzDrawing2 で保存されたファイルは AzDrawing
ver 1 では読み込めません。 |
APD (AzPainter) |
AzPainter 専用の形式です。
読み込み時は、イメージのアルファ値のみを読み込み、レイヤの線の色は黒となります。 |
PSD (PhotoShop) |
PhotoShop 専用の形式です。
1bit/8bit グレースケール/8bit RGB の読み込みに対応しています。
書き込み時は 8bit RGB で保存されます。
読み込み時、1bit/8bit グレイスケールの場合はイメージを白の背景と合成した状態から濃淡を取り込み、8bit
RGB の場合はイメージのアルファ値のみを読み込みます。 |
BMP |
Windows で使用されている無圧縮の形式です。 |
PNG |
WEB などで使用され、可逆圧縮でイメージの劣化がない形式です。
読み込み時、32BIT でアルファ付きの場合はアルファ値をそのまま読み込みます。 |
GIF |
WEB などで使用され、256 色までしか使用できない形式です。 |
JPEG |
WEB などで使用され、非可逆圧縮でイメージが劣化する形式です。 |
[ ↑ TOP ]
Space+左ドラッグ : キャンバスのスクロール位置移動
Space+Ctrl+左ドラッグ : 上下にドラッグでキャンバスの表示倍率変更
Space+Alt+左ドラッグ : キャンバスを回転
Space+Alt+右クリック : キャンバスの回転をリセット
[ ↑ TOP ]
<ファイル>
- PSDに結合保存
すべてのレイヤを結合させたイメージを、1枚絵として 1bit または 8bit グレイスケール の PSD に保存します。
保存された PSD ファイルにはレイヤは含まれません。
漫画などのデータ入稿用として使ってください。
<編集>
- 全体のイメージをコピー
キャンバス全体のイメージを 24BIT のイメージでクリップボードにコピーします
- 現在のレイヤをコピー(32BIT)
現在のカレントレイヤを 32BIT のイメージでアルファ値を含んだ状態でクリップボードにコピーします。
- レイヤに貼り付け(カラーから)
クリップボードのイメージを新規レイヤに貼り付けます。
RGB カラーをグレイスケール変換した値をアルファ値として読み込みます。
- レイヤに貼り付け(32BIT)
クリップボードの 32BIT イメージを新規レイヤに貼り付けます。
32BIT のアルファ値部分をそのまま読み込みます。
※クリップボード内のイメージが 32BIT イメージでないと読み込めません。
- キャンバス拡大縮小
すべてのレイヤのイメージを拡大縮小してキャンバスサイズを変更します。
※キャンバスの範囲からはみ出している部分(キャンバス上で見えない部分)のイメージは破棄されます。
- DPI変更
DPI の値を変更します。
※イメージのサイズはそのままで値だけ変更します。
<選択範囲>
- コピー
現在選択されている範囲のイメージを内部データにコピーします。
- 切り取り
現在選択されている範囲のイメージを内部データにコピーし、その後その範囲を消去します。
- 新規レイヤに貼り付け
「コピー」「切り取り」で内部データにコピーされているイメージを、新規レイヤ上に貼り付けます。
※このコマンドではクリップボード内のイメージは貼り付けられません。
- 塗りつぶし
現在選択されている範囲内を塗りつぶします。
※選択範囲がない場合は、全体を塗りつぶします。
※オプションウィンドウでテクスチャが指定されている場合はテクスチャが適用されます。
- 消去
現在選択されている範囲内を消去します。
※選択範囲がない場合は、全体を消去します。
※オプションウィンドウでテクスチャが指定されている場合はテクスチャが適用されます。
- エクスポート(選択範囲)
インポート(選択範囲)
「エクスポート」 で、選択範囲をファイルに出力します。
「インポート」 で、ファイルから選択範囲を読み込みます。
- エクスポート(*bit PNG+選択)
選択範囲内のイメージと選択範囲を PNG ファイルと *.azdsel ファイルに出力します。
イメージは選択範囲内の必要最小部分しか出力されませんが、*.azdsel ファイルに位置情報などが保存されているので、「インポート(PNG+選択)」でイメージと選択範囲を同時に読み込めば、保存時と同じ位置に戻すことができます。
イメージの一部分を他のソフトで加工した後で、同じ場所に戻したい場合に便利です。
「8bit PNG」 でグレイスケールの PNG に出力します。
「32bit PNG」 でアルファ付きの 32bit PNG (色は黒固定)に出力します。
- インポート(PNG+選択)
指定された PNG ファイルと、同名の *.azdsel ファイルを読み込み、PNG 画像のイメージに選択範囲を適用した状態で現在のレイヤに貼り付けます。
同名の *.azdsel ファイルが存在しない場合は、矩形領域として PNG 画像全体のイメージを貼り付けます。
<フィルタ>
- (色操作)反転
値を反転させます。
- (色操作)テクスチャ適用
現在の色にオプションウィンドウで指定されているテクスチャを適用させます。
元のイメージの色とテクスチャの値が掛け合わされるので、まず普通に色を塗って、後からテクスチャを適用させたい場合などに便利です。
- 1pxドット線の補正
1px のドット線がさらに細くなるように線を補正します。
<表示>
- アニメーションテスト
各レイヤをフレームとして、アニメーションを表示します。
- 全ウィンドウの表示/非表示
現在表示されているウィンドウをすべて非表示にします。
再度実行すると非表示にする前の状態に復元します。
- グリッド表示
グリッド線を表示します。
- 分割線表示
キャンバスのサイズを元に分割するグリッド線を表示します。
- キャンバス左右反転表示
キャンバスの表示を左右反転させます。
キャンバスでの表示上のみの反転のため、実際のイメージは左右反転されません。
- 全画面表示
ウィンドウをデスクトップ全体に表示します。
- キャンバスのスクロールバー表示
メインウィンドウのスクロールバーを表示します。
- アニメーション編集モード
アニメーションの編集がしやすいように、キャンバス上での各レイヤの色を環境設定で設定された色と濃度で表示します。
- (アニメーション編集モード)先頭と終端をつなげる
アニメーション編集モード時に、表示がループになるように先頭と終端をつなげます。
最後のフレームの次は先頭のフレームが表示される、という形になります。
<設定>
- 言語
メニューなどの言語を指定します。
「デフォルト」 を指定すると、OS の言語と同じ言語ファイル(存在すれば)を使います。
