【このプログラムについて】
  ソフトウエア概要は以下のとおりです。(Ver 1.4.x)
(1) 文字コード変換

 入力として指定したディレクトリ(その下に在るディレクトリを含む)内の ファイルを指定した文字コード(AutoDetect、MS932,UTF-8等)で読込み、出力に指定した文字コードに変換して出力ディレクトリ にコピーします。
 入力ファイルの文字コードは、自動検出したり、個々のファイル毎に文字コードを確認しながらコピーする事も出来ます。

(A)  指定したディレクトリ配下に在るディレクトリは全て対象となります。
 入力ディレクトリ及び出力ディレクトリはテキスト入力、右クリックメニューからの貼り付け、選択ウィンドからの選択、またはエクスプローラからフォルダを drag & drop して設定する事が出来ます。

(B)  対象とするファイルのファイル識別子(.txt 等)を複数(txt/java/jsp 等"/"区切りで) 指定する事が出来ます。
 何も指定しない場合は、全てのファイルが変換対象となります。

(C)  指定可能な文字コードは以下のとおりです。
 正確なコードの解説では在りません、参考としてご覧下さい。


MS932  javaで使用しているWindows31-Jとほぼ同義(全く同じでは無いらしいです)の文字コードです。


UTF-8  UTF-8の文字コードです。
 BOM(Byte Order Mark)無しを"UTF-8N"、BOM付きを"UTF-8"と使い分ける事もあります。


EUC-JP  日本語EUCの文字コードです。
 "EUC"と言うことも有ります。


ISO-2022-JP  JIS規格で規定されている7ビット表現の文字コードです。
 "JIS"と言うことも有ります。


UTF-16LE  UTF-16LE(Little Endian)の文字コードです。
 一般的には"Unicode"または"UTF-16"という場合このコードを指すようです。


UTF-16BE  UTF-16BE(Big Endian)の文字コードです。


Shift-JIS  シフトJISの文字コードです。
 機種依存文字(①~ 等)文字が有る場合、MS932を使用するのがベター(文字化けしにくい)です。


ISO-8859-1  ISO-8859-1の文字コードです。
 テキスト向けフォントにISO-8859-1が表示可能なフォントを選択していない場合、文字コード変換がエラーになる場合があります。
 表示可能なフォントは、オプション(O)→フォント選択(F) の"テキスト向けフォントの選択"でフォント名一覧のフォント名末尾に"(*)"が付いている文字です。


AutoDetect  ファイルの文字コードを自動検出します、入力のみ指定可能です。
 ファイルの先頭にBOM(Byte Order Mark)が在る場合、BOMのコードに従った識別(UTF-8/UTF-16LE/UTF-16BEの何れか)を行います。
 文字コードが自動検出出来ない場合、「文字コード確認ウィンド」が開くので、 当該ウィンドで文字コードを指定し、"確定コピーボタン"(指定した文字コードで 読み込み、コピーする)又は"スキップボタン"(ファイルコピーしない)を選択して下さい。

(D)  個別確認モードによる変換が出来ます。
 入力ファイルの文字コードが不明又は混在していてAutoDetectによる自動識別が出来ない場合、一つ一つのファイルの文字コードを個々に指定して、 変換結果をテキストをウィンドで確認してからコピーする事が出来ます。
 画面右に在る「個別確認」チェックボックスをチェックし、「変換実行ボタン」で変換を開始します。
 「文字コード確認ウィンド」が開くので、 当該ウィンドで文字コードを指定すると読み込んだ テキストが表示されるので、それを確認し、"確定コピーボタン"(指定した文字コードで 読み込み、コピーする。) 又は"スキップボタン"(ファイルコピーしない)を選択して下さい。

(E)  改行指定が出来ます。
 出力ファイルの改行を"CR+LF"、"LF"または"CR"の何れかに指定できます。

(F)  更新日時の保持が出来ます。
 入力ファイルの"更新日時"を出力ファイルに保持する事が出来ます。

(G)  BOMを付加出来ます。
 出力フアイルの文字コードにUTF-8/UTF-16LE/UTF-16BEを指定した場合、出力ファイルの先頭にBOM(Byte Order Mark) を付加することが出来ます。

