アプリが自分自身で情報を保存する場合、特に特別な指定を行わない限り、
アプリ毎に用意された「/data/data/
(アプリのパッケージ名)/」配下に保存されるようになっています。
この領域は他のアプリからは読み込み、書き込みができないように設定されています。
また、これ以外にも、アプリは端末上の様々な情報にアクセスすることができます。
端末には、多くの情報が蓄積されます。例えば、以下のような情報です。
- アドレス帳
- メール(SMSを含む)
- 電話の発着信履歴
- Webの閲覧履歴
- GPSによる位置情報
- 画像データ
これらのデータは、各種Androidアプリが作成するデータです。各データは、基本的にそれぞれのアプリ固有の領域に保存され、他のアプリから直接アクセスすることはできません。 アプリが、これらの端末上に蓄積された情報にするアクセスするためには、他のアプリとデータ連携するための仕組みを利用する必要があります。
以下の例では、アプリAはデータ連携するための仕組みを利用して、アプリBのデータにアクセスしています。
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Androidアプリのデータアクセスイメージ
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アプリが取り扱う情報には個人情報が含まれることがあります。特にスマートフォンの場合、個人情報や
利用者のプライバシに関わる情報が多く蓄積されます。
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スマートフォンが取り扱う情報例
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開発者は情報にアクセスする際、利用者の個人情報を保護し、またプライバシを侵害しないように配慮する事が必要です。