同じ言語ファイルがない場合は、OS の言語が日本語ならリソースのデータを使い日本語に、OS の言語が日本語でなければ英語の言語ファイル(lang_en.txt)を使います。
※言語ファイルは exe ファイルと同じフォルダに置き、ファイル名は 「lang_**.txt」 (**は英2文字の国名)とし、UNICODE で表記します。
※Win98/Me では言語ファイルは適用されません。日本語のみの表示となります。
[ ↑ TOP ]
ブラシ描画 |
ブラシウィンドウのカレントブラシで描画します。
タブレットペンの消しゴム(テール)部分で描画した場合は、”登録ブラシ[1]” のブラシで描画されます。
(自由線時のみ)Shift+左右に左ドラッグ : 現在のブラシのサイズを変更します。1px 移動した際のブラシサイズの増減幅は環境設定で指定できます。 |
ドットペン |
1〜3px のドット線を描画します。
タブレットペンの消しゴム(テール)部分で描画した場合は、”登録ブラシ[1]” のブラシで描画されます。
※テクスチャは無効です。
[1px/2px/3px] … 線の太さを指定します。
[細線] … 線がなるべく細くなるように描画します。
[消しゴムブラシ選択時、ブラシ描画] … ブラシウィンドウで消しゴムタイプのブラシが選択されている場合は、そのブラシでブラシ描画します。
[右ボタン:1px消しゴム] … 右ボタンでドラッグした場合、1px 消しゴム(自由線)で描画します。
(自由線時のみ)Shift を押しながらドラッグ : 1px の消しゴムで描画します。 |
図形塗りつぶし | 図形で塗りつぶします
[濃度] … 塗りつぶしの濃度を指定します。
[重ね塗り/比較上書き/完全上書き] … 色の塗りタイプを指定します。
- 重ね塗り : 元の色の上に重ねて色を塗ります。
- 比較上書き : 塗る色が元の色より濃度が大きければ、塗る色をそのまま上書きします。
- 完全上書き : 元の色に関係なく塗る色をそのまま上書きします。
[アンチエイリアス] … 図形の縁をアンチエイリアスで滑らかにします。 |
図形消しゴム | 図形で消去します |
塗りつぶし |
キャンバス上で左クリックし、その位置から線で囲まれている部分を塗りつぶします。
[アンチエイリアス自動] … 線のアンチエイリアス部分を自動で判断し塗りつぶします。
(塗る濃度がクリックした位置の濃度より低い場合、塗りつぶしは行われません)
[指定濃度未満の範囲] … 指定された濃度未満の範囲を塗りつぶします。
[参照レイヤ有効] … レイヤウィンドウで”塗りつぶし参照レイヤ”に指定されたレイヤを有効にして塗りつぶします。
+Alt : 参照レイヤを無効にしてカレントレイヤで判定させます。
塗りつぶしタイプについて
「アンチエイリアス自動」 は自動で濃淡を判断して塗りつぶしますが、線が細くなっている部分などでは塗り残しが出る場合があります。
「指定濃度未満の範囲」 は指定された濃度未満となっている色の範囲を塗りつぶします。
確実に太い&濃い線で囲まれている場合などに有効です。
下の指定濃度の値を 255 に指定しておくと、色(アルファ値)の値が 255 未満の部分はすべて塗りつぶされることになるので、色の薄いアンチエイリアスの部分を綺麗に塗りつぶすことが出来ます。
「指定濃度未満の範囲」 では 「アンチエイリアス自動」 では塗りつぶせない細い部分も塗りつぶせる場合が多くなりますが、逆にちょっとでも色の薄い線があると塗りつぶしがはみ出てしまうので、細い線で囲まれているなら 「アンチエイリアス自動」、太い線で囲まれているなら 「指定濃度未満の範囲」 というように使い分けてください。
参照レイヤについて
レイヤウィンドウの各レイヤでバケツ形のアイコンにチェックを入れると、そのレイヤを塗りつぶし範囲の判定用として参照します。
別のレイヤで塗りつぶし範囲を参照して、カレントレイヤでその範囲を塗りつぶすことが出来ます。
(参照レイヤがない場合は、カレントレイヤで判定されます)
参照レイヤは複数指定することができます。
複数指定された場合はそのすべてのレイヤを合成したイメージで判定します。 |
不透明範囲消し |
キャンバス上で左クリックし、その位置から塗りつぶしの要領で不透明な(色が塗られている)範囲を消去します。
※テクスチャは無効です。
+Alt : 参照レイヤを無効にしてカレントレイヤで判定させます。 |
閉領域塗りつぶし |
指定された範囲の中で、閉じている領域(線で囲まれている部分)の内部を塗りつぶします。
処理としては、指定された範囲の外側から塗りつぶして、そこで塗りつぶされなかった部分に色を付けるというやり方となっています。
塗り残しをつぶす場合などに便利です。
描画タイプが[ブラシ]の場合は、現在のカレントブラシを使ってフリーハンドで範囲を指定します。 |
グラデーション |
グラデーションを描画します。
左ドラッグで直線を引き、始点と終点を指定してください。
線形/円形/矩形のグラデーションを描画できます。
※アルファ値のグラデーションになるので、通常の白黒グラデーションとは異なります。
[反転] … グラデーションのパターンを左右反転させます。
[繰り返し] … 始点〜終点の範囲外ではグラデーションを繰り返します。
[編集] … グラデーションパターンを編集します。
[登録] … 登録されているパターンの呼び出しや現在のパターンの登録を行います。
パターンの編集について
途中で色を変化させる場合、変化させたい位置にポイントを追加して、ポイントの色(濃度)を指定します。
[<<]「>>」 … 現在選択されているポイントの一つ左/右のポイントを選択します。
[削除] … 現在選択されているポイントを削除します。
左クリック : 押した位置にポイントがなければその位置にポイントを新規作成します。ポイントがある場合はそのポイントを選択します。
ポイントを左ドラッグ : ポイントの位置を移動させます。
Ctrl+左クリック : 現在選択されているポイントと押した位置のポイントの間のポイントを等間隔に並べます。
Alt+左クリック : 押した位置のポイントを削除します。
パターンの登録について
よく使うパターンは登録して保存しておくとすぐに呼び出せて便利です。
※現在のパターンと登録したパターンはそれぞれ別に存在するデータです。登録から呼び出したパターンを編集しても、登録側のデータは変更されません。
- 一番下の 「+」 の部分を左クリックすると、最後の位置に現在のパターンが追加登録されます。
- 登録されているパターンを左クリックすると、そのパターンを呼び出すことができます。
- 登録されているパターンの横の 「←┘」 ボタンを押すと、現在のパターンがその位置にセットされます(パターンの置き換え)
- 「×」 ボタンを押した場合は、そのパターンが登録から削除されます。
|
テキスト |
テキストを描画します。
