Permissionとは、アプリが他のアプリやAndroid OSが管理しているデータや機能を使用するために必要な権限に対する許可のことです。
Android OSのセキュリティの仕組みでは、アプリが連絡先データを読み取ったり、インターネットにアクセスしたりするためには許可が必要です。
アプリがこれらのデータや機能を使用するためには、AndroidManifest.xmlに使用するPermissionを定義し、アプリのインストール時に権限を取得する必要があります。
権限を取得せずに権限が必要な機能を使用すると、多くの場合、例外(SecurityException)が発生して機能は使用できません。
以下は「AndroidManifest.xml」に記述された、使用するPermissionの定義例です。
<!-- 完全なインターネットアクセス -->
<uses-permission android:name="android.permission.INTERNET"/>
<!-- 連絡先データの読み取り -->
<uses-permission android:name="android.permission.READ_CONTACTS"/>
<!-- カレンダーの予定の読み取り -->
<uses-permission android:name="android.permission.READ_CALENDAR"/>
アプリが取得する権限は、「AndroidManifest.xml」上の
要素に静的に定義されるため、実行時に動的に権限を追加したり、変更したりすることはできません。