インターバルイベントを使ったアニメーション


 さぁーて、今度はある一定間隔やいろんな間隔でアニメーションさせる方法についてやってくンですがぁ、これって何ナノかというとですねー、例えば、目の「まばたき」をさせたいという時を考えるとー、常にある一定の間隔もしくは色々な間隔でまばたきのアニメーションを行う必要がありますよね。 でも、ACB命令の表示方法だけでは、これは実現できないンですぅ。ですのでー、一定間隔もしくは色々な間隔でラベルを実行するインターバルイベントとの組み合わせで実現させるンです。先のステップの応用編って考えてもいいですねー。

 それでは、まずアニメーションチップとして登録する画像を見てください(^^)。

画 像 ファイル名 登録名
mou01.bmp

 見てもらうと・・・目ですねー(^^)。まばたき一回分、6つの画像が並んでいますね。

 それでは、これを登録しましょう。「_FirstAction」の動作に追加しますね。

*DMScriptFile
_FirstAction:
>NS=テストマスコット;
>AFS=テストマスコットについて,$$$$$       テスト Ver1.0,0xDD0000,abimg.bmp;
>IDS=ch00.bmp,基本画像;
>IDP=基本画像;
>ACS=mou01.bmp,くち,3,99,92,100;
>ACB=くち,0,0,0;
>ACS=eye01.bmp,目,6,83,69,10;
>AE;

 登録方法は同じで、以前解説したACS命令です。画像は6つ並んでますので、第3パラメータは「6」ですねー。

 さて、これで登録できましたが、先程はすぐにACB命令でアニメーションを開始させましたが、今回はインターバルイベントを先に登録します。

*DMScriptFile
_FirstAction:
>NS=テストマスコット;
>AFS=テストマスコットについて,$$$$$       テスト Ver1.0,0xDD0000,abimg.bmp;
>IDS=ch00.bmp,基本画像;
>IDP=基本画像;
>ACS=mou01.bmp,くち,3,99,92,100;
>ACB=くち,0,0,0;
>ACS=eye01.bmp,目,6,83,69,10;
>IES=0,5,まばたきラベル;
>AE;

 赤い部分のIES命令がインターバルイベント登録命令です。
 この命令で「5秒間に一度の一定間隔で「まばたきラベル」というラベルを実行する」という設定でイベントが登録されます。
 もぉ、お分かりになったかもしれませんがぁ、この「まばたきラベル」ってラベルにアニメーションを開始させるACB命令を書いておくわけなンです。

*DMScriptFile
_FirstAction:
>NS=テストマスコット;
>AFS=テストマスコットについて,$$$$$       テスト Ver1.0,0xDD0000,abimg.bmp;
>IDS=ch00.bmp,基本画像;
>IDP=基本画像;
>ACS=mou01.bmp,くち,3,99,92,100;
>ACB=くち,0,0,0;
>ACS=eye01.bmp,目,6,83,69,10;
>IES=0,5,まばたきラベル;
>AE;

まばたきラベル:
>ACB=目,2,0,0;
>AE;

 赤い部分が追加部分ですー。「まばたきラベル」というラベルを新たに作って、そこにアニメーション開始の命令を書いてます。
 さて、ここで注意して欲しいのがACB命令の第2パラメータ「2」なンです。この「2」を設定する事によって、一連のアニメーション画像を順番に表示して行き、最後の画像で止めて終わっちゃうというモードになるンですね。 つまり、この「まばたきラベル」というラベルは、常に5秒間隔で実行されるわけですからぁ、このラベルでアニメーションが一度だけで終わっちゃっても、また5秒後にアニメーションが開始されるっていう寸法なンです。

 これで、まばたきが5秒間隔で行われますー。

 それでは、一度スクリプトファイルを保存して、実際の動作を確認してみましょー。
 システム本体のDMas.exeを起動してくださいね。

 ・・・どうですかぁ?5秒間隔でまばたきを繰り返してますよねー(^^)。これだけで、なんだかマスコットがイキイキしてきますねー(^^)。

 でもでも、常に5秒間隔でまばたきしてる方ってぇ・・・いませんよねー・・いるかなぁ??まぁ、とにもかくにもですねぇ、なんだか同じ間隔でまばたきするのも自然さが無いってことでぇ、いろんな間隔でまばたきするように変更してみましょうー(^^)。
 先程の「_FirstAction」ラベルの部分のIES命令のパラメータを変更しますー。

*DMScriptFile
_FirstAction:
>NS=テストマスコット;
>AFS=テストマスコットについて,$$$$$       テスト Ver1.0,0xDD0000,abimg.bmp;
>IDS=ch00.bmp,基本画像;
>IDP=基本画像;
>ACS=mou01.bmp,くち,3,99,92,100;
>ACB=くち,0,0,0;
>ACS=eye01.bmp,目,6,83,69,10;
>IES=1,5,まばたきラベル;
>AE;

 IES命令の第1パラメータを「0」から「1」に変更したんですがぁ、「0」なら一定間隔で「1」なら色々な間隔で、というモードになるんです。
 変更前は「5秒間に一度の一定間隔で「まばたきラベル」というラベルを実行する」だったんですが、「1」の色々な間隔にする事によって「1秒ごとに1/5の確率で「まばたきラベル」というラベルを実行する」という設定に変わるんですねー。ですから、第2パラメータの「5」を小さくすれば、「まばたきラベル」が実行される確率は高くなって、まばたきをよくするようになりますし、「5」より大きくすればそれよりももっと実行される確率が低くなって、まばたきをあまりしないようになります。

 さてさて、スクリプトファイルを保存して、実際の動作を確認してみましょーかぁ(^^)。
 システム本体のDMas.exeを起動してくださいねー。

 どうでしょぉ?いろんな間隔でまばたきを繰り返してますよねー(^^)。ま、このほうが自然な感じかなって思ったンですがぁ、一定の間隔のほうが良いって方は、一定の間隔の方でやってくださいねー(^^)。

 いやぁ、もぉここまでくれば、ある程度のものは作れますよー(^^)。
 基本的な部分は、ばっちりだと思います。あとは、リファレンスを見て、「こんな命令もあるんだぁ」とか「この命令を組み合わせたらぁー・・あ、こんな事も出来るなー」とか、いろいろ見えてくると思います。
 実際いろいろなものが作れるんじゃないかなぁーってわたしも思ってます。たとえばー、個人で使うならぁ、励ましの言葉や休憩時間を彼女の声で知らせてくれる彼女との写真集とかぁ(^^)、CG集売りたいーって方だったら、自分のCGをいろんな間隔で表示させて音楽や音声も鳴らしたりとかとかぁー。アイデア次第で結構いろんなものが作れそうでしょぉ(^^)。

 という訳でぇ、一連の作成過程の解説はこの辺りでおしまいです(^^)。このソフトを使って、どんどん皆さんがマスコットを作ってぇ、みんなで交換したり売ったりぃ、デスクトップが楽しくにぎやかになる事を祈っておりますー(^o^)。
 それではー、後の章からは、ここまでで解説しきれなかった事などまとめておきましたのでぇ、見ておいてくださいねー。

 次は実際のデータとなる画像についてちょっとお話ししますー。

 次のステップ「画像作成のヒント」に進んでください(^^)。


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