● コンパイル
コンパイラスイッチや操作方法は、コンパイラによって異なる場合があるので、詳細はコンパイラ付属のマニュアルを参照してください。
ここでは Microsoft Visual C++ をコマンドプロンプト上で使用していると仮定します。
- コマンドプロンプト上でコンパイル環境を整え、ソースファイルのある場所にカレントフォルダを移動します。
その後、cl.exe によりコンパイルを開始します。
例1.一番簡単な形
ソースを test.c とします。
cl /Zp8 test.c fixedX.lib
- アライメントは 8 バイトを指定してください。
- インポートライブラリ fixedX.lib をリンクする必要があります。
- 生成された exe の元に fixedX.dll を置き、実行します。
ユーティリティーを使用する場合
fixutil.lib をリンクします。この時、fixedX を使用していなくても fixedX.lib のリンクが必要です(ユーティリティー内で fixedX.dll を使用しているため)。
例2.
cl /Zp8 test.c fixedX.lib fixutil.lib
ユーティリティーを使用した場合は
必ずセットでリンクする
コンパイルが完了したら、生成された exe の元に fixedX.dll と fixutil.dll を置き、実行します。
C++で作成した場合
fixed X とユーティリティーは、C、C++どちらでも使用可能です。
上記と同じ方法でコンパイル・リンクしてください。
マルチスレッド
fixed X 、ユーティリティーはリエントラントコードになっています。マルチスレッドで使用しても問題ありませんが、同じメモリ領域を複数のスレッドで同時に処理すると問題が発生しますので、FIXEDVAL値をスレッド間で共有する場合は注意してください。
特に、ユーティリティーのワークエリアは、スレッド間で共有しないでください。