左クリックで描画位置を指定すると文字入力画面が出るので、文字を入力後 「描画」 ボタンで実際に描画されます。
文字入力中にキャンバス上を左クリックすると、描画位置を変更できます。
文字入力中、テキスト欄にカーソルがある状態でAlt+矢印キーを押すと、描画位置を1px移動できます。
[縦書き] … 縦書きで描画します。縦書きに対応していないフォントの場合は指定できません。
[半角文字は横書き] … 縦書き時、半角文字がある場合は、半角文字が続く分だけ横書きにします。「!!」 や数字を横に並べたい場合などに便利です。 |
ものさし |
指定直線間の長さを測ります。
左ドラッグで直線を引くと、ステータスバー上に線の長さ(px と cm)と角度が表示されます。
(直線を引いている間だけ表示されます。直線を引いた後は何も起こりません) |
移動 |
左ドラッグでイメージの位置を移動させます。
選択範囲がある場合は、選択範囲の位置も一緒に移動します。
※移動ツールで選択範囲内のイメージのみを移動させることはできません。範囲内のイメージのみを移動したい場合は、選択範囲ツール上で行ってください。
[カレントとグループレイヤ] … カレントレイヤと、レイヤウィンドウでグループに指定されているレイヤを移動させます。
[カレントレイヤのみ] … グループレイヤが存在しても関係なくカレントレイヤのみ移動させます。
[全てのレイヤ] … 全てのレイヤをまとめて移動させます。
+Shift : 水平方向にのみ移動させます。
+Ctrl : 垂直方向にのみ移動させます。
+Alt : カレントレイヤのみ移動させます。
複数レイヤを同時に移動させたい場合に便利な機能です。
レイヤウィンドウ上で、フォルダ形のアイコンにチェックが入っている場合はグループレイヤとして扱われます。
(グループレイヤの機能は、移動ツール時のみに適用されます)
≪通常グループ化≫
レイヤウィンドウで普通にアイコンをクリックした場合は通常のグループレイヤとして扱われます。
この場合、カレントレイヤとグループレイヤに指定されたレイヤ(複数可)が移動対象となります。
≪下レイヤをグループ化≫
レイヤウィンドウでアイコンをダブルクリックまたはShift+左クリック してチェックした場合は、「下レイヤをグループ化」 となります。
この場合、カレントレイヤで 「下レイヤをグループ化」 のチェックが入っていれば、カレントレイヤとその下のレイヤが移動対象となります。
また、カレントレイヤの下のレイヤでさらに 「下レイヤをグループ化」 のチェックが入っている場合は、さらにその下のレイヤも移動対象となり、 「下レイヤをグループ化」 のチェックがないレイヤが出るまで下のレイヤを移動対象として追加します。
まとめて移動したいレイヤが下に繋がっていて頻繁に移動させる場合は、下レイヤをグループ化させると便利です。
※「下レイヤをグループ化」 はカレントレイヤの下のレイヤのみ移動対象として検索するので、「下レイヤをグループ化」 で繋がっている上のレイヤまでは検索しません。下レイヤグループ化のすべてのレイヤを移動させたい場合は、グループ化の一番上のレイヤをカレントにして移動させる必要があります。
≪例≫
レイヤA [下レイヤをグループ化]
レイヤB [下レイヤをグループ化]
レイヤC
レイヤD [通常のグループ化]
・ カレントレイヤが A の場合、A・B・C が同時に移動
・ カレントレイヤが B の場合、B・C が同時に移動 (※上のレイヤ [A] は対象外)
・ カレントレイヤが C の場合、C・D が同時に移動
・ カレントレイヤが D の場合、D のみ移動 |
キャンバス回転 |
キャンバスを左ドラッグで回転させます。
キャンバス中央に対するカーソルの位置が回転角度となります。
+Ctrl : 45度単位で回転します。
右クリック : 回転をリセット(0度に)します。 |
矩形編集 |
(イメージに対する)四角形の範囲を指定し、その範囲内のイメージを編集したりします。
左ドラッグで範囲を指定してください。
範囲指定後は処理タイプによってすぐに処理が実行されるか、設定画面でパラメータを指定した後処理されます。
+Ctrl : 範囲を正方形にします。
- 左右反転
イメージを左右反転させます。
- 上下反転
イメージを上下反転させます。
- 拡大縮小&回転
イメージを拡大縮小&回転させます。
- トリミング
指定範囲を新しいキャンバス範囲としてトリミングします。
|
選択範囲 |
選択範囲を指定します。
[選択範囲の色・色の濃度] … キャンバス上の選択範囲の色と濃度を指定します。
[ブラシ描画時は常に範囲追加] … 描画タイプが[ブラシ]の場合、普通に描画した時は常に範囲を追加させます。チェックがONの場合は、[ブラシ]時に選択範囲内を操作してもイメージが移動することはありません。
選択範囲内を左ドラッグ : 範囲内のイメージを移動させます。左ボタンを離した時点でイメージ移動は確定されて移動先のイメージと合成されるので、移動した後再度ドラッグで移動させると、合成されたイメージを新たに移動させることになります。
選択範囲内をEnter+左ドラッグ : 範囲内のイメージを上書き移動させます。
+Shift : 現在の範囲に新たに範囲を追加します。
+Alt : 現在の範囲から指定範囲を削除します。
描画タイプについて
描画タイプが[ブラシ]の場合は、ブラシウィンドウのカレントブラシを使って範囲が描画されます。
描画タイプが[ブラシ以外]の時に選択範囲外を操作した(左ボタンを押した)場合、現在の選択は解除してから新しく範囲を指定するという形になります。
描画タイプが[ブラシ]で範囲外を描画した場合は常に範囲の追加となります。
選択範囲について
- 選択範囲は、ツールが[選択範囲]以外に変更された後も有効です。
- 選択範囲を解除する場合は、メインメニューの 「選択解除」 を実行してください。
- [ブラシ描画]などの描画ツールでは、選択範囲がある場合は選択範囲内にしか描画できません。
- フィルタ処理時も、選択範囲がある場合は選択範囲内のイメージにしか適用されません。
|
スポイト |
クリックした位置の色(濃度)を取得し、現在のブラシの濃度にセットします。
(取得した濃度が 0 [透明] だった場合はセットしません)
通常のクリックでカレントレイヤ上の濃度を取得します。
+Shiftで全レイヤを合成した後の濃度を取得します。 |
[ ↑ TOP ]
<ブラシ描画/ドットペン>
自由線 | フリーハンドで線を描画します。
オプションウィンドウで[定規]がONになっている場合は、その指定された形に沿うように描画されます。
[定規]がONの場合は、Alt+左ドラッグ/クリックで各定規のパラメータ(角度や中心位置など)を指定します。 |
直線 |
直線を描画します。
左ドラッグで始点と終点を指定してください。
