ネットバンキングの伴HiNetbanker取扱説明書

第1.81版(平成26年5月7日)

※取扱説明書内の画像はクリックすると別ウインドウまたは別タブに大きく表示されます。また、プログラムの変更等により実際の画面とは少し異なる場合があります。

 ネットバンキングの伴HiNetbanker(以下、HiNetbankerといいます。)はシェアウェアです。試用期間や試用機能の制限等はありませんが、試用期間中は起動時と24時間ごとにシェアウェア登録を促す画面が現れます。継続して使用する場合はシェアウェア料金の支払いをお願いします。

 シェアウェア料金はVectorシェアレジでライセンスを購入することにより支払うことができます。下のバナーをクリックするとVectorシェアレジのライセンス購入窓口へ行くことができます。(支払いにはクレジットカードが必要です。)


■HiNetbankerとは

 HiNetbankerは、インターネットバンキング(以下、ネットバンキングといいます。)を支援するアプリケーションです。事前に登録しておいたID番号やパスワード等のログイン情報を使用して各銀行のネットバンキングにログインしたり、自動で銀行口座の残高照会をしたりすることができます。またログイン情報等の重要な情報をパスワードで保護する機能ログイン日時の照合チェック機能ログインパスワードの自動変更機能等の安全機能を搭載、更に仮想通帳預金残高表示口座一覧表示自動記帳パスワードジェネレータ簡易電卓カレンダー等のユーティリティ類も搭載し、安全かつ快適にネットバンキングすることができます。

◯対応する銀行

 HiNetbankerが対応している銀行は、琉球銀行、沖縄銀行、海邦銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、楽天銀行、セブン銀行、住信SBIネット銀行、新生銀行、大和ネクスト銀行、三菱東京UFJ銀行、ソニー銀行、シティバンク銀行、あおぞら銀行、JAバンク、イオン銀行、スルガ銀行、紀陽銀行、ジャパンネット銀行、オリックス銀行、東京スター銀行、伊予銀行、トマト銀行、京都銀行、香川銀行、じぶん銀行、野村信託銀行、愛媛銀行です。これは私の現在の環境でログインできる銀行なので、リクエストがあり口座を開設できる銀行であれば将来的には他の銀行にも対応する予定です。一方で、こんなにたくさんの銀行があるとまぎらわしいという場合は不用銀行隠蔽機能という必要のない銀行を表示させない機能もあります。

 HiNetbankerの使用により金銭的損害が発生しても、作者には全く責任はありませんし補償もしません。すべて自己責任で使用してください。以上のことを了承できない場合は申し訳ありませんがHiNetbankerを使用しないでください。

○動作環境

 HiNetbankerの実行にはIntel製CPU搭載Macintosh機と MacOS X version 10.5.x(Leopard)以上のシステムを必要とします。OSXバージョン10.4.x(Tiger)以前には対応していません。

 HiNetbankerがネットバンキングにアクセスするためにはブラウザアプリケーションが必要です。HiNetbankerはアップル社純正ブラウザ「Safari」のみに対応しています。「Safari」以外のブラウザには対応していませんのでご了承ください。


■クイックスタート

○インストール及びアンインストール

 HiNetbankerは普通のアプリケーションですので特別なインストーラはありません。HiNetbankerのアイコンを適当な場所に置いてください。お奨めは「アプリケーション」フォルダです。

 HiNetbankerをアンインストールするには、HiNetbankerのアイコン、ホームフォルダ/ライブラリ/Preferencesフォルダ内に作成されるjp.ddo.airpolice.kuikui.HiNetbanker.plistファイル及びホームフォルダ/書類フォルダー内に作成されるHiNetbankerフォルダをゴミ箱に捨ててください。

○パスワードを設定する。

 

HiNetbankerを初めて起動するとパスワードを設定するよう表示されますので適当なパスワードを設定してください。ここで設定するパスワード(以下、HiNetbankパスワードといいます。)はHiNetbankerの起動やログイン情報等の重要な情報を編集、参照する場合の認証に使われます。また、重要な情報を暗号化して保存、復号するためにも使われます。システムのログインのためのパスワードとは違いますので気をつけてください(システムのログインのためのパスワードと同じにしても全く問題はありません)。

○ブラウザの設定を確認する

 HiNetbankerで使用するブラウザの設定が異なるとHiNetbankerはうまく機能しませんので、以下の設定項目を確認し設定が異なっている場合は変更してください。

 Safari環境設定→詳細→ユニバーサルアクセスの「Tabキーを押したときにWebページ上の各項目を強調表示」チェックボックスがチェックされている。(デフォルトの設定ではチェックされていません。)

 HiNetbankerは起動時にSafariの環境設定をチェックし、上記項目の設定が必要な場合はアラートでその旨を表示します。

○アクセス情報をセットする(JAバンクのみ)

 JAバンクのログインURLは口座のある地域毎に違います。デフォルトでは「おきなわJA」になっていますので、沖縄以外の方はJAネットバンクにアクセスし利用するJAのログインURLを調べ、HiNetbankerのアクセス情報のログインURLを設定しなおす必要があります。ログインURLの設定は各種設定アクセス情報設定項目を参照してください。

○ログイン情報を設定する

 HiNetbankerメニューの「ログイン情報設定...」項目をクリックすると認証のためHiNetbankerパスワードの入力画面が現れますのでHiNetbankerパスワードを入力してください。HiNetbankerパスワードを入力するとログイン情報設定画面が現れますのでネットバンキングへのログインに必要なID番号やパスワード等を設定してください。ログイン情報を設定するとメイン画面の「ログイン」ボタンと「残高照会」ボタンが使用できるようになります。

○口座番号を設定する(オプション、一部の銀行は必須)

 HiNetbankerメニューの「口座番号設定...」項目をクリックすると口座番号設定画面が現れますので口座番号を設定してください。なお、同じ銀行に口座が1つだけの場合は口座番号の設定は任意です。口座番号を設定しなかった場合は代表口座として処理されます。

※新生銀行、ソニー銀行、ジャパンネット銀行、オリックス銀行及び野村信託銀行はログイン時に口座番号が必要なため、口座番号の設定は省略できません。

○銀行を選択する

 メイン画面の「取引銀行」ポップアップボタンでネットバンキングする銀行を選択してください。なお、日常的にネットバンキングする銀行のみを表示させたい場合は環境設定ネットバンキング設定で必要ない銀行を表示しなくすることもできます。

○ネットバンキングにログインする

 メイン画面の「ログイン」ボタンをクリックしてください。自動でブラウザを起動し、選択した銀行のネットバンキングにログインします。ログインに成功するとメイン画面の「前回ログイン日時」が変更されます。

