リストファイルの連携

 保管庫内のリンクは通常、リストファイル単位で完結しますが、他のリストファイル内のスレッドにもリンクを張ることは可能です。ただし相対パスによる指定になるため、同じフォルダ下にHTMLが作成される場合に限ります。
 たとえば、以下の三つのリストファイルがあるとします。

[フォルダA]
   ├ [識別コード1] 
   └ [識別コード2] 

[フォルダB]
   └ [識別コード3]

 この場合、リストファイル間にまたがるリンクを張れるのは、同じフォルダAに格納される下のスレッド同士です。

リストファイルでの指定

 ヘッダ内で以下の二項目を指定します。この指定を行なうことで、リストファイル間でスレッドの基本情報を共有できます。

make_data_file - スレッド情報ファイルを作成する
スレッドの基本情報を記載したスレッド情報ファイルを作成する場合に1を指定します。このファイルは、data_識別コード.txtという名前で、リストファイルと同じフォルダに作成されます。
規定値:作成しない
data_fileNames - スレッド情報ファイル名。
連携したいリストファイルに対応するスレッド情報ファイル名をフルパスで記載します。複数のファイル名を書くときは、半角のパイプ記号 | で連結します。
規定値:なし(null)

 make_data_fileを1にした場合、ジェネレータを実行するとまずスレッド情報ファイルが作成されます。ドロップされたリストファイルが複数ある場合でも、HTMLの生成を行なう前にすべてこの処理が行なわれます(でないとファイル内の情報が古かった場合に矛盾が生じるので)。
 その後、各リストファイルが順次処理され、datからHTMLが生成されます。

リストファイルでの指定例

[フォルダC]
   ├ [識別コードa] …… c:\hoge\listfiles\list_識別コードa.txtのHTML出力先
   ├ [識別コードb] …… c:\hoge\listfiles\list_識別コードb.txtのHTML出力先
   └ [識別コードc] …… c:\hoge\listfiles\list_識別コードc.txtのHTML出力先

list_識別コードa.txt内の指定

make_data_file(タブ)1
data_fileNames(タブ)c:\hoge\listfiles\data_識別コードb.txt|c:\hoge\listfiles\data_識別コードc.txt

list_識別コードb.txt内の指定

make_data_file(タブ)1
data_fileNames(タブ)c:\hoge\listfiles\data_識別コードa.txt|c:\hoge\listfiles\data_識別コードb.txt

list_識別コードc.txt内の指定

make_data_file(タブ)1
data_fileNames(タブ)c:\hoge\listfiles\data_識別コードa.txt|c:\hoge\listfiles\data_識別コードb.txt

 ――とまあ、このように設定も面倒ですし、生成するタイミングによって他のリストファイルのスレと矛盾が生じないかなど、何かと神経を遣います。それに保管庫内のリンク設定時は該当のHTMLファイルの存在有無をチェックせず、datから取得した総レス数と各種設定値から算出した値を使うため、連携するリストファイル同士は一括ファイルや分割ファイルの生成可否を含めた基本的な設定が同じである必要があります。
 関連スレである他の板のスレッドとは連携せず、せいぜい同シリーズのスレッドの連番が増えすぎてリストファイルを分割した場合などに留めておくほうが面倒がないでしょう。