+Ctrlで45度単位の線を引きます。 |
四角 |
四角形の枠を描画します。
左ドラッグで枠の左上と右下を指定してください。
+Ctrlで正方形の形にします。 |
円 |
円を描画します。
左ドラッグで円の中心と大きさを指定してください。
+Ctrlで正円にします。 |
連続直線 |
連続した直線を描画します。
まず左クリックで始点を指定し、その後は左クリックで終点を指定して線を引くの繰り返しです。
右クリックまたはEnterキーで描画を終了します。
+Ctrlで45度単位の線にします。
BackSpaceキーを押すと、一番最後の点と一番最初の点を線で結んでから描画を終了します。 |
集中線 |
集中線を描画します。
まず左クリックで中心点を指定し、その後は左クリックで中心点〜クリックした位置の直線を描画します。
右クリックまたはEnterキーで描画を終了します。
+Ctrlで45度単位の線にします。 |
ベジェ曲線 |
4点のベジェ曲線を描画します。
(1) 直線を引く時と同じように左ドラッグで始点と終点を指定します。
(2) 一つ目の制御点を左クリックで指定します。
(3) 二つ目の制御点を左クリックで指定します。
(4) 曲線が描画されます。
右クリックまたはEnterキーで描画をキャンセルします。 |
スプライン曲線 |
指定した複数の通過点を必ず通る曲線を描画します。
左クリックで曲線の通過点を複数指定していき、右クリックまたはEnterキーで通過点の指定を終了して曲線を描画します。
Ctrl+左クリックで通過点を追加すると、その位置の筆圧は 0 になります(普通にクリックすると筆圧は最大)
BackSpaceキーを押すと最後に追加した通過点を削除して一つ前に戻ります。 |
<図形塗りつぶし、ほか>
四角形塗りつぶし | 左ドラッグで枠の左上と右下を指定してください。
+Ctrlで正方形の形にします。 |
円塗りつぶし |
左ドラッグで円の中心と大きさを指定してください。
+Ctrlで正円にします。 |
多角形塗りつぶし |
まず左クリックで始点を指定し、以降は左クリックで終点を指定して連続した直線を引いていきます。
右クリックまたはEnterキーで実際に描画されます。
一番最後の点と一番最初の点は自動で結ばれ、これまでの直線からなる多角形の内部が塗りつぶされます。
線を引いている間は+Ctrlで45度単位の線となります。
ESCキーを押すと、描画をキャンセルします。 |
投げ縄塗りつぶし |
フリーハンドで塗りつぶす範囲を指定します。
一番最初の点と一番最後の点は自動的に結ばれます。 |
[ ↑ TOP ]
ツールの設定や、他の機能に関する設定を行います。
ツール
各ツールの設定が表示されます。
定規
定規機能をONにすると、[ブラシ描画]または[ドットペン]ツールで描画タイプが[自由線]の時に、指定した形に沿うように線を描画することができます。
漫画のスピード線や集中線などを描くのに便利です。
各タイプのパラメータ(角度など)はキャンバス上で
Altキーを押しながら左ボタンをドラッグまたはクリックで変更できます。
下の 「角度」 や 「中心位置」 のボタンでは、現在指定されている角度や中心位置を登録したり、呼び出すことが出来ます。
- OFF
定規機能をOFFにして通常の自由線を描画します。
- 平行線
指定した角度の直線を描画します。
Alt+左ドラッグで直線を引いて角度を指定できます。
- 格子線
指定した角度の直線、またはその90度の角度の直線を描画します。
Alt+左ドラッグで直線を引いて角度を指定できます。
- 集中線
指定した中心位置に集中する直線を描画します。
Alt+左クリックで中心位置を指定できます。
- 正円
指定した位置が円の中心になる正円を描画します。
Alt+左クリックで中心位置を指定できます。
- 楕円
指定した楕円の中心位置と形が同じ楕円を描画します。
Alt+左ドラッグで円の中心と楕円の形を指定できます。
テクスチャ
各ツールの描画時に適用されるテクスチャ画像を指定できます。
(一部テクスチャが適用されないツールもあります)
詳しくは →
テクスチャ・ブラシ画像について
入り抜き
[ブラシ描画]ツールで描画タイプが[直線][連続直線][集中線][ベジェ曲線]の時に、直線または曲線に入りと抜きを付けることが出来ます。
[直線/通常時] … [直線][連続直線][集中線]の時に普通に描画した場合の入り抜き指定です。
[直線/+Alt時] … [直線][連続直線][集中線]の時に
Altキーを押しながら描画した場合の入り抜き指定です。
[ベジェ曲線/通常時] … [ベジェ曲線]の時に普通に描画した場合の入り抜き指定です。
[ベジェ曲線/+Alt時] … [ベジェ曲線]の時に
Altキーを押しながら描画した場合の入り抜き指定です。
[入り] … 線の始点から終点に向かって何%の部分を入りとするかを指定します。値は 0 〜 100 です。
[抜き] … 線の終点から始点に向かって何%の部分を抜きとするかを指定します。
※ベジェ曲線の場合は、線の長さに対する%位置ではなく、実際にはベジェ曲線の制御点位置によって変化するため、あくまで目安の値としてください。
入りと抜きを両方 0 にすると、入り抜きなしとなります。
入りを 100、抜きを 0 にすると、始点が筆圧 0、終点が筆圧最大の線となります。
入りを 0、抜きを 100 にすると、始点が筆圧最大、終点が筆圧 0 となります。
入りを 20、抜きを 30 にすると、始点が筆圧 0、始点から 20 %の位置〜終点から 30 %の位置までが筆圧最大、終点が筆圧 0 となります。
設定1
設定に関する項目を指定します。
- イメージ背景色
イメージの背景の色を選択&変更します。
背景色は複数登録しておけるので、使用したい色を選択し、「...」 ボタンで色を変更できます。
- オプションタブを複数行にする
オプションウィンドウのタブを複数行表示にして項目全体を表示するようにします。
チェックが OFF だと単一行表示となり、タブ全体がウィンドウサイズに収まらない場合はスクロールのボタンが表示されます。
[ ↑ TOP ]
レイヤの操作を行います。
<操作>
左クリックでカレントレイヤ(現在編集対象となっているレイヤ)を変更します。
左ダブルクリックでレイヤの設定を行います。
右クリックでクリックした位置のレイヤに対するサブメニューが表示されます。
左ボタンでドラッグ&ドロップで、レイヤの位置を変更します。
Ctrl+左クリックで、カレントレイヤの変更と 「カレントレイヤのみ表示」 を同時に実行します。
レイヤウィンドウに画像ファイルをD&Dすると、その画像をレイヤとして新規追加します(複数ファイル可)
<レイヤの情報>
- 左に表示されているのがレイヤ画像のプレビューです。