○銀行口座の残高照会をする

 メイン画面の「口座番号」ポップアップボタンで残高照会する口座番号を指定し、「残高照会」ボタンをクリックしてください。自動でブラウザを起動、選択した銀行のネットバンキングにログインし、指定した口座の残高照会を実施した後、自動でログオフします。残高照会の結果はメイン画面の「残高」欄に表示されます。

○クイックスタートの後

 以下に詳しい解説がありますので暇な時や疑問が生じた時にでも読んでください。


■HiNetbankerパスワード

○パスワードの設定

 HiNetbankerを初めて起動するとパスワードを設定するよう表示されますので適当なパスワードを設定してください。HiNetbankerパスワードはシステムのログインのためのパスワードとは違いますので気をつけてください。(HiNetbankerパスワードがシステムのログインのためのパスワードと同じものであっても問題はありません)

 HiNetbankerパスワードはHiNetbankerという名前のアプリケーションパスワードとしてログインキーチェーンに保管されます。

○パスワードの使用

 HiNetbankerパスワードはHiNetbankerの起動、ログイン情報や秘密情報の重要な情報を設定・参照する際の認証に使われます。また、ログイン情報や秘密情報の重要な情報を暗号化して保存、復号する際に暗号キーとしても使われます。

○パスワードの変更

 HiNetbanker起動時以外のパスワード入力画面でHiNetbankerパスワードを入力後、「変更」ボタンをクリックすると新しいパスワード変更画面が現れますので新しいパスワードを設定してください。

 「キーチェーンアクセス」でHiNetbankerパスワードを変更しないでください。ログイン情報等の暗号化したデータを読み込めなくなってしまいます。

○パスワードの確認

 パスワードを忘れてしまった等の場合に、HiNetbankerパスワード入力画面の左下隅をクリックしてください。認証のためログインパスワード入力画面が現れますのでログインパスワードを入力してください。ログインパスワードを入力するとHiNetbankerパスワードが表示され確認することができます。

 もう一つの方法として、アプリケーション→ユーティリティフォルダの「キーチェーンアクセス」で確認することができます。詳しいことはキーチェーンアクセスの説明等を参照してください。


■銀行のホームページを閲覧

 銀行のホームページを閲覧するにはメイン画面の「ホームページ」ボタンをクリックしてください。「取引銀行」ポップアップボタンで選択されている銀行のホームページを表示します。


■ネットバンキングにログイン

 ネットバンキングにログインするにはメイン画面の「ログイン」ボタンをクリックしてください。自動でブラウザを起動し、「取引銀行ポップアップ」ボタンで選択した銀行のネットバンキングにログインします。

 ゆうちょ銀行に複数の口座がある場合、ネットバンキングにログインするには口座毎にログインする必要があります。「残高照会」ボタンの右にある口座番号ポップアップボタンで指定された口座へログインします。

 ログイン中にESCキーを押すことでログインを中止することができます。

 ログインに成功するとブラウザ画面に表示される前回のログイン日時とHiNetbankerに記録してある前回のログイン日時を照合し異常があればその旨表示されます。その後、メイン画面の「前回ログイン日時」が変更されます。

ログアウト

 ネットバンキングを終了する時は安全のためにも忘れずにログアウトするようにしてください。銀行にもよりますがログアウトを忘れると一定時間経過後でないと再ログインできなくなります 。
 ログアウトはブラウザ画面上で手動で行なうことができますが、HiNetbankerの「ログアウト」ボタンで自動で行うこともできます。

 HiNetbankerの「ログアウト」ボタンでログアウトした場合、ログアウトした日時が記録されメイン画面の「前回ログアウト:」に表示されます。


■銀行口座の残高照会

 銀行口座の残高照会をするにはメイン画面の「口座番号」ポップアップボタンで残高照会する口座番号を指定し、「残高照会」ボタンをクリックしてください。自動でブラウザを起動、選択した銀行のネットバンキングにログインし、指定した口座の残高照会を実施した後、自動でログオフします。

 残高照会中にESCキーを押すことでログイン前であれば残高照会を中止することができます。

 残高照会に成功するとメイン画面の「前回ログイン日時」が変更されます。残高照会はログインと違い 前回ログイン日時の照合はしません。

 残高照会の結果はメイン画面の「残高表示欄」に表示されるとともに、システムのクリップボドにコピーされます。クリップボードへのコピーは環境設定の全般設定で変更することができます。

 メイン画面の「残高:」部分をクリックすると「残高表示欄」の表示をクリアすることができます。

 残高照会時に「記帳」チェックボックスにチェックを入れておくと仮想通帳に記帳することができます。また、照会した残高と仮想通帳の残高が異なる場合は自動的に再記帳するよう環境設定の全般設定で設定することもできます。

 残高照会の結果(口座残高)はファイルに保存され、預金残高表示の際に使用されます。


■セキュリティ管理機能

○ログイン日時のチェック機能

 ログイン時にHiNetbanker内部に記録してあるログイン日時とネットバンキングに表示される「前回のログイン日時」とを比較して5分以上の差がある場合は警告します。(残高照会時はチェックしません。)

○パスワード変更機能

 HiNetbankerでパスワードを変更するには自動、半自動及び手動の三つの方法があります。

・自動変更

 メイン画面の「パスワード変更:」チェックボックスにチェックを入れてログインすると、ログイン完了時に自動でパスワードを変更することができます。

 変更されたパスワードはログイン情報設定の「パスワード」項目を上書きして書き込まれます。また、変更前のパスワードと自動変更に失敗した場合のパスワードが念のため書き込まれます。

 生成するパスワードの文字数や数字のみといった属性は各銀行毎に環境設定で事前に設定しておく必要があります。

 パスワードがわからなくなると面倒なことになるので、現在のパスワードをメモしておく等の処置をした後、自分の環境で正常に動作することを確認してからパスワード自動変更機能を使用してください。(HiNetbanker開発中にゆうちょ銀行で経験済み^^;)

 ブラウザ画面ではパスワード変更が完了しているのに、ブラウザのバージョンによる動作の違いやネットバンキングメニューの変更等でHiNetbankerがパスワード変更失敗と判断した場合はログイン情報にあるパスワードは上書きされませんので「失敗したパスワード」を「ログインパスワード」にコピー等して手動で書き込んでやる必要があります。そして必ず一度はログインしてパスワードが正しく変更されたかどうかを確認してください。

・半自動変更(セキュリティ情報変更機能)

 各種設定ドロアーのセキュリティ情報変更ポップアップボタンでログインパスワードや確認用パスワード等の情報(現在はログインパスワードのみをサポート)を変更することができます。変更したログイン情報や秘密情報等は自動的に書き換えられます。

