● fixed X ユーティリティー

乗除算について

fixed X の乗除算関数は unsigned 用の処理なので、signed で扱うには符号チェックや符号反転等の処理が必要になります。
ユーティリティーには、signed で演算するための処理をパッケージ化した関数が用意されています。fixed X には無い signed の乗除算をカバーします。

fixedutil_signed_mul
fixedutil_signed_mul32
signed 乗算
fixedutil_signed_div
fixedutil_signed_div32
signed 除算
fixedutil_signed_rem
fixedutil_signed_rem32
signed 剰余

これらの関数は、それぞれ a *= b 、a /= b 、a %= b を行います。演算で得られた結果を a に上書きで格納します。

演算サポート関数は、引数に同じ変数を指定する事ができます。例えば、a *= a 、a /= a のような演算を行う事もできます。fixedutil_fact 、fixedutil_gcm 、fixedutil_lcm も、演算引数と結果格納の変数に同じものを指定する事ができます。