DFの「比較結果をファイルに保存」を自動で実行する (Ver1.2)


1、はじめに

この度は当ソフトウェアに関心をお寄せ下さいまして、ありがとうございます。

(ソフト名が長いので、以後の説明では "DF_SAVE" と表記します)


2、本ソフトウェアの概要と特徴

MYONさん作「テキストファイル比較ユーティリティー DFにある、「比較結果をファイルに保存」を自動的に実行します
(「テキストファイル比較ユーティリティー DF」を外から操作します)

・保存したいファイルが複数ある場合、1つ1つをファイルに保存することなく、ボタン1つでまとめて保存することができます

・面倒な操作は要りません。保存先のフォルダーと必要に応じてオプション類を指定した後に「開始」ボタンを押すだけです

・保存先のフォルダーやオプション設定は記憶します。いつも同じ保存先であれば、次回からフォルダー指定やオプション設定は要りません

・お好みに応じて、ファイル保存後に「DF支援」を起動することができます(チェックボックスで選択します)

・「DF支援」の取り込み時に参照されるフォルダーを、このソフトで指定した保存先フォルダーにすることができます
(ただし、このソフトから「DF支援」を起動した場合)


3、作成の動機

・日常的に、MYONさん作「DF」とK.Hiwasaさん作「DF支援」を使わせて頂いております。
これらの素晴らしいソフトウェアのお陰で、作業効率を上げることができていますが、次のような点が解決できれば、
もう少し作業が楽になると思い、このソフトを作成することにしました

・「DF」では、比較結果を1つ1つ保存しなければならない ⇒ 比較結果が数個であればいいのですが、
10
個以上になってくると次第に苦痛となってきます

・「DF支援」で作成されたxlsファイルは、取り込みファイルのドット以前を使っている ⇒ abc.c abc.h を同時に取り込んだ場合、
同じファイル名になってしまうので、「DF」で保存する際に、いちいちファイル名を変更して保存しています


4、配布ファイル

DF_SAVE.exe

Readme.html(このファイル)


5、インストールと実行方法

・配布ファイルを、お好きなフォルダーにコピーした後、DF_SAVE.exe を実行してください


6、アンインストール方法

・インストールしたフォルダーごと削除するだけです(レジストリ、システムINIファイル等への書き込みはありません)


7、使い方の簡単な説明(比較結果のExcel化〜クイック・スタート)

(1)設定項目

◇ ファイルを保存するフォルダー

比較結果として保存するテキストファイルの保存先フォルダーを指定してください。

DF支援が存在するフォルダー

DF支援.xla が存在するフォルダーを指定してください。
すべての比較結果の保存終了後に、引き続き「DF支援」が起動されます。
DF支援」を起動したくない場合は、チェックボックスをOFFにしてください。

◇ 相違ファイルのみ保存

このチェックボックスをONにしておくと、「DF」の比較結果の中から相違ファイルのみを保存対象とします。

◇ 同名ファイルは常に上書き

このチェックボックスをONにしておくと、保存先フォルダーにある同名ファイルは無条件に上書きされます。
無条件に上書きしたくない(その都度、上書きの確認をしたい)場合は、このチェックボックスをOFFにしてください。

◇ 保存後にこのソフトを終了する

このチェックボックスをONにしておくと、すべての比較結果の保存終了後に "DF_SAVE"を終了します。
繰り返して処理しない場合は便利かも・・・・

(2) 使い方

@「DF」でフォルダーを比較する

DF」を使ってフォルダー単位の比較を実行します(フォルダー比較結果が表示された状態とします)

A "DF_SAVE"で比較結果をテキストファイルに保存

"DF_SAVE"[開始]ボタンを押下します。"DF_SAVE"が「DF」の比較結果を次々とテキストファイルに保存します。

B 「DF支援」で比較結果ファイルをExcel

DF支援」を起動します("DF_SAVE"で「DF支援」の起動を有効にしておけば、"DF_SAVE"が「DF支援」を起動します)
「取込」ボタンを押してExcel化したい比較結果テキストファイルを選び、[開く]ボタンを押します。
DF支援」が比較結果テキストファイルを次々とExcel化してくれます。

           

                 

     

                 

  


8、制限および注意事項

V1.2は、.NET Framework環境で動作するソフトウェアに変わりましたので、
お使いのPCには.NET Framework3.5(sp1)がインストールされている必要がございます。

・「DF」が複数起動していると実行できません(どの「DF」を処理対象とすればよいのか判りませんので)。

・保存対象のファイルは、「DF」のフォルダー比較結果で一覧表示されたものだけです。

・フォルダー比較結果が複数ある場合は実行できません(どのフォルダー比較結果を処理対象とすればよいのか判りませんので)

・保存対象は、フォルダー比較結果に表示されたすべてのファイル(※)になりますので、特定のファイルを選択できません。
DF」の[オプション][設定・・・]にある拡張子指定を使えば、ある程度はフィルタすることが出来ます。
※ただし「相違ファイルのみ保存」を指定することは可能です。

・相違ファイルを判定するには、「DF」にステータスバーが表示されている必要があります。
お使いの「DF」にステータスバーが表示されていない場合、"DF_SAVE"が自動的にステータスバーを表示させます。

・ファイルサイズが大きい場合やバイナリ―比較をする場合には、DFの比較で長時間を要する場合があります。
そのような場合、タイムアウトが発生して処理が中止されます。


9、動作確認済み環境

OS・・・WindowsXP(sp3)(32bit) / Windows7(32bit/64bit) / Windows8(32bit/64bit)

DF・・・Version 1.41

DF支援・・・Version 1.211.32


10、使用条件

・このソフトの著作権は作者にあります。

・このソフトの再配布は自由です。

・このソフトを使用して発生したいかなる損害に対して作者は責任を負いません。


11、改版履歴

Ver

日付

改版内容

1.2

2014/08/22

1、機能改善

・実行速度の向上(処理時間:従来比1/5)

DFでのファイル比較が終了するまでのタイムアウト時間を長くした

DF内で何らかのポップアップウインドウが表示されているときは処理を開始しない

2、外観変更

3、不具合修正

DFで左側のファイル名が右側に無いときに、処理が終了しないようにした

1.1

2009/06/10

1、新機能追加

・相違ファイルのみ保存
・同名ファイルは常に上書き
・保存後にこのソフトを終了する

2、Vistaに対応

3、ウインドウ背景変更

※その他、問題点を改修

1.0

2008/10/01

公開開始


12、最後に

このソフトに関するご感想、ご要望、ご意見、バグレポートなど、お寄せ頂けると幸いです

山本 佳伸 m_o_s_s_a_n@yahoo.co.jp