 セキュリティ情報変更ポップアップボタンのメニューを選択すると、設定変更パネルが表示されますので自動生成された新しいパスワード等を確認します。(新しいパスワード等は手動で変更することができます。)
 次に、ブラウザの画面上に変更したい情報の設定変更画面を表示した状態(最初の入力欄を選択した状態)で「変更」ボタンをクリックします。
 「変更」ボタンをクリックすると、プラウザ画面の各入力欄に変更したいパスワード等の情報が自動で記入され実行されます。

・手動変更

 ブラウザでパスワード等を変更し、変更後のパスワード等をログイン情報設定等で設定し直します。

■その他の機能

○重要情報のバックアップ機能

 重要情報(ログイン情報と秘密情報)は変更のつどバックアップフォルダにバックアップファイルが作成されます。

 バックアップフォルダはホームフォルダ/書類フォルダ内のHiNetbankerフォルダ内にBackupFolder名で作成されます。バックアップファイルは作成された日時をファイル名として作成されます。バックアップファイルの数が最大バックアップファイル数に達した場合は古いものから順に削除されます。

 バックアップフォルダと最大バックアップファイル数は環境設定で変更することができます。

 バックアップファイルが必要となった場合はバックアップファイル名をSecretInformationに変更し、ホームフォルダ/書類フォルダ内のHiNetbankerフォルダ内にある同名のファイル(念のためオリジナルファイルのコピーをとっておくことをお勧めします)と入れ替えた後、HiNetbankerを起動してください。

○運用時間のチェック機能

 ネットバンキングの運用時間をチェックして運用時間外にログインまたは残高照会をしようとすると運用時間外であることを注意します。「ログイン中止」ボタンをクリックするとログインを中止できますが、「無視してログイン」ボタンをクリックするとログインを試すことができます。

 メイン画面上にネットバンキングの運用時間をが表示されます。運用時間は運用中なら青色の文字、運用停止中なら黄色の文字で表示されます。

○取引履歴の保存機能

 ネットバンキングの実行状況を記録保存し、表示することができます。記録される事項はネットバンキングへのアクセス状況、ログイン日時のチェック結果、パスワード変更状況、ログイン状況、残高照会結果です。

 取引履歴を表示するにはメイン画面の「情報表示」ポップアップボタンで「取引履歴」を選択します。

 取引履歴の保存機能を使用するかどうか、取引履歴保存用フォルダーの指定、取引履歴の保存件数、残高照会時に残高の値を記録するかどうか等の設定は環境設定で行います。

○各種情報の表示機能

 メイン画面の「情報表示」ポップアップボタンで参考情報、秘密メモ、取引履歴、共通情報、アクセスメモ、ログインメモ、口座メモのいずれか一つをメイン画面上に表示することができます。

・参考情報

 ネットバンキングの際に参考となる各銀行ごとの情報が表示されます。この内容は参考情報設定で自由に追加、削除、変更することができます。

・秘密メモ

 HiNetbankerパスワードを求められるので正しいHiNetbankerパスワードを入力すると、秘密情報設定で書き込んだ秘密メモが表示されます。

・取引履歴

 取引履歴の保存機能で保存された取引履歴が表示されます。

・共通情報

 ネットバンキングの際に参考となるすべての銀行共通の情報が表示されます。この内容は共通情報設定で自由に追加、削除、変更することができます。

・アクセスメモ

 アクセス情報設定で書き込んだアクセスメモが表示されます。

・ログインメモ

 ログイン情報設定で書き込んだログインメモが表示されます。

・口座メモ

 口座情報設定で書き込んだ口座メモが表示されます。

○ブラウザコントロール機能

 ホームページの閲覧、ネットバンキングへのログイン及び銀行口座の残高照会をする時に、ブラウザがまだ起動されていない場合はHiNetbankerがブラウザを起動します。すでにブラウザが起動されている場合は新規のウインドウを作成し使用します。

 HiNetbankerによってブラウザを起動し銀行口座の残高照会を行った場合は残高照会を終了した時点でブラウザを終了させます。すでにブラウザが起動されていた場合は残高照会を終了した時点で使用したウインドウを閉じます。この動作は環境設定で変更することができます。

○インフォメーションメッセージ機能

 前回のログイン日時の照合結果やログオフを忘れないようにというようなメッセージを表示します。メッセージは5分経過するかブラウザのウインドウ数が変化すると自動的に消えます。「インフォメーション:」部分をクリックすると強制的に消すことができます。

○通知サウンド機能

 ログイン完了時、残高照会完了時及びパスワード変更時にサウンドを鳴らし知らせます。デフォルトではログイン完了時に「いらっしゃいませ」、残高照会完了時に「ありがとうございました」、パスワード変更時に「おつかれさまでした」を女性の声で再生します。鳴らすサウンドの種類と鳴らすかどうかは環境設定で変更することができます。

 デフォルトの音声はボイスプロ様のサンプル音声をフリー音源として使わせてもらいました。ボイスプロ様には感謝申し上げます。ありがとうごさいました。

○不用銀行隠蔽機能

 環境設定のネットバンキングタブで「××銀行のネットバンキングを使用する」チェックボックスのチェックを外すと、ネットバンキングに使用しない銀行を「取引銀行」ポップアップボタンのメニューに表示させなくすることができます。

○識別画像表示機能

 秘密情報設定で設定した画像が「ログイン」ボタンに表示されます。表示される画像は「口座番号」の選択状態によります。1番目または3番目の口座番号が選択されている場合は画像1が、2番目または4番目の口座番号が選択されている場合は画像2が表示されます。この機能はログイン時に識別画像が表示される、ゆうちょ銀行とみずほ銀行でとくに有効な機能と思われます。

◯前回の入出金日表示機能

 メイン画面に各口座ごとの前回の入出金日が表示されます。また、前回の入出金日はメニューの「前回の入出金日設定...」で手動で変更することもできます。最新の入出金日は仮想通帳の記録→手動での記録→口座開設日の順で算定され表示されます。すべての項目が設定されていない場合は「不明(未設定)」と表示されます。

◯長期間無入出金警告機能

 HiNetbanker起動時に、長期間(一定期間)口座の使用がない場合は警告を表示することができます。デフォルトでは365日以上の間、全く入出金がないと警告を表示します。全く入出金がない期間は仮想通帳の記録→手動での記録→口座開設日の順で算定されます。警告を表示するかどうか、何日以上で警告を表示するかは環境設定で変更することができます。

