NullTunes Ver. 1.00

動作環境

OS

  • Microsoft Windows XP / Vista / 7 32bit
  • Microsoft Windows Vista / 7 64bit

概要

インターネットラジオの録音ソフトと連携して、録音した曲を自動的にiTunesへ登録します。

特徴として以下が挙げられます。

  • SHOUTcast等のインターネットラジオの録音ソフト(Streamripper推奨)で保存したファイルを、
    自動的に指定フォルダに移動してiTunesへ登録します。
  • 再生中の曲情報をWeb上で配信しているラジオ局の場合、曲のタイトル、アーティスト名、アルバム名、
    アルバムジャケット(アートワーク)を取得して、登録することが可能です。
  • 同一曲が登録された場合のことを考慮して、歌詞を自動的にコピーしたり、コメントにパス名を自動的に設定して、
    後でコメントでソートすることによって、取捨選択することが可能です。
  • 登録せずに無視するファイルを指定することができます。(複数指定可、ワイルドカード使用可)

インストール

  • 任意のフォルダにアーカイブ内のファイルを展開します。
  • アンインストール時は展開したファイルをフォルダごと削除します。
  • レジストリ等は使用しておりません。
    設定ファイルは「NullTunes.dat」という名前でインストールしたフォルダに保存されます。

必要ソフト

『NullTunes』を利用するためには以下のソフトが必要になります。

iTunes

インターネットラジオの録音ソフト

使用方法

放送局の設定

  • 放送局の『追加』ボタンを押すと放送局の設定ウィンドウが開き、放送局を新規に追加することができます。
    また、『編集』ボタンで現在選択されている放送局の設定を変更、『削除』ボタンで削除することができます。
  • 局名には放送局の名前を入力します。任意の名前で構いませんが、
    他の放送局の局名と被ったり、空にすることはできません。
  • フォルダの設定では以下のフォルダを設定します。
録音中録音ソフトが録音中に保存するフォルダ。
Streamripperの場合、[出力先]\[局名]\incomplete になります。
録音終了録音ソフトが録音終了時に保存するフォルダ。
Streamripperの場合、[出力先]\[局名] になります。
出力先録音終了後、ここで指定したフォルダへ移動してiTunesへ登録します。
iTunes Mediaフォルダを指定する必要はありません。

曲情報の設定

  • Web上で曲情報を配信している曲の場合、情報を取得して反映させることができます。
    曲情報が配信されていない場合、この項目を設定する必要はありません。
  • 曲情報の取得を行わなくても、Streamripperで録音した場合は、曲のタイトルとアーティスト名は
    Streamripper側でつけてくれます。
  • アルバム名とアートワークはStreamripper側ではつけてくれない(ストリームでは配信されていない)ので、
    これらを自動的に登録したい場合に有用な機能になります。
  • Web上からHTMLを取得し、正規表現を利用して取得を行うので、正規表現の知識がある程度必要になります。
  • また、JavaScriptやFlash等で曲情報が配信されている場合など、取得することができないケースがあります。
  • 曲情報を配信しているURLを入力後、マッチパターンを正規表現で指定し、後方参照を利用してタイトル等を取得します。
  • 待ち時間は、曲が切り替わってから情報を取得するまでの、待機時間を指定します。
    (曲が切り替わってから、配信されている曲情報が切り替わるまでラグがある場合に対応させる為です)
  • 取得テストの『HTMLを取得する』ボタンを押せば、指定したURLのHTMLが表示され、
    取得された曲のタイトル等が右下の一覧に表示されます。

iTunesと連携

  • 放送局の設定が終了すれば、録音ソフトで録音を開始し、『iTunes連携』ボタンを押せば自動登録が開始されます。
  • iTunes連携中は以下の動作を繰り返します。
    • 録音中フォルダを監視し、最新ファイルが切り替わるまで待機。
    • 最新ファイルが切り替わった時点で、録音が終了したファイルを出力先へ移動し、iTunesへ登録、タイトル等の設定を行う。
      (登録対象外でファイル名が灰色になっている場合は登録されません)
    • 曲情報の設定が行われている場合は、指定時間後にWebから録音中の曲情報の取得。

