命令リファレンス |
■マスコット作成上の注意事項 ■アプリケーション設定関連命令AFS Aboutフォームを設定 IS タスクトレイに配置されるアプリケーションのアイコンを設定 MCS マウスカーソルを登録 NS アプリケーションの名前を設定 NUS サウンド機能を使用不可に設定 WCS ウィンドウ密着モードをサポート Rev!(Ver2.55) WCOP ウィンドウ密着モード関連の動作オプションの設定 Rev!(Ver2.60) GMST マスコットの現在の状態を取得 (Ver2.60) MTRP マスコットを指定の透過量で透過 (Ver2.65)■マスコット移動関連命令MVR 現在のデスクトップ上の位置から相対座標で指定した位置に移動 MVA 現在のデスクトップ上の位置から指定した絶対座標位置に移動 (Ver2.31) MVB デスクトップ上でランダムな移動を開始 MVE デスクトップ上の移動を停止 MVL デスクトップ上での移動による方向変更時に実行するラベルを設定 MCPR マスコットの位置を現在の位置から指定の相対座標位置に変更 (Ver2.40) MCPA マスコットの位置を指定のデスクトップ上の絶対座標位置に変更 (Ver2.40)■イメージ関連命令IDS イメージを登録 IDD イメージを削除 IDP イメージを表示 ACR 今後登録するアニメーションチップに透過色を適用するかしないかを設定 ACS アニメーションチップを登録 ACB 指定識別名のアニメーションチップを、アニメーションさせる ACE 指定識別名のアニメーションチップのアニメーションを停止 ACD アニメーションチップを削除 CIP 子イメージを表示 CIE 子イメージを消去■グラフィック関連命令 (Ver2.80)GPCS イメージに描画する際のペンの色を設定 GPWS イメージに描画する際のペンの幅を設定 GPPS イメージに描画する際のペンのパターン(線種)を設定 GBCS イメージに描画する際のブラシの色を設定 GBPS イメージに描画する際のブラシのパターン(塗り潰し模様)を設定 GFCS イメージに描画するフォントの色を設定 GFNS イメージに描画するフォント名を設定 GFSS イメージに描画するフォントのスタイルを設定 GTXP イメージに文字列を描画 GLNP イメージに直線を描画 GRTP イメージに矩形を描画 GELP イメージに指定矩形境界に外接する円または楕円を描画 GIFP 指定の画像ファイルを読み出しイメージに描画 GBFS 指定の矩形領域のイメージを内部バッファに保存(退避) GBFP 内部バッファの内容をイメージに描画■メッセージ関連命令
・メッセージについてMLS メッセージ表示範囲を設定 MFN メッセージで表示するフォントを設定 MFS メッセージで表示するフォントのスタイルを設定 MSP メッセージを表示 MSC メッセージを消去 MPS メッセージ表示の際のクリック待ち時に表示するイメージ(プロンプト)を設定■選択肢関連命令SDS 選択肢を登録 SEL 選択肢を表示■クリッカブルマップ関連命令CMS クリッカブルマップに、指定のクリッカブルマップを登録 CMD クリッカブルマップから、パラメータと一致するクリッカブルマップを削除 CMA 登録されている全てのクリッカブルマップを削除■ポップアップメニュー関連命令PMS ポップアップメニューに、指定のメニュー項目を登録 PMD 登録済みのポップアップメニューから、パラメータと一致するポップアップメニューを削除 PMA PMSで登録された全てのポップアップメニューを削除 PMMV ポップアップメニューの「移動」を非表示または表示 (Ver2.55) PMAV ポップアップメニューのAboutフォーム表示メニューを非表示または表示 (Ver2.66)■オーディオサウンド関連命令AWP ウェーブファイル(.wav, .wma, .mp3)を再生 Rev!(Ver2.65) AMP MIDIファイルを再生 ACP AudioCDを再生 AWT ウェーブファイル(.wav, .wma, .mp3)の再生を停止 AMT MIDIファイルの再生を停止 ACT AudioCDの再生を停止■イベント関連命令CES 時計イベントを登録 CED 時計イベントを削除 CEA 登録されている全ての時計イベントを削除 IES インターバルイベントを登録 IED インターバルイベントを削除 IEA 登録されている全てのインターバルイベントを削除 DES 日付イベントを登録 DED 日付イベントを削除 DEA 登録されている全ての日付イベントを削除 MELS マウスカーソルの進入・退去イベントを登録 (Ver2.70) MELD マウスカーソルの進入・退去イベントを削除 (Ver2.70) MELA 登録されている全てのマウスカーソルの進入・退去イベントを削除 (Ver2.70) ECSA 指定のイベント種類に登録されているイベント全てを一時停止状態 (Ver2.70) ECRA 指定のイベント種類に登録されているイベント全ての一時停止状態を解除 (Ver2.70)■フラグ操作関連命令 (Ver2.0) ・フラグについてFVS フラグに値を設定 FSF フラグに指定フラグの値を設定 (Ver2.41) FV+ フラグに値を加算 FV− フラグから値を減算 FV* フラグと値を乗算 FV/ フラグを値で除算 FV% フラグを値で除算した剰余を求める FBS フラグの指定ビットに指定値(0か1)をセット FAD フラグにフラグと値の論理積を代入 FOR フラグにフラグと値の論理和を代入 FXOR フラグにフラグと値の排他的論理和を代入 (Ver2.80) FNOT フラグにフラグの値の否定を代入 (Ver2.80) FSFT 整数型フラグを指定の方法でシフト (Ver2.80) FST 文字列型フラグの内容を指定の方向から指定文字数抜き出しフラグに設定 (Ver2.41) FSLG フラグに設定されている内容の長さ(文字数)を取得 (Ver2.41) FGTK 指定の文字列フラグから、指定された区切り文字で区切られた文字列を取り出す (Ver2.80) DIDP データ入力用のダイアログを表示し、入力されたデータを指定フラグに格納 FFLD フラグファイルからフラグの内容を読み出す FFSV フラグの内容をフラグファイルに保存 FFDP フラグファイル読み出し/保存用のダイアログを表示 FDTS 現在の年月日または時刻の値をフラグに設定 FDPS 現在のデスクトップの水平または垂直方向のサイズをフラグに設定 (Ver2.31) FMPS 現在のマスコットのX座標またはY座標をフラグに設定 (Ver2.40) FRVS 指定した範囲でランダムな値をフラグに設定 (Ver2.41) FCPS 現在のマウスカーソルのデスクトップ上でのX座標またはY座標をフラグに設定 (Ver2.41) FDCS 指定日までの残日数または経過日数をフラグに設定 (Ver2.70) FDWS 指定年月日の曜日をフラグに設定 (Ver2.70) FDMS 指定年の指定月の日数をフラグに設定 (Ver2.70) FTPS タスクバーの各座標をフラグに設定 (Ver2.80) FCTG コマンドラインパラメータ/TXで指定された文字列をフラグに設定 (Ver2.80)■ジャンプ・コール関連命令RJS 指定のランダムラベルグループにラベルを登録 RJP ランダムにラベルを実行 RJD ランダムラベル(グループ)を削除 CLL 指定ラベルをコール RCL ランダムにラベルをコール JMP 無条件に指定したラベルにジャンプ (Ver2.0) JVC フラグと比較値を比較し、条件に合う場合指定したラベルにジャンプ Rev!(Ver2.40) JB0 フラグの指定ビットが0(ゼロ)の場合、指定したラベルにジャンプ JB1 フラグの指定ビットが1の場合、指定したラベルにジャンプ JFSE フラグに文字列が存在するか調べ、存在すれば指定したラベルにジャンプ (Ver2.43)■テキストファイル操作関連命令 (Ver2.60)TXMD テキストを読み込む際、復号を行うか否かを設定 (Ver2.80) TXLD テキストファイルの内容をテキストバッファに読み込む TXSV テキストバッファの内容をテキストファイルに書き込む TXFI 指定の文字列と一致するテキストバッファのインデックスをフラグに設定 TXGC テキストバッファの行数をフラグに設定 TXGS 指定のインデックスの文字列をフラグに設定 TXAS テキストバッファの末尾に文字列を追加 TXIS テキストバッファの指定のインデックスに文字列を挿入 TXDS テキストバッファの指定のインデックスの文字列を削除 TXCL テキストバッファをクリアします■インターネット関連命令INDS ダイアルアップ接続設定用のダイアログ表示項目をメニューに追加 INDC ダイアルアップ接続を行う INDD ダイアルアップ接続を切断 URLO 指定のURLを開く IMLS メールサーバ接続設定用のダイアログ表示項目をメニューに追加 (Ver2.30) IMLC 新着メールがあるか確認 Rev!(Ver2.44)■時計表示関連命令TMIP ディジタル時計を表示 TMDL ディジタル時計を削除 TCIP ディジタル時計カウンターを表示 TCON ディジタル時計カウンターの計時を開始 TCOF ディジタル時計カウンターの計時を停止 TCRS ディジタル時計カウンターの計時値をリセット TCDL ディジタル時計カウンターを削除■日付表示関連命令 (Ver2.2)DAIP 日付を表示 DADL 日付表示を削除■日数表示関連命令DCIP 指定日までの残日数または経過日数を表示 DCID 日数表示を削除■データ(数値・文字列)表示関連命令 (Ver2.1)DPIS 数値データ表示に使われるイメージを設定 DPID 数値データ表示に使われるイメージを削除 DPFN 文字列データ表示で使用するフォントを設定 DPFS 文字列データ表示で使用するフォントのスタイルを設定 DTIP 指定された数値データを表示 DTSP 指定された文字列データを表示 DTID データ表示を削除■マスコット間通信関連命令 (Ver2.40)CACR 自身のマスコット用マスコット間通信エリアを作成 CASM 指定のマスコット間通信エリアに通信メッセージを送信 CAGM 自身のマスコット間通信エリアの新規通信メッセージを取得 CADL 自身のマスコット用マスコット間通信エリアを削除 (Ver2.80)■その他命令WAT 指定時間だけウェイトをかける EXEC 他のアプリケーションを起動 FNDP ファイル名を取得するダイアログを表示 DLPS ダイアログの表示位置を指定 (Ver2.44) MEND マスコットを終了 (Ver2.40) AE アクションを終了■メッセージについて ■定数定義について ■フラグについて ■起動時のコマンドラインパラメータについて
▲マスコット作成上の注意事項 ◎マスコット作成上の注意事項 ・全ての命令及びパラメータ等について、大文字小文字が区別されます(ファイル名およ びフラグ名は区別されません)。 ・文字列の指定の際、特に指示の無い場合指定できる文字長さは4095文字です。 ・ラベルの長さは127文字までです。また、大文字小文字は区別され、ラベルは重複して いてはなりません。 ・ラベルは、ラベルとして使用するときは最後にラベル識別子':'を付け、パラメータと して使用するときには':'は付けません。 ・ラベルを記述する行には、ラベル以外(コメントなど)は記述しないでください。 ・ラベルには、'('、')'、':'、'='、';'、','や'$'は使用できません。 ・ラベルの前後に空白(スペースやタブ)及び特殊コード文字などがあると正しく動作しま せんので、これらの文字はラベルに使用しないようにしてください。 ・命令識別子'>'で始まる行は命令とみなされますので、ラベルの最初の文字等に使用し ないでください。 また、同じ行に複数の命令は記述できません。1行につき1つです。 ・数値パラメータにおいては、16進数・10進数が使用可能です。 値の先頭に、16進数の場合「0x(ゼロエックス)」を記述してください。 ・各テキストファイルのサイズは無制限(メモリの許す範囲)です。 ・アニメーション間隔などのタイマーのパラメータは、コンピュータの使用状況により、 指定した時間を実現できない場合があります。 ・「#」で始まるそれ以降の文字列はコメントとして扱われます。 ただし、メッセージ群にコメントを記述する場合は「@#」を使います。
▲アプリケーション設定関連命令 注意:アプリケーション設定関連命令には_FirstActionラベルでのみ実行可能な命令も ありますので、注意してください。 ▲ ・AFS 〜 About Form Setting 〜 Aboutフォームを設定します。 >AFS=TitleLabel,Text,TextColor,ImageFileName; TitleLabel :フォームのタイトル文字列(ポップアップメニューに も使われます) Text :フォームに表示する文字列 TextColor :フォームに表示する文字列の色 例)16進数で指定 赤の場合> 0x0000FF; (各バイト、青・緑・赤の順) ImageFileName :フォームに表示するイメージのファイル名(何も指定 しなかった場合は表示されません) バージョンや著作権表示などの表示を行うフォームの設定を行います。 Text文字列で改行を行いたい場合は、「$」を記述してください。 ※フォームはイメージのサイズになりますので、イメージを指定しなかった場合 や、イメージが読み出せなかった場合(*1)はデフォルトの176×135になります。 また、このフォーム内に収まっていないテキストは表示されませんので、適宜 改行を行ってください。 ※Textに設定する文字列の先頭の空白は無視されます。 (*1)このときファイルオープン異常は表示されません。
▲ ・IS 〜 Icon Set 〜 タスクトレイに配置されるアプリケーションのアイコンを設定します。 >IS=IconFileName; IconFileName:アイコンのファイル名 ここで設定したアイコンが、タスクトレイに配置されるアイコンに使用されま す。 デフォルトアイコンで良い場合は、この命令は記述しないで下さい。
▲ ・MCS 〜 Mouse Cursor Set 〜 マウスカーソルを登録します。 >MCS=FileName,CursorName; FileName :カーソルファイル名 CursorName :カーソル識別名(半角31文字まで) クリッカブルマップでユーザカーソルを使用している場合に、この命令で登録 しなければなりません。
▲ ・NS 〜 application Name Set 〜 アプリケーションの名前を設定します。 >NS=Name; Name :アプリケーション名(半角63文字まで) ここで設定した名前が、各所ウィンドウやタスクトレイなどで使用されます。 アプリケーション名の長さは63文字までです。 デフォルトは、DesktopMascotになります。
▲ ・NUS 〜 Not Use Sound 〜 サウンド機能を使用不可にします。 >NUS; これにより、サウンド機能が使用できなくなり、ポップアップメニューの項目 にも表示されなくなります。 サウンド機能を使用しないアプリケーションなどに使用してください。 ※NUSで使用不可にした状態で、もう一度この命令を実行するとサウンド機能 が使用できるようになりますが、サウンドの一時停止などとは違う処理を行 いますので、基本的にこの命令は_FirstActionなどで一度だけ実行します。
