VirtualBox仮想ディスクTool
フリーソフト Ver0.2
対応OS WindowsXP/WindowsVista/Windows7
Ver0.1
・初公開バージョン
Ver0.2
・VMware仮想ディスク(*.vmdk)→VirtualBox仮想ディスク(*.vdi)への変換機能を追加しました
VirtualBox仮想ディスクToolで何ができるか?
VirtualBoxは、VMwareと比べると、仮想ディスクの圧縮や仮想ディスクのコピーなどが面倒です
VirtualBox仮想ディスクツールは、仮想ディスクの圧縮やコピーを簡単にする支援ツールです
(※)VirtualBox標準のコマンドラインツールVBoxManage.exeをGUI画面で操作を簡単にしただけの物です
(GUI画面で指定した内容から*.batファイルを作り、それを実行しているだけです)
現時点では仮想ディスクの圧縮とコピーのみ対応していますが、他に必要な機能があれば随時追加したいと思っています
簡単な使い方
仮想ディスクの圧縮
VirtualBoxに限らず、仮想マシン環境では、大きなファイルやたくさんのファイルをダウンロードした後で削除しても
一度大きくなった仮想ディスクのファイルサイズは小さくならず、放って置くとどんどん肥大化する欠点があります
VMwareの場合はVMware ToolsというゲストOS用ユーティリティの中に、完全自動化されたディスク圧縮機能が付いているので楽なのですが、
VirtualBoxでは、2段階の圧縮操作を手動でやらなければならず、一般的にはかなり面倒です
下記の手順でやると、VirtualBoxでのディスク圧縮が一般的な方法よりは、かなり簡単になります
(※)重要
「ゲストOSでやるべき操作」と「ホストOSでやるべき操作」を間違えない様にお願いします
1、仮想ディスクの圧縮は、「1、仮想マシンの内側(ゲストOS側)でやる処理」と
「2、仮想マシンの外側(ホストOS側)でやる処理」の2段階の処理が必要になります
2、「1、仮想マシンの内側でやる処理」は、ゲストOSの種類(Windows系、Linux系、その他)によって操作方法が変わるのですが、
ここではWindows系に絞って説明します
3、「1、仮想マシンの内側でやる処理」とは、ハードディスク内の未使用領域を0クリアする処理になります
VirtualBoxの場合には、この機能が提供されていませんので、フリーソフトなどを使って実行します
4、ここではフリーソフトのdkclearというソフトを使った方法を紹介します
(既に他のソフトをお持ちでしたら、他のソフトで0クリアしても構いません)
5、仮想ディスクを圧縮したいゲストOSを起動してください
6、ゲストOS側で、dkclearをダウンロードして、dkclear.exeを起動します
7、「参照」ボタンを押して、「マイ
ドキュメント」などを選択してから「開始」ボタンを押します
(※)0クリアする処理は数分〜数十分程度の時間がかかります
8、0クリア処理が終了したら、ゲストOSを終了してください
9、ゲストOSが終了したら、ホストOS側で
VirtualBoxDisk.exeを起動します(本ソフトの事です)
10、「VirtualBox仮想ディスクTool」に、圧縮したい仮想ディスクファイル(*.vdiファイル)を
ドラッグ&ドロップするか、「参照」ボタンを押してファイルを指定するかして、
*.vdiファイルを読み込んでください
11、「圧縮」ボタンを押すと、DOS窓が表示されディスクが圧縮されます
(※)圧縮には数分〜数十分かかります
12、DOS窓が消えたら、圧縮は終了しています
仮想ディスクのコピー
VMwareと違って、VirtualBoxの仮想ディスクは、普通にコピーしただけでは使えません
下記の操作方法にて仮想ディスクのコピーが簡単に行えます
1、ゲストOSが起動している場合は、あらかじめゲストOSを終了しておいてください
2、ホストOS側で、VirtualBoxDisk.exeを起動します
3、「VirtualBox仮想ディスクTool」に、圧縮したい仮想ディスクファイル(*.vdiファイル)を
ドラッグ&ドロップするか、「参照」ボタンを押してファイルを指定するかして、
*.vdiファイルを読み込んでください
(※)コピー先ファイル名は、デフォルトで「元のファイル名Copy.vdi」となります
4、「コピー」ボタンを押すと、仮想ファイルがコピーされます
(※)ファイルのコピーには数分〜数十分かかります
5、DOS窓が消えたら、コピーは完了しています
6、コピー後のファイルは、他のフォルダに移動してからお使いください
VMware仮想ディスク(*.vmdk)→VirtualBox仮想ディスク(*.vdi)への変換
(※)本説明では、Windows系のゲストOSでの手順について記述します
1、変換したいVMwareゲストOSを、VMwareで起動します
2、(ゲストOS上にて)「コントロールパネル」/「プログラムの追加と削除」から
「VMware Tools」をアンインストールしておいてください
(VirtualBoxに変換した後ではVMware Toolsのアンインストールが出来なくなる為)
3、VMware Toolsのアンインストールが終了したら、VMwareのゲストOSを終了してください
4、ホストOS側で、VirtualBoxDisk.exeを起動します
5、「VirtualBox仮想ディスクTool」に、変換したいVMware用の仮想ディスクファイル(*.vmdkファイル)を
ドラッグ&ドロップするか、「参照」ボタンを押してファイルを指定するかして、
*.vmdkファイルを読み込んでください
(※)コピー先ファイル名は、デフォルトで「元のファイル名Copy.vdi」となります
6、「変換」ボタンを押すと、変換が開始されます
7、DOS窓が消えたら変換は終了しています
8、変換後のファイル(*.vdiファイル)は、他のフォルダに移動してからお使いください
9、変換後のファイルをVirtualBoxに登録する際に、VirtualBoxの「設定」画面を開いて
「システム」タブの中の「IO APICを有効化」にチェックを付けて「OK」ボタンを押してください
(※)このチェックをつけておかないとVMwareから変換したWindowsが起動しない事があります
アンインストール方法
1.ファイルを削除するだけでOKです
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