〜 あらすじ 〜
イヴェール大陸東部に、エーレルという名の小さな農村がある。
そこに、一人の少年の姿が在った。
少年の名は、リュヌ。
村の一大行事である豊穣祭を控え、村人達はいつになく浮き足立っている。
穏やかで平和な村での暮らし、それが永久に続き、繰り返されるのだと誰もが思っていた。
夕刻、思いも寄らぬ悲劇が訪れるまでは。
〜 登場人物 〜
物語の序盤に登場する主な人物を一部紹介します。
リュヌ
本作の主人公。
妹のソレイユ、幼馴染のコレットと共にイヴェール東部のエーレルの村で暮らしている薪割りの少年。
コレット
リュヌの幼馴染で、少々勝気だが明るく元気な村娘。
寝起きの悪いリュヌを叩き起こすのが毎朝の日課になっている。
ソレイユ
リュヌの妹。
明朗快活なしっかり者で、両親が居ないながら淋しさを表に出すことは無く、よく兄を支えている。