▲ ・WCS 〜 Window Cling mode Set 〜 ウィンドウ密着モードをサポートさせ、それに関する設定を行います。 >WCS=Dx,Dy,PopupText,BeginLabel,EndLabel; Dx :ウィンドウの左上を基準にした相対X座標 Dy :ウィンドウの左上を基準にした相対Y座標 PopupText :ポップアップメニューに表示される文字列 BeginLabel :密着モードになった時に実行されるラベル EndLabel :密着モードを解除した時に実行されるラベル ユーザが作業しているウィンドウ(フォアグラウンドウィンドウ)に常に密着す るモードをサポートさせます。 フォアグラウンドウィンドウの左上隅座標を基準とし、Dx,Dyの示す位置にイ メージ表示の基準点を設定します。 PopupTextに何も設定しなかった場合(例 >WCS=Dx,Dy,,BeginLabel,EndLabel;) 常に密着モードとなり、BeginLabelとEndLabelは実行されませんので、設定する 必要はありません。 ※既にサポートされている(一度WCS命令を実行している)状態で、再度この命 令を実行した場合は、Dx及びDyパラメータのみ適用されます。 ※密着モード中は常に手前に表示されるため、モード中はポップアップメニュ ー内の「常に手前に表示」は表示されなくなります。 ※一度設定しサポートすると非サポートに戻す事は出来ません。
▲ ・WCOP 〜 Window Cling mode OPtion set 〜 ウィンドウ密着モード関連の動作オプションの設定を行います。 >WCOP=Mode,Param1,Param2,Param3,Param4; Mode :動作モード Param1 :パラメータ1 Param2 :パラメータ2 Param3 :パラメータ3 Param4 :パラメータ4 ウィンドウ密着モードでの動作オプションを設定します。 各モード(Mode)に関しては以下の通りです。 ○Modeに「0」を設定した場合の動作 デスクトップ上に密着するウィンドウが無い場合に、マスコットを非表示に します。 (Param1〜4は設定する必要はありません。) ○Modeに「1」を設定した場合の動作 デスクトップ上に密着するウィンドウが無い場合に、指定の位置にマスコッ トを表示させます。Param1及びParam2に表示させる位置を、デスクトップ左上 を基準に絶対座標で指定してください。 Param3には、密着するウィンドウが無い場合に表示させるイメージの識別名 を、Param4には、再び密着するウィンドウが現れた際に表示させるイメージの 識別名を指定することが出来ます。 (Param3〜4は設定する必要はありません。) ※Param1〜4は省略可能です。省略した場合以前の設定が使用されます。 ※オプションのデフォルト値はすべて「0」です。
▲ ・GMST 〜 Get Mascot STatus 〜 マスコットの現在の状態を取得します。 >GMST=FlagName; FlagName :フラグ名(整数型) FlagNameに指定されたフラグに、マスコットの状態を設定します。 マスコットの状態は、格納された値の各ビットを参照することで知ることが出 来ます。 各ビットと状態の対応は以下の通りです。 0ビット:密着状態(0=非密着, 1=密着中) 1ビット:マスコット表示状態(0=非表示中, 1=表示中) 2ビット:移動モード状態(0=通常モード(非移動), 1=移動モード(非移動)) 3ビット:移動状態(0=非移動, 1=移動中) 4ビット:メッセージ(選択肢も含む)表示状態(0=非表示, 1=表示中) 5ビット:サウンドサポート状態(0=非サポート, 1=サポート) 6ビット:サウンド演奏状態(0=停止中(一時停止中含む), 1=演奏中) 7ビット:Aboutフォーム表示状態(0=非表示, 1=表示中) ※0ビットの密着状態は、厳密には、密着できるウィンドウが無ければ「0」、 有れば「1」となります。 例】マスコット表示状態によってジャンプする。 >GMST=iFlag; >JB1=iFlag,1,★表示中処理;
▲ ・MTRP 〜 Mascot TRansParent 〜 マスコットを指定の透過量で透過させます。 >MTRP=Value; Value :透過量(0〜255) Valueに指定された透過量で、マスコットを表示します。 透過量最大(255)で透明となります。 ※この命令は、Windows2000/XP以降でのみ実行されます。以前のWindowsでは、 この命令は無視されます。
▲マスコット移動関連命令 注意:移動中の状態で新たに移動開始命令を実行すると、現在の移動は強制的に終了 し、その後新たな移動が開始されます。 非表示の状態になっている場合、移動命令は無視されます。 ▲ ・MVR 〜 MoVe Relative 〜 現在のデスクトップ上の位置から相対座標で指定した位置に移動します。 >MVR=Dx,Dy,Interval,Pixel,NextLabel; Dx :相対X座標 Dy :相対Y座標 Interval :移動する時間間隔(1/1000sec.単位で設定) Pixel :一回の移動での移動量(Pixel単位) NextLabel :移動が終了した時に実行するラベル ※Pixelに0以下を設定した場合、1Pixelになります。 現在の位置からDx,Dyの位置まで、Intervalの時間間隔でPixel分ずつ移動しま す。デスクトップの範囲を超えようとすると、その時点で移動を終了します( NextLabelは実行されます)。 Dx及びDyには、現在の位置を0,0とした相対座標を与えてください。Dx及びDy どちらも0の場合、この命令は無視されます。 NextLabelが指定されている場合は、移動が終了した際に、NextLabelを実行し ます。NextLabelが指定されていない場合は、何も行いません。また、移動中に 次の移動命令が実行された場合やMVE命令で停止などで強制停止された場合も NextLabelは実行されません。 ※自分自身の属するラベルをNextLabelに指定した場合(再帰呼び出し)した場 合、無限ループとなるため即エラーを表示し次の命令を実行します。 ネストについては無制限です。
▲ ・MVA 〜 MoVe Absolute 〜 現在のデスクトップ上の位置から指定した絶対座標位置に移動します。 >MVA=Dx,Dy,Interval,Pixel,NextLabel; Dx :絶対X座標 Dy :絶対Y座標 Interval :移動する時間間隔(1/1000sec.単位で設定) Pixel :一回の移動での移動量(Pixel単位) NextLabel :移動が終了した時に実行するラベル ※Pixelに0以下を設定した場合、1Pixelになります。 現在の位置からデスクトップ上のDx,Dyの位置まで Intervalの時間間隔でPixel分ずつ移動します。MVR命令とは違いマスコットの左 上座標がデスクトップの範囲を超えようとすると、その時点で移動を終了します (MVR命令ではマスコットのイメージが範囲外に出ようとすると移動終了します。 また、NextLabelは実行されます)。 Dx及びDyには、デスクトップ左上隅座標をx=0,y=0とした絶対座標を与えてく ださい。 NextLabelが指定されている場合は、移動が終了した際に、NextLabelを実行し ます。NextLabelが指定されていない場合は、何も行いません。また、移動中に 次の移動命令が実行された場合やMVE命令で停止などで強制停止された場合も NextLabelは実行されません。 ※自分自身の属するラベルをNextLabelに指定した場合(再帰呼び出し)、無限 ループとなるため即エラーを表示し次の命令を実行します。 ネストについては無制限です。
▲ ・MVB 〜 random MoVe Begin 〜 デスクトップ上でランダムな移動を開始します。 >MVB=Interval,Pixel,Rate; Interval :移動する時間間隔(1/1000sec.単位で設定) Pixel :一回の移動での移動量(Pixel単位) Rate :方向を変える確率(1/Rate) 例】Rate=10 → 1/10の確率で方向転換 ※Pixelに0以下を設定した場合、1Pixelになります。 ※Rateに0以下を設定した場合、確率は1になります。 Intervalの時間間隔でPixel分ずつ移動し、1/Rateの確率でランダムに方向を 変え、デスクトップ上を移動します。 MVL命令でラベルが設定されている場合は、方向を変えた際にそれらのラベル が実行されます。 ※デスクトップより外へは移動しません。
▲ ・MVE 〜 MoVe End 〜 デスクトップ上の移動を停止します。 >MVE; 移動を停止させます。
▲ ・MVL 〜 MoVe Label set 〜 デスクトップ上での移動による方向変更時に実行するラベルを設定します。 >MVL=EVTop,EVBottom,EVLeft,EVRight,EVTopLeft,EVTopRight, EVBottomLeft,EVBottomRight,EVStop; EVTop :移動方向が上方向に変わる時実行するラベル名 EVBottom :移動方向が下方向に変わる時実行するラベル名 EVLeft :移動方向が左方向に変わる時実行するラベル名 EVRight :移動方向が右方向に変わる時実行するラベル名 EVTopLeft :移動方向が左上方向に変わる時実行するラベル名 EVTopRight :移動方向が右上方向に変わる時実行するラベル名 EVBottomLeft :移動方向が左下方向に変わる時実行するラベル名 EVBottomRight :移動方向が右下方向に変わる時実行するラベル名 EVStop :どちらにも移動していない時実行するラベル名 MVB命令でデスクトップ上を移動した際、方向が変わった時に実行されるラベ ルを設定します。 全てのラベル名を設定しなくてもかまいません。設定された方向のラベルだけ が実行されます。 例】>MVL=,,,,,EVTopRight,,,EVStop; この場合、右上と不動に変わる時しかラベルは実行されません。 ※既に設定済みの状態で再度この命令を実行すると設定は上書きされます。
▲ ・MCPR 〜 Mascot Change Position Relative 〜 マスコットの位置を現在の位置から指定の相対座標位置に変更します。 >MCPR=Dx,Dy; Dx :相対X座標 Dy :相対Y座標 現在の位置からDx,Dyの位置にマスコットの位置を変更します。 MVR等の移動命令とは異なり、即座にその位置に表示されます。 ウィンドウ密着モードで実行した場合X座標のみ有効となり、密着しているウ ィンドウの横幅より外には移動できません。
▲ ・MCPA 〜 Mascot Change Position Absolute 〜 マスコットの位置を指定のデスクトップ上の絶対座標位置に変更します。 >MCPA=Dx,Dy; Dx :絶対X座標 Dy :絶対Y座標 デスクトップ上のDx,Dyの位置にマスコットの位置を変更します。 MVA等の移動命令とは異なり、即座にその位置に表示されます。 ※ウィンドウ密着モードで実行しても無視されます。
▲イメージ関連命令 ▲ ・IDS 〜 Image Data Set 〜 イメージを登録します。 >IDS=FileName,ImageName; FileName :登録するイメージのファイル名 ImageName :登録するイメージの識別名(半角31文字まで) イメージを登録することにより、表示命令などでイメージを表示する事が出来 ます。 ※IDS命令は、画像の左上隅のカラーを透過色としてイメージを登録します。
▲ ・IDD 〜 Image Data Delete 〜 イメージを削除します。 >IDD=ImageName; ImageName :削除するイメージの識別名(半角31文字まで) 既に登録されているイメージを削除します。 ImageNameに何も指定しなかった場合は、全てのイメージが削除されます。 例)>IDD=;
▲ ・IDP 〜 Image Data Put 〜 イメージを表示します。 >IDP=ImageName; ImageName :表示するイメージの識別名(半角31文字まで) 既に登録されているイメージを表示します。
▲ ・ACR 〜 Animation Chip tRansparent mode 〜 今後登録するアニメーションチップに透過色を適用するかしないかを設定します。 >ACR=TransMode; TransMode :透過色適用設定 0→ 透過色を適用しない 1→ 透過色を適用する 今後登録されるアニメーションチップが、透過色を適用して登録するか適用 しないで登録するかを設定します。 1の適用するを設定した場合、今後登録されるアニメーションチップは、アニ メーションイメージのそれぞれの左上隅のカラーを透過色として登録されます。 ※起動直後は、透過色を「適用しない」に設定されています。
▲ ・ACS 〜 Animation Chip Set 〜 アニメーションチップを登録します。 >ACS=FileName,ImageName,DivNum,x,y,Interval; FileName :イメージのファイル名 ImageName :アニメーションチップの識別名(半角31文字まで) 識別名は、制御するアニメーションチップを判別するための 名前です。 従って、同じ識別名のアニメーションチップが存在した場合 その同識別名のアニメーションチップが全て制御対象になり ますので、個々に制御したいチップはそれぞれユニークな識 別名を与えて下さい。 DivNum :イメージの分割数(アニメーションチップは、一つのイメージ ファイルに各アニメーションイメージが左から順に並んでい る形式で読み込む為、アニメーションイメージの数だけ指定 して下さい) x :表示する際の左上X座標 y :表示する際の左上Y座標 Interval :アニメーション間隔(1/1000sec.単位で設定) 0は無効な値です。0を設定すると自動的に1に設定されます。
▲ ・ACB 〜 Animation Chip Begin 〜 指定識別名のアニメーションチップを、アニメーションさせます。 >ACB=ImageName,PutPat,WSync,Option; ImageName :アニメーションチップの識別名(半角31文字まで) PutPat :アニメーション表示する際の表示方法 0→ ランダムに表示 1→ 最初から順にループ 2→ 最初から順に表示し最後のイメージで停止 WSync :現在鳴っているサウンドと同期して停止させるか否か 0→ 同期停止させない 1→ ウェーブと同期停止 2→ MIDIと同期停止 3→ CDと同期停止 Option :WSyncに0以外を設定した場合、同期停止した際に表示するア ニメーションイメージの番号を指定 (イメージ番号は、ACSでイメージを設定した際の分割数に従 って、イメージ左端から0,1,2…と順に対応します) ImageNameで指定された識別名をもつ全てのアニメーションチップのアニメー ションを開始します。 ※WSyncに0以外を設定し同期停止させる場合は、必ず先に演奏を開始してお いてください。演奏が開始されていない場合は、アニメーションは開始さ れません(この命令は無視されます)。
