「ContentProviderのアクセス制限不備」とはどのような問題でしょうか。ここで概要について理解しておきましょう。
「コンポーネントとは」で説明した通り、開発者はコンポーネントを組み合わせて、アプリに様々な機能を実装します。
ContentProviderは他のアプリにデータを公開するために使用するので、他のコンポーネントと異なりアクセス制限を細かく行えるようになっています。
他のアプリから想定外のデータ読み込みや書き込みが行われないように、開発者は公開するデータの範囲を制限してデータを保護します。
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適切にアクセス制限が行われているContentProviderは
他のアプリから不正なアクセスを受けない
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しかしアクセス制限に不備がある場合は、他のアプリから想定外のデータの読み取りや、書き込みができるようになってしまいます。
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アクセス制限に不備があるContentProviderは
他のアプリから不正なアクセスを受けてしまう
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ContentProviderが適切に保護されていないことにより、想定外のアプリからデータの読み取りや書き込みをできるようになっていることが「ContentProviderのアクセス制限不備」によって生じる脆弱性です。