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ワークシート上に次のようなデータがあるとします。
A | |
---|---|
1 | 広島市役所 〒730-8586 広島市中区国泰寺町一丁目6番34号 代表電話 082-245-2111 |
2 | 呉市役所 〒737-8501 広島県呉市中央4丁目1番6号 TEL:0823-25-3100(代表) |
3 | 尾道市役所 〒722-8501 広島県尾道市久保一丁目15-1 TEL:(0848)25-7111 |
4 | 三次市役所 〒728-8501 広島県三次市十日市中二丁目8番1号 |
5 | 廿日市市役所 〒738-8501 広島県廿日市市下平良一丁目11番1号 電話:0829-20-0001(代表) |
各データから郵便番号だけを取りだしたいとします。セル A1 のデータの場合は、郵便番号を表示させたいセルに次のように入力します。
このデータの場合、数字が最初に登場するのは郵便番号なのでこの方法が使えますが、最初に番号を振っている場合はそちらを取り出してしまいます。そのような場合でも正しく動作させるには「〒」を指定します。
この方法を使うと「〒730-8586」などと表示されます。「〒」をつけたくないなら、番号の部分だけ ( ) で囲んで参照してください。
固定電話の電話番号は総務省によると
上のデータから電話番号を取り出して、ハイフンを使って「XXX-XXX-XXXX」または「XXXX-XX-XXXX」の形式で表示したいとします。ただし、入力されていない場合は「未入力」と表示させるとします。これには、例えばセル A1 のデータの場合、電話番号を表示させたいセルに次の式を入力します。
「県名,市名,住所の残りの部分」という形式のデータを作成するには、整形したデータを出力したいセルに次のように入力します。(例として、元データはセル A1 のものを使用します。)
漢数字をアラビア数字に変換したいときは XLCTr 関数を利用してください。
この例では一部の数字は全角で表記されています。これらを半角で揃えたい場合は、XLCNormalizeWidth 関数や XLCToHankaku 関数を利用してください。
フィルタの検索条件にはワイルドカードを使用することができますが、XLCRegExMatch 関数を使用するとより柔軟な検索が行えます。
前節と同じデータを例とします。電話番号が入力されていないデータだけを表示したいとします。
A | |
---|---|
1 | 電話番号未入力 |
2 | |
3 | |
4 | 元データ |
5 | 広島市役所 〒730-8586 広島市中区国泰寺町一丁目6番34号 代表電話 082-245-2111 |
6 | 呉市役所 〒737-8501 広島県呉市中央4丁目1番6号 TEL:0823-25-3100(代表) |
7 | 尾道市役所 〒722-8501 広島県尾道市久保一丁目15-1 TEL:(0848)25-7111 |
8 | 三次市役所 〒728-8501 広島県三次市十日市中二丁目8番1号 |
9 | 廿日市市役所 〒738-8501 広島県廿日市市下平良一丁目11番1号 電話:0829-20-0001(代表) |
セル A2 に次の検索条件式を入力します。
フィルタのオプションを設定するにはメニューもしくはリボンから以下の項目を選択します。
Excel 2003 以前 | データ → フィルタ → フィルタオプションの設定 |
Excel 2007 以降 | データ → 並べ替えとフィルタ : フィルタ : 詳細設定 |
「フィルタオプションの設定」ダイアログが表示されますので、以下のように設定します。
リスト範囲 | $A$4:$A$9 |
検索条件範囲 | $A$1:$A$2 |
他に必要なオプションがあれば適宜設定してください。0K ボタンを押すと電話番号のないデータだけが表示されます。