▲ ・ACE 〜 Animation Chip End 〜 指定識別名のアニメーションチップのアニメーションを停止させます。 >ACE=ImageName,PatNum; ImageName :アニメーションチップの識別名(半角31文字まで) PatNum :停止させた時に表示するイメージの番号 (イメージ番号は、ACSでイメージを設定した際の分割数に従 って、イメージ左端から0,1,2…と順に対応します) ※存在しないイメージの番号を与えると、停止時に表示を行い ません。 ImageNameで指定された識別名をもつ全てのアニメーションチップのアニメー ションを停止します。
▲ ・ACD 〜 Animation Chip Delete 〜 アニメーションチップを削除します。 >ACD=ImageName; ImageName :削除するアニメーションチップの識別名(半角31文字まで) 何も指定しない(例 >AID=;)場合は、現在メモリに読み込まれ ている全てのアニメーションチップをメモリから削除します。 また、AIS命令にて同識別名でメモリに読み込まれたアニメー ションチップが存在した場合は全ての同識別名のアニメーシ ョンチップが削除されます。
▲ ・CIP 〜 Child Image Put 〜 子イメージを表示します。 >CIP=ImageName,Dx,Dy; ImageName :表示するイメージの識別名(半角31文字まで) Dx :表示X座標(親からの相対座標) Dy :表示Y座標(親からの相対座標) 既に登録されているイメージを子イメージとして表示します。 ※子イメージとは、IDP命令で表示されるイメージとは別に表示されるイメー ジです。子イメージは、IDP命令で表示されるイメージを親とし、子イメー ジは、親イメージの表示座標に常に連動して表示されます。 ※Dx及びDyには、現在の親イメージの位置を0,0とした相対座標を与えてくだ さい。 ※子イメージは、親イメージより前面には表示されません。親に重なる部分は 隠れます。 ※使用例としては、台詞の吹き出しなどがあります。
▲ ・CIE 〜 Child Image Erase 〜 子イメージを消去します。 >CIE;
▲グラフィック関連命令 グラフィック関連命令は、IDPにて実際に表示されているイメージに対して、描画を 行います。登録しているイメージに対して描画されるわけではありませんので、イメージ にグラフィック描画後IDP命令で違うイメージまたは同じイメージを表示すると、その イメージが上書き表示されます(それまでに描画したグラフィックは消えます)。 また、アニメーションチップよりも下に対して描画されるため、アニメーションチップ が表示されている個所はアニメーションチップにより隠されます。 ▲ ・GPCS 〜 Graphic Pen Color Set 〜 イメージに描画する際のペンの色を設定します。 >GPCS=Color; Color :色コード 色コードは、16進表記にてB・G・Rの順で指定してください。 各三原色は2桁の16進数で表し、それぞれ00〜FFまでの値を持ちます。 例】 最高輝度の赤(純粋な赤) → 0x0000FF 最高輝度の緑(純粋な緑) → 0x00FF00 最高輝度の青(純粋な青) → 0xFF0000 純粋な黒 → 0x000000 純粋な白 → 0xFFFFFF
▲ ・GPWS 〜 Graphic Pen Width Set 〜 イメージに描画する際のペンの幅を設定します。 >GPWS=Width; Width :幅(pixel) ※幅を1以外にすると、ペンのパターンは実線となります。
▲ ・GPPS 〜 Graphic Pen Pattern Set 〜 イメージに描画する際のペンのパターン(線種)を設定します。 >GPPS=Pattern; Pattern:ペンのパターン(線種) 0 → 実線 1 → 破線 2 → 点線 3 → 一点鎖線 4 → 二点鎖線 5 → なし(線・枠線は描画されない) ※実線以外のパターンは、線幅が1の時だけ描画できます(線幅が1以外の場合、 実線で描画されます)。
▲ ・GBCS 〜 Graphic Brush Color Set 〜 イメージに描画する際のブラシの色を設定します。 >GBCS=Color; Color :色コード 色コードは、16進表記にてB・G・Rの順で指定してください。 各三原色は2桁の16進数で表し、それぞれ00〜FFまでの値を持ちます。 例】 最高輝度の赤(純粋な赤) → 0x0000FF 最高輝度の緑(純粋な緑) → 0x00FF00 最高輝度の青(純粋な青) → 0xFF0000 純粋な黒 → 0x000000 純粋な白 → 0xFFFFFF
▲ ・GBPS 〜 Graphic Brush Pattern Set 〜 イメージに描画する際のブラシのパターン(塗り潰し模様)を設定します。 >GBPS=Pattern; Pattern:ブラシのパターン(塗り潰し模様) 0 → 塗り潰し 1 → 透明(塗り潰されない) 2 → 右上がり斜線 3 → 左上がり斜線 4 → 水平垂直ライン交差 5 → 右上がり左上がり斜線交差 6 → 水平ライン 7 → 垂直ライン
▲ ・GFCS 〜 Graphic Font Color Set 〜 イメージに描画するフォントの色を設定します。 >GFCS=Color; Color :色コード 色コードは、16進表記にてB・G・Rの順で指定してください。 各三原色は2桁の16進数で表し、それぞれ00〜FFまでの値を持ちます。 例】 最高輝度の赤(純粋な赤) → 0x0000FF 最高輝度の緑(純粋な緑) → 0x00FF00 最高輝度の青(純粋な青) → 0xFF0000 純粋な黒 → 0x000000 純粋な白 → 0xFFFFFF
▲ ・GFNS 〜 Graphic Font Name Set 〜 イメージに描画するフォント名を設定します。 >GFNS=FontName; FontName :フォント名 ※デフォルトのフォントは「MS Pゴシック」です。 ※指定したフォントが存在しない場合やサイズなどの組み合わせにより使用で きない場合は、Windowsは別のフォントを代用します。
▲ ・GFSS 〜 Graphic Font Style Set 〜 イメージに描画するフォントのスタイルを設定します。 >GFSS=Size,Bold,Italic,Under,Strike; Size :フォントサイズ(単位:ポイント) Bold :太字(1:太字にする 0:しない) Italic :斜体(1:斜体にする 0:しない) Under :下線(1:つける 0:つけない) Strike :打ち消し線(1:つける 0:つけない)
▲ ・GTXP 〜 Graphic TeXt Put 〜 イメージに文字列を描画します。 >GTXP=x,y,String; x :文字描画開始 左上X座標 y :文字描画開始 左上Y座標 String :描画文字列 フォントの設定にしたがって座標(x,y)を左上座標として、Stringで指定した 文字列を描画します。
▲ ・GLNP 〜 Graphic LiNe Put 〜 イメージに直線を描画します。 >GLNP=P1x,P1y,P2x,P2y; P1x :始点のX座標 P1y :始点のY座標 P2x :終点のX座標 P2y :終点のY座標 ペンの設定にしたがって始点(P1x,P1y)と終点(P2x,P2y)を結ぶ直線を描画します。 ※実際の描画は終点(P2x,P2y)は除外され、その手前までを直線で結びます。
▲ ・GRTP 〜 Graphic RecTangle Put 〜 イメージに矩形を描画します。 >GRTP=x1,y1,x2,y2; x1 :矩形の左上X座標 y1 :矩形の左上Y座標 x2 :矩形の右下X座標 y2 :矩形の右下Y座標 ペンとブラシの設定にしたがって矩形を描画します。
▲ ・GELP 〜 Graphic ELlipse Put 〜 イメージに指定矩形境界に外接する円または楕円を描画します。 >GELP=x1,y1,x2,y2; x1 :矩形の左上X座標 y1 :矩形の左上Y座標 x2 :矩形の右下X座標 y2 :矩形の右下Y座標 ペンとブラシの設定にしたがって矩形を描画します。 ※通常では意識する必要はありませんが、x1 + y1 + x2 + y2 の合計が 32768 以下でなければなりません。
▲ ・GIFP 〜 Graphic Image File load Put 〜 指定の画像ファイルを読み出しイメージに描画します。 >GIFP=x,y,FileName; x :描画先左上X座標 y :描画先左上Y座標 FileName :描画するイメージのファイル名
▲ ・GBFS 〜 Graphic BuFfer Save 〜 指定の矩形領域のイメージを内部バッファに保存(退避)します。 >GBFS=x1,y1,x2,y2; x1 :矩形領域の左上X座標 y1 :矩形領域の左上Y座標 x2 :矩形領域の右下X座標 y2 :矩形領域の右下Y座標 表示されているイメージの指定矩形領域を、内部バッファに保存します。 内部バッファは、マスコット終了まで有効です。
▲ ・GBFP 〜 Graphic BuFfer Put 〜 内部バッファの内容をイメージに描画します。 >GBFP=x,y; x :描画先左上X座標 y :描画先左上Y座標 内部バッファに保存されているイメージを、現在表示されているイメージの指定 の座標に描画します。 イメージが内部バッファに無い場合は、何もしません。
▲メッセージ関連命令 注意:メッセージ本文については、本リファレンス「メッセージについて」参照。 ▲ ・MLS 〜 Message Limit Set 〜 メッセージ表示範囲を設定します。 >MLS=x1,y1,x2,y2; x1 :矩形領域の左上X座標 y1 :矩形領域の左上Y座標 x2 :矩形領域の右下X座標 y2 :矩形領域の右下Y座標 子イメージ内に出力するメッセージが表示される範囲を設定します。この範囲 の右端でメッセージは折り返され、下端を超えるメッセージが表示されようとす ると上方にスクロールします。 ※この命令は、メッセージ表示中や選択肢表示中(選択中)の場合は無視されま す。
▲ ・MFN 〜 Message Font Name set 〜 メッセージで表示するフォントを設定します。 >MFN=FontName; FontName :フォント名 ※デフォルトのフォントは「MS Pゴシック」です。 ※指定したフォントが存在しない場合やサイズなどの組み合わせにより使用で きない場合は、Windowsは別のフォントを代用します。
▲ ・MFS 〜 Message Font Style set 〜 メッセージで表示するフォントのスタイルを設定します。 >MFS=Size,Bold,Italic,Under,Strike; Size :フォントサイズ(単位:ポイント) Bold :太字(1:太字にする 0:しない) Italic :斜体(1:斜体にする 0:しない) Under :下線(1:つける 0:つけない) Strike :打ち消し線(1:つける 0:つけない)
▲ ・MSP 〜 MeSsage Put 〜 メッセージを表示します。 >MSP=LabelName; LabelName:メッセージのラベル ※この命令は、メッセージ表示中や選択肢表示中(選択中)の場合は無視されま す。
▲ ・MSC 〜 MeSsage Clear 〜 メッセージを消去します。 >MSC; 現在設定されているメッセージ表示範囲内を消去します。 ※子イメージは表示されたままです。 ※この命令は、メッセージ表示中や選択肢表示中(選択中)の場合は無視されま す。
▲ ・MPS 〜 Message Prompt Set 〜 メッセージ表示の際のクリック待ち時に表示するイメージ(プロンプト)を設定します。 >MPS=FileName,DivNum,x,y,Interval; FileName :イメージのファイル名(省略可能) DivNum :イメージの分割数(プロンプトは、一つのイメージファイルに 各アニメーションイメージが左から順に並んでいる形式で読 み込む為、アニメーションイメージの数だけ指定して下さい) x :表示する際の左上X座標(子イメージ上での座標) y :表示する際の左上Y座標(子イメージ上での座標) Interval :アニメーション間隔(1/1000sec.単位で設定) 0は無効な値です。0を設定すると自動的に1に設定されます。 メッセージ表示中にクリック待ちが発生した場合、指定したイメージがアニメ ーション表示されます(DivNumを1にした場合はアニメーションしません)。 イメージファイルの内容はアニメーションチップと同じです。 ※画像の左上隅のカラーを透過色としてイメージを登録します。 ※FileNameを省略すると、イメージは以前のまま使用して、表示位置などの設 定だけを行うことが出来ます。この場合、DivNumは意味を持たなくなります が、これは省略しないで適当な数値を設定しておいてください(省略すると パラメータエラーとなります)。 例】>MPS=,1,5,120,200; ※FileNameに「DEFAULT」を設定するとシステム標準のイメージが使用できま す。この場合、DivNumの値は強制的に4になります。 例】>MPS=DEFAULT,4,5,120,200; ※システム起動直後のプロンプト設定は、システム標準のイメージで、 x = 0 y = 0 Interval = 200 に設定されています。
▲選択肢関連命令 注意:選択肢はSELによって画面上に表示されますが、その際スクロールなどによって子 イメージからはみ出した場合、それらが選択不能になる事がありますので注意して ください(通常はスクロールしないようにしてください)。 選択肢のメッセージで文字色などを変えた場合それらは他のメッセージ表示にも 影響します ▲ ・SDS 〜 Select Data Set 〜 選択肢を登録します。 >SDS=LabelName,Message; LabelName :選択肢が選ばれた際実行するラベル名 Message :選択肢のメッセージ(半角4095文字まで) SDS命令は、選択肢となるデータを登録するだけで、表示は行いません。一連 の選択肢データを登録した後、SEL命令を実行することにより選択肢が表示され 選択状態となります。 ※選択肢メッセージの最後には必ず'@E'(メッセージ終了)を記述してください。 ※選択肢メッセージにも、'@E'以外のメッセージ制御コードを使うことは出来 ますが、'@W'(クリック待ち)と'@#'(コメント)は機能しません。 また、制御コードにより文字色など変更した場合、以降のメッセージ表示な どにも適用されます。 ※この命令は、メッセージ表示中や選択肢表示中(選択中)の場合は無視されま す。
▲ ・SEL 〜 SELect mode 〜 選択肢を表示します。 >SEL=Style,Option; Style :選択枠の種類 0→ 塗りつぶし反転破線枠表示 1→ 中抜き破線枠表示 2→ 中抜き実線枠表示 3→ 斜線塗りつぶし反転破線枠表示 Option :選択枠横幅の表示方法 0→ 選択枠の横幅をメッセージの幅で表示 1→ 選択枠の横幅をメッセージ領域いっぱいに表示 ※この命令により、SDSによって選択肢として登録されていたデータはメモリ より解放されます。 ※この命令は、メッセージ表示中や選択肢表示中(選択中)の場合は無視されま す。
