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スオミの神話・民話 Suomi >>関連項目一覧日本、英語ではフィンランドと呼称されるが、自称国名、地域名はスオミ。 スオミ民族の神話・民話。スオミ民族はマジャール民族と同じくアジア系の民族でスカンディナヴィア人などのゲルマン系の北欧人とは異なる。また北部ではスオミ民族とは別の、サーミ語を母語とするサーミ(サーメ)民族も居住する。また北西部にはスウェーデン系の少数民族もいる。また近現代の戦争後の領土問題と絡んで、ロシア側にいた北極圏のトナカイ遊牧民がスオミ側に移り住むというような政治的な移住もあった。 11、12世紀からスウェーデンに長く支配され文化的に深く影響を受けた。19世紀になってもスオミ語の新聞や雑誌もなく、スオミ人の文学者もスウェーデン語で詩や小説を書いていた。20世紀初頭、独立するまではロシア領自治国だった。自治国といっても独自の政府、軍隊、通貨、国境線を持ち、限りなく独立国に近い存在だったようだ。 エリアス・レンロート(1802−84)が口承文学として民間に伝わっていた詩歌を採集、集成し叙事詩にまとめ、自分たちの先祖の英雄達の住んでいた地の名前をとって「カレワラ」と命名し出版した。 レンロートの作業については伝統を重んじる人々からの批判もあったようだが叙事詩カレワラがなければスオミ民族の古代からの物語を容易に知ることはできなかっただろう。 関連項目一覧
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