■ユーティリティ

 HiNetbankerのユーティリティには「仮想通帳」、「預金残高」、「口座一覧」、「自動記帳」、「パスワード生成」、「簡易電卓」及び「カレンダー」があります。メイン画面の「ユーティリティ」デスクローザーボタンをクリックするとメイン画面の横から現れてくる「ユーティリティ」ドロアーのタブをクリックして選択することができます。HiNetbankerメニューの「仮想通帳」、「預金残高」、「口座一覧」、「自動記帳」、「パスワード生成」、「簡易電卓」または「カレンダー」項目で直接選択することもできます。「ユーティリティ」ドロアーが開いている状態で「ユーティリティ」ディスクローザーボタンをクリックすると「ユーティリティ」ドロアーを閉じることができます。

○仮想通帳

 入出金明細照会(あるいは取引明細照会、ソニー銀行は通帳)で表示される情報を取り込んで(記帳して)入出金の状況を預金通帳のように表示することができます。

・仮想通帳への記帳

 仮想通帳に入出金の状況を記帳するには、ブラウザの画面に「取引銀行:」の「口座番号:」に対応する入出金明細一覧表を表示した状態で「ファイル」メニューの「ブラウザ画面から仮想通帳に記帳」(コンテキストメニューでも可)を実行します。すでに記帳してある項目を除き新しい項目のみが追加記帳されます。

・仮想通帳からの削除

 仮想通帳に記帳された項目を削除するには、削除したい項目を選択した状態(複数可)で「ファイル」メニューの「仮想通帳から選択項目を削除」(コンテキストメニューでも可)を実行します。

・仮想通帳の表示

 仮想通帳はデフォルトでは古いものから順に表示されますが、日付のヘッダ部分をクリックして新しいものから順に表示させることもできます。

・仮想通帳の自動記帳

 メイン画面の「記帳」チェックボックスにチェックを入れ残高照会を実行すると、自動的に仮想通帳に記帳することができます。また、自動記帳した場合は記帳した日付を記録し表示します。残高照会が終了すると「記帳」チェックボックスのチェックは自動的に外されます。

◯預金残高表示機能

・預金残高表示

 残高照会結果の記録または仮想通帳の機能を利用し、各銀行口座の預金残高と合計額を表示することができます。

・預金残高表示設定

 仮想通帳の機能を使用している口座でも、「預金残高表示設定...」メニューで表示される、預金残高表示設定画面の銀行口座のチェックを外すことで預金残高一覧に表示させなくすることができます。

○口座一覧機能

・口座情報一覧表示

 自分で設定した口座情報を一覧で表示することができます。表示される口座情報は銀行名、支店名、口座番号、口座名義、備考です。それぞれの情報はコンテキストメニュー等でペーストボードにコピーしたりブラウザ画面に出力したりすることができます。

・口座情報設定

 口座情報の追加及び削除はファイルメニューまたはコンテキストメニューから行います。「口座一覧にHiNetbankerの口座情報をすべて追加する」で、HiNetbankerで設定されている口座情報が追加されます。「口座一覧に新規の口座情報を追加する」で、新規の口座情報が追加されます。「口座一覧から選択されている口座情報を削除する」で、選択されているすべての口座情報が削除されます。口座情報は変更したい箇所を選択クリックして編集することができます。

○自動記帳機能

 口座を指定して自動で仮想通帳に記帳することができます。

 メインメニューかコンテクストメニューの「自動記帳」を選択すると自動記帳パネルが表示されます。
 記帳は自動記帳パネルで記帳する銀行の範囲を指定するか、記帳する銀行を個別に指定するかのどちらかを選択することができます。
 記帳する銀行の範囲を指定する場合は、自動記帳開始の口座を左側のポップアップメニューで、終了の口座を右側のポップアップメニューで指定し、記帳開始ボタンをクリックします。
 記帳する銀行を個別に指定する場合は、記帳したい銀行のチェックボックスにチェックを入れ、記帳開始ボタンをクリックします。

 自動記帳を行うとその実行結果が履歴として表示されます。履歴は保存することもできます。履歴の保存については環境設定の履歴管理の項目を参照してください。

 自動記帳実行中に記帳を停止したい場合はEscキーを押します。

○パスワード生成

・オプション

 パスワードの桁数、パスワードに数字を含む(最小文字数指定可能)、英大文字を含む(最小文字数指定可能)、英小文字を含む(最小文字数指定可能)、記号文字を含む(最小文字数指定可能)、使用できる記号文字、文字の重複を禁止する等を選択することができます。「全部」ボタンをクリックすると全部の記号を使用できる記号文字にすることができます。

・パスワードの生成

 「パスワード生成」ボタンをクリックすると、指定のオプションにもとづきパスワードが生成され上段に表示されます。

・パスワードのコピー

 「コピー」ボタンをクリックすると、生成されたパスワードがクリップボードにコピーされます。

○カード発行

 「ネットバンキングの伴カード」を作ることができます。「ネットバンキングの伴カード」はカードをダブルクリックあるいはHiNetbankerのアイコンへドラッグ&ドロップすることにより、HiNetbankeが動いてなければHiNetbankeを起動し、カードを作成したときの銀行口座へ自動でログインします。このときにShiftキーを押していると銀行口座へはログインしなくなります。カードの色は8色あり、銀行によってカラーをかえるなど好きな色を選ぶことができます。カードの名前は銀行名と口座番号ですが変更することもできます。ただし、拡張子は変更しないでください。

 「ネットバンキングの伴カード」を発行するときに「パスワードを付与する」にチェックを入れておくと、カード自体にHiNetbankerパスワードが暗号化されて書き込まれ、カードのダブルクリックによるHiNetbankerの起動時にパスワードの認証を省略することができます。

○簡易電卓

 カッコを使った四則演算とベキ乗の計算ができます。ベキ乗の計算は"^"キーを使用します。例えば3の4乗は"3^4"と入力します。ちなみにルート3は"3^(1/2)"あるいは"3^0.5"のように入力します。「=」キーを2度クリックすると計算結果がクリップボードにコピーされます。

○カレンダー

 現在の日付をマゼンタ、土曜を青色、日曜と祝日を赤色で表示します。左下には旧暦と六曜が表示されます。年と月の横にある三角形のボタンで表示する年と月を変更することができます。

 「今年の祝祭日」をクリックすると祝祭日一覧のポップアップメニューが表示され、年間の祝祭日を確認することができます。また、一覧から祝祭日を選択することによりその月のカレンダーが表示されます。


■各種設定

 各種設定の確認及び変更はメイン画面の「各種設定」ディスクローザーをクリックすると出てくるドロアー内の「環境」ボタン、「アクセス情報」ボタン、「ログイン情報」ボタン、「口座番号」ボタン、「秘密情報」ボタン及び「参考情報」ボタンをクリックすることでできます。

 また、HiNetbankerメニューの「環境設定...」項目、「アクセス情報設定...」項目、「ログイン情報設定...」項目、「口座番号設定...」項目、「秘密情報設定...」項目及び「参考情報設定...」項目でもできます。