▲クリッカブルマップ関連命令 ▲ ・CMS 〜 Clickable Map Set 〜 クリッカブルマップに、指定のクリッカブルマップを登録します。 >CMS=X1_pos,Y1_pos,X2_pos,Y2_pos,CursorName,LABEL; X1_pos :矩形領域の左上X座標 Y1_pos :矩形領域の左上Y座標 X2_pos :矩形領域の右下X座標 Y2_pos :矩形領域の右下Y座標 CursorName:マウスカーソルの識別名 LABEL :アクションのリンク先(ラベル) ※クリッカブルマップの先頭に登録されますので、既存のクリッカブルマップ より優先されます。
▲ ・CMD 〜 Clickable Map Delete 〜 クリッカブルマップから、指定したパラメータと最初に一致するクリッカブルマップを 削除します。 >CMD=X1_pos,Y1_pos,X2_pos,Y2_pos,CursorName,LABEL; CMSとパラメータは同じ 同一のクリッカブルマップが存在した場合は、最初に一致したもののみを削除 します。
▲ ・CMA 〜 Clickable Map All delete 〜 登録されている全てのクリッカブルマップを削除します。 >CMA;
▲ポップアップメニュー関連命令 ▲ ・PMS 〜 Popup Menu Set 〜 ポップアップメニューに、指定のメニュー項目を登録します。 >PMS=PopupText,LABEL; PopupText :ポップアップメニューに表示する文字列(半角127文字まで) LABEL :選択時に実行するラベル ポップアップメニューにPopupTextで指定した項目を追加し、それが選択され た時にLABELで指定されたラベルを実行します。
▲ ・PMD 〜 Popup Menu Delete 〜 PMSで登録したポップアップメニューを削除します。 >PMD=PopupText,LABEL; PMSとパラメータは同じ 登録済みのポップアップメニューから、指定したパラメータと一致する全ての ポップアップメニューを削除します。
▲ ・PMA 〜 Popup Menu All delete 〜 PMSで登録された全てのポップアップメニューを削除します。 >PMA;
▲ ・PMMV 〜 Popup Menu [Move] Visible 〜 ポップアップメニューの「移動」を非表示または表示します。 >PMMV=Visible; Visible :表示する場合は「1」、表示しない場合は「0」 ポップアップメニューにある「移動」項目を非表示または表示します。 ユーザにより移動してほしくない場合等の時に非表示にしてください。
▲ ・PMAV 〜 Popup Menu [About] Visible 〜 ポップアップメニューのAboutフォーム表示メニューを非表示または表示します。 >PMAV=Visible; Visible :表示する場合は「1」、表示しない場合は「0」 ポップアップメニューにあるAboutフォーム表示メニュー項目を、非表示または 表示します。Aboutフォームを表示する必要がない場合に非表示にしてください。
▲オーディオサウンド関連命令 注意:他のアプリケーションで演奏が行われているなどして、サウンド関連デバイスが使 用中である場合、システムは再生を行いません。 ▲ ・AWP 〜 Audio Wave Play 〜 ウェーブファイル(.wav, .wma, .mp3)を再生します。 >AWP=Repeat,FileName; Repeat :リピート回数 FileName :ウェーブファイル(.wav, .wma, .mp3)のファイル名 Repeatに0を設定すると、新たにウェーブファイルの再生、もしくはAWT命令が 実行されるまでループします。 ※.wma, mp3には、Ver.2.65より対応しています。なお、mp3ファイルの拡張子は 「.mp3」、wmaファイルの拡張子は「.wma」(それぞれ大・小文字区別なし)で ある必要があります。 ※Windows Media Player Ver.6.1以降がインストールされている必要があります。
▲ ・AMP 〜 Audio Midi Play 〜 MIDIファイルを再生します。 >AMP=Repeat,FileName; Repeat :リピート回数 FileName :MIDIファイルのファイル名 Repeatに0を設定すると、新たにMIDIファイルの再生もしくはAMT命令が実行 されるまでループします。
▲ ・ACP 〜 Audio Cd Play 〜 AudioCDを再生します。 >ACP=Repeat,TrackNumber; Repeat :リピート回数 TrackNumber :再生するトラックナンバー Repeatに0を設定すると、新たにAudioCDの再生もしくはACT命令が実行 されるまでループします。
▲ ・AWT 〜 Audio Wave sTop 〜 ウェーブファイル(.wav, .wma, .mp3)の再生を停止します。 >AWT;
▲ ・AMT 〜 Audio Midi sTop 〜 MIDIファイルの再生を停止します。 >AMT;
▲ ・ACT 〜 Audio Cd sTop 〜 AudioCDの再生を停止します。 >ACT;
▲イベント関連命令 注意:イベントが起動される時より先に他のクリックイベントなどによるアクションが実 行中の場合、そのアクションが終了するまでイベントは処理されません。また、時 計イベントについては、時計イベントの指定時刻内に実行中の他のイベントが終了 すれば時計イベントが起動されます。 また、メッセージ表示中や選択肢表示中(選択中)は、イベントは起動されますが、 命令の中には処理されないものもありますので、イベント内にこれらの命令を使用 している場合は注意してください(通常メッセージ表示や選択肢表示を行う場合に、 これらに影響するイベントは一時的に停止(削除)しておきます)。 ▲ ・CES 〜 Clock Event Set 〜 時計イベントを登録します。 >CES=hh:mm,LABEL; hh:mm :イベント発生時刻(時:分 24時間表記) 例】15時7分 → 15:7, 5時3分 → 5:3 LABEL :イベントアクションのリンク先ラベル hh:mmで指定した時間に、LABELを実行します。
▲ ・CED 〜 Clock Event Delete 〜 時計イベントを削除します。 >CED=hh:mm,LABEL; CESとパラメータは同じ 登録済みの時計イベントから、指定したパラメータと一致する全ての時計イベ ントを削除します。
▲ ・CEA 〜 Clock Event All delete 〜 登録されている全ての時計イベントを削除します。 >CEA;
▲ ・IES 〜 Interval timer Event Set 〜 インターバルイベントを登録します。 >IES=Flag,Param,LABEL; Flag :ランダムインターバルにするかのフラグ 0→ 一定間隔 1→ ランダム Param :イベント発生間隔(秒単位)または発生確率 LABEL :イベントアクションのリンク先ラベル *Flag=0(一定間隔)のとき Paramで指定した間隔で、LABELを実行します。 間隔の設定単位は秒単位なので、1秒以下を指定する場合は小数点を使用して ください。 例】100ミリ秒 → Param=0.1 (最小設定可能値:0.001秒) *Flag=1(ランダム)のとき 1秒ごとにParam分の1の確率で指定のLABELを実行します。 例】Param=10 → 1/10の確率で実行 Param=1 → 必ず実行 ※Paramに0以下を設定した場合、発生確率は1になります。
▲ ・IED 〜 Interval timer Event Delete 〜 インターバルイベントを削除します。 >IED=Flag,Param,LABEL; IESとパラメータは同じ 登録済みのインターバルイベントから、指定したパラメータと一致する全ての インターバルイベントを削除します。
▲ ・IEA 〜 Interval timer Event All delete 〜 登録されている全てのインターバルイベントを削除します。 >IEA;
▲ ・DES 〜 Date Event Set 〜 日付イベントを登録します。 >DES=yyyy,mm,dd,Cond,LABEL; yyyy :指定年(4桁表記) mm :指定月 dd :指定日 Cond :発生条件 0 → 指定日に発生 1 → 指定日以前に発生 2 → 指定日以降に発生 LABEL :イベントアクションのリンク先ラベル yyyy,mm,ddで指定した日付がCond(発生条件)を満たした時に、LABELを実行しま す。 イベントは一度だけ実行されます。
▲ ・DED 〜 Date Event Delete 〜 日付イベントを削除します。 >DED=yyyy,mm,dd,Cond,LABEL; DESとパラメータは同じ 登録済みの日付イベントから、指定したパラメータと一致する全ての日付イベ ントを削除します。
▲ ・DEA 〜 Date Event All delete 〜 登録されている全ての日付イベントを削除します。 >DEA;
▲ ・MELS 〜 Mouse cursor Enter Leave event Set 〜 マウスカーソルの進入・退去イベントを登録します。 >MELS=X1_pos,Y1_pos,X2_pos,Y2_pos,EnterLabel,LeaveLabel; X1_pos :矩形領域の左上X座標 Y1_pos :矩形領域の左上Y座標 X2_pos :矩形領域の右下X座標 Y2_pos :矩形領域の右下Y座標 EnterLabel :進入時に実行するラベル LeaveLabel :退去時に実行するラベル マスコット上の指定した範囲にマウスカーソルが進入するとEnterLabelに指定し たラベルを実行し、この範囲からマウスカーソルが退去するとLeaveLabelに指定し たラベルを実行します。 EnterLabelとLeaveLabelは省略可能です。省略されたラベルは実行されません。 ※退去イベントが発生するには、一度進入イベントが発生している必要があります。
▲ ・MELD 〜 Mouse cursor Enter Leave event Delete 〜 マウスカーソルの進入・退去イベントを削除します。 >MELD=X1_pos,Y1_pos,X2_pos,Y2_pos,EnterLabel,LeaveLabel; MELSとパラメータは同じ 登録済みのマウスカーソルの進入・退去イベントから、指定したパラメータと一 致する全てのマウスカーソルの進入・退去イベントを削除します。
▲ ・MELA 〜 Mouse cursor Enter Leave event All delete 〜 登録されている全てのマウスカーソルの進入・退去イベントを削除します。 >MELA;
▲ ・ECSA 〜 Event Class Suspend All 〜 指定のイベント種類に登録されているイベント全てを一時停止状態にします。 >ECSA=EventClass; EventClass:一時停止するイベント種類 1 → インターバルイベント 2 → 時計イベント 4 → 日付イベント 8 → クリックイベント 16 → マウス進入・退去イベント 一度に複数のイベント種類に対して一時停止したい場合は、EventClassに一時停 止したいイベント種類に対応する値の合計を指定してください。 例えばインターバルイベントとマウス進入・退去イベントを一時停止させたい場合 は、1+16で「17」(または0x11)とします。また、時計イベントと日付イベントを一 時停止させたい場合は、2+4で「6」(または0x06)とします。 もし、全てのイベント種類を一時停止させたい場合は、「31」(または0x1F)とし ます(0xFFでも構いません)。
▲ ・ECRA 〜 Event Class Resume All 〜 指定のイベント種類に登録されているイベント全ての一時停止状態を解除します。 >ECRA=EventClass; EventClass:一時停止解除するイベント種類 1 → インターバルイベント 2 → 時計イベント 4 → 日付イベント 8 → クリックイベント 16 → マウス進入・退去イベント ECSA命令と同じく、一度に複数のイベント種類に対して一時停止を解除したい場 合は、EventClassに一時停止解除したいイベント種類に対応する値の合計を指定し てください。 もし、全てのイベント種類の一時停止を解除したい場合は、「31」(または0x1F) とします(0xFFでも構いません)。
▲フラグ操作関連命令 注意:フラグについては、本リファレンス「フラグについて」参照。 ▲ ・FVS 〜 Flag Value Set 〜 フラグに値を設定します。 >FVS=FlagName,Value; FlagName :フラグ名 Value :設定値 ※整数型フラグに文字列を代入しないでください。
▲ ・FSF 〜 Flag Set Flag 〜 フラグに指定フラグの値を設定します。 >FSF=DistFlagName,SrcFlagName; DistFlagName :設定先フラグ名 SrcFlagName :設定元フラグ名 DistFlagNameにSrcFlagNameで指定したフラグの値が設定されます。 ※整数型フラグに文字列を代入しないでください。
▲ ・FV+ 〜 Flag Value +(Add) 〜 フラグに値を加算します。 >FV+=FlagName,Value; FlagName :フラグ名 Value :加算値 ※整数型フラグに文字列を加算しないでください。
▲ ・FV− 〜 Flag Value -(Sub) 〜 フラグから値を減算します。 >FV+=FlagName,Value; FlagName :フラグ名 Value :減算値 ※文字列の減算の場合、指定した値(文字列)がフラグに存在していれば、その部 分を削除します。
▲ ・FV* 〜 Flag Value *(Mul) 〜 フラグと値を乗算します。 >FV*=FlagName,Value; FlagName :フラグ名 Value :乗算値 ※整数型フラグのみ処理できます。 ※乗算値に文字列を指定しないでください。
▲ ・FV/ 〜 Flag Value /(Dev) 〜 フラグを値で除算します。 >FV/=FlagName,Value,Option; FlagName :フラグ名 Value :除算値 Option :小数点以下の処理 0 → 四捨五入 1 → 切り捨て ※整数型フラグのみ処理できます。 ※除算値に文字列を指定しないでください。 ※除算値が0の場合パラメータ異常となります。
▲ ・FV% 〜 Flag Value %(Mod) 〜 フラグを値で除算した剰余を求めます。 >FV%=FlagName,Value; FlagName :フラグ名 Value :除算値 フラグを値で割った余りを求め、フラグに格納します。 ※整数型フラグのみ処理できます。 ※除算値に文字列を指定しないでください。 ※除算値が0の場合パラメータ異常となります。
▲ ・FBS 〜 Flag Bit Set 〜 フラグの指定ビットに指定値(0か1)をセットします。 >FBS=FlagName,BitNumber,Value; FlagName :フラグ名 BitNumber :セットするビット(0〜31) Value :設定値(0か1) ※設定値は0か1以外を記述しても、マスクをかけて最下位ビットのみ有効にし ます(設定値2の場合は0となります)。 ※整数型フラグのみ処理できます。
