NullPng Ver. 1.03

動作環境

OS

  • Microsoft Windows XP / Vista / 7 32bit
  • Microsoft Windows Vista / 7 64bit

CPU

  • 上記OSが動作するCPU
  • マルチスレッドで変換処理するため、マルチコアCPUだと高速に変換ができます

概要

画像(bmp,jpeg,png)ファイルをpng形式へ一括変換します。
特徴として以下が挙げられます。

  • マルチスレッドで複数ファイルを同時並行して変換するため、大量のファイルを高速に変換できます。
  • ファイルやフォルダをウィンドウか実行ファイル、ショートカットへD&D(コマンドラインでも可)するだけで一括変換できます。
  • 変換処理中でも同様に変換するファイルを追加することができます。
  • pngの圧縮率を変えて再圧縮することができます。
  • 透過pngを非透過pngに変換することができます。

インストール

  • 任意のフォルダにアーカイブ内のファイルを展開します。
  • アンインストール時は展開したファイルをフォルダごと削除します。
  • レジストリ等は使用しておりません。
    設定ファイルは「NullPng.dat」という名前でインストールしたフォルダに保存されます。

使用方法

画像(bmp,jpeg,png)ファイルをpng形式へ変換するには以下の方法があります。


ウィンドウにドラッグ&ドロップ

エクスプローラー等でファイルやフォルダを選択し、ウィンドウへD&Dします。
設定タブやヘルプタブを開いている場合でも登録可能です。



実行ファイルやショートカットにドラッグ&ドロップ

エクスプローラー等でファイルやフォルダを選択し、実行ファイル又はショートカットへD&Dします。



コマンドラインから実行

コマンドラインでファイルやフォルダを指定して実行します。

NullPng.exe ○○○ ○○○ …

○○○は任意の画像ファイル(複数指定可)
スペースの含まれるファイルはダブルクォーテーションで囲ってください。

「ファイル追加」「フォルダ追加」ボタン

「ファイル追加」又は「フォルダ追加」ボタンを押して変換したいファイル、フォルダを選択して登録します。



登録したファイルはリスト一覧に表示されます。
デフォルトの設定では画像ファイルが登録されると自動的に変換処理が開始されます。
変換処理中でも上記方法により、変換するファイルを追加登録できます。

変換処理中に中断ボタンを押すと変換処理が中断されます。
DELETEキーを押すと登録したファイルをリストから削除できます(変換処理中はできません)
ダブルクリックかENTERキーを押すと関連付けされたソフトウェアで選択中の画像ファイルが開きます。

設定

設定タブでは変換処理やソフトウェアの動作に関する設定ができます。


フィルタ設定

フォルダを登録した時などに不要なファイルが登録されないように、ファイル名でフィルタリングします。
ここで指定しているファイルのみ登録される仕様になっています。
「|」記号で区切ることにより複数指定可能で、ワイルドカードが使用可能です。

フォルダ追加時にサブフォルダも検索する

フォルダを登録したときにサブフォルダ内のファイルやフォルダも登録対象になります。

変換終了後に入力元ファイルを削除する

変換が正常に終了した場合に、変換元のファイルを削除します。

同時変換数

複数のファイルが登録されているときに、同時に変換する数を指定します。
数が多いほど変換処理が速くなりますが、PC環境によっては多くし過ぎると逆に遅くなる場合があります。



出力先

変換後のpngファイルの出力先フォルダを指定します。
「入力元と同じフォルダに出力する」をチェックしている場合は設定できません。

入力元と同じフォルダに出力する

変換後のpngファイルを変換元のファイルと同じフォルダに出力します。

大文字の拡張子で出力する

チェックしている場合は「PNG」、チェックしていない場合は「png」の拡張子で出力されます。

出力ファイルが既に存在する場合

出力先に同名のファイルが存在する場合の処理を以下から選択します。

  • 強制的に上書きする
  • 変換失敗扱いにする
  • 名前を変更して保存する

変換失敗扱いにする場合は上書きされずに変換されません。
名前を変更して保存する場合はファイル名の後ろに(2),(3),(4)...のように連番が自動的に付加されて保存されます。



圧縮率

pngファイルの圧縮率を指定します。
圧縮率が高いほどファイルのサイズは小さくなりますが、変換処理に掛かる時間が長くなります。
逆に圧縮率が低いほどファイルのサイズは大きくなりますが、変換処理に掛かる時間が短くなります。

インターレース形式で保存

pngファイルをインターレース形式で保存します。
インターレース形式で保存したpngファイルをweb上で閲覧した場合、回線速度が遅い環境でも徐々に表示されるようになります。
ただし、ファイルサイズが大きくなるので通常はOFFのままで構いません。

24bit(透過なし)のPNGに変換して保存する

透過PNGや256色、グレースケールの画像などをすべて24bit(フルカラー)の形式に変換して保存します。



リストにファイルが登録されたら変換を自動的に開始する

ファイル登録時に自動的に変換処理を開始します。

変換完了したファイルをリストから自動的に削除する

変換が正常に終了したファイルをリストから削除します。
ファイル自体は削除されません。

ウィンドウを常に最前面に表示

ウィンドウが非アクティブになっても最前面に表示されるようになります。
ドラッグ&ドロップで登録する場合に利用すると便利です。

免責事項

  • 本ソフトウェアはフリーソフトウェアです。
  • 本ソフトウェアを使用したことによるいかなる損害に対して、作者は一切責任を負いません。
    ご使用については自己責任の元でお願いします。
  • 転載、再配布はアーカイブの内容を変更しなければ自由に行なって頂いて構いません。
    ただし、転載、再配布によって直接利益を得ることを禁じます。

謝辞

本ソフトウェアには以下のライブラリを使用させていただいております。
この場をお借りして、お礼申し上げます。

  • zlib version 1.2.5
    Copyright (c) 1995-2010 Jean-loup Gailly and Mark Adler.
  • libpng version 1.4.5
    Copyright (c) 2004, 2006-2010 Glenn Randers-Pehrson.
  • libjpeg version 8b
    Copyright (c) 1991-1998 Thomas G. Lane.

更新履歴

Ver. 1.00 (10/12/18)

  • 初版リリース。

Ver. 1.01 (11/01/29)

  • 変換時にファイルを追加登録するとソフトウェアが応答不能になる場合がある不具合を修正。
  • ファイル追加ボタンによる登録時、ファイルを複数選択可能に改良。
  • ビジュアルスタイルを変更。

Ver. 1.02 (11/02/27)

  • 実行ファイルへのD&D及びコマンドラインによる登録ができなくなるVer.1.01のエンバグを修正。
  • ファイル追加ボタンで単一ファイルを登録すると、動作が停止するVer.1.01のエンバグを修正。
  • ファイル登録後、変換を開始しない場合にリストが更新されないVer.1.01のエンバグを修正。
  • 8bitの画像ファイルから24bitのPNGへの変換ができなかった不具合を修正。

Ver. 1.03 (12/05/19)

  • 一部のpngファイルが読み込めない不具合を修正。