メッセージを表示する |
まず、このメッセージを表示する機能は、DMas.exeのバージョン1.20から利用可能になってます。
さて、このメッセージを表示する、なンですがー、下の画像を見てくださいませー。
![]() |
このように、マスコットとは別のイメージ(この場合は吹き出し)を表示して、その中にメッセージを表示する事が出来ます。
この別のイメージというのを「子イメージ」と呼びます。マスコットを表示するIDP命令と同じように、この子イメージはCIPという命令で表示させることができるンです。IDS命令で登録したイメージをCIP命令で表示させるといった感じでしょうかー。
例としてはぁ、
>IDS=gd\fuki.bmp,吹き出し; >CIP=吹き出し,-167,-5; |
これで、IDS命令で登録した「吹き出し」が子イメージとして表示されます(^^)。マスコットイメージの左上隅を基準(x=0,y=0)として、指定した座標に表示されます。
さてさて、この表示した子イメージに、メッセージを表示してみましょう。
メッセージは、同じスクリプトの中に書いてゆくのですが、命令群を書いていた時と同じように、メッセージもラベルから始まります。
たとえば、次のようになりますー。
セリフ0001: @C0x7F00FF;@S0x010155; こんにちは!@\「おみくじ」を引いてみますか?@\@E セリフ0002: @C0x7F00FF;@S0x010155; 気分転換しませんか!?@E |
こうやって表示する文章単位にラベルを付けておいてやります。
で、メッセージを表示させる命令が、MSP命令です。
セリフ表示: >CIP=吹き出し,-167,-5; >MSP=セリフ0001; >AE; セリフ0001: @C0x7F00FF;@S0x010155; こんにちは!@\「おみくじ」を引いてみますか?@\@E セリフ0002: @C0x7F00FF;@S0x010155; 気分転換しませんか!?@E |
このように、MSP命令で表示したいメッセージのラベルを指定してやると、子イメージ上に表示されます(^^)。
がっ!!!実はシステム起動直後このままだと、メッセージがちゃんと表示されません(^^;)。というのは、メッセージを子イメージのどの範囲に表示させるのかを、システムに教えてあげる必要があるンですー。
これがMLS命令です。この命令で設定した範囲でメッセージが表示されるようになります。
セリフ表示: >CIP=吹き出し,-167,-5; >MLS=8,8,170,116; >MSP=セリフ0001; >AE; セリフ0001: @C0x7F00FF;@S0x010155; こんにちは!@\「おみくじ」を引いてみますか?@\@E セリフ0002: @C0x7F00FF;@S0x010155; 気分転換しませんか!?@E |
これでメッセージがちゃんと表示されますー。
表示が終わったので、吹き出しをけしちゃいましょうー。
子イメージを消す命令はCIE命令です。これで子イメージは画面から消えます。あ、IDSで登録したイメージ自体は削除されませんよ(^^)。
セリフ表示: >CIP=吹き出し,-167,-5; >MLS=8,8,170,116; >MSP=セリフ0001; >CIE; >AE; セリフ0001: @C0x7F00FF;@S0x010155; こんにちは!@\「おみくじ」を引いてみますか?@\@E セリフ0002: @C0x7F00FF;@S0x010155; 気分転換しませんか!?@E |
これで一連のメッセージ表示は行えました。
あとメッセージの約束事なンですがぁ、メッセージの終わりには、必ず「@E」を書いてください。これがメッセージの終わりという意味です。
他に「@」で始まる制御コードっていうのがあるンですがぁ、これは文字の色を変えたり表示速度を変えたりといったもので、詳しくはリファレンスに説明があるので、そちらを参照してくださいね。
あ、そうそう(^^;)、あと「選択肢メッセージ」という機能も説明しておきますね。
選択肢もメッセージと同様、子イメージに表示する事になります。
選択肢を使うには、「1.選択肢データを登録する」「2.選択肢を表示する」の手順を踏みます。
>SDS=SEL003,おみくじを引いてみる@E; >SDS=SEL003,やめておく@E; |
SDS命令で、選択肢のメッセージと選択されたときに実行を移すラベルを登録してやります。こうやって、まず選択肢の数だけ登録していきます。この時もメッセージの最後には「@E」を忘れずに書いてくださいね。
で、登録が終わったらぁ、
>SDS=SEL003,おみくじを引いてみる@E; >SDS=SEL003,やめておく@E; >SEL=0,1; |
というようにぃ、登録した選択肢をSEL命令で表示させます。登録されている選択肢すべてが、このSEL命令によって表示された後、マウスで選択肢メッセージを選択する状態になります。また、このSEL命令で選択肢が表示された後、自動的に登録していた選択肢データはすべて削除されます。
次の章は「その他あれこれ」です。