▲ ・FAD 〜 Flag AnD value 〜 フラグにフラグと値の論理積を代入します。 >FAD=FlagName,Value; FlagName :フラグ名 Value :値 ※整数型フラグのみ処理できます。
▲ ・FOR 〜 Flag OR value 〜 フラグにフラグと値の論理和を代入します。 >FOR=FlagName,Value; FlagName :フラグ名 Value :値 ※整数型フラグのみ処理できます。
▲ ・FXOR 〜 Flag XOR value 〜 フラグにフラグと値の排他的論理和を代入します。 >FXOR=FlagName,Value; FlagName :フラグ名 Value :値 ※整数型フラグのみ処理できます。
▲ ・FNOT 〜 Flag NOT 〜 フラグにフラグの値の否定を代入します。 >FNOT=FlagName; FlagName :フラグ名 FlagNameで指定したフラグの値をビット反転し同じフラグに代入します。 ※2の補数(符号反転)を取得したい場合は、反転後の値に+1してください。 ※整数型フラグのみ処理できます。
▲ ・FSFT 〜 Flag ShiFT 〜 整数型フラグを指定の方法でシフトします。 >FSFT=FlagName,Mode,Count; FlagName :フラグ名 Mode :シフト操作の種類 0 → 左シフト 1 → 右シフト 2 → 左ローテート 3 → 右ローテート Count :シフトする回数 FlagNameで指定されたフラグの内容を、Countで指定した回数だけ、Modeの方法 でシフト操作します。結果はFlagNameで指定されたフラグに設定されます。 左シフトは、全てのビットをCountビット分左へずらします。左からあふれた ビットは破棄されます。 右シフトは、全てのビットをCountビット分右へずらします。右からあふれた ビットは破棄されます。 左ローテートは、全てのビットをCountビット分左へずらすと共に、左から あふれたビットを右に戻します(ビット回転)。 右ローテートは、全てのビットをCountビット分右へずらすと共に、右から あふれたビットを左に戻します(ビット回転)。 ※整数型フラグのみ処理できます。
▲ ・FST 〜 Flag String Trim 〜 文字列型フラグの内容を指定の方向から指定文字数抜き出しフラグに設定します。 >FST=FlagName,Mode,Count; FlagName :フラグ名 Mode :どちらから抜き出すか 0 → 左から 1 → 右から Count :抜き出す文字数 例1】フラグ「sName」の内容が「ABCDEFGHIJ」である場合 >FST=sName,0,5; この場合、フラグ「sName」には「ABCDE」が設定されます。 >FST=sName,1,3; この場合、フラグ「sName」には「HIJ」が設定されます。 例2】フラグ「sName」の内容が「ABCDあいうえEFGHIJ」である場合 >FST=sName,0,7; この場合、フラグ「sName」には「ABCDあいう」が設定され ます。 ※文字列型フラグのみ処理できます。
▲ ・FSLG 〜 Flag String Length Get 〜 フラグに設定されている内容の長さ(文字数)を取得します。 >FSLG=FlagName,RetFlagName; FlagName :調べるフラグ名 RetFlagName :取得した文字数を格納するフラグ名 FlagNameで指定したフラグの内容の文字数をRetFlagNameで指定したフラグに 設定します。 例1】文字列型フラグ「sName」の内容が「12345あいう6」である場合 >FSLG=sName,iRet; この場合、フラグ「iRet」には「9」が設定されます。 例2】整数型フラグ「iData」の内容が「25317」である場合 >FSLG=iData,iRet; この場合、フラグ「iRet」には「5」が設定されます。 FlagName及びRetFlagNameに指定するフラグは、整数型・文字列型のどちらで も構いません。
▲ ・FGTK 〜 Flag Get ToKen 〜 指定の文字列フラグから、指定された区切り文字で区切られた文字列を取り出します。 >FGTK=DstTxtFlag,SrcTxtFlag,Delimiter,Number,RetFlag; DstTxtFlag :取り出した文字列格納先フラグ名 SrcTxtFlag :取り出し元フラグ名 Delimiter :区切り文字(半角文字であること) Number :左から何番目を取り出すかを指定 RetFlag :リターンステータス格納フラグ名 SrcTxtFlagのフラグに設定された文字列から、Number番目のDelimiterの文字で 区切られた文字列を取り出し、DstTxtFlagに設定します。 正常に文字列を取り出せた場合は、取り出した文字列の長さがRetFlagに設定 されます。指定したNumber番目の文字列が存在しない場合など正常に文字列を取り 出せなかった場合は、DstTxtFlagの内容は何も変更されずに、RetFlagには「0」が 設定されます。 なお、Delimiterに指定できる区切り文字は、半角文字である必要があります。 全角文字を指定した場合、正しく取り出せませんので注意してください。 例】 sSrcTxt=鋼の剣/1500/25/12/11 上記のように取り出し元の文字列フラグに文字列が設定されている場合に、 >FGTK=iGold,sSrcTxt,/,2,RetFlag; と命令が実行されると、iGoldには「1500」が設定されます。 また、 >FGTK=sWEPName,sSrcTxt,/,1,RetFlag; と命令が実行されると、sWEPNameには「鋼の剣」が設定されます。
▲ ・DIDP 〜 Data Input Dialog Put 〜 データ入力用のダイアログを表示し、入力されたデータを指定フラグに格納します。 >DIDP=FlagName,Limit,FormTitle,Caption,DefaultText,LabelOK,LabelCANCEL; FlagName :フラグ名 Limit :ダイアログで入力できるデータ長さ (半角文字数で指定。0でフリー(4095文字まで)) FormTitle :ダイアログに表示するタイトル文字列 Caption :入力エリアの上に表示する文字列 DefaultText:入力エリアに初期表示する文字列 LabelOK :ダイアログがOKボタンによって閉じられた場合に実 行するラベル LabelCANCEL:ダイアログがキャンセルボタンによって閉じられた 場合に実行するラベル データ入力を行うダイアログを表示し、OKボタンを押すことによりFlagNameで 指定したフラグに入力データを格納し、LabelOKで指定したラベルに処理を移し ます。キャンセルボタンが押された場合はフラグに影響を及ぼさないで、Label CANCELで指定したラベルに処理を移します。 「LabelOK」「LabelCANCEL」にはラベル名を設定しなくてもかまいません。設 定されたラベルだけが実行されます。 例】>DIDP=name01,0,名前,名前を教えて☆,@Fname01,,★キャンセル; この場合、キャンセルボタンで入力がキャンセルされた場合のみ 「★キャンセル」ラベルに処理が移ります。
▲ ・FFLD 〜 Flag File LoaD 〜 フラグファイルからフラグの内容を読み出します。 >FFLD=FileName; FileName :フラグファイル名 フラグファイルからフラグの内容を読み出し、スクリプトで定義されているフ ラグに設定します。スクリプトに定義されていないフラグは読み出されません。
▲ ・FFSV 〜 Flag File SaVe 〜 フラグの内容をフラグファイルに保存します。 >FFSV=FileName; FileName :フラグファイル名 スクリプトで定義されているフラグの内容をフラグファイルに書きこみ保存し ます。
▲ ・FFDP 〜 Flag File Dialog Put 〜 フラグファイル読み出し/保存用のダイアログを表示します。 >FFDP=SaveLoadPara,Filter,TitleLabel,LabelOK,LabelCANCEL; SaveLoadPara:読み出し/保存ダイアログどちらを表示するか 0 → 保存用 1 → 読み出し用 Filter :ファイルの拡張子フィルター(.は含まない) TitleLabel :ダイアログに表示するタイトル文字列 LabelOK :ダイアログがOKボタンによって閉じられた場合に実 行するラベル LabelCANCEL:ダイアログがキャンセルボタンによって閉じられた 場合に実行するラベル フラグファイル読み出し/保存用のダイアログを表示し、ファイルが正しく選 択されて閉じられれば、フラグファイルを読み出し/保存を行い、LabelOKで指定 したラベルに処理を移します。正しく選択されなかったりキャンセルボタンが押 された場合は何も行わないで、LabelCANCELで指定したラベルに処理を移します。 「LabelOK」「LabelCANCEL」にはラベル名を設定しなくてもかまいません。設 定されたラベルだけが実行されます。 例】>FFDP=0,udt,ユーザデータロード,,★キャンセル; この場合、正しく選択されなかったり、キャンセルボタンで入力 がキャンセルされた場合に「★キャンセル」ラベルに処理が移りま す。 ※拡張子とは、ファイル名の「.txt」や「.html」といった「.」の後の文字列を 指します。この拡張子によってそのファイルがどういったファイルなのか判断 されています。フラグファイルにも特定の拡張子を決めてやることで、違う形 式のファイルを操作するなどの誤操作を防ぐことが出来ます。Filterにこの(. を省いた)拡張子を設定することによって、ダイアログのファイル一覧には、F ilterの拡張子を持つファイルのみが表示されるようになります。 保存の場合は、必ずFilterで指定した拡張子で保存されます。
▲ ・FDTS 〜 Flag Date & Time value Set 〜 現在の年月日または時刻の値をフラグに設定します。 >FDTS=FlagName,Mode; FlagName :フラグ名 Mode :設定する値の種類 0 → 年 1 → 月 2 → 日 3 → 時 4 → 分 5 → 秒 Modeで指定された種類の値を指定のフラグに設定します。 FlagNameに指定するフラグは、整数型・文字列型のどちらでも構いません。
▲ ・FDPS 〜 Flag Desktop Pixelsize Set 〜 現在のデスクトップの水平または垂直方向のサイズをフラグに設定します。 >FDPS=FlagName,Mode; FlagName :フラグ名 Mode :設定する値の種類 0 → 水平方向 1 → 垂直方向 Modeで指定した方向のサイズ(Pixel単位)をフラグに設定します。 FlagNameに指定するフラグは、整数型・文字列型のどちらでも構いません。
▲ ・FMPS 〜 Flag Mascot Position Set 〜 現在のマスコットのX座標またはY座標をフラグに設定します。 >FMPS=FlagName,Mode; FlagName :フラグ名 Mode :設定する値の種類 0 → X 座標 1 → Y 座標 Modeで指定した座標をフラグに設定します。 FlagNameに指定するフラグは、整数型・文字列型のどちらでも構いません。
▲ ・FRVS 〜 Flag Random Value Set 〜 指定した範囲でランダムな値をフラグに設定します。 >FRVS=FlagName,MinLimit,MaxLimit; FlagName :フラグ名 MinLimit :範囲の最小値 MaxLimit :範囲の最大値 MinLimitからMaxLimitまでの範囲でランダムな値をフラグに設定します。 FlagNameに指定するフラグは、整数型・文字列型のどちらでも構いません。
▲ ・FCPS 〜 Flag mouse Cursor Position Set 〜 現在のマウスカーソルのデスクトップ上でのX座標またはY座標をフラグに設定します。 >FCPS=FlagName,Mode; FlagName :フラグ名 Mode :設定する値の種類 0 → X 座標 1 → Y 座標 Modeで指定した座標をフラグに設定します。座標はデスクトップ左上隅を、 X座標=0, Y座標=0としたものとなります。 FlagNameに指定するフラグは、整数型・文字列型のどちらでも構いません。
▲ ・FDCS 〜 Flag Days Count Set 〜 指定日までの残日数または経過日数をフラグに設定します。 >FDCS=FlagName,yyyy,mm,dd; FlagName :フラグ名 yyyy :目標年(4桁表記) mm :目標月 dd :目標日 現在の日付からyyyy,mm,ddで指定された目標日付までの残日数または経過 日数を指定のフラグに設定します。 FlagNameに指定するフラグは、整数型・文字列型のどちらでも構いません。 ※現在の日付が目標日を過ぎていると−(マイナス)の値となり経過日数を示しま す。なお、当日である場合は「0」となります。
▲ ・FDWS 〜 Flag Day of Week Set 〜 指定年月日の曜日をフラグに設定します。 >FDWS=FlagName,yyyy,mm,dd,Mode; FlagName :フラグ名 yyyy :年(4桁表記) mm :月 dd :日 Mode :設定曜日データ種類 0 → 数値 1 → 漢字表記 2 → 英語表記1 3 → 英語表記2 Modeに「0」の数値を指定した場合は、次の通りの曜日に対応した数値が指定の フラグに設定されます。 1=日曜日, 2=月曜日,3=火曜日,4=水曜日,5=木曜日,6=金曜日,7=土曜日 Modeに「1」の漢字表記を指定した場合は、「月」「火」といった漢字1文字表記 で指定のフラグに設定されます。 Modeに「2」の英語表記1を指定した場合は、「Monday」といった英語でのフル 表記で指定のフラグに設定されます。 Modeに「3」の英語表記2を指定した場合は、「Mon」といった英語での短縮表記 で指定のフラグに設定されます。 FlagNameに指定するフラグは、整数型・文字列型のどちらでも構いません。
▲ ・FDMS 〜 Flag Days per Month Set 〜 指定年の指定月の日数をフラグに設定します。 >FDMS=FlagName,yyyy,mm; FlagName :フラグ名 yyyy :年(4桁表記) mm :月 yyyy,mmで指定された年の指定月の日数を指定のフラグに設定します。 FlagNameに指定するフラグは、整数型・文字列型のどちらでも構いません。 ※うるう年にも対応しています。
