Windows2008 Server R2+IIS環境でのセットアップ手順
他の環境の構築は以下を参考にしてください。
・PHPセットアップ
Apache2をWebサーバーとして用いるのであればThreadSafe版を使用する。
PHPはVCのランタイムを使用している。VC9であれば、Windows2008R2には既にインストールされていた。
今回は上画面のVC9 Thread Safe版をダウンロード
C:\PHPに解凍する。
DOSプロンプトを起動して下記コマンドを実行します。
setx PATH "%PATH%;C:\PHP" -m
PATH環境変数にC:\PHPが追加されます。
DOSプロンプトで下記コマンドを実行します。
cd /d c:\php
php -v
※PHPのバージョンが表示されずエラーが出た場合はVCのランタイムがWindowsにインストールされていない可能性があります。
Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ (x86)など、バージョンにあったものをインストールしてください。
・PHPの環境設定
php.ini:PHP環境設定ファイル
php.ini-development:開発環境設定ファイル
php.ini-production:本番環境設定ファイル
開発用または本番用のファイルをコピーしてphp.iniにすることで環境の切り替えを行えます。
PHPのバージョンが同じであればWebRemoteDosフォルダの上記ファイルを用いてphp.iniとして使用することも可能です。
PHPフォルダの上記ファイルとWebRemoteDosフォルダのファイルを比較して設定値を変更してください。
・主な変更点
下記項目のコメントをはずして値をセット
cgi.fix_pathinfo=1
fastcgi.impersonate = 1
cgi.force_redirect = 0
error_log = php_errors.log
date.timezone = Asia/Tokyo
open_basedir = none
extension_dir = "ext"
extension=php_mbstring.dll
mbstring.language = Japanese
mbstring.internal_encoding = UTF-8
mbstring.http_input = pass
mbstring.http_output = pass
mbstring.encoding_translation = Off
mbstring.detect_order = auto
mbstring.substitute_character = none
mbstring.strict_detection = On
・WebRemoteDosセットアップ
WebRemoteDosフォルダをC:\にコピーします。
・IISセットアップ
サーバーマネージャーの役割追加でIISを追加。
IISは基本的な機能に加え、下記もインストールしてください。
[Webサーバー] - [アプリケーション開発] - [CGI]
[セキュリティ] - [基本認証]
仮想ディレクトリの作成
ハンドラーマッピングを選択
モジュールマップを追加を選択
基本認証を有効、匿名認証を無効にします。
アクティビティタイムアウトと要求タイムアウトを3600秒
(1時間)に設定する。
これにより、WebRemoteDosで時間がかかる処理をしても1時間はタイムアウトされなくなる。
設定後、Webサイトを再起動します。
・動作確認
PHPが動作するかの確認
http://localhost/wrd/phpinfo.php
Windowsのユーザーアカウントでログイン
※administrator権限が必要です。
セットアップが正常に行われていれば、この画面が表示されます。
WebRemoteDosが動作するかの確認
セットアップが正常に行われていれば、この画面が表示されます。