問題の体験

不必要な権限を取得しているアプリが利用者からどのように見えるか、サンプルアプリを使って体験してみましょう。

サンプルアプリについて

サンプルアプリは、以下の想定で作成されています。
アプリ名 11時計
アプリの概要 画面上にアナログ時計を表示する、単純な時計アプリです。
アプリを使用するメリット 利用者はこのアプリを利用する事で、現在時刻を確認することができます。
主な動作 端末の現在時刻を画面上に表示します。
サンプルアプリの実装範囲 アプリ起動後に端末の現在時刻がアナログ時計で表示されます。
サンプルアプリ内の問題 アプリの機能とは関係のないPermissionを多く使用しているため、利用者からマルウェアの疑いを持たれる可能性があります。

サンプルアプリのインポート

始めに、サンプルアプリをEclipseにインポートします。
「サンプルアプリをインポート」ボタンをクリックしてプロジェクト「Permission」をワークスペースにインポートしてください。

サンプルアプリをインポート

サンプルアプリのビルド、起動

サンプルアプリは、以下の環境で動作するように作成されています。

動作対象バージョン Android2.2(API Level 8) 以降

サンプルアプリをビルドするためにはAndroid2.2(API Level 8) のSDKがインストールされている必要があります。
実行環境の準備を行い、サンプルプロジェクトをビルド・実行してみましょう。
準備ができていない場合はこちらを参考に準備を行ってください。

  • ビルドと実行
    画面左側ペインの「Package Explorer」タブを選択し、表示されているEclipseのプロジェクト「Permission」を右クリック→「Run As …」→「Android Application」でサンプルアプリを実行してください。

    サンプルアプリがビルドされ、ビルド完了後に自動的に起動します。
    以下の画面が表示されます。


    サンプルアプリが実行できない場合

    • プロジェクトに「!」が付いている場合
      この場合はサンプルアプリの動作対象バージョンのSDKがインストールされていないことが原因です。
      「Permission」プロジェクトフォルダの以下に「Android2.2」がありません。
      SDK Managerを起動して、動作対象バージョンのSDKをインストールしてください。
    • プロジェクトに「☓」が付いている場合
      この場合はソースコードにエラーがあることが原因です。
      プロジェクトフォルダ内の.javaファイル、xmlファイルのエラーとなっている箇所を修正してください。
  • 権限の確認
    「アプリケーション詳細画面表示」ボタンをタップします。
    アプリ詳細画面が表示されます。

    (使用しているAPIのバージョンによって画面の表示内容が異なります。)

不必要な権限を、複数取得していることを確認できます。