各種設定

  • 『設定』ボタンを押すと、設定ウィンドウが開き『NullTunes』の各種設定が行えます。
  • 登録しない曲のファイル名では、主にDJの声など、登録から除外したいファイルをファイル名で指定します。
    ファイル名にはワイルドカードが指定可能です。
  • リストをダブルクリックすると編集できます。新規追加したい場合は、リストの最後の行をダブルクリックします。
  • ツールバーか右クリックメニューから行の挿入、削除、移動ができます。
  • 『最初の1曲目は登録しない』は録音開始時、途中から録音された曲を登録から除外したい場合に指定します。
  • 『ラジオ局名と同名のプレイリストに登録する』にチェックを入れると、iTunes登録時にプレイリストにも登録されます。
  • 『歌詞が設定されていない場合は作曲者を歌詞未登録に設定する』は、登録された曲に歌詞を設定していく場合に利用します。
    後で歌詞を登録した曲やチェックを外した曲は、自動的に作曲者が空に再設定されます。
  • 同一性チェック方法では、登録された曲が既に登録されている曲と同一かどうか、判定する方法を
    曲名、アーティスト名、アルバム名で各々設定することができます。
  • 無視を指定した項目は判定されず、他の項目のみで判定されます。
    すべて無視に設定した場合は、同一曲と判定されることはありません。
  • 『同一曲に歌詞が設定されている場合、登録曲に歌詞をコピーする』は登録された曲に歌詞を設定していく場合に利用します。
    一度歌詞を設定した曲と同一曲が登録された場合に、再度歌詞を設定する手間を省きます。
  • 『同一曲のチェックがすべて外れている場合、登録曲のチェックを外す』は、不要な曲のチェックを外して管理したい場合に利用します。
    (iTunesの設定で『リストのチェックボックスを表示』を有効にしておく必要があります)
  • チェックボックスを使用せず、直接ライブラリから削除することもできますが、不要な曲が再度登録された場合に、
    後述の『チェックが入っていない同一曲をライブラリから削除する』と併用する事によって自動削除されるようになります。
  • 『チェックが入っていない同一曲をライブラリから削除する』は、不要な同一曲が登録されたときに、
    登録された曲以外の同一曲をライブラリから削除(ファイル自体も削除されます)したい場合に利用します。
  • 『同一曲と登録曲のコメントをファイルのパスに設定する』は、後でコメントでソートして同一曲を取捨選択する場合に利用します。
    同一曲のチェックが全て外れている場合は、この項目が有効でも コメントは設定されません。
  • 『ウィンドウを最前面に表示する』にチェックを入れると、ウィンドウが常に最前面に表示されるようになります。
  • 『最小化時にタスクトレイへ格納する』にチェックを入れると、最小化時にタスクバーには表示されずに、
    タスクトレイにアイコンが表示されるようになります。元に戻したい場合はアイコンを左クリックします。

免責事項

  • 本ソフトウェアはフリーソフトウェアです。
  • 本ソフトウェアを使用したことによるいかなる損害に対して、作者は一切責任を負いません。
    ご使用については自己責任の元でお願いします。
  • 転載、再配布はアーカイブの内容を変更しなければ自由に行なって頂いて構いません。
    ただし、転載、再配布によって直接利益を得ることを禁じます。

謝辞

本ソフトウェアには以下のライブラリを使用させていただいております。
この場をお借りして、お礼申し上げます。

  • zlib version 1.2.5
    Copyright (c) 1995-2010 Jean-loup Gailly and Mark Adler.
  • libpng version 1.4.5
    Copyright (c) 2004, 2006-2010 Glenn Randers-Pehrson.
  • libjpeg version 8b
    Copyright (c) 1991-1998 Thomas G. Lane.

更新履歴

Ver. 1.00 (11/11/20)

  • 初版リリース。