 ログイン情報及び秘密情報の重要なデータは暗号化されホームフォルダ/書類フォルダー内に作成される「HiNetbanker」フォルダに「SecretInformation」というファイル名で保管されます。「SecretInformation」ファイルが変更された場合は変更前のファイルは「SecretInformation.bak」としてバックアップ用に保存されます。

 ログイン情報の設定及び秘密情報の設定時は認証のためHiNetbankerパスワードを要求されます。

 各設定画面で設定対象の銀行を変更する場合はメイン画面の「取引銀行」ポップアップボタンで変更します。また、環境設定のパスワード変更では 「前の銀行」、「次の銀行」ボタンで変更できます。

○環境設定

・全般

残高照会後のブラウザの動作:

 「残高照会後のブラウザの動作:」ラジオボタンで残高照会後のブラウザの動作を「自動終了」、「そのまま」及び「必ず終了」のいずれかに変更することができます。

 「自動終了」を選択すると、HiNetbankerによってブラウザを起動し銀行口座の残高照会を行った場合は残高照会を終了した時点でブラウザを終了させます。すでにブラウザが起動されていた場合は残高照会を終了した時点で使用したウインドウまたはタブを閉じます。

 「そのまま」を選択すると、ブラウザは終了せずに残高照会に使用したウインドウまたはタブを閉じます。

 「必ず終了」を選択すると、ブラウザの起動時期にかかわらず残高照会を終了した時点でブラウザを終了させます。

残高照会結果:

 「残高照会の結果をクリップボードにコピーする」チェックボックスのチェックを外すと残高照会の結果をクリップボードにコピーしないよう変更することができます。

 「残高照会の結果と仮想通帳の残高が異なる場合は仮想通帳の記帳を行う」チェックボックスにチェックを入れると残高照会時に「記帳」チェックボックスにチェックが入っていなくても、照会結果の残高と通帳の残高を照合し合わない場合は仮想通帳の記帳を行います。

ログイン完了通知:、残高照会完了通知:、パスワード変更完了通知:(通知サウンド機能)

 「音で知らせる」チェックボックスにチェックを入れるとログイン完了時、残高照会完了時またはパスワード変更完了時に音を鳴らして知らせます。デフォルトの通知音はログイン完了通知が「いらっしゃいませ」、残高照会完了通知が「ありがとうございました」、パスワード変更完了通知が「おつかれさまでした」の女性の音声です。

 通知音は「選択...」ボタンをクリックすると現れるダイアログで選択することができます。選択できるサウンドファイルの拡張子はaiff,wav,snd,mp3の4種類です。 サウンドファイルを置いておくことのできるフォルダは"システム/ライブラリ/Sounds"、"ライブラリ/Sounds"、"ユーザー/ホーム/ライブラリ/Sounds"のいずれかです。

 通知音をデフォルトの音声に戻すには通知音の入力欄を空白にしてください。

セキュリティー:

 「重要情報の編集、表示をパスワードで保護する」チェックボックスのチェックを外すとログイン情報の設定や秘密情報の設定、秘密メモの表示時にHiNetbankerパスワードを要求しなくなります。

 チェックを外す時にHiNetbankerパスワードを要求します。チェックを外すとログインパスワード等の重要情報を他人に知られてしまう恐れがありますのでパソコンから離れるときは必ずHiNetbankerを終了してください。

・ブラウザ

ログイン時にログインページが表示されるまで待つ時間:

 ログイン時にログインページが表示されるまで待つ時間を変更することができます。HiNetbankerの動く環境によっては待ち時間が長過ぎてイライラするとか短過ぎて誤作動するとかの不具合が発生する場合は時間を調整することができます。

自動処理の実行時にページが切り替るまで待つ時間:

 自動入力の実行時にページが切り替るまで待つ時間を変更することができます。HiNetbankerの動く環境によっては待ち時間が長過ぎてイライラするとか短過ぎて誤作動するとかの不具合が発生する場合は時間を調整することができます。

自動処理の実行時に確認画面が表示されるまで待つ時間:

 自動入力の実行時にソフトキーボードのチェックを外す時等に表示される確認画面が表示されるまで待つ時間を変更することができます。HiNetbankerの動く環境によっては待ち時間が長過ぎてイライラするとか短過ぎて誤作動するとかの不具合が発生する場合は時間を調整することができます。

・ネットバンキング

 各銀行のチェックボックスのチェックを外すと「取引銀行」ポップアップボタンのメニューに、該当銀行の銀行名を表示させなくすることができます。各種設定の該当銀行の部分も表示されなくなります。

・パスワード変更

 「パスワード自動変更機能」チェックボックスにチェックを入れるとパスワード自動変更機能が使用できるようになります。

 生成するパスワードの属性は「生成するパスワードの桁数」ポップアップボタン、「数字を含む」チェックボックス、「英大文字を含む」チェックボックス、「英小文字を含む」チェックボックス、「記号文字を含む」チェックボックス及び「文字の重複禁止」チェックボックスで設定します。 英数字、記号は最小の文字数を指定することができます。「記号:」欄には記号文字で使用できる記号を指定します。全部ボタンをクリックすると「記号:」欄に全部の記号が入力されます。

・バックアップ

 重要データ(ログイン情報と秘密情報)のバックアップファイルを保存するフォルダを設定することができます。デフォルトではホームフォルダ/書類フォルダ/HiNetbankerフォルダ内のBackupFolderが設定されています。

 重要データ(ログイン情報と秘密情報)のバックアップファイル数が最大バックアップ数より多くなると古いファイルから順番に自動的に削除されます。デフォルトでは10が設定されています。

・履歴管理

 取引履歴保存機能を使用するかどうかを設定することができます。デフォルトは「使用する」です。

 取引履歴保存用フォルダを変更することができます。 デフォルトではホームフォルダ/書類フォルダ/HiNetbankerフォルダ内のLogFolderが設定されています。

 取引履歴の保存件数を設定することができます。デフォルトは1000件です。保存件数を超えた取引履歴は古いものから順に自動的に削除されます。

 残高照会時に残高の値を記録するかどうかを設定できます。デフォルトは「記録する」です。残高値は(口座番号:残高値)の形式で記録されます。

 自動記帳時に履歴を保存するかどうかを設定できます。また、保存件数を指定することもできます。

・その他

 「システムイベントを音声で知らせる」チェックボックスにチェックを入れるとHiNetbanker起動時、終了時及びログイン失敗等のアラート表示時に音声で通知します。

 「沖縄県に住んでいる・・・」チェックボックスにチェックを入れるとカレンダーに表示される祝祭日の一覧に沖縄県慰霊の日が追加されます。

 「パスワード等の自動入力時に必ず入力欄をクリアする」チェックボックスにチェックを入れるとブラウザを使ったログイン時に、パスワード等の入力欄をクリアしてから自動入力するようになります。

