スクリプトファイルの編集


 それでは、スクリプトの編集です。このスクリプトファイル(dm_srt.txt)を、 ノートパッドや御愛用のテキストエディタなどで開いてみてください。

 開けましたか?まず、最初の行に次の内容があると思います。

*DMScriptFile

 これは、「スクリプトファイルですよー」とデスクトップマスコットのシステム(以下、システム)に教える為の、 決まり文句。ですのでー、新規にスクリプトファイルを作る時には、あれこれ迷わず、まずこの一行を書いてくださいね。

 さてさて、今度はその次の行。

_FirstAction:

 これはラベルといって、一連の動作の見出しみたいなモンなんです。ラベルの最後は「:」で終わります。
 で、このラベル。システムには特別なラベル(システムラベル)がいくつかあります。

ラベル名 説 明
_FirstAction: システムが起動した直後に自動的に実行するラベル
_LastAction: システムが終了する時に自動的に実行するラベル
_BeginDefines: 定数定義を開始するラベル
_EndDefines: 定数定義を終了するラベル
_BeginInitFlags: フラグ定義を開始するラベル
_EndInitFlags: フラグ定義を終了するラベル

 特別・・っていってもただそれだけなんですがー(^^;)。あ、そうそうラベル名の前に「_」アンダーバーという文字があるんですがぁ、これは大抵のキーボードならShiftキーを押しながら、右側のShiftキーの左隣(ろ)のキーで入力できます。この特別なラベルではアンダーバーが必要ですが、皆さんがつけるラベル名には必要ありませんし、逆につけてもらってもかまいません。ま、システムラベルと区別がつくように、ということなんでしょう(^^)。
 それと、ラベルの前や後に空白(スペースやタブ)があった場合、システムは正しくラベルを検索できないので、空白や特殊コードの文字は使わないで下さいね。

 ま、とにかくラベルを先頭に一連の動作を書くというわけなんですがぁ、さてこの「_FirstAction:」から後の行全部消しちゃってくださーい(^^)。思い切ってー(^^)。

 ・・消せましたかー? さっぱりしましたねー(^^)。

 では、早速動作を書いていきましょう。さきほど言ったように「ラベルを先頭に一連の動作を書く」ので、「_FirstAction:」の後の行に命令を書いていきます。
 ちょっと、ここからはリファレンスマニュアルも併せて見ていって頂けると分かりやすいと思います。

 まず、システムに名前を付けてあげます。例えば、「デスクトップのうさぎちゃん」みたいな感じでしょうかー(^^)。  とりあえず、ここでは「テストマスコット」としておくことにして、次の行を書きます。

>NS=テストマスコット;

 全ての命令は、「>」で始まって、「;」で終わります。また、一行にたくさん続けて命令は書けません。 また、一つの命令は複数行に渡って書く事は出来ませんので、覚えておいてくださいねー。
 このNSという命令は、システムの名前を設定する命令なンですねー。これで、システム起動時に名前が設定されるわけです。

 それでは次、他のアプリケーションによく「〜について」とか「バージョン情報」なんていったメニューがありますよねー。 これらは、そのアプリケーションのバージョンや著作権などの表示を行ったりするものです。アバウトボックスなんて呼んだりしますけどー。
 そういった「〜について」のアバウトボックスの設定を行いましょう。

>AFS=テストマスコットについて,$$$$$       テスト Ver1.0,0xDD0000,abimg.bmp;

 この命令を書けばOKです(^^)。第2パラメータ内に$やスペースがありますが、 文字を表示する位置を調整しているからなんです。残念ながら直感的に思い通りの位置に文字を表示する事は出来ないので、 $で改行したりスペースで調整しているって寸法です(^^)。逆に、第4パラメータにあるイメージに文字も書き込んでおけば、 いちいち文字を位置調整して表示しなくてもすみますねー。
 ま、とにかく、ここはとりあえずこうしておいて、後で実際の動作を見て納得してくだされば リュリア言う事ありませんですー(^^)。
(ここでは、特にスペースの数は意識しなくてもいいですよー。適当にスペースを入れといてくださいー(^^))
(あと、この行長めなのでブラウザの使用状況によっては、数行に渡って表示されてしまうかもしれませんが、 基本的に命令は一行で書かなければなりませんので、注意してください)

 さーて次です。
 一番最初システムには画像が全く登録されていない状態なので、このシステム起動直後に実行される_FirstAction:ラベルで、 画像を登録してあげます。

>IDS=ch00.bmp,基本画像;

 第1パラメータは登録する画像のファイル名、第2パラメータはスクリプト内でのその画像の名前です。 第2パラメータの名前ですが、ファイル名で扱うより好きな名前を付けたほうが分かりやすくていいですよねー。 だから、名前を付ける訳です(^^)。 ただし、名前は半角で31文字までなんですー(^^;)、気を付けて名前を付けてくださいねー。

 あ、そうそう、表示もさせなきゃダメですねー(^^)。

>IDP=基本画像;

 表示は、さきほど登録した画像に付けた名前で指定してやります。 これだけで、画像が表示されるンですよー(^^)。

 そしたら、次にとりあえずこのラベル(_FirstAction:)の一連の動作を終了させましょう。

>AE;

 この終了命令AEが無いと、スクリプトの最後まで命令を実行していっちゃいますので、ラベルの一連の動作の最後には必ず書くようにします。

 さて、ここまででとりあえず次のような内容のスクリプトファイルが出来上がったんではないでしょーか(^^)。

*DMScriptFile
_FirstAction:
>NS=テストマスコット;
>AFS=テストマスコットについて,$$$$$       テスト Ver1.0,0xDD0000,abimg.bmp;
>IDS=ch00.bmp,基本画像;
>IDP=基本画像;
>AE;

 内容に間違いがないか、再度確認してくださいー(^^)。 確認できましたら、スクリプトファイルを保存してください。

 さて!それでは、お待ちかねの実行確認です(^^)!
 システム本体のDMas.exeを起動してください。 「デバッグモードで実行します」とウィンドウが出ますのでOKボタンをクリックしてください。

 どうですかー!?表示されましたかー!?もし、万が一表示されないって方は、もう一度ファイルがコピーされているか、スクリプトファイルに間違いは無いか確認してください!

 さて、表示されたマスコットの上で右クリックしてみてください。そうしたらメニューが表示されたと思います。 その中に、「テストマスコットについて」の項目がありますよねー。これがAFS命令の第1パラメータだったンです。
 で、その項目をクリックしてください。
どうでしょうー、アバウトボックスが表示されましたねー。AFS命令の第4パラメータで指定した画像を背景に、 第2パラメータで指定した文字が表示されたことと思います(^^)。

 さてー、基本設定とラベルから始まる一連動作の書き方、なんとなくでも分かって頂けましたでしょーか(^^)。

 それでは、一旦マスコットを終了(右クリック→終了を選択)させて、次のステップ「クリッカブルマップファイルの編集」に進んでください(^^)。


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