(プレビュー画像はレイヤが変更された時などに更新されます。リアルタイムでは更新されません)
- プレビューの右下の小さい四角では、レイヤの線の色が表示されます。
- レイヤ名の左にある四角をクリックすることでレイヤの表示/非表示を切り替えることができます。
- 3つ連なっているアイコンの一番左は、マスクレイヤの指定です。その右は塗りつぶしの参照レイヤの指定、さらにその右はグループレイヤの指定です。
- 3つのアイコンの左にある小さい□は、チェックボックスです。クリックでチェックのON/OFFができます。
▼ボタンメニューでの「チェックレイヤを表示/非表示」などの実行時に使われます。
- 右下のバーの上で左クリック/ドラッグすることでレイヤの不透明度を変更することができます。
<レイヤ設定>
- 名前 − レイヤの名前を指定します。レイヤ名は24文字までです。
- 不透明度 − レイヤの不透明度を指定します。
- (アニメーション)フレームタイプ − アニメーション時のフレームタイプを指定します。
- (アニメーション)表示フレーム数 − アニメーション時のフレームの表示時間を指定します。1つのフレームの表示時間×表示フレーム数が表示時間となります。
- 色 − レイヤの線の色を指定します。パレットでは、左クリックで指定した色を呼び出し、右クリックで現在の色を登録します。
<メニュー>
- 新規作成 − レイヤを新規作成し、現在のレイヤの上に追加します。
- 画像から新規作成 − 画像ファイルから画像を読み込み、それをレイヤとして新規作成します。
- 複製 − 現在のレイヤを複製します。
- 削除 − 現在のレイヤを削除します。
- カレントレイヤ消去 − 現在のレイヤのイメージを全て消去して透明にします。
- 下レイヤに結合移動 − 現在のレイヤのイメージを下のレイヤに結合させ、その後現在のレイヤをクリアします。
- 下レイヤと結合 − 現在のレイヤと下のレイヤのイメージを結合させ、その後現在のレイヤは削除します。
- 表示レイヤを全て結合 − 現在表示されている全てのレイヤを一番下のレイヤに結合させます。
- 表示レイヤを全て新規レイヤに結合 − 現在表示されている全てのレイヤを新規レイヤに結合します。
- 上に移動/下に移動 − 現在のレイヤの位置を一つ上/下に移動します。
- カレントレイヤのみ表示 − 現在のレイヤのみ表示し、他のレイヤを非表示にします。
- すべて表示 − 全てのレイヤを表示させます。
- すべて非表示 − 全てのレイヤを非表示にします。
- グループレイヤを表示/非表示 − カレントレイヤと「グループレイヤ」によってグループに属するレイヤの表示状態を反転させます(グループの関係性は移動ツールでのグループと同じです)
- チェックレイヤを表示/非表示 − 各レイヤのチェックボックスでチェックされているすべてのレイヤの表示状態を反転させます。
- アルファ付きPNGに保存 − 現在のレイヤをアルファ付きの 32BIT PNG に保存します。
マスクレイヤについて
マスクレイヤは、任意のレイヤをマスクとして指定することで、描画時にマスクレイヤのイメージで透明な部分は描画させないようにするといったことができます。
マスクレイヤはすべてのツールの描画時・フィルタ描画時などで有効です。
- マスクレイヤとして参照できるのは一つのレイヤだけです。複数のレイヤをマスクとして参照することはできません。
- レイヤのアイコンの一番左にあるアイコンをクリックすることでマスクレイヤの指定と解除ができます。
- アイコンをダブルクリックまたはShift+左クリックすることで、「下レイヤでマスク」 にすることができます。
- 普通にアイコンをクリックした場合は任意の一つのレイヤをマスクとして指定することができます。
「下レイヤでマスク」 に設定した場合は、その設定されたレイヤ上に描画する時は常に下にあるレイヤがマスクとして参照されます。
「下レイヤでマスク」 は複数のレイヤで設定できます。
- 「下レイヤでマスク」 が設定されているレイヤの下のレイヤ(マスクとして参照するレイヤ)でさらに 「下レイヤでマスク」 が設定されている場合は、さらにその下のレイヤがマスクとして参照されます。
「下レイヤでマスク」 が下方向に複数連なっている場合は、「下レイヤでマスク」 がOFFのレイヤが見つかるまで下のレイヤが検索されます。
- マスクレイヤは、描画時に適用されます。
そのため、他のグラフィックソフトにあるようなレイヤマスクとは処理が異なります(他のソフトでは通常キャンバスの表示に適用されます)
- マスクレイヤが指定されている場合、レイヤに何かを描画する際にはマスクレイヤのイメージの値が参照されます。
マスクのイメージが透明だった場合は何も描画せず、マスクのイメージが透明以外だった場合は描画結果の値がマスクの値より大きければマスクの値に補正されます。
よって、マスクレイヤがある場合は、そのイメージより濃い色は描画できなくなります。
≪マスクレイヤの例≫
[レイヤA] <下レイヤでマスク>
[レイヤB]
[レイヤC] <通常のマスクレイヤ指定>
[レイヤD] <下レイヤでマスク>
[レイヤE] <下レイヤでマスク>
[レイヤF]
・カレントレイヤが A の場合、B がマスクとして適用されます。
・カレントレイヤが B・C・F の場合、C がマスクとして適用されます。
・カレントレイヤが D・E の場合、F がマスクとして適用されます。
塗りつぶし参照について
塗りつぶしマーク上をクリックすると、塗りつぶし参照レイヤのON/OFFを切り替えることができます。
塗りつぶしツール時に、マークがチェックされているレイヤを塗りつぶしの判定用として参照できます。
詳しくは →
塗りつぶしツール
グループレイヤについて
フォルダ型のマーク上を左クリックすると、グループレイヤのON/OFFを切り替えることができます。
マークを
左ダブルクリックまたは
Shift+左クリックすると、「下レイヤをグループ化」 にすることができます。
※グループレイヤは基本的に
[移動]ツール時のみに適用される機能です。
詳しくは →
移動ツール
右クリックでのメニューについて
レイヤ一覧上で右クリックすることで、クリックした位置のレイヤに対して各情報の変更などを行えます。
- 一覧上で色を強調
このチェックがONのレイヤは、レイヤ一覧上において背景色や枠の色が強調されます。
レイヤが多い場合に区切りの目印として使ったりすることができます。
[ ↑ TOP ]
ブラシの管理を行います。
数値を指定する各バー上では、
右ボタンクリックまたはCtrl+左クリックで押した位置の方向へ [通常の増減分×10] の値を増減できます。また、▲▼ボタン上で
Ctrl+左クリックでも [通常の増減分×10] の値を増減できます。
サイズ/濃度リスト
一番上の領域では、頻繁に使うブラシのサイズと濃度を登録しておくことですぐに呼び出すことができます。
