● SCalc について
SCalc の特徴
SCalc(エス・カルク) は、計算内容を「計算式」の形で入力し、計算を行わせる電卓アプリケーションです。
キーボードでの入力が中心になりますので、アプリケーション側でテンキー等の入力インターフェースを持つ必要が無く、その分ウインドウが小さくなっています。他のアプリケーションと併用する時に、実際に作業するウインドウの邪魔になりません。
- 計算式の入力
入力された計算式はソフトウェアが処理しますので、ユーザ側で入力順を考える必要がありません。
例えば、
(63 + 24 × 12) ÷ 8 - 1
このような計算の場合、通常の電卓では、計算の優先順に従った操作手順を考えなければ、正しい結果を出す事はできません。
SCalc の場合は、計算式の状態のまま入力・計算する事ができます。
(63 + 24 * 12) / 8 - 1
乗算はアスタリスク * 、除算はスラッシュ / で表現します。加減乗除だけであれば、キーボード内のテンキーに使用できる符号があります。
この他にも、入力する計算式の書き方が存在しますが、普段、加減乗除程度しか使用しない場合は、上記のような書き方だけを知っていれば十分です(必要に応じて計算式規則のマニュアルを見る)。
- メモリ
卓上電卓等では、計算結果を格納できるメモリを一つ持ちますが、SCalc では最大で 10000個のメモリを持つ事ができます。また、そのメモリを計算式内で複数同時に参照する事もできます。
- 入力した計算式の履歴
SCalc では、入力した式を 128 個まで自動で記録します。この記録は入力時に、いつでも参照する事ができます。
一度使用した計算式を繰り返し計算させたい場合や、計算内容の確認等に使用する事ができます。
なお、SCalc は通常の電卓の模倣を目指している訳ではなく、通常の電卓や他のツールの方が優れていると思われる機能は入っていません。
作業内容に応じて適切なツールの使い分けを行ってください。