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アーサー Arthur >>関連項目一覧ブリテン(イギリス)の神話的伝承の王、英雄。ウーゼル(ユーサー)・ペンドラゴンとグウィネヴィア(イグレイン)の子。 名前は「熊の姿をした人」の意。子供の頃、熊に似て醜かったからだという。ケルト語art(熊)に由来。 コーンウォール出身であるという。伝説はコーンウォール、ウェールズ、海を渡ったブルターニュの地で残る。 アヴァロンではないかといわれる地グランストンベリーに墓があり、碑文に「ここにアーサー王眠る。かつて王であり、いつかまた王になろう」 とある。 アーサー王については9世紀のウェールズの僧侶ネンニウスが書いた「ブリトン人史」(ブリトン人の歴史)に最も古い記述があり、 軍隊の指導者として書かれている。現在伝わっている物語の形は、12世紀の権力者によって編纂されたものから成立したという。 魔術師、ドルイドのマーリンとの結びつきは、王とドルイドのペアというケルト社会のあり方が反映している。 特別な剣エクスカリバーなど英雄にふさわしい伝説的な武具も物語にでてくる。 円卓の騎士(ナイツオブラウンド)たちの物語や、聖杯(ホーリー・グレイル)探索の物語などがある。最後は裏切りの子モードレッドとの戦いで傷を負って死ぬが、妖精の国アヴァロンで眠るとも伝えられ、ブリテンの危機には再びあらわれて国を救うという。 関連項目一覧
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