- 左クリックで、登録してあるサイズ/濃度を現在のブラシに適用させます。
- 右クリックでメニューが表示されます。
- Alt+左クリックで、押した位置のサイズ/濃度を削除できます。
- 追加(サイズ) − サイズを追加登録します。半角の’/’(スラッシュ)で値を区切ると複数のサイズをまとめて登録できます。
- 追加(濃度) − 濃度を追加登録します。
- 削除 − 右クリックで押した位置のサイズ/濃度を削除します。
ブラシ一覧
真ん中の領域では、ブラシの一覧が表示されます。
- 左クリックで選択を変更できます。
- 右クリックでメニューが表示されます。
- 左ダブルクリックでブラシの名前を変更できます。
- ドラッグ&ドロップでブラシの位置を移動できます。
- 追加 − 一番最後にブラシを新規追加します。
- 挿入 − 右クリックで押した位置にブラシを新規挿入します。
- 削除 − 右クリックで押した位置のブラシを削除します。
- 設定 − 右クリックで押した位置のブラシの名前を変更します。
- クリップボードにコピー(テキスト形式) − 右クリックで押した位置のブラシのデータをテキスト形式でクリップボードにコピーします。
- クリップボードから追加 − クリップボードのテキストからブラシデータを読み込み、新規追加します。
- 登録ブラシ指定解除 − 右クリックで押した位置の登録ブラシの指定を解除します。
- 登録ブラシ[*]に登録 − 右クリックで押した位置のブラシを指定した番号の登録ブラシに登録します。
<登録ブラシについて>
ブラシを [登録ブラシ] として登録しておくと、キー設定で、キー押しでのブラシ切り替えや、キー+操作での描画に使用することができます。
なお、
登録ブラシ[1]はテールスイッチ(タブレットペンの消しゴム部分)で描画した際に使われるブラシです。
ブラシ項目
下の領域では、現在選択されているブラシの項目を設定できます。
データタイプ |
- 連動保存 − 値が変更されたら連動してブラシデータに保存されます。
- 手動保存 − 値を変更した場合、右の保存ボタンを押すことでブラシデータに保存されます。保存ボタンを押さなかった場合、ブラシの選択が変わると変更した値は適用されず元に戻ります。
- 完全固定 − 値が変更されないよう完全に固定します。
|
サイズ |
ブラシの直径サイズ(px)を指定します。
右の「▼」ボタンを押すと、最大サイズを変更できます。 |
濃度 |
ブラシの濃度を指定します。 |
補正 |
手ぶれ補正のタイプと適用の強さを指定します。
右の数値は、過去の点をどれだけ参照するかという値です。
過去の点を多く参照するほど適用が強くなりますが、その分現在の描画位置がカーソルよりずれます。 |
塗りタイプ |
- ペン/重ね塗り − 元の色に、現在塗ろうとしている色を重ねます。
- ペン/比較上書き − 現在塗ろうとしている色が元の色より濃ければ値を上書きします。テクスチャを塗るときや線画でジャギーを抑える時などに使えます。
- ペン/完全上書き − 元の色に関係なく、現在塗ろうとしている色をそのまま上書きします(ブラシ画像の透明部分は描画されない)。「アンチエイリアス」がONだとおかしな描画になるので、基本的に「アンチエイリアス」はOFFにして使ってください。テクスチャを上書きしたい時や濃度の低い色を上書きしたい時などに使えます。
- 消しゴム − 消しゴムにします。
- ぼかし − ぼかしにします。
- ペン/完全上書き2 − 「ペン/完全上書き」 ではブラシ画像の透明部分は描画されませんでしたが、透明部分もそのまま上書きします。ブラシ画像をそのまま上書きして貼り付けたい時に使えます。
|
筆圧・サイズ最小 |
筆圧が最小の時のブラシサイズを、最大サイズに対する%で指定します。 |
筆圧・濃度最小 |
筆圧が最小の時のブラシ濃度を、最大濃度に対する%で指定します。 |
間隔 |
線の点と点の間の間隔を指定します。
値が小さいほど間隔が狭くなり、値が大きいほど間隔が大きくなります。
1.0でちょうど点が連なる状態になります。
基本的に、線画を描画する場合は0.1以下、色を塗るなど大きいサイズで塗る場合は0.15〜というように調整してください。
間隔が狭くなるとそれだけ描画する点が増えるため、処理が重くなります。 |
ランダムサイズ・最小 |
ブラシサイズをランダムで変化させたい場合、ランダムのサイズの最小となる値を最大ブラシサイズに対する%で指定してください。
[最大サイズ×値÷100〜最大サイズ] の間でサイズがランダムに変更されます。
100.0 に指定すると、ランダムは OFF となります。 |
ランダム位置・最大距離 |
点の描画位置をランダムでずらすことができます。
[描画時のサイズ×値] を半径として、その範囲内でランダムで位置がずれます。
ランダム位置の範囲は、「円形範囲」「矩形範囲」 から選択することができます。
「円形範囲」 では、ランダムの半径+ランダムの角度から円の範囲内で位置が計算されます。
「矩形範囲」 では、ランダムの半径における矩形の範囲内で位置が計算されます。 |
筆圧/サイズ
筆圧/濃度 |
筆圧を曲線で調整することができます。
曲線が上に曲がるほど書き味が柔らかく、下に曲がるほど硬くなります。
左クリック/ドラッグで位置を指定すると、曲線が変化します。
Ctrl+左クリックで曲線をリセットすることができます。
横の▲▼ボタンで微調整することもできます。 |
ブラシ画像 |
ブラシ画像を指定します。
「デフォルト」 で通常の円の形状になります。
右クリックすると、「デフォルト」 に指定されます。
※ブラシ画像は正方形サイズ(幅と高さが同じ)でなければなりません。
詳しくは → テクスチャ・ブラシ画像について |
回転タイプ |
ブラシ画像のイメージを回転させるタイプを指定します。
一定角度 − 「回転角度」 で指定された角度で回転させます。
進行方向 − 線描画時の進行方向の角度に回転させます。 「回転角度」 で指定された角度が基準となります。 |
回転角度 |
回転角度を指定します。
3時の方向が 0 度で、右回りに回転します。 |
回転ランダム |
ランダムで回転させる場合の角度の幅を指定します。
0 でランダム回転なし、180 で 360 度ランダム回転となります。
指定された値の -n 〜 n 度だけランダムに変化します。 |
テクスチャ |
テクスチャ画像を指定します。
右クリックすると、「テクスチャなし(強制)」に指定されます。
「テクスチャなし(強制)」で、強制的にテクスチャをなしにします。この場合、オプションウィンドウでテクスチャが指定されていてもこのブラシではテクスチャはなしとなります。
「オプション指定を使う」で、オプションウィンドウで指定されているテクスチャを使用します。
