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暗黒物質(あんこくぶっしつ)と訳される英語、科学用語。
宇宙に存在する、光を放出も反射もしない未知の物質とされる。
宇宙の質量を計算していくと、星などの質量ではたりず、「見えない質量」があるとされる。
銀河の回転運動や銀河団内の銀河の運動から質量を推定すると、
星や銀河として光っている物質の質量の約10倍になり、
「見えない質量」が大半を占めるが、その正体は明らかになっていないが研究が進んでいる。
ニュートリノのような観測に
かかりにくい素粒子や、褐色矮星のような明るく輝かない星、ブラックホールなどが候補に挙がっている。
2003年から行われた宇宙背景放射の詳細な観測から、宇宙全体の物質・エネルギーの約74%が
暗黒エネルギー、 22%が暗黒物質、水素やヘリウムなどの通常の物質が4%と見積もられている。
近年の日本のサブカル作品(アニメ、ゲーム、コミック等)で、悪の側、敵が必要とするエネルギーの名称に使われるなど
誤解を生む要素もあるので載せてみた。
心霊科学で、霊媒の身体から発出すると仮想される物質。フランスの生理学者リシェの命名。
心霊研究において、物理的心霊現象をおこす霊媒の体から出るといわれる物質様のものをさしていうことになっているが、
その存在はまだ確認されていない。
エクトプラズムは霊媒の体表、口、鼻、耳など体孔から出るといわれ、
霧状、流体状、固体状など濃度を異にして現れ、交霊会でおこる幽霊現象の素材となったり、テーブルや椅子が
空中に浮揚したりする現象での支持物になるといわれるが、誰がいったのだろう、誰にも証明されてない内容である。
「エクトecto」と「プラズムplasm」の2語からなる。「エクトecto」は「外の」というギリシャ語ektosが由来。
エクトプラズムの心霊主義(spiritualistic sense)の最初の記録はc.1901年とも。
「プラズム、プラズマplasm」の意味は「血漿」(1620年)、「血の液体の一部(liquid part of blood)」(1845年)
などの語彙があり、ギリシャ語のプラズマは「形作られるか、つくられる何か」など、また「調子、形」「薄く広がる」「広がるために、平らな」
など形のはっきりしないものに用いられた言葉のようで、現在、科学で用いられる「イオン化されたガス、気体」としてのプラズマは1928年頃からのようである。
ドイツの神経科医師、心理学者のシュレンク・ノッチングBaron von Schrenck-Notzing(1862-1929)、
フランスの医師ジェレーGustave Geley(1865-1924)らにより、フランスの霊媒であるエバ・シーEva C(1886-?)に
ついて研究されたというが結局正体不明である(当然だが)。
百科事典などにも載っているので載せたが「超心理学」なるものであつかうようなものが載っているのは驚きである!?
・イマジン Imagine
英語の動詞。「…を想像する、心に描く、思い浮かべる」といった意味。
1971年に発表されたジョン・レノンの代表曲。他にも会社名や、仮面ライダー電王の敵や味方の人外な存在、
藤原カムイ版ドラゴンクエスト「ロトの紋章」の魔王的存在「異魔神(イマジン)」など、
メジャーなネーミングとして使われているようであるが、神話要素はゼロである。ジョン・レノンの代表曲のタイトル
ということが、現代的神話ではあるかもしれない。
英語的用法をひとつ。"Imagine yourself to be in his place."で、「彼の立場になってみてごらん」
・クレイモア claymore
またはクレイモアー。地雷の名称やコミック・アニメ作品に使われている。
元ネタは15-18世紀のスコットランドの大剣。ゲール語の「巨大な剣」クラゼヴォ・モル(claidhemoha mor)が語源という。
スコットランドの精鋭ハイランダーが用いた。長さは100〜190cm、重さ2〜4.5kgという。
実在の対人地雷M18クレイモア (M18 Claymore)や遊戯王の「万能地雷クレイモア」がこの大剣の名称と関係あるかは不明。
・ラピュタ
宮崎駿氏の映画作品「天空の城ラピュタ」が有名だが、モチーフの元ネタはスィフト作「ガリバー旅行記」。
ガリバーが小人の国へいった話は有名だが、実はいろいろ奇妙な国へ旅している。そのひとつが天空のラピュータ島である。
スィフトが何かの伝説に影響を受けて創作したかどうかはわからない。
・ライガー
プロレスラー、または永井豪氏原作のアニメ「獣神ライガー」などで知られる。ファンタジー系のゲームなどにもモンスターとして登場
することもあるが、伝説などの存在ではない。ライオンとタイガー(虎)は雑種の生まれる近似種なので、ライオンを父、虎を母として生まれた