▲ ・FTPS 〜 Flag Taskbar Position Set 〜 タスクバーの各座標をフラグに設定します。 >FTPS=X1_FlagName,Y1_FlagName,X2_FlagName,Y2_FlagName,RetFlag; X1_FlagName :タスクバーの左上X座標を格納するフラグ名 Y1_FlagName :タスクバーの左上Y座標を格納するフラグ名 X2_FlagName :タスクバーの右下X座標を格納するフラグ名 Y2_FlagName :タスクバーの右下Y座標を格納するフラグ名 RetFlag :リターンステータス格納フラグ名 現在のデスクトップのタスクバーの各座標をフラグに設定します。 正常に座標を取得できた場合、RetFlagには「1」が設定され、できなかった場合 には、RetFlagに「0」が設定されます(この場合、フラグの中身は)。 各FlagName,RetFlagに指定するフラグは、整数型・文字列型のどちらでも構いま せん。
▲ ・FCTG 〜 Flag Command line Text Get 〜 コマンドラインパラメータ/TXで指定された文字列をフラグに設定します。 >FCTG=FlagName; FlagName :フラグ名 起動時のコマンドラインパラメータ/TXにより渡されたテキストを指定のフラグ に設定します。 FlagNameに指定するフラグは、整数型・文字列型のどちらでも構いません。 例】 DMas.exe /TX:2号機 上記のようにして起動し、スクリプト内で >FCTG=sCmdTxt; とした場合、フラグ「sCmdTxt」には「2号機」が設定されます。
▲ジャンプ・コール関連命令 ▲ ・RJS 〜 Random Jump label Set 〜 指定のランダムラベルグループにラベルを登録します。 >RJS=Group,LABEL; Groupe :登録先ランダムラベルグループ名(半角31文字まで) LABEL :登録するラベル
▲ ・RJP 〜 Random JumP 〜 指定のランダムラベルグループに登録されているラベルの中からランダムに1つだけ実 行します。 >RJP=Group; Group :ランダムラベルグループ名 Groupに登録されているラベル群の中からランダムにラベルを1つだけ選び出し そのラベルに処理を移します。 ※自分自身の属するラベルにジャンプ(再帰呼び出し)した場合、無限ループと なる可能性があるため即エラーを表示し次の命令を実行します。
▲ ・RJD 〜 Random Jump label Delete 〜 ランダムラベル(グループ)を削除します。 >RJD=Group,LABEL; Groupe :削除するラベルが登録されているランダムラベルグループ名 LABEL :削除するラベル 指定のグループに属する指定のラベルを削除します。指定のラベルと同名のラ ベルが複数ある場合は、全ての同名のラベルを削除します。 LABELに何も指定しない(例 >RJD=Group,;)場合は、そのグループの全てのラベ ルを削除します。 Groupにも何も指定しない(例 >RJD=,; )場合は、登録されている全てのグルー プを削除します。
▲ ・CLL 〜 CaLL 〜 指定ラベルをコールします。 >CLL=LABEL; LABEL :コールするラベル 指定ラベルに処理を移し、移行先のAE命令により処理を戻します。 CLLした先でCLL又はRCLを使用する事はできますが、8回のネストまで許されま す。それを越えた場合はエラーを表示し、そのCLL又はRCL命令を無視し次の命令 を実行します。 ※自分自身の属するラベルをコール(再帰呼び出し)した場合、無限ループとな るため即エラーを表示し次の命令を実行します。
▲ ・RCL 〜 Random CaLl 〜 ランダムにラベルをコールします。 >RCL=Group; Group :ランダムラベルグループ名 Groupに登録されているラベル群の中からランダムにラベルを1つだけ選び出し そのラベルに処理を移し、移行先のAE命令により処理を戻します。 RCLした先でRCL又はCLLを使用する事はできますが、8回のネストまで許されま す。それを越えた場合はエラーを表示し、そのRCL又はCLL命令を無視し次の命令 を実行します。 ※自分自身の属するラベルをコール(再帰呼び出し)した場合、無限ループとな るため即エラーを表示し次の命令を実行します。
注意:以下ジャンプ命令は、ネストチェックを行っておりませんので、無限ループなどに 陥らないように注意してください。 ▲ ・JMP 〜 JuMP 〜 無条件に指定したラベルにジャンプします。 >JMP=LabelName; LabelName :ジャンプ先ラベル
▲ ・JVC 〜 Jump flag and Value Compare 〜 フラグと比較値を比較し、条件に合う場合指定したラベルにジャンプします。 >JVC=FlagName,Cond,Value,LabelName; FlagName :フラグ名 Cond :条件 E → フラグと比較値が等しい ! → フラグと比較値が等しくない > → フラグが比較値より大きい < → フラグが比較値より小さい Value :比較値 LabelName :ジャンプ先ラベル ※Ver2.40から文字列型フラグの比較も出来るようになりました。
▲ ・JB0(ゼロ) 〜 Jump Bit 0(Zero) 〜 フラグの指定ビットが0(ゼロ)の場合、指定したラベルにジャンプします。 >JB0=FlagName,BitNumber,LabelName; FlagName :フラグ名 BitNumber :比較対象となるビット(0〜31) LabelName :ジャンプ先ラベル
▲ ・JB1 〜 Jump Bit 1 〜 フラグの指定ビットが1の場合、指定したラベルにジャンプします。 >JB1=FlagName,BitNumber,LabelName; FlagName :フラグ名 BitNumber :比較対象となるビット(0〜31) LabelName :ジャンプ先ラベル
▲ ・JFSE 〜 Jump Flag String Exist 〜 フラグに文字列が存在するか調べ、存在すれば指定したラベルにジャンプします。 >JFSE=FlagName,String,LabelName; FlagName :フラグ名(文字列型) String :調べる文字列 LabelName :含まれていた場合のジャンプ先ラベル FlagNameで指定したフラグに、Stringに指定した文字列が含まれる場合、 LabelNameに指定されたラベルにジャンプします。 ※FlagNameに指定するフラグは文字列型フラグのみです。 例1】文字列型フラグ「sText」の内容が「今日は良い天気だね」であ る場合、 >JFSE=sText,天気,★単語あり_天気; この場合、フラグ「sText」に「天気」という文字列が含ま れているので「★単語あり_天気」ラベルに実行を移します。
▲テキストファイル操作関連命令 ▲ ・TXMD 〜 TeXt encryption MoDe 〜 テキストを読み込む際、復号を行うか否かを設定します。 >TXMD=TextMode; TextMode :復号の指定 0→ 復号を行わない 1→ 復号を行う テキストファイルをTXLD命令で読み込む際の読み込み方法を設定します。 1の「復号を行う」を設定した場合、今後読み込みの際は暗号化されたテキスト ファイルを復号しテキストバッファに読み込みます。 なお、暗号化されたテキストを復号して読み込んだ場合、その後TXMD命令 にて「復号を行わない」に設定されていても、保存する際は自動的に暗号化され 保存されます(通常の暗号化されていないテキストとして保存できません)。また 通常のテキストファイルを読み込んだ場合はTXMD命令の設定に関わらず、通常 のテキストとして保存されます。 読み込み:暗号化テキストファイル → 保存:暗号化テキストファイル 読み込み:通常のテキストファイル → 保存:通常のテキストファイル ※起動直後は、復号は「行わない」に設定されています。 ※TextModeを0以外の値にすると暗号化を「行う」に設定されます。
▲ ・TXLD 〜 TeXt file LoaD 〜 テキストファイルの内容をテキストバッファに読み込みます。 >TXLD=FileName; FileName :テキストファイル名 FileNameで指定されたテキストファイルの内容をテキストバッファに読み込み ます。 テキストバッファはシステムに1つだけなので、この命令を実行してテキスト を読み込むと、以前バッファ内に読み込まれていたテキストは消去されます(新 しいテキストが上書きされます)。
▲ ・TXSV 〜 TeXt file SaVe 〜 テキストバッファの内容をテキストファイルに書き込みます。 >TXSV=FileName; FileName :テキストファイル名 テキストバッファの内容を、FileNameで指定されたテキストファイルに書き込 みます。
▲ ・TXFI 〜 TeXt Find Index 〜 指定の文字列と一致するテキストバッファのインデックスをフラグに設定します。 >TXFI=FlagName,FindString; FlagName :フラグ名 FindString :探す文字列 FindStringで指定された文字列がテキストバッファ内で最初に見つかったイン デックス(行番号)を、FlagNameに指定したフラグに設定します。 指定した文字列が見つからない場合は、「-1」がフラグに設定されます。 ※インデックスは、テキストバッファの最初の行を「0 (行目)」として扱います。 ※FlagNameに指定するフラグは、整数型・文字列型のどちらでも構いません。
▲ ・TXGC 〜 TeXt Get Count 〜 テキストバッファの行数をフラグに設定します。 >TXGC=FlagName; FlagName :フラグ名 テキストバッファの行数を、FlagNameで指定したフラグに設定します。 ※テキストバッファに一行だけ文字列が存在する場合、フラグに設定される値は 「1 」となります(何も無ければ「0」)。 ※FlagNameに指定するフラグは、整数型・文字列型のどちらでも構いません。
▲ ・TXGS 〜 TeXt Get String 〜 指定のインデックスの文字列をフラグに設定します。 >TXGS=FlagName,Index; FlagName :フラグ名 Index :取得するインデックス(行番号) テキストバッファのIndexで指定された行の文字列を、FlagNameで指定したフ ラグに設定します。 ※インデックスは、テキストバッファの最初の行を「0 (行目)」として扱います。 ※FlagNameに指定するフラグは、整数型・文字列型のどちらでも構いません。
▲ ・TXAS 〜 TeXt Add String 〜 テキストバッファの末尾に文字列を追加します。 >TXAS=String; String :追加する文字列 テキストバッファの末尾に、Stringで指定した文字列を追加します。 ※インデックスは、テキストバッファの最初の行を「0 (行目)」として扱います。
▲ ・TXIS 〜 TeXt Insert String 〜 テキストバッファの指定のインデックスに文字列を挿入します。 >TXIS=Index,String; Index :挿入するインデックス(行番号) String :挿入する文字列 テキストバッファのIndexで指定した行に、Stringで指定された文字列を挿入 します。 ※インデックスは、テキストバッファの最初の行を「0 (行目)」として扱います。
▲ ・TXDS 〜 TeXt Delete String 〜 テキストバッファの指定のインデックスの文字列を削除します。 >TXDS=Index; Index :削除するインデックス(行番号) テキストバッファのIndexで指定した行を削除します。 ※インデックスは、テキストバッファの最初の行を「0 (行目)」として扱います。
▲ ・TXCL 〜 TeXt buffer CLear 〜 テキストバッファをクリアします。 >TXCL; テキストバッファの内容をすべて消去して初期状態にします。
▲インターネット関連命令 注意:Internet Explorer4.0以降がインストールされている必要があります。 Windows95(OSR2より前)/NT等でRAS(RemoteAccessService)がインストールされてい ないと使用できません。 ▲ ・INDS 〜 InterNet Dial up Setting 〜 ダイアルアップ接続設定用のダイアログ表示項目をメニューに追加します。 >INDS; ダイアルアップ接続設定(使用するプロバイダ、ユーザID及びパスワード)用の ダイアログ表示項目をメニューに追加します。これによりINDCなどのダイアルア ップ関係の命令が使用できるようになります。
▲ ・INDC 〜 InterNet Dial up Connect 〜 ダイアルアップ接続を行います。 >INDC=EVConnectDevice,EVAuthenticate,EVConnected,EVDisconnected; EVConnectDevice :接続中に実行するラベル名 EVAuthenticate :ユーザー名・パスワード認証中に実行するラベル名 EVConnected :接続完了時に実行するラベル名 EVDisconnected :異常により接続を切断した時に実行するラベル名 ダイアルアップ接続を行います。すでに接続が行われている場合は、メッセー ジで接続済みであることを表示します。 接続開始から完了までの間の状況に応じたラベルを実行することが出来ます。 なお、EVDisconnectedはINDCでの接続に失敗した場合に実行されるラベルで、正 常にINDDで切断された時実行されるものではありません。正常な切断で実行する 命令はINDDの前後に記述するなどで対応してください。 ※他のアプリケーションで接続を切断された場合は、ラベルを実行することは 出来ませんので、注意してください。 全てのラベル名を設定しなくてもかまいません。設定されたラベルだけが実行 されます。 例】>INDC=EVConnectDevice,,EVConnected,; この場合、接続中と接続完了時しかラベルは実行されません。
▲ ・INDD 〜 InterNet Dial up Disconnect 〜 ダイアルアップ接続を切断します。 >INDD; INDCで接続されたダイアルアップ接続を切断します。
▲ ・URLO 〜 URL Open 〜 指定のURLを開きます。 >URLO=URL; URL :開きたいURL URLに指定されたURLを関連付けられたブラウザで開きます。 例】>URLO=http://www.mediawars.ne.jp/~kamikami/sb/index.html; ※Internet ExplorerとNetscape Navigatorで動作確認済みです。
▲ ・IMLS 〜 Internet MaiL Setting 〜 メールサーバ接続設定用のダイアログ表示項目をメニューに追加します。 >IMLS; メールサーバ接続設定(使用するサーバ名、ユーザID及びパスワード)用のダイ アログ表示項目をメニューに追加します。メールサーバ接続設定を行うことによ りメール関連の命令が、使用できるようになります。 ※POP3サーバのポートは、110固定です。
