● 基本操作手順

数値式入力領域のリスト操作方法

数値式入力領域のリストは計算履歴の機能として使用されています。
コンボボックスコントロールを使用していますが、機能が標準のコンボボックスとは僅かに異なります。


リストから項目を選択し、確定するまでの手順


  1. 数値式入力領域に付いているボタン(コンボボックスのボタン)をクリックするか、カーソルキー上下のどちらかを押します。
    カーソルキーを使う場合は、数値式入力領域にフォーカスがある必要があります。




  2. 次のようなリストが表示されます。



    この画像は一例です。実際には、ユーザが今まで計算した内容がリスト内に表示されます。もし、計算を一度も行っていなければ、このリストは表示されません。
    リストのトップが、最近計算した数値式です。下に行くほど古くなります。


  3. リスト内から項目を選択します。カーソルキー上下で項目を選択します。



    カーソルキーの他、マウスで直に選択するか、マウスホイールを使用する事もできます(ホイールは Windows 98 以降)。PageUp 、PageDown キーを押すと、カーソルが大きく移動します。
    カーソルキーやホイールで選択する場合、入力領域部分のテキストも変わります。マウスカーソルを項目上に置いても選択が移動しますが、その場合は、入力領域のテキスト内容は変わりません。


  4. Enterキーを押すか対象項目を左クリックすると、リストを閉じ、確定します。



フォントを小さくしている場合、マウスカーソルで選択できる範囲(項目高さ)も、それに応じて狭くなります。その場合、誤って目的外の履歴を選択してしまう可能性がありますので、マウス操作が扱い辛いと感じた時は、キーボードでの操作も試してみてください。


選択キャンセル

リストが出ている状態で Escキーを押すか、入力領域やリスト部分以外(コンボボックス以外)をクリックすると、リストを閉じ、選択がキャンセルされます。
リスト表示中に、入力領域の内容を変更するような操作(内容を編集する操作)を行ってもキャンセルになります。



キャンセルすると、入力領域はリストを表示する直前の状態に戻ります(UNDO はリセットされます)。

数値式入力中に誤ってリストを表示してしまった場合は、あわてずにキャンセル操作を行ってください。くれぐれも Enter キーは押さない事。上記にもある通り、リストが選択されていても確定しなければ、リスト表示直前の状態に戻せます。

入力領域内の編集操作によるリストキャンセルについて

入力領域内の選択を解除しただけ、キャレットを移動しただけでは、キャンセルにはなりません。文字列の内容が変わる操作、例えば文字・数値キー、BackSpace キーや Del キー等を入力すると、リストが閉じます。この時に入力されたキーの内容は、文字列に反映されません。編集ではなく、リストキャンセルのためのキー入力として扱われます。なお、キーの押し過ぎには注意してください。


計算履歴

メインウインドウで計算に使用した数値式は履歴として記録されます。この履歴はメインウインドウから、いつでも参照する事ができます。