雑種をライガーと呼ぶ。
永井豪氏の作品「ゲッターロボ」では陸戦を得意とする変形タイプを「ゲッターライガー」と呼称するロボットがでてくる。
息の長いロボット玩具/アニメ「ゾイド」にも「シールドライガー」などの名称がでてくる。
・ ハンプティ・ダンプティ(Humpty Dumpty)
イギリスなどで親しまれている童謡「マザーグース」にでてくる。童謡の中では、擬人化された卵のようなものとは描かれていないが挿絵や、
ルイス・キャロル作「鏡の国のアリス」ではまさに擬人化卵のハンプティ・ダンプティがしゃべりまくる。
・バックベアード
アメリカの妖怪と紹介されるが、アメリカは移民の国。由来がイギリス、フランス、ヒスパニック、アフリカ等どこ系か明らかでなく、出典も水木しげるの妖怪本などに限られることから、水木しげる氏の創作とされるようだ。ゲゲゲの鬼太郎に登場後は他のゲームやマンガなどでも見られる。
妖怪入門世界編では「夕方頃にあらわれ、ぼんやりしている人がいるとにらみつける。にらまれた者はめまいを感じ、ビルなどにいれば落ちてしまうという」等と書かれている。
・村雨丸
江戸時代の長編小説「南総里見八犬伝」(滝沢馬琴:著)に登場する刀。「抜けば玉散る氷の刃」と
村雨の名のとおり水に濡れた刀身をしている。つねに冷たく濡れているという刀。元になった刀があるかは不明。
コミック「バスタード」(BASTARD!!-暗黒の破壊神-)では妖刀ムラサメという刀がでてくる。説明からすると八犬伝がモチーフのようだ。
・ヒヒイロカネ
古文書としては偽書ともいわれる「竹内文書」にたびたびでてくる。いわゆる「トンデモ本」でないと
あつかわれないような出典。
「さびずくさらず、生々と何万年たつとも同じくある宝のヒヒイロカネ、あまがしたに又となき宝」とのこと。
魔法、ファンタジー、オーパーツ系のコミック、アニメ作品などによく登場する。
・がしゃどくろ
古来からの伝承があるわけでなく近年の妖怪系作家の創作。
・シャングリラ Shangri-la
イギリスの作家ヒルトンの小説「失われた地平線」(1933年)に書かれた理想郷の名。そこから理想郷、桃源郷的なものを指すようになった。
驚くべきことに中国の行政区には「シャングリラ(香格里拉)」県と名づけられたものがある(雲南省デチェン蔵族自治州)。近年ヒルトンのものが採用されてつけられた。ようだ
・テスタロッサ
イタリア語で赤い頭を意味する。headがtesta、redがrosso
フェラーリ・テスタロッサなどが有名。
フェイト・テスタロッサも有名!?
・ストラトス
英語stratusは層雲、のこと。しかし、よくみかけるのはStratos。
(イタリア車 ランチア ストラトス LANCIA STRATO'S)
(ガンダムマイスター ロックオン・ストラトス Lockon Stratos)
(アニメ作品名 ストラトス・フォー Stratos4)
イタリア語のstratosferaが成層圏。英語stratosphere。
成層圏超えで狙い撃てる男ロックオンや地球へ落下する小天体の高々度迎撃をする部隊の物語
に使われているところをみると、成層圏にからんだ語をもじったのかもしれない。
・エンブリオ embryo
植物の胚、幼生、胎児。中期ラテン語に由来するらしい。
・イノケンティウス
…これは魔女迫害をしたローマ教皇イノケンティウス8世(インノケンティウス)か。
完全に神話・伝承がらみじゃないわけじゃないので辞典にはいるかも。
ディアッカ、ディアカDiakka
ガンダムSEEDで、敵さんはわりかし悪魔ネーミングだったわけですが…その一人の名前。
アメリカの心霊主義者アンドルー・ジャクスン・デイヴィス(1826-1910)がつくりだした
と思われる言葉 人間の生活を乱す、道徳的欠陥をもつ不浄な霊の集団をいうようだ。
フレッド・ゲティングスの悪魔の辞典より。
どこまでが伝承かそうでないか、難しい…19世紀はダメ?
・マスラオ、ますらお(益荒男、丈夫)
日本語の古語。ますらたけお、ますらおのこ、とも。
立派な男。勇気のある、雄々しく強い男。または武人、兵士。
万葉集(4465)に「大伴(おほとも)の氏と名に負へる益荒男の伴」とある。
また、朝廷の官僚のこともいったようだ。「大夫と思へる我も草枕旅にしあれば思ひ遣(や)るたづきを知らに」
(万葉集5)
ガンダムOO 2ndではミスターブシドーの専用機の名前。
・明日の神話(あすのしんわ)
故・岡本太郎氏の作品。巨大壁画。2008年末、渋谷駅の連絡通路に設置された。
明日の神話 画像
第五福竜丸が被爆した際の水爆の炸裂の瞬間をテーマにしているという。
作品名の由来は…未詳。
公式サイト「岡本太郎 - 明日の神話オフィシャルページ」
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