詳しくは → テクスチャ・ブラシ画像について |
アンチエイリアス |
アンチエイリアスONで、濃淡を付けて線を滑らかに描画します。 |
曲線 |
線を曲線で補間します。 |
[ ↑ TOP ]
キャンバスのイメージを全体表示または任意の倍率で表示します。
<操作>
左ボタンクリック/ドラッグでメインウィンドウのキャンバスをスクロールさせます。プレビューウィンドウ上で押されている位置がスクロールの中心になります。
右ボタンドラッグでプレビューウィンドウ上のイメージをスクロールさせます(任意倍率での表示時)
<メニュー>
- ウィンドウに合わせて全体表示
ウィンドウ全体に画像が表示されるように自動で倍率を調整します。
これが指定されている場合は、任意の倍率で表示することは出来ません。
- 左/右ボタン動作の入れ替え
左ボタンと右ボタンの操作を入れ替え、左ボタンでプレビューウィンドウのイメージスクロール、右ボタンでメインウィンドウのキャンバススクロールを行うようにします。
- 倍率(**%)
表示倍率を変更します。
「ウィンドウに合わせて全体表示」 がONの場合は、自動的に全体表示がOFFになります。
[ ↑ TOP ]
他の画像ファイルを読み込んで表示します。
資料画像として表示させておく場合などに使います。
<操作>
左ボタンドラッグで、イメージの位置を移動できます。
右ボタンドラッグで、スポイト用のメニューが表示されます(クリックした位置の色を取得し、レイヤの線の色やブラシの濃度にセット)
<メニュー>
- 開く − 画像を読み込みます。
- 次のファイル/前のファイル − 同じフォルダ内の次のファイル/前のファイルを読み込みます。
- クリア − 画像をクリアします。
- 画像をウィンドウ内に収める − 画像がウィンドウ全体に収まるように倍率を調整して表示します。
- ウィンドウを画像に合わせる − 画像が変わったり表示倍率が変更された時に、ウィンドウサイズを画像のサイズに合わせます。
[ ↑ TOP ]
<1>
- (起動時の初期値)イメージサイズ
ソフト起動時のキャンバスのイメージサイズを指定します。
- (起動時の初期値)表示倍率
ソフト起動時の初期表示倍率を指定します。
- 背景色
キャンバスのイメージ範囲外の背景色を指定します。
- 倍率・回転の1段階の増減幅
キャンバスの表示倍率・回転角度を1段階変化させる時にどれだけの値を増減させるかを指定します。
ツールウィンドウの表示倍率/回転の「+」「−」ボタン、また、キー設定での「1段階拡大/縮小」「1段階回転」時に使用されます。
「<100%」 では、現在の倍率が 100% 以下の場合の増減幅を指定します。
「>100%」 では、現在の倍率が 100% 以上の場合の増減幅を指定します。
「回転」 では、回転角度の増減幅を指定します。
- アンドゥ回数
アンドゥの最大回数を指定します。
- +Shiftブラシサイズ変更時の増減値
[ブラシ描画] ツール時、Shift+ドラッグでブラシサイズを変更する際に 1px
移動するごとにどれだけブラシサイズを増減させるかを指定します。
- 右ボタン動作
キャンバス上で右ボタンが操作された時の動作を指定します。
- マウスホイール動作
キャンバス上でマウスホイールが上下された時の動作を指定します。
- ブラシ/ドットツール時のカーソル
[ブラシ描画] [ドットペン] ツール時のマウスカーソルを指定します。
上記ツール時のマウスカーソルを自分で用意したマウスカーソルに変更することができます。
カーソルファイル(*.cur)を AzDrawing2.exe と同じフォルダに置いてください。
<2 (チェック)>
- 上書き保存時、確認する
上書き保存時にメッセージを表示して確認します。
- タイトルバーのファイル名にはパスを含まない
メインウィンドウのタイトルバーには現在編集中のファイル名が表示されますが、そのファイル名にはフォルダを含まないファイル名のみを表示します。
- メインウィンドウを自動アクティブ
メインウィンドウ上でマウスカーソルが移動した場合、自動的にメインウィンドウをアクティブの状態にします。
- アンドゥデータはすべてファイルに出力
アンドゥデータは、サイズの大きいものは Windows の作業フォルダにファイルとして出力され、サイズの小さいものはメモリ上に作成されますが、このチェックをONにするとアンドゥデータはすべてファイル上に出力されます。
少しでもメモリへの負担を少なくしたい場合に使用してください。
- タブレットのペン/テール変更時、ブラシ選択も変更
タブレットのペンとテール(消しゴム)が変更された場合(ペンを上下に持ち替えた場合)、ブラシの選択も連動して変更します。
タブレットのテール部分で描画する場合は、”登録ブラシ[1]” に登録されているブラシが使用されます。
- 描画時、ブラシサイズを円で表示
[ブラシ描画] ツール時、線が描画されている間ブラシの最大サイズを円で表示します。
ブラシサイズが指定px以上の場合のみ表示させることができます。
- ADW形式以外での上書き保存時、メッセージ表示
現在の編集ファイルが ADW 形式以外の場合に上書き保存しようとした時、メッセージを表示して確認します。
- 直線系描画時、ステータスバーに長さと角度を表示
「直線」「連続直線」「集中線」 の描画時、線を引いている間その線の長さと角度をステータスバーに表示させます。
- [図形塗りつぶし] [塗りつぶし] [閉領域塗りつぶし] 時、描画濃度は選択ブラシの濃度を使う
上記のツール時、現在選択されているブラシの濃度を描画濃度として使用します。
(ツールオプションでの濃度指定は無視されます)
<3 (アニメーション編集モード時の色)>
「アニメーション編集モード」 時の各レイヤの色と濃度を指定します。
変更したいタイプを選択し、下で色と濃度を変更してください。
なお、ここでの「通常フレーム」「サブフレーム」は、現在の編集レイヤが[通常フレームまたはサブフレーム以外]の時に通常フレーム/サブフレームを表示する色です。
<4 (タブレット)>
- マウス座標を使う
タブレットの座標を使わずにマウスの座標を使用します。
タブレットでの描画位置がずれてどうしても直らない場合は指定してください。
ただし、タブレットの座標に比べて精度は落ちます。
- サイドスイッチ動作
タブレットペンのサイドスイッチが操作された時の動作を指定します。
この指定はキャンバス上を操作した時のみ有効です。
[ ↑ TOP ]
ショートカットキーの設定を行います。
- メニューなどに設定されている Ctrl + O などのショートカットキーは固定のため変更できません。
ここで指定するのはそれとは別のショートカットキーです。
- キーとして設定できるのは単体のキーのみです (Ctrl などの装飾キーと一緒には指定できません)