▲ ・IMLC 〜 Internet MaiL Check 〜 新着メールがあるか確認します。 >IMLC=EVNewMail,EVNonMail,FlagMCount; EVNewMail :新着メールがあった場合に実行するラベル名 EVNonMail :新着メールが無かった場合に実行するラベル名 FlagMCount :サーバにあるメールの数を格納するフラグ インターネットに接続中であれば、設定されているメールサーバにアクセスし 新しいメールがあればEVNewMailを実行し、無いもしくは前回のIMLC命令で確認 したメール数とサーバの最初のメールのメッセージIDが今回も同じ(新着のメー ルが無い)場合はEVNonMailを実行します。 またFlagMCountにフラグ(整数・文字列型どちらでもかまいません)を指定してお くとメール確認完了後このフラグに、現在サーバに存在するメールの数が格納さ れます(指定しなければ格納されません(省略可))。 インターネットに接続されていない場合は、この命令は無視されます。 全てのラベル名を設定しなくてもかまいません。設定されたラベルだけが実行 されます。 例】>IMLC=★新着あり,,ifMCount; この場合、新着メールがあった場合のみラベルを実行し、サーバ にあるメールの数をifMCountに格納します。 ※FlagMCountに指定するフラグは、_BeginInitFlags:ラベルと_EndInitFlags: ラベルの間にあらかじめ定義しておいてください(フラグについて参照)。
▲時計表示関連命令 ▲ ・TMIP 〜 TiMe Image Put 〜 ディジタル時計表示を行います。 >TMIP=FileName,x,y; FileName:時計表示用文字イメージのファイル名 x :表示する際の左上X座標 y :表示する際の左上Y座標 ディジタル方式の時計を表示します。 ※時計表示を行う場合、システムが「_TimeImage」という識別名でアニメーショ ンチップに作業イメージとして登録するため、この識別名「_TimeImage」は、 スクリプト上で使用しないでください。 ※FileNameの時間表示用のイメージは左から、 0123456789: の順で並んでいる1つの画像を用意してください(9の右隣の:は時分秒の境界 記号です)。またアニメーションチップと同じく、それぞれの数字が左から11 等分割されますので、正しく表示されるように間隔に注意してください。
▲ ・TMDL 〜 TiMe DeLete 〜 ディジタル時計を削除します。 >TMDL; ディジタル時計を非表示にし削除します。
▲ ・TCIP 〜 Time Counter Image Put 〜 ディジタル時計カウンター表示を行います。 >TCIP=FileName,x,y; FileName:時計表示用文字イメージのファイル名 x :表示する際の左上X座標 y :表示する際の左上Y座標 ディジタル方式の時計型カウンターを表示します。この命令では、表示のみ行 います。計時開始及び停止はTCON命令及びTCOF命令で行ってください。 ※時計カウンター表示を行う場合、システムが「_CounterImage」という識別名で アニメーションチップに作業イメージとして登録するため、この識別名「_Cou nterImage」は、スクリプト上で使用しないでください。 ※FileNameの時間表示用のイメージはTMIP命令と同じく左から、 0123456789: の順で並んでいる1つの画像を用意してください(9の右隣の:は時分秒の境界 記号です)。またアニメーションチップと同じく、それぞれの数字が左から11 等分割されますので、正しく表示されるように間隔に注意してください。
▲ ・TCON 〜 Time Counter ON 〜 ディジタル時計カウンターの計時を開始します。 >TCON; 計時を開始します。これにより1秒ごとにカウントを行います。 ※最大計時時間は99時間59分59秒で、それを超えると0時間0分0秒に戻ります。
▲ ・TCOF 〜 Time Counter OFf 〜 ディジタル時計カウンターの計時を停止します。 >TCOF; 計時を停止します。計時値はそのままの状態を維持します。
▲ ・TCRS 〜 Time Counter ReSet 〜 ディジタル時計カウンターの計時値をゼロリセットします。 >TCRS; ※計時中でも停止中でもリセット可能です。
▲ ・TCDL 〜 Time Counter DeLete 〜 ディジタル時計カウンターを削除します。 >TCDL; ディジタル時計カウンターを非表示にし削除します。
▲日付表示関連命令 ▲ ・DAIP 〜 DAte Image Put 〜 日付表示を行います。 >DAIP=FileName,x,y; FileName:日付表示用文字イメージのファイル名 x :表示する際の左上X座標 y :表示する際の左上Y座標 現在の日付(年月日)を表示します。 ※日付表示を行う場合、システムが「_DateImage」という識別名でアニメーショ ンチップに作業イメージとして登録するため、この識別名「_DateImage」は、 スクリプト上で使用しないでください。 ※FileNameの日付表示用のイメージは左から、 0123456789 / の順で並んでいる1つの画像を用意してください。またアニメーションチップ と同じく、それぞれの数字が左から12等分割されますので、正しく表示される ように間隔に注意してください(「/」は年月日の境界記号、「9」と「/」の間 は空白のイメージです)。
▲ ・DADL 〜 DAte image DeLete 〜 日付表示を削除します。 >DADL; 日付表示を非表示にし削除します。
▲日数表示関連命令 ▲ ・DCIP 〜 Days Count Image Put 〜 指定日までの残日数または経過日数を表示します。 >DCIP=FileName,x,y,yyyy,mm,dd; FileName :日数表示用文字イメージのファイル名 x :表示する際の左上X座標 y :表示する際の左上Y座標 yyyy :目標年(4桁表記) mm :目標月 dd :目標日 現在の日付からyyyy,mm,ddで指定された目標日付までの残日数または経過 日数を表示します。 ※現在の日付が目標日を過ぎていると経過日数を表示します。なお、当日である 場合は「0」となります。 ※日数表示を行う場合、システムが「_DaysCountImage」という識別名でアニメー ションチップに作業イメージとして登録するため、この識別名「_DaysCountIma ge」は、スクリプト上で使用しないでください。 ※FileNameの時間表示用のイメージは左から、 0123456789: の順で並んでいる1つの画像を用意してください(9の右隣の:は使用しません が時計表示のイメージと同じく含めてください)。またアニメーションチップ と同じく、それぞれの数字が左から11等分割されますので、正しく表示される ように間隔に注意してください。 ※うるう年にも対応しています。なお、うるう年でない年に2月29日などを指定 した場合、正しく日数は算出されませんので注意してください(その月にない 日付けは、指定しないでください)。 ※システムの負荷軽減の為、日付監視間隔は2秒となっています(日付が変わって から最大2秒の表示誤差が発生します)。
▲ ・DCID 〜 Days Count Image DeLete 〜 日数表示を削除します。 >DCID; 日数表示を非表示にし削除します。
▲データ(数値・文字列)表示関連命令 ▲ ・DPIS 〜 Data Put Image Set 〜 数値データ表示に使われるイメージを設定します。 >DPIS=FileName; FileName :日数表示用文字イメージのファイル名 本命令で設定したイメージは、DTIP命令で数値を表示する際に使われます。 ※FileNameの時間表示用のイメージは左から、 0123456789 - の順で並んでいる1つの画像を用意してください。またアニメーションチップ と同じく、それぞれの数字が左から12等分割されますので、正しく表示される ように間隔に注意してください(「-」はマイナス記号、「9」と「-」の間は空 白のイメージです)。
▲ ・DPID 〜 Data Put Image DeLete 〜 数値データ表示に使われるイメージを削除します。 >DPID;
▲ ・DPFN 〜 Data Put Font Name set 〜 文字列データ表示で使用するフォントを設定します。 >DPFN=FontName; FontName :フォント名 本命令で設定したフォント名は、DTSP命令で表示する際に使われます。 ※デフォルトのフォントは「MS Pゴシック」です。 ※指定したフォントが存在しない場合やサイズなどの組み合わせにより使用で きない場合は、Windowsは別のフォントを代用します。
▲ ・DPFS 〜 Data Put Font Style set 〜 文字列データ表示で使用するフォントのスタイルを設定します。 >DPFS=Size,FColor,SColor,Bold,Italic,Under,Strike; Size :フォントサイズ(単位:ポイント) FColor :フォント色 SColor :フォント影色 Bold :太字(1:太字にする 0:しない) Italic :斜体(1:斜体にする 0:しない) Under :下線(1:つける 0:つけない) Strike :打ち消し線(1:つける 0:つけない) 本命令で設定したフォント名は、DTSP命令で表示する際に使われます。 ※デフォルトのフォントスタイルは、 ・フォントサイズ :10ポイント ・フォント色 :濃紺色(0x7F0000) ・影色 :なし(0x000000) ・太字/斜体/下線打ち消し線:なし ※SColor(影色)のカラーコードを0x000000(純黒)にすると影は付かなくなります。
▲ ・DTIP 〜 DaTa Int image Put 〜 指定された数値データを表示します。 >DTIP=Data,x,y,ChipName,Option; Data :表示するデータ x :表示する際の左上X座標 y :表示する際の左上Y座標 ChipName :登録するアニメーションチップ識別名 Format :表示桁数及び表示寄せ方向 数値データをアニメーションチップとして登録し表示します。既に登録されて いるアニメーションチップに対して行うと、以前のアニメーションチップは削除 されて、今回指定されたデータが登録され表示されます。これにより表示内容の 更新が可能です。 Formatには最低限表示させたい桁数を設定します。桁数のみ指定すると右寄せ で表示され、桁数の前に「-」を付加すると左寄せで表示されます。表示する数 値データの桁数がFormatで指定した桁数よりも少ない場合余分な桁は、空白イメ ージで埋められます。表示する数値データの桁数がFormatで指定した桁数よりも 多い場合は、数値データの桁数に拡張され表示されます。 例】>DTIP=@Fflag01,50,30,数値表示01,-8; この場合、flag01の内容が左寄せで8桁分表示されます。 ※数値データ表示を行うには、DPIS命令で数値データ表示用のイメージを設定し ておく必要があります。
▲ ・DTSP 〜 DaTa String image Put 〜 指定された文字列データを表示します。 >DTSP=Data,x,y,ChipName,Option; Data :表示するデータ x :表示する際の左上X座標 y :表示する際の左上Y座標 ChipName :登録するアニメーションチップ識別名 BackCol :背景色 文字列データをアニメーションチップとして登録し表示します。既に登録され ているアニメーションチップに対して行うと、以前のアニメーションチップは削 除されて、今回指定されたデータが登録され表示されます。これにより表示内容 の更新が可能です。 アニメーションチップに透過色が適用されている場合、BackColが透過色にな ります。
▲ ・DTID 〜 DaTa Image DeLete 〜 データ表示を削除します。 >DTID=ChipName; ChipName :削除するアニメーションチップ識別名 データ(数値・文字列)表示を非表示にし削除します。
▲マスコット間通信関連命令 ▲ ・CACR 〜 Communication Area CReate 〜 自身のマスコット用マスコット間通信エリアを作成します。 >CACR=ComAreaName,RetFlag; ComAreaName:コマンドを送るマスコット間通信エリアの名前 RetFlag :リターンステータス格納フラグ名 ComAreaNameは半角58文字までで設定してください。 他のマスコットから自身のマスコットに対してアクセスする為の通信エリアを 作成し、初期化します。他のマスコットから、この通信エリアに通信メッセージ が送られてきます。 RetFlagには、正常にマスコット間通信エリアを作成できたかどうかの状況が 格納されます。 0:正常に作成完了 1:作成できなかった 2:すでに同じ名前で通信エリアが存在する CACR命令実行後、RetFlagに「1」が格納された場合は正常に作成できなかった ことを意味します。RetFlagが「2」の場合、すでに同じ名前でエリアが作成され ていることを意味します。この場合、既に作成されている通信エリアを使用する ことになり、この通信エリアを使用している他のマスコットとの通信メッセージ の取り合い(競合)が生じる可能性がありますので注意してください。 RetFlagに指定するフラグは整数型フラグを指定してください。 ※システムを終了するとこのエリアは削除されます。
▲ ・CASM 〜 Communication Area Send Message 〜 指定のマスコット間通信エリアに通信メッセージを送ります。 >CASM=ComAreaName,RetFlag,Command,Param; ComAreaName:コマンドを送るマスコット間通信エリアの名前 RetFlag :送信ステータス格納フラグ名 Command :コマンド(半角63文字まで) Param :パラメータ(半角4095文字まで) ComAreaNameで指定したマスコット間通信エリアに通信メッセージを送信しま す。 RetFlagには、正常に送信できたかどうかの状況が格納されます。 0:正常に送信完了 1:送信先マスコットが前回のコマンドをまだ実行中 2:送信先のマスコット間通信エリアが存在しない CASM命令実行後、RetFlagに「0」以外が格納された場合は送信できなかったこ とを意味します。 RetFlagに指定するフラグは整数型フラグを指定してください。
▲ ・CAGM 〜 Communication Area Get Message 〜 自身のマスコット間通信エリアの新規通信メッセージを取得します。 >CAGM=Command,Param; Command :受信コマンドを格納する文字列型フラグ Param :受信パラメータを格納する文字列型フラグ 自身のマスコット間通信エリアに、新しく受信しているメッセージを取得しま す。何も受信していない場合Commandのフラグは空に設定されます。
▲ ・CADL 〜 Communication Area DeLete 〜 自身のマスコット用マスコット間通信エリアを削除します。 >CADL=RetFlag; RetFlag :リターンステータス格納フラグ名 RetFlagには、正常にマスコット間通信エリアを削除できたかどうかの状況が 格納されます。 0:正常に削除完了 1:削除できなかった CADL命令実行後、RetFlagに「1」が格納された場合は正常に削除できなかった ことを意味します。 RetFlagに指定するフラグは整数型フラグを指定してください。
▲その他命令 ▲ ・WAT 〜 WAiT 〜 指定時間だけウェイトをかけます。 >WAT=Time; Time :時間(1/1000sec.)
