プログラミングを習得する1(基礎)
ここではプログラムを組む手順を学びながらプログラミングを習得していきます

プログラミングで最も重要なのは最終的に何の作品を作るのかを明確にする事から始めます。
一般的には企画書などを書いて詳細に決めるのですが、
今回は自分1人でプログラムが組めるようになる事を目標にしているので企画書は書きません。
その代わり何の作品を作るかをしっかりと決める事を最初に行います。
ちなみに今回は円が次第に大きくなりながら様々な色へと変化していくプログラムを組んでプログラミングの習得を行っていきます

まず一番最初に円が次第に大きくなるにはどのようにすれば良いかを考えます。
繰り返し処理を使い、半径を大きくしながら円を何度も描画する事で再現が出来ます。
変数rの値を増やす命令を何度も繰り返し行う事で変数rの値が増え続けます。
この増え続ける値を円の半径に利用すれば円を次第に大きくする事が可能となります

増え続ける変数rの値を円の半径に使う事により円が次第に大きくなっていきます

ただ単に円が大きくなり続けるだけでは代わり映えのない作品となるので終了条件を設けてみます
繰り返し処理の中で条件分岐を使い、処理の流れを変えてみます

今までは半径が100を越えると終了していましたが、
次は半径が100を超えると再び最初から円を書き直すように変更します
上図のようにプログラムの配置を変更してください

繰り返し処理の中で変数rの値を増やし続け、
その値を半径に使用して何度も円を書き続けることで次第に大きくなっていく円を描けます。
そして半径が100を超えると別の処理を行うようにしています

半径が100を超えると画面内の全ての画像を削除し、変数rの値(円の半径)を0に初期化する事によって何度も円を描きます

これまでは円の色にカラーコード7(白色)を使っていましたが、このカラーコードも変数で指定してみます。
上図のようにプログラムを書き換えてください
ヘルプ:書き換え方が良く分からない人のために

変数c(カラーコード)の値を増やす処理を追加する事により、描画する円の色が次第に変わっていきます。
しかしこのプログラムには不備があります。それはカラーコードは0〜7までしか存在しないため、
変数c(カラーコード)の値が増え続けてしまうと、いずれは変数c(カラーコード)の値が7を超えてしまい、エラーが発生してしまいます。
よって、変数c(カラーコード)の値が7を超えないような処理を作る必要があります

変数c(カラーコード)の値が7を超えてエラーが発生しないように処理の流れを変更し、
変数c(カラーコード)の値を元に戻します

プログラムの全体的な流れと作業内容を図に示します