「通知音等の音量」スライダーで通知音等の音量を調整することができます。

デバグ用:(Version 1.10以降は使用できません)

 「ログインをデバグモードで実行する」チェックボックスにチェックを入れるとログイン時のタブキーによるブラウザのフォーカス移動等の状況を確認することができます。主な用途は開発時のデバグ用ですので通常使用することはありません。

 「残高照会をデバグモードで実行する」チェックボックスにチェックを入れると残高照会時のタブキーによるブラウザのフォーカス移動等の状況を確認することができます。主な用途は開発時のデバグ用ですので通常使用することはありません。

 「パスワード変更をデバグモードで実行する」チェックボックスにチェックを入れるとパスワード変更時のタブキーによるブラウザのフォーカス移動等の状況を確認することができます。主な用途は開発時のデバグ用ですので通常使用することはありません。

○アクセス情報設定

 各銀行のネットバンキングの名称を設定します。ここで設定したネットバンキングの名称はメイン画面のタイトルに表示されます。

 各銀行のホームページのURLとネットバンキングへログインするためのURLを設定します。URLの確認及び銀行のURLが変更になった場合に設定の変更ができます。

 アクセスメモには各銀行のアクセスに関するメモを自由に記入することができます。ここで記入したメモは各種情報の表示機能を使用してメイン画面に表示することができます。

 メモを除く各データは誤って書き換えられるのを防止するためロックがかかっています。データを書き換えるときは「ロック解除」ボタンをクリックしてから変更します。

○ログイン情報設定

 各銀行毎にログインに必要なログインID、ログインパスワードや各銀行から配布される確認ナンバー、認証番号表、セキュリティーカード番号、乱数表、お取引確認番号、確認番号表、セキュリティーナンバー、ご利用ナンバー等の情報を設定できます。ログイン情報はHiNerbankerパスワードと暗号化で他人に知られないよう保護されます。

 ログイン情報が設定されていない銀行のネットバンキングにはログインできません。ログイン情報を設定すると「ログイン」ボタンが使用できるようになります。

 ログインメモには各銀行のログインに関するメモを自由に記入することができます。ここで記入したメモは各種情報の表示機能を使用してメイン画面に表示することができます。

 住信SBIネット銀行、大和ネクスト銀行、セブン銀行、野村信託銀行の認証番号表の任意部分の数字をブラウザ画面に出力することができます。ブラウザの入力欄がフォーカスされた状態で、出力したい部分のチェックボックスにチェックを入れ(例では3B部分を指定)出力ボタンをクリックすると数字が出力されます。

 メモを除く各データは誤って書き換えられるのを防止するためロックがかかっています。データを書き換えるときは「ロック解除」ボタンをクリックしてから変更します。

 暗証番号1〜2は秘密情報設定で設定されたもので、参照とブラウザに出力することができます。

○口座情報設定

 琉球銀行、沖縄銀行、海邦銀行、ゆうちょ銀行及びみずほ銀行は4つまで、スルガ銀行は2つまで口座番号を設定することができます。 住信SBIネット銀行はSBIハイブリッド口座(HB:口座番号の形式で表示されます)が自動的に設定されます。それ以外の銀行は1つだけ口座番号を設定することができます。

 新生銀行、ソニー銀行、ジャパンネット銀行及び野村信託銀行を除き、口座番号の設定は任意です。口座番号を設定しなかった場合は代表口座として処理されます。

 新生銀行、ソニー銀行の口座番号は店番号+口座番号の形式で設定します。例えば店番号が001で口座番号が45678の場合は00145678のように設定します。
 ジャパンネット銀行、野村信託銀行は店番号と口座番号をそれぞれ別々に設定します。

 口座番号の他に、支店名、名義人、口座開設日といった情報も設定することもできます。口座開設日は必ずYYYY/MM/DD(例:2012/12/06)の形式で設定します。

 口座メモには各銀行の口座に関するメモを自由に記入することができます。ここで記入したメモは各種情報の表示機能を使用してメイン画面に表示することができます。

 メモを除く各データは誤って書き換えられるのを防止するためロックがかかっています。データを書き換えるときは「ロック解除」ボタンをクリックしてから変更します。

 紀陽銀行の振り込み用登録口座(紀陽銀行の口座開設時に登録する月2回まで無料で振り込むことができる本人名義の口座)を三つまで設定することができます。

○秘密情報設定

 各銀行毎に備考1〜6、画像1〜2、暗証番号1〜2及び秘密メモの秘密情報を設定できます(各項目のタイトルは銀行によって異なることがあります)。秘密情報はHiNerbankerパスワードと暗号化で他人に知られないよう保護されます。

 秘密情報はログインには使われません(一部の銀行ではパスワード変更時に使われます)ので設定は任意です。メモとして使用することができます。

 ここで書き込んだ秘密メモはメイン画面上に表示することができます。

 画像を設定するには画像を画像表示枠内にドラッグ&ドロップします。画像を削除するには画像を選択した状態でDeleteキーを押すか、編集メニューの「カット」または「削除」を実行してください。
 ここで設定した画像は「ログイン」ボタンに表示されます。詳しくは識別画像表示機能を参照してください。

 各銀行の秘密メモを自由に記入することができます。ここで記入したメモは各種情報の表示機能を使用してメイン画面に表示することができます。

 「タイトルを変更する」チェックボックスにチェックを入れると設定項目のタイトルを変更することができるようになります。(タイトルは秘密情報としては保護されませんので注意してください。)

 暗証番号1〜2の横にある「出力」ボタンをクリックすると暗証番号をクリップボード経由でブラウザの入力欄に出力することができます。出力後、クリップボードは安全のため消去されます。

 メモを除く各データは誤って書き換えられるのを防止するためロックがかかっています。データを書き換えるときは「ロック解除」ボタンをクリックしてから変更します。

 ここで設定した暗証番号1〜2はログイン情報から参照することができ、ブラウザの入力欄に出力することもできます。

○参考情報設定

 各銀行毎にインターネットバンキングの参考になる情報を設定することができます。ここで設定した参考情報はメイン画面に表示することができます。

◯共通情報設定

 すべての銀行共通にインターネットバンキングの参考になる情報を設定することができます。ここで設定した参考情報はメイン画面に表示することができます。


■技術情報

○データの暗号化

 HiNetbankerのログイン情報及び秘密情報の重要なデータはccryptというコマンドでHiNetbankerパスワードをキーとして暗号化/復号化しています。この場をお借りしましてccryptの作者様に感謝の言葉を申し上げます。
 参考までに、HiNetbankerで実行している ccryptでの暗号化と復号化のコマンドを以下に書いておきます。詳しくはccryptのマニュアル等を参照してください。

