新しいPICに内蔵の容量検知方式のタッチセンサを利用したタッチ演奏機能付きのオルゴールです。 一般的な電子オルゴールのような自動演奏もできます。


使用する部品は次の表のとおりです。
マイコンPIC12F1822
圧電スピーカーPKM13EPYH4000−A0など
スイッチタクトスイッチ
ブレッドボードEIC-301
電池ボックス単三×2本
電池スナップこんなもの
注)各部品のリンクはは2012年1月現在の秋月電子の商品ページです。

回路図はこんなのです。

ブレッドボードの配線図はこんなふうになります。


ブレッドボードの配線図の下のほうの青色の配線で、曲を変更することができます。青色の二つの配線の仕方の組み合わせで、4曲を選べます。

また、その左の赤色の配線で、自動演奏と手タッチ演奏を切り替えます。赤い配線をを外すと自動演奏になります。自動演奏とは、いわゆる普通のオルゴールの動作です。赤色の配線を接続するとタッチ演奏になります。

遊び方は次のとおりです。

◆自動演奏モード(赤い配線を接続)
スタート・演奏ボタン(タクトスイッチ)を押すとオルゴールの演奏が始まります。
演奏途中でボタンを押すと演奏が終ります。

◆タッチ演奏モード(1人で演奏)(赤い配線を外す)
まずスタート・演奏ボタン(タクトスイッチ)を1度押すと、演奏スタンバイの状態になります。
その後、タッチセンサ@を指で触ると、音が1つ鳴ります。タッチセンサにタッチするたびに、音が1つずつ鳴ります。曲の楽譜(音程)はマイコンが覚えていて、タッチするたびに、曲の楽譜が順番に鳴ります。タッチのかわりにスタート・演奏ボタンを押しても音が鳴ります。


◆タッチ演奏モード(2人で演奏)(赤い配線を外す)
基本的な動作は1人でのタッチ演奏モードと同じです。
まず、スタートボタンを押す前に、一人がタッチセンサ@に、もう一人がタッチセンサAに触っておきます。
その状態でスタートボタンを押します。これで、演奏スタンバイの状態になります。
その後、二人が指と指をタッチすると音が鳴ります。指以外でも二人が体のどこかにタッチすると音がなります。
演奏中は、このとき、ふたりとも、タッチセンサを触っている指は、はなさずに、ずっと触ったままの状態にしておきます。

二人でタッチ演奏のようすはこちらの動画をご覧ください。

◆その他補足:
※自動演奏とタッチ演奏は曲の途中でも切り替え可能です。

※タッチ演奏のときに、たまに音が鳴り続けて止まらなくなることがあります。そのときは、タッチセンサにもう一度タッチしてはなすと止まります。

※1人でタッチ演奏している途中で、2人でのタッチ演奏に変更したい場合は、まず一人がタッチセンサAに触っておきます(はなさない)。
次に、二人目の人がタッチセンサ@を触ります(はなさない)。すると音が鳴り続けます(止まる場合も)。
音が鳴り続けた場合は、二人の指と指などをタッチしてはなすと音が止まります。
その後、二人でタッチ演奏ができるようになります。


その他、詳細な情報は松田工作の親子で電子工作をご覧ください。

なお、この作品は子供向けの電子工作教室などの活動の一環として開発しました。
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