(H)  設定した環境が複数保存出来ます。
 入力ディレクトリ、出力ディレクトリ、ファイル拡張子、他の設定/選択項目などを 「環境保存/選択」ボタンにより保存することが出来ます。
 保存した環境は、選択/削除/名称変更/並び替え を行なうことが出来ます。

(I)  javaで出来ているので、Window環境だけで無く、Linux環境でも動作可能です。

(J)  表示フォントを選択する事が出来ます、そのためLinux環境でもフォントを一覧から 選択する事で2バイト文字を正しく表示出来ます。
(2) 利用環境、インストールなど

本ソフトウエアのご利用環境やインストール方法です。

(A)  javaで作成しているため、実行にはjava VM 1.6以上が必要です。
 VMは32bitまたは64bitのどちらもでも動作可能です。

(B)  インストールは特に必要ありません、解凍して出来たファイルを実行するだけです。
 削除も当該ディレクトリを丸ごと削除すれば完了です。
 レジストリなどは一切使用していません。

(C)  Windows環境では、codeconvert.exe、codeconvert.jarまたは codeconvert.batから実行出来ます。

(D)  LINUX環境では、codeconvert.jarまたはcodeconvert.shから実行する事が出来ます。
 但し、Oracleのjava VMじゃないとウィンドが開けず(描画が失敗)実行出来ない可能性が有ります。

(E)  選択したディレクトリや設定した文字コード、ファイル拡張子および ウィンド位置は、アプリケーションプログラムが在るパスの codeconvert.ini に保存され、次回起動時に再設定されます。
 codeconvert.ini は無ければ自動生成されます。
(3) メニューのオプションについて

メニューバのオプションで以下の指定が出来ます。

(A) カラー設定


 各ウィンド共通のバックグラウンドカラーを指定できます。

(B) フォント選択


 表示フォントを選択出来ます。
 LINUX環境で実行する場合、デフォルトで設定しているフォントでは(該当フォントが無いため) 2バイト文字が正しく表示されないので、セットアップされているフォント一覧から選択して下さい。

(C) メッセージログ設定


 実行結果の記録が保存出来ます。
 入力ファイルの文字コード識別結果、コピー(変換)ファイル名などをメッセージログとして書き出す事ができます。
 アプリケーションプログラムが在るパスに"codeconvertN.log"(Nは1からの世代番号)のファイル名で書き出します。
 世代数や書き出し可否を指定することが出来ます。
(4) バッチ起動について

 プログラムの起動時にパラメータを指定することで、ウィンドを開かないでバッチ(一括)処理する事が可能です。
 キー = 値 の形式で指定します、キー、値とも大文字、小文字を問いません。
  例 IN = ./TestData/IN out=testdata/out ....

キー

IN 入力ディレクトリを指定します。

OUT 出力ディレクトリを指定します。

EX 対象とするファイルの拡張子を"/"区切りで指定します。
 例 txt/html/java

IC 入力ファイルの文字コードを指定します。
 MS932、UTF-8、EUC-JP、ISO-2022-JP、UTF-16LE、UTF-16BE、Shift_JIS、ISO-8859-1、AutoDetect

OC 出力ファイルの文字コードを指定します。
 MS932、UTF-8、EUC-JP、ISO-2022-JP、UTF-16LE、UTF-16BE、Shift_JIS、ISO-8859-1

CR 出力ファイルの一行毎の改行コードを指定します。
 y 、yes または crlf: 改行は CR+LF
 n 、no または lf: 改行は LF
 cr: 改行は CR

TIME 出力ファイルの更新日時(タイムスタンプ)について、
入力ファイルの更新日時を保持するか否かを指定します。
 y または yes:入力ファイルの更新日時を保持する。
 n または no :実行日時を設定する。

BOM 出力ファイルの先頭にBOM(Byte Order Mark)を付加するか、
否かを指定します。
 出力フアイルの文字コードにUTF-8/UTF-16LE/UTF-16BEを指定した場合のみ意味を持ちます。
 y または yes:BOMを付加する。
 n または no :BOMを付加しない。