暗号化:ccrypt -e -q -f -s -r -K キーワード ファイル名 (暗号化すると.cptの拡張子が付加される)

復号化:ccrypt -d -q -f -s -4 -K キーワード ファイル名 (復号化すると.cptの拡張子が削除される)

○パスワード

 HiNetbankerのパスワードは、キーチェーンに保管されます。したがって、それなりの知識があればキーチェーンアクセス等のユーティリティで作成、変更、削除等することができます。が、キーチェーンアクセス等のユーティリティでパスワードを変更しますと、HiNetbanker起動時(復号化には暗号化時のパスワードが必要なため)にデータを読み込めなくなってしまいますので注意してください。

○仮想通帳のデータ

 仮想通帳のデータはホームフォルダ/書類フォルダー/HiNetbankerフォルダ内にBankbooksというファイルにXML形式で保存されます。Bankbooks.bakというファイルはBankbooksのバックアップファイルで、Bankbooksの内容が変更される一つ前のデータが保存されています。

◯口座番号等のデータ

 口座番号や口座開設日のデータはホームフォルダ/書類フォルダー/HiNetbankerフォルダ内にAccountInfoというファイルにXML形式で保存されます。AccountInfo.bakというファイルはAccountInfoのバックアップファイルで、AccountInfoの内容が変更される一つ前のデータが保存されています。


■既知の問題

○HiNetbankerパスワードの変更をするとHiNetbankerが終了してしまう

 HiNetbankerパスワードの変更をするとHiNetbankerが終了してしまいます。ただし、HiNetbankerパスワードは正しく変更されています。この不具合の対策として、再度HiNetbankerを起動してください。

起動時に秘密情報復元エラーが表示されることがある(解決済み)

 原因不明ですが、起動時に何かの拍子にこのようなエラーが表示されることがあります。このような表示が出ても実際には正常に復元されていることがほとんどです。秘密情報設定で秘密情報が正常に復元されているのを確認できたならば、そのまま「設定」ボタンをクリックして秘密情報を再保存してください。次回からエラー表示がなくなります。秘密情報が正常に復元されていない場合は本当のエラーですのでHiNetbankerをいったん終了し重要情報のバックアップ機能で保存してあるバックアップファイルを使用しデータを復元してください。(手動での復元操作となります。)

■サポート等

○作者連絡先

 このプログラムに関する感想、要望等は作者までメールでお願いします。

○開発環境

 HiNetbankerは主としてMacPro(Intel Mac)のOSXバージョン10.6.8(Snow Leopard)上で開発、動作確認をしています。

 ブラウザは、Safari 5.1.7を使用して動作確認をしています。他のバージョンのSafariでうまく動かないとかありましたら連絡のほどよろしくお願いします。

○ユーザーサポート

 HiNetbankerはHiNetbankerサポートページでサポートします。 最新の情報が置いてありますので一度は訪れてみて下さい。


■プログラム履歴(◎は新機能追加、○は機能強化、×は機能削除、・は不具合修正等)

平成26年5月7日 第1.81版

「ネットバンキングの伴カード」発行時にHiNetbankerパスワードを付与できるようにしました。

ログアウトボタンでのログアウト時はログアウトの日時を記録し表示するようにしました。

・海邦銀行、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、楽天銀行、セブン銀行、新生銀行、三菱東京UFJ銀行、シティバンク銀行、イオン銀行、スルガ銀行、ジャパンネット銀行、オリックス銀行、東京スター銀行、トマト銀行、香川銀行、愛媛銀行のログインや残高照会等の不具合を修正しました。