▲ ・EXEC 〜 application EXECute 〜 他のアプリケーションを起動します。 >EXEC=AppName,Param; AppName :起動アプリケーションのパスを含むファイル名 Param :起動アプリケーションに渡すパラメータ AppNameで指定されたアプリケーションを起動します。 Paramには、何も指定しなくてもかまいません。 AppNameがアプリケーションではない場合、そのファイルに関連付けられたア プリケーションが起動し、AppNameのファイルを開きます。
▲ ・FNDP 〜 File Name get Dialog Put 〜 ファイル名を取得するダイアログを表示します。 >FNDP=FlagName,Filter,TitleLabel,LabelOK,LabelCANCEL; FlagName :取得したファイル名を格納する文字列型フラグ Filter :ファイルの拡張子フィルター(.は含まない) TitleLabel :ダイアログに表示するタイトル文字列 LabelOK :ダイアログがOKボタンによって閉じられた場合に実 行するラベル LabelCANCEL:ダイアログがキャンセルボタンによって閉じられた 場合に実行するラベル ファイル名を取得するダイアログを表示し、ファイルが正しく選択されて閉じ られればFlagNameで指定したフラグにファイル名を格納し、LabelOKで指定した ラベルに処理を移します。正しく選択されなかったりキャンセルボタンが押され た場合はフラグに影響を及ぼさないで、LabelCANCELで指定したラベルに処理を 移します。 「LabelOK」「LabelCANCEL」にはラベル名を設定しなくてもかまいません。設 定されたラベルだけが実行されます。 例】>FNDP=fname,*,起動アプリ選択,,★キャンセル; この場合、正しく選択されなかったり、キャンセルボタンで入力 がキャンセルされた場合に「★キャンセル」ラベルに処理が移りま す。 ※拡張子とは、ファイル名の「.txt」や「.html」といった「.」の後の文字列を 指します。この拡張子によってそのファイルがどういったファイルなのか判断 されています。特定の拡張子を決めてやることで、違う形式のファイルを操作 するなどの誤操作を防ぐことが出来ます。Filterにこの(.を省いた)拡張子を 設定することによって、ダイアログのファイル一覧には、Filterの拡張子を持 つファイルのみが表示されるようになります。また、全てのファイル(拡張子 に関係無く)を表示させたい場合は「*」(アスタリスク)を指定してください。
▲ ・DLPS 〜 DiaLog Position Set 〜 ダイアログの表示位置を指定します。 >DLPS=Mode,X_Pos,Y_Pos; Mode :座標の指定方法 0 → 相対座標 1 → 絶対座標 X_Pos :表示X座標 Y_Pos :表示Y座標 今後表示するダイアログの表示位置を、相対座標または絶対座標で指定します。 相対座標か絶対座標かはModeで指定します。相対座標は、マスコットイメージ の中心をX座標=0, Y座標=0としたものとなり、絶対座標はデスクトップ左上隅を、 X座標=0, Y座標=0としたものとなります。 ※アバウトボックスの表示位置は変化しません。
▲ ・MEND 〜 Mascot End 〜 マスコットを終了します。 >MEND; この命令によって、終了動作ラベル実行(_LastAction:ラベル以下を実行)を行 ったあとマスコットを終了します(右クリック内メニューの「終了」と同じ動作 を行います)。
▲ ・AE 〜 Action End 〜 アクションを終了します。 >AE; この命令で、ラベルより始まる一連の動作を終了させます。 CLL命令で呼び出されている場合は、呼び出し元に戻ります。
▲メッセージについて ◎メッセージについて メッセージとは、子イメージに対して出力されるテキストを指します。 従ってメッセージを表示する場合は、あらかじめ子イメージが表示されている必 要があります(表示されていない場合、メッセージは表示されません)。 ◎メッセージの記述方法 メッセージは他の命令などと同じくスクリプトファイルに記述します。 メッセージ表示は、メッセージのラベルを指定する形で行われますので、記述の しかたは下記のように、 例)------------------------------------------------------------- セリフ0001: おはようございますー。@\@D10;今日も一日頑張りましょう!@\@D50;@E セリフ0002: こんばんわ!@\ @C0xFFFFFF;眠たくないですか?@\@E ---------------------------------------------------------------- ラベルの次の行からがメッセージ、'@E'で終了というようになります。 また、メッセージの中に「@」で始まる制御コードを記述することにより、い ろいろな表現でメッセージを表示することが可能です。 ◎システム起動直後のメッセージの設定値 システム起動直後のメッセージの文字色や影色などの設定値は、下記の通り です。 ・フォント名 :MS Pゴシック ・文字サイズ :10ポイント ・文字色 :濃紺色(0x7F0000) ・影色 :なし(0x000000) ・表示ディレイ:0.05sec. ★メッセージ制御コード一覧 注意:システムはメッセージ中に'@'(半角)を見つけると、その次に現れる文字及び 文字列を制御コードとみなします。 なお、制御コードにパラメータが必要なものには、パラメータ群の最後に';' を記述して下さい。 '@'をメッセージ中に表示させたい場合は、'@@'としてメッセージに含めてく ださい。 ・¥ メッセージの改行 @\ ・A アニメーション開始/停止 @AMode,ImageName,Option; Mode :アニメーション開始か停止かの設定 0→ 開始 1→ 停止 ImageName:イメージの識別名(半角31文字まで) Option :Modeが開始の時は表示パターン、停止の時はその際表示する イメージ番号を設定します。 開始時 0→ ランダムに表示 1→ 最初から順にループ 2→ 最初から順に表示し最後のイメージで停止 停止時 停止させた時に表示するイメージの番号 (イメージ番号は、ACSでイメージを設定した際の分 割数に従って、イメージ左端から0,1,2…と順に対応 します) ※存在しないイメージの番号を与えると、停止時に表示を行いません。 ・C 文字色の変更 @C??????; ??????:カラーコードを設定します(16進数又は10進数) 例)青の場合> @C0xFF0000; (各バイト、青・緑・赤の順) ※設定されたカラーは@Cによって再設定するまで保持されます。 ・S 文字の影の色の変更 @S??????; ??????:カラーコードを設定します(16進数又は10進数) 例)赤の場合> @C0x0000FF; (各バイト、青・緑・赤の順) ※カラーコードを0x000000(純黒)にすると影は付かなくなります。 ※設定された影のカラーは@Sによって再設定するまで保持されます。 ・D 表示ディレイの変更 @D????; ????:1/1000sec.単位で設定します。 例)0.5秒の場合> @D500; 1文字を表示する際の待ち時間を設定します。 ※設定されたディレイは@Dによって再設定するまで保持されます。 ※0を設定すると、ディレイスキップ(文字送りの飛ばし)とみなされま すのでメッセージスクロールも早くなります。 ・W メッセージのクリック待ち @W プロンプトが表示されメッセージ表示を一時停止させ、クリックされ るのを待ちます。 ・E メッセージの終了 @E これによりメッセージ表示が終了します。必ずメッセージの最後に記 述してください。 ・F フラグ内容の表示 @Fxxxxx; xxxxx:整数型・文字列型フラグ名を設定します。 フラグの内容がメッセージに埋め込まれて表示されます。 ・# コメント @# メッセージ群にコメントを記述する場合に使用します。 '@#'以降の文字列はコメントとして扱われます(その行のみ)。 ※'@E'もコメント化してしまうケースがよくありますので注意してく ださい。
▲定数定義について ◎定数定義について ※定数を利用できるのは、DMas.exeのバージョン2.80からです。 定数を定義することで、スクリプト内で使用するパラメータ等を、統一して管理できま す。 定数の定義方法は、スクリプトファイルの「_BeginDefines:」ラベルと「_EndDefines: 」ラベルの間に次のように記述します。 define:定数=値; このように定義すると、スクリプト内で「定数」にて記述されているパラメータは、 すべて「値」に置き換えられます。 従って後にパラメータの変更が伴っても、この定義の値を変更するだけで、全てのパラ メータが変更されたことと同じことになります。 なお、定義できる文字数は、「定数」が127文字、「値」が4095文字までとなっていま す。 ・定数定義例 ----------------------------------------------------- *DMScriptFile _BeginDefines: define:LABEL_MIN_NUM=1; define:LABEL_MAX_NUM=10; _EndDefines: _FirstAction: >FRVS=iLNum,LABEL_MIN_NUM,LABEL_MAX_NUM; >FV+=sLabelName,iLNum; >CALL=@FsLabelName; ----------------------------------------------------- なお、定数が置き換えられる対象となるパラメータは、以下の区切り文字にて挟まれて いるものに限ります。 =定数; =定数, ,定数, ,定数; :定数= @F定数;
▲フラグについて ◎フラグについて ※フラグを利用できるのは、DMas.exeのバージョン2.00からです。 フラグとは、数値や文字列などのデータを自由に出し入れできる入れ物のようなもので す。プログラミングなどの経験のある方には、変数と言った方が分かりやすいかもしれま せん。 このフラグには、整数型フラグと文字列型フラグの2種類があり、スクリプトファイルの 「_BeginInitFlags:」ラベルと「_EndInitFlags:」ラベルの間に定義することで、使用可 能となります。 各型の定義・初期化は下記のフォーマットで行います。 整数型フラグ: int:FlagName=Value; FlagName :フラグ名 Value :初期化値 文字列型フラグ: str:FlagName=Value; FlagName :フラグ名 Value :初期化値 フラグ名は、半角127文字までで、整数・文字列型にかかわらず重複してはなりません。 値として許される範囲は、整数型フラグで-2,147,483,648〜2,147,483,647、文字列型 フラグで0〜4095文字までです。 ・フラグ定義例 ----------------------------------------------------- *DMScriptFile _BeginInitFlags: int:flag01=0; int:flag02=-1; int:flag03=; int:flag04=300; str:name01=ディアナ; str:text01=こんにちは!; str:text02=こんばんは!; str:text03=; _EndInitFlags: _FirstAction: : : : ----------------------------------------------------- ※フラグで初期化値として与えるものが特に無い場合は「=」の後すぐに「;」としてく ださい。この場合、整数型フラグは「0」となり、文字列型フラグは空となります。 ※「_BeginInitFlags:」ラベルと「_EndInitFlags:」ラベルの間は、スクリプトが読み 込まれた直後の1度だけ実行されますので、初期化値がその後影響を及ぼすことはあ りません。 ※「_BeginInitFlags:」ラベルと「_EndInitFlags:」ラベルの間には、命令やラベルは 記述しないでください。 また、フラグは各命令のパラメータとしても使用可能で、これをフラグによる間接指定 といいます。この場合「@F」制御コードとフラグ名で表します。 例えば整数型フラグ flag01に100、flag02に50が設定されているとします。 >CIP=CImage,@Fflag01,@Fflag02; とした場合、フラグの中身がパラメータだと判断し、 >CIP=CImage,100,50; と解釈され実行されます(文字列型フラグについても同じです)。 ただし、パラメータの中には、フラグによる間接指定が出来ないものもありますので注 意してください。 ☆注意事項 フラグを扱うことによって、さらに柔軟で応用の利くスクリプトを組むことが可能とな りますが、注意してスクリプトを組まないと予期せぬ状態に陥る場合がありますので、フ ラグの管理には気をつけてください。
▲起動時のコマンドラインパラメータについて ◎起動時のコマンドラインパラメータについて ※コマンドラインパラメータを利用できるのは、DMas.exeのバージョン2.40からです。 実行ファイル「DMas.exe」実行時に以下のパラメータを付加することができます。 DMas.exe [path] [/X:pos] [/Y:pos] [/NI] path :このパラメータを指定しないで実行しますと、マスコットのスクリプトやデー タなどのファイルの基本フォルダは「DMas.exe」と同じ場所となりますが、path パラメータにパスを与え起動すると、そのパスが基本パスとなります。 /X:pos :起動時のX座標をposに指定します。このパラメータを指定しなかった場合は、 前回終了時の座標となります。 /Y:pos :起動時のY座標をposに指定します。このパラメータを指定しなかった場合は、 前回終了時の座標となります。 /NI :タスクトレイアイコンを表示しないようにします。このパラメータを指定しなか った場合は、通常通り表示されます。 ただし、このパラメータを指定しても、スクリプト中のIS命令が実行された場合 は、アイコンが表示されます。(複数起動時にアイコンも複数表示されるのを防ぐ 等の用途にご利用ください) /TX:text:textで指定した文字列を、FCTG命令によりスクリプト内で取得することが 出来ます。 /DF:time:time(msec.)で指定した間隔でデバッグモニタ用フラグファイルを作成しま す。外部アプリケーションのDMasデバッグ支援ユーティリティ(DmDebug.exe)を 使用し、デバッグモニタ用フラグファイルをモニタすることにより、実行中のマス コットのフラグ内容を指定の間隔でモニタすることが出来ます。DMasデバッグ支援 ユーティリティにて実行中のマスコットのフラグ内容をモニタする場合は、この コマンドラインパラメータを指定してください。 ※ただしDMas.exeをデバッグモードで起動している必要があります。 起動例】 DMas.exe mascot2 /X:150 /Y:60 この場合、DMas.exeの場所を基準にmascot2のフォルダが基本フォルダとなります。 例えばDMas.exeの場所が「c:\tool\dm\」だった場合、「c:\tool\dm\mascot2\」が基本フ ォルダになります(1つのDMas.exeでマスコットの切り換えができます)。 また、表示する座標をX=150,Y=60にします。