幻想世界神話辞典 〜
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ドイツの神話・民話 Deutsche >>関連項目一覧よりドイツ語発音に近く書くならばドイチュ、となるだろうか。あるいはドイチュラント。 英語表記のGermanは民族名の「ゲルマン」が由来。現行制度では16の州(ラント)の行政区を持つ。 ヨーロッパ半島の中央に位置し、北はバルト海、北海でデンマークに接し、 北西、西はオランダ(ネーデルラント)、フランスと接し、南はアルプス山脈でスイス、オーストリアと、 東はチェコ、ポルスカ(ポーランド)と接する。 歴史的には、ガリア地域に含まれていたであろうか。ケルト民族、ゲルマン民族が入り乱れていた地域であった ようである。このあたりはローマの記録によるしかないが、ニーベルンゲンの歌などに片鱗をみることもできる かもしれない。 ローマが衰退していく中で 5世紀末にフランク王国が成立。ローマの文化はビザンチン帝国に受け継がれていくが、 800年代中盤には東フランク王国が成立。東のマジャール(ハンガリー)、北のノルマン人と争いながら 900年代後半にはオットーがローマ教皇から皇帝の戴冠を受ける。これが 962年から1806年までの神聖ローマ帝国と呼ばれる国家になる。 7世紀以降、ギリシャ人中心の国家(ギリシア語が公用語、ギリシャ正教が国教)となってしまった ビザンチン(東ローマ帝国)に対し、 東フランク王国、ドイツ王国ザクセン朝を経てオットー1世が教皇を保護下においた「神聖ローマ帝国」 が誕生する。(「ドイツ民族の神聖ローマ帝国」Heiliges Römisches Reich Deutscher Nation) ドイツ、ブルグント、イタリアにまたがる神聖ローマ帝国は、教皇権をその保護下に置くとともに、 東方スラブ人地域へのキリスト教の布教にも強力な支援を与えた。 ビザンチン帝国は1453年に滅びるが、神聖ローマ帝国は1806年まで存続。 中世〜近世にはスラブ地域や北欧にも積極的に進出。 1806年以降、近代はライン同盟、帝政ドイツなど体制が推移しながら第1次、第2次世界大戦 では敗戦国となり、分割統治時代、東西分裂時代などを経て、1990年に現在の統一ドイツになった。 なお近代ではオスマン・トルコと関係が深い面もあり大量の移民もいた。 関連項目一覧
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