- メインウィンドウがアクティブな状態でキーが押された時のみ有効です。
- 「キー+操作」 のコマンドは、指定されたキーを押しながらキャンバス上を左クリックしたりドラッグしたりした場合に実行される動作です。
「キー+操作[ツール]」 であれば、現在のツールは変更せずに、指定キーを押しながら操作した時だけ別のツールの動作をさせることができます。
[ ↑ TOP ]
フィルタ描画時は、[選択範囲] と [マスクレイヤ] も有効となります。
ダイアログのイメージプレビュー上で左クリック/ドラッグすると、表示位置を移動できます。
プレビュー枠内でキャンバス全体の枠と表示範囲の枠が表示されるので、表示したい位置までドラッグさせてください。
[ ↑ TOP ]
- テクスチャ画像は 「AzDrawing2.exe」 があるフォルダの下の 「texture」 フォルダの中に、ブラシ画像は 「brush」 フォルダの中に入れてください。
- 「texture」 「brush」 フォルダの下に任意のフォルダを作ってその中に画像ファイルを置くこともできます
。
(「brush\テスト\AAA.png」 など)
- ファイルパス名(「texture」 「brush」 フォルダを基点とする)が 64 文字以上のファイルはテクスチャ・ブラシ画像としては使用できません(リストに表示されません)
フォルダの階層が深くなりすぎたりファイル名が長くならないよう注意してください。
- 使用できる画像の形式は、BMP/PNG/GIF/JPEG です。
- 画像サイズについては制限はありません。サイズは自由です。
ただし、ブラシ画像の場合は幅と高さが同じサイズ(正方形)である必要があります。
- 画像の色数も自由です。
パレットカラーでもフルカラーでもアルファ付きでも構いません。
- 画像の色については、白色が濃度 0 で透明となり、黒色が濃度 255 で完全不透明とみなされます。
白〜黒のグレイスケールのイメージで濃淡を表現してください。
アルファ付きPNGの場合は、アルファ値部分がそのまま読み込まれます。
[ ↑ TOP ]
各レイヤをフレーム(コマ)として簡易アニメーションさせることができます。
この場合、下にあるレイヤから上にあるレイヤに向かってアニメーションされます。
フレームタイプについて
レイヤ設定もしくはレイヤの右クリックメニューでアニメーション時のフレームタイプを変更できます。
通常フレーム | 通常の1フレームとして、1つのコマとして扱われます。
レイヤ設定の 「表示フレーム数」 はこのタイプの時のみ有効です。 |
サブフレーム |
[通常フレーム]の下に複数配置でき、通常フレームに重ねて表示されます。
サブフレームが連なっている場合は、その分だけ重ねて表示します。
直近の通常フレームにしか適用されません。 |
共通フレーム |
背景など、通常フレームをまたがって常に表示させたい場合に使います。
共通フレームが複数連なっている場合は、その分だけ重ねて表示されます。
次の共通フレームが来るまでこのイメージはずっと表示され、通常フレームと合成されます。
途中で共通フレームが来た場合、以前の共通フレームのイメージは破棄され、今度はそのイメージが使われます。 |
非表示 |
アニメーションでは表示されません。 |
例
レイヤK [通常]
レイヤJ <サブ>
レイヤI [通常]
レイヤH (共通)
レイヤG (共通)
レイヤF [通常]
レイヤE (共通)
レイヤD [通常]
レイヤC <サブ>
レイヤB <サブ>
レイヤA [通常]
・レイヤウィンドウから見た順です。レイヤA〜K に向かってアニメーションされます。
・1コマ目 → A
・2コマ目 → D・C・B (Dの通常フレームの下にサブフレームC・Bが繋がっているのでC・Bを重ねて表示)
・3コマ目 → F・E (共通フレームがあるのでEを重ねて表示)
・4コマ目 → I・H・G (再び共通フレームが来たのでEを破棄してH・Gを新たに適用)
・5コマ目 → K・J・H・G (サブフレームのJ&共通フレームのH・Gを続けて適用)
[ ↑ TOP ]
- APDやPSDファイルを読み込むと、真っ黒になります
AzDrawing ではイメージにはアルファ値しか存在しないため、APDやPSDの色の情報は破棄されアルファ値のみ読み込まれます。
そのため、[線の色は黒+読み込んだアルファ値] という状態になるので、色のある部分は全部黒色で表示されます。
- タブレット使用時、たまに筆圧が無効になる時があります
メインウィンドウが非アクティブの時の状態からペンでキャンバスを描画すると、最初の線はマウスの描画として扱われます。
通常は次の線から筆圧が戻りますが、もし戻らない場合は、一度別のウィンドウをアクティブにし、再度メインウィンドウを、キャンバスを描画する以外の方法(タイトルバーをクリックするなど)でアクティブにしてみてください。
それ以外では原因はよくわかりませんが、一時的にマウスの操作として扱われる場合があるようです。
intuos3 タブレットの場合は、タブレットのプロパティでタブレットモードを標準から文字認識に変更したら直ったという報告があります。
また、下の 「タブレットで描画位置がずれます」 の対処法と同じことをすることで直る場合もあるようです。
- タブレットで描画した場合、描画位置がずれます
コントロールパネルのタブレット設定で、ペンを 「マウスモード」 にしている場合は正しく位置が取得できません。
その場合は 「ペンモード」 に変更するか、AzDrawing2 の環境設定の 「マウス座標を使う」 をONにして使用してください。
それ以外では、主にタブレットドライバインストール後にデスクトップの解像度を変更した場合にドライバ側の解像度などの情報が正しくないために起こります。
WACOM タブレットの場合は、タブレットの設定ファイルを削除することで直る場合があります。
(1) ユーティリティがある場合
「スタート」→「すべてのプログラム」→「ペンタブレット」→「ペンタブレット設定ファイルユーティリティ」 を開き、「すべての設定ファイルを削除する」 を実行する。
(2) 設定ファイルを手動で削除する
(WinXPの場合)C:\Windows\System32
(Win2000の場合)C:\WinNT\System32
(Win98/Meの場合)C:\Windows\System
もしくは、C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\WTablet
----------
上記のフォルダ内にある 「tablet.dat」 または 「wacom.dat」 ファイルを削除した後再起動してみてください。
これで直らない場合は、タブレットドライバを一度アンインストールした後、最新のドライバを再度インストールしてみてください。
[ ↑ TOP ]