平成26年3月8日 第1.80版

愛媛銀行に対応しました。

○各個に銀行を指定して自動記帳をできるようにしました。

○ログイン情報にある認証番号表等と秘密情報にある暗証番号等は対で使用されることが多いのでログイン情報から秘密情報の暗証番号等を参照及び出力できるようにしました。

ログアウトボタンでの自動ログアウトをより確実にしました。

・楽天銀行ログイン時の合言葉に対応しました。

・新生銀行のログインURLの変更に対応しました。

・あおぞら銀行ログイン時のパスワード変更要求に対応しました。

・紀陽銀行ログイン時のパスワード変更要求に対応しました。

・伊予銀行ログイン時の不具合を修正しました。

・東京スター銀行ログイン時のパスワード変更要求に対応しました。

・京都銀行ログイン時のパスワード変更要求に対応しました。

・海邦銀行ログイン画面のリニューアルに対応しました。

・セブン銀行ログイン画面のリニューアルに対応しました。

・ジャバンネット銀行ログイン画面のリニューアルに対応しました。

・じぶん銀行ログイン画面のリニューアルに対応しました。

・トマト銀行のログイン画面リニューアルに対応しました。

・香川銀行のログイン画面リニューアルに対応しました。

・愛媛銀行ログイン時のパスワード変更要求に対応しました。

・大和ネクスト銀行の残高照会、仮想通帳記帳、自動記帳の不具合を修正しました。

・オリックス銀行ログインの不具合を修正しました。

・野村信託銀行の仮想通帳への記入の不具合(同じ日に複数の項目があると前後が逆になる)を修正しました。

・三菱東京UFJ銀行の仮想通帳への記入の不具合(エラーで記入できない)を修正しました。

・沖縄銀行の仮想通帳への記入の不具合等(エラーで記入できない等)を修正しました。

・ゆうちょ銀行の5月3〜5日の運用休止に対応していなかったので修正しました。

・ゆうちょ銀行ログイン及び仮想通帳への記入の不具合を修正しました。

・イオン銀行ログインURLの変更及びログアウトの不具合を修正しました。

平成25年4月11日 第1.70版

野村信託銀行に対応しました。

○SBIネット銀行のSBIハイブリッド口座に対応しました。

・仮想通帳への記入を「ゆうちょ銀行の入出金内訳表示」に対応させました。

平成25年3月29日 第1.62版

「ネットバンキングの伴カード」発行機能を追加しました。

○残高照会結果をファイルに記録し、預金残高表示には残高照会結果と仮想通帳の残高どちらか新しいものを表示するようにしました。

・住信SBIネット銀行の画面が少し変更されたのに対応しました。

平成25年3月11日 第1.61版

ログアウトボタンで自動ログアウトできるようにしました。

・三菱東京UFJ銀行の画面リニューアルに対応しました。

紀陽銀行の振り込み用登録口座を設定できるようにしました。

平成25年3月4日 第1.60版

自動記帳機能を追加しました。

伊予銀行、トマト銀行、京都銀行、香川銀行、じぶん銀行に対応しました。

○大和ネクスト銀行、住信SBIネット銀行、セブン銀行のログイン情報設定で認証番号等をブラウザに出力できるようにしました。

ログイン時にログインページが表示されるまで待つ時間と自動入力の実行時にページが切り替るまで待つ時間を環境設定で変更できるようにしました。

アクセス情報設定ログイン情報設定口座情報設定秘密情報設定で誤ってデータを書き換えてしまうのを防ぐため編集ロック機能を追加しました。

残高照会時に現在高と通帳の残高を照合し、合わない場合は自動的に記帳する機能を追加しました。

×対応する銀行が増え、検証作業が大変なため対応するブラウザはSafariのみとしました。

平成25年1月20日 第1.51版

○みずほ銀行、セブン銀行、シティバンク銀行が仮想通帳機能に対応しました。

残高照会時に仮想通帳へ記帳する機能を追加しました。ただし、この機能が使えるブラウザはSafariのみです。

○ユーティリティに口座一覧機能を追加しました。

秘密情報設定の一部に出力ボタンを追加しました。

×残高照会時に楽天銀行、セブン銀行及び大和ネクスト銀行の「預金種別」ポップアップボタンで普通預金と定期預金の預金種別を指定することができる機能を削除しました。

×仮想通帳機能に対応するブラウザはSafariのみとしました。

×環境設定を除く各種設定画面の「前の銀行」、「次の銀行」ボタンを削除しました。

・あおぞら銀行へログイン、残高照会、自動パスワード変更の不具合を修正しました。

・Safariで新生銀行へログイン出来ない不具合を修正しました。

平成25年1月1日 第1.50版

ジャパンネット銀行、オリックス銀行、東京スター銀行に対応しました。

◎仮想通帳機能を利用し預金残高一覧を表示できるようにしました。

◎すべての銀行共通の情報を表示することができる共通情報表示機能を追加しました。

◯セキュリティ管理機能にパスワード等を容易に変更することのできるセキュリティ情報変更機能を追加しました。(一部機能しない部分があります)

アクセス情報設定にアクセスメモ、ログイン情報設定にログインメモ、口座情報設定に口座メモを追加しました。各メモは自由に書き込むことができ、各種情報の表示機能を使用してメイン画面に表示することができます。

参考情報秘密メモ共通情報は表示する文字の色を変更したりできるようにしました。

◯ログイン時のパスワード等の入力欄クリア機能を環境設定で選択可能にしました。

◯口座ごとの支店名、名義人、口座開設日の設定をできるようにしました。

◯口座ごとの最新の入出金日(最後に入金または出金した日)を表示するようにしました。最新の入出勤日は手動でも変更できます。

◯口座情報等を環境設定ファイルではなく専用のファイルに保存するようにしました。

長期間(一定期間)口座の使用がない場合は警告を表示できるようにしました。

◯大和ネクスト銀行と紀陽銀行で仮想通帳機能を使用できるようにしました。

・イオン銀行のログインアドレス変更とログイン画面の変更に対応しました。

・仮想通帳の日付の形式をYYYY/MM/DDに統一しました。

・住信SBIネット銀行の通帳機能はSafari以外のブラウザでは直接使用できないので、その旨表示するようにしました。

平成24年11月22日 第1.40版

◯スルガ銀行の「セキュリティーナンバー」と「ご利用ナンバー」をログイン情報に設定できるようにしました。

・ゆうちょ銀行にたいするログイン日時のチェック機能の不具合を修正しました。

平成24年9月13日 第1.30版

◎ユーティリティに銀行口座への入出金履歴を記帳できる仮想通帳を追加しました。

○「ログイン」ボタンに秘密情報で設定した画像を表示する識別画像表示機能を追加しました。

○ユーティリティの「カレンダー」に祝祭日表示機能を追加しました。

○ユーティリティの「簡易電卓」の計算機能を強化しました。

環境設定のその他に音量調整用のボリュームを追加しました。

・琉球銀行とスルガ銀行の2番目以降の口座の残高照会が自動でできない不具合を修正しました。

・セブン銀行のパスワード変更時に確認ナンバーを自動で入力できない不具合を修正しました。

・住信SBIネット銀行の残高照会で必ず残高が0になる不具合を修正しました。

・JAバンクのセキュリティ強化、ログイン方法変更に対応しました。

平成24年2月3日 第1.22版

・ソニー銀行のログインに失敗する不具合を修正しました。

・楽天銀行の自動パスワード変更時に再ログインするように修正しました。

・セブン銀行の自動パスワード変更処理と残高照会処理が失敗する不具合を修正しました。

・大和ネクスト銀行の自動パスワード変更後、ログインできなくなる不具合を修正しました。

・三菱東京UFJの自動パスワード変更が失敗する不具合を修正しました。

平成24年2月2日 第1.21版

○スルガ銀行の全面的なネットバンキングシステムの変更(URLの変更も含む)に対応しました。

・一定条件でシティバンク銀行のログインに失敗する不具合を修正しました。

・一定条件でソニー銀行のログインに失敗する不具合を修正しました。

平成24年1月17日 第1.20版

○シティバンク銀行、あおぞら銀行、JAバンク、イオン銀行、スルガ銀行、紀陽銀行に対応しました。

取引履歴保存機能を追加しました。

○参考情報の表示機能を強化し、各種情報の表示機能としました。参考情報、秘密メモ、取引履歴のいずれかをメイン画面上に表示できます。

○環境設定のセキュリティー項目で、重要情報の編集や表示時にパスワードを要求しないよう設定できるようにしました。

通知サウンド機能のデフォルト通知音がビープ音では味気ないので音声データを内蔵しました。

○その他の機能に不用銀行隠蔽機能を追加しました。

平成23年12月30日 第1.10版

パスワード自動変更機能を追加しました。

◎パスワード自動変更機能追加に伴い重要情報のバックアップ機能を追加しました。

○三菱東京UFJ銀行、ソニー銀行に対応しました。

○「合言葉」を「秘密情報」に変更し、暗証番号1、暗証番号2、自由メモを追加しました。

○メイン画面にネットバンキングの運用時間を表示するようにしました。

インフォメーションメッセージ機能を追加しました。

○ログイン完了時と残高照会完了時に指定のサウンドを再生して知らせる通知サウンド機能を追加しました。

・新生銀行とソニー銀行の口座番号について説明を追加しました。

・各種設定の銀行タブをなくし、銀行の選択は前後ボタンまたはメイン画面の銀行ポップアップボタンでするようにしました。

・セブン銀行の確認ナンバーはパスワード変更時に使われますのでオプションではなく必須としました。

平成23年12月11日 第1.00版

 シェアウエアとしてVectorに登録しました。