● StrCalc DLL - DLL による違い - Ver 4.0 の機能

Ver 4.0 その他の機能

先頭にコマンド "BAS;" を入れると、セミコロン以降に1行の StrCalc BASIC の処理を記述する事ができます。この規則は Ver 4.0 の DLL が使用される場合に限り、SCalc 内のほとんどの数値式で適用されます(一部の機能を除く)。
書式:

    BAS;  StrCalc BASIC の処理
コマンドには、大文字、小文字の区別はありません。また、半角の空白、タブ文字を自由に入れることができます。

StrCalc BASIC の構文は単一行モードで実行されます。文法は StrCalc BASIC のマニュアルを参照してください。

計算を BASIC で処理する、玄人向けの機能です。
一行の BASIC では大した事はできませんが、一行の計算式よりは多くの事ができます。「普通の電卓では大変な作業だが、アプリケーションが組める開発用のコンピュータ言語を持ち出すのは大げさ過ぎる」、というような、ものすごく簡単な計算処理を行う場合に使用する事ができます。


SCalc から渡される情報、SCalc に渡す情報

変数名変数属性I/O内容
m一次元数値配列I 、OSCalc のメモリ内容
memcnt単一数値SCalc で確保されているメモリの数
result単一数値SCalc へ渡す数値(計算・処理結果)


SCalc 上での制限事項

StrCalc BASIC の制限時間を変更する

DLL に Ver 4.0 を選択すると、
計算設定メニューの項目「StrCalc の再検索」の下に、「StrCalc BASIC の制限時間設定」という項目が出現します(他の DLL を使用している場合は現れません)。



メニューを選択するとダイアログボックスが表示されますので、制限時間を 1 〜 300 秒の間で設定してください。入力には数値式を使用します。



上記の「SCalc 上での制限事項」にもある通り、デフォルトは 15 秒です。
この設定は scalc.inf に保存されます。

時間制限は無限ループ対策です。無限ループになっても、ここで設定した時間が経てば自動で中断しますので、SCalc を強制終了させる必要はありません。
設定は、プログラムを利用する立場で、現実的な値を入力してください。

  • ユーザによる SCalc の強制終了を避けるための時間制限なので、いきなり上限値を入力する事は推奨しません。上限値を入力した状態で無限ループになった場合、5 分待てずに強制終了を行うのであれば、ハングアップと何も変わりません。

  • 制限時間までに処理が終わらない場合は、時間を少しずつ増やして様子を見てください。中断はエラー扱いなので、処理結果が適用されません。何度でも試す事ができます。