暗号化モードに移行
@ 「暗号化」にチェックを入れる
暗号化モードに移行するには、下図の「暗号化」にチェックを入れる事で移行できます。
A ネットワーク回線を遮断する
本ソフトを起動後に、初めて暗号化モードに移行する時は、暗号化解除キーの作成作業が必要になります。
その為にはまず遠隔操作ウイルスに汚染されていた場合や、他のパソコンの操作下にある状態などの場合、用心の為に、
ネットワークと完全にパソコンを切り離す必要があります。
具体的にはLANケーブルをパソコン本体から外したり、無線回線の場合はオフ状態にして下さい。
なお初めてかどうかは下図の警告メッセージが出るので判ります。暗号化されたボタン設定用ファイルを読み込んだ場合など、
既に解除キーがソフト内にある時は暗号化解除キーの作成作業はありません。
B 暗号化解除キー作成の為のファイルの選択
暗号化解除キーはパソコン内に存在するファイルの頭文字の組み合わせで作られます。
ファイルの選択はWindowsのシステムに寄らず下図の本プログラムのオリジナルウインドウを使って行います。
これはWindowsのシステムを使った場合、履歴が残る為です。
下図の例では本ソフトを展開した時にできたフォルダー内に作られたファイルを使って「TSK」という解除キーを作る場合です。
まずドライブとフォルダーを選択して行き、解除キーを構成する頭文字を持つファイルが表示されるようにします。
そして下図のように目的のファイルを選択します。
この時全角文字のファイルを選択してはいけません。なぜなら
全角文字の場合コントロールコードを含む2文字の半角文字に化けて、目的の頭文字にはならないからです。
本ソフトを起動する時は、選択されたファイルの場所と同じ場所(フォルダー)にファイルが存在する必要があります。
またファイルの頭文字には大文字と小文字の区別があるので、選択するファルの頭文字が目的の解除キーを構成する
文字列になるかどうか確認するだけでなく、解除キーを構成する文字列に合うように
予めファル名を理想的なものに
変更しておく事も重要です。
ファイルを選択したら「選択したファイルを確定する」ボタンを押して登録します。
今回は「TEST.TXT」「SAMPLE.TXT」「KANKYO.TXT」の順に選択して、解除キーの「TSK」をつくりました。
ファイルは実際に存在しなければなりませんが、
ファイルの中身は全く確認の対象になりませんから、画像や音楽やプログラムや
その他適当な内容のファイルでも選択可能です。但しそのファイルの置場(存在場所・フォルダー)は慎重に選ぶ必要があります。
「木を隠すなら森」という言葉の通り、例えば漢字で構成されているファイル名ばかりが存在するフォルダーの中に1つだけ英数字
で構成されたファイル名があれば、目立つ訳ですし、画像ファイル群の中に音楽系ファイルが1つだけあっても目立ちます。
解除キーが完成したら「ファイルの選択を終了」ボタンを押してください。
もちろん解除キーを色々なドライブの色々なフォルダーに存在するファイルを選択して作る事も可能です。
また
一部のファイルをUSBメモリー内に置くと、そのUSBメモリーが物理的な鍵になります。パソコンを離れる場合に
抜いておくと、勝手に解除されてしまうようなリスクが減ります。
C 暗号化解除キーを控える
「ファイルの選択を終了」ボタンを押すと下図の確認メッセージが出ます。
解除キーを適当に作った場合、それが自分にとって意味不明の文字列だった時は控えておいた方が良いでしょう。
また他人に判らない場所に
控えたものは隠しておいて下さい。
暗号化モードに移行すると、下図のように自動的に「ダイレクト」にチェックが入ります。
つまりボタンに設定してある登録データは一行エディターに出ません。
また「呼び戻す」ボタンが下図のように無効になり転送したデータは一行エディターに戻りません。
それからクリップボードのデータは、一定時間が経過するとクリアされます。
これらは変更可能です。
なおこの段階ではボタン設定用ファイルは暗号化されていませんので、
なるべくすぐに「SAVE」ボタンを押して暗号化しておいた方が良いでしょう。