@層厚変化
どれか1層の層厚が変化したときの,反射電力,透過電力,
電力損失を表示させます。
(入力範囲<±100%)
A波長変化
波長が変化したときの,反射電力,透過電力,電力損失を表示させます。
屈折率(虚部)が一定なら,波長が変化すると吸収係数が変化しますし、
逆に、吸収係数が一定なら、波長が変化すると屈折率(虚部)が変化するため、
どちらを固定するかを選んでから、計算させて下さい。
(2α=−4π・ni/λ0)
2α:電力吸収係数
ni:屈折率(虚部)
λ0:真空中の波長
B反射率固定
これは主に、実験値が、計算通りにならない時に、使用します。
実験値を、反射率一定にする値に入れ、材料定数が不確かな層の
変化させる屈折率の割合を入れて計算させれば、
実際の材料定数を推定する手助けとなります。
図の中心が,変化前の屈折率(実部)と層厚です。或る屈折率
に対して解が3つ以上有っても,最も薄い層の解から2つのみを
表示します(あとはλ/2の繰り返し)。全く表示されない領域
は,解が見つからないかスケールをはみ出す場合です。
解が異常に飛ぶ場合は,一部に解が見逃されたためで,
計算点(表示)の密度を上げてから再び表示させて下さい。
計算の進行状況は、座標の横軸の表示で知ることができます。
C透過率固定
これは主に、実験値が、計算通りにならない時に、使用します。
実験値を、透過率一定にする値に入れ、材料定数が不確かな層の
変化させる屈折率の割合を入れて計算させれば、
実際の材料定数を推定する手助けとなります。
図の中心が,変化前の屈折率(実部)と層厚です。或る屈折率
に対して解が3つ以上有っても,最も薄い層の解から2つのみを
表示します(あとはλ/2の繰り返し)。全く表示されない領域
は,解が見つからないかスケールをはみ出す場合です。
解が異常に飛ぶ場合は,一部に解が見逃されたためで,
計算点(表示)の密度を上げてから再び表示させて下さい。
計算の進行状況は、座標の横軸の表示で知ることができます。
D電界分布
電界の空間分布を表示します。但し、定在波です。
上の図が大きさ,下の図が位相(基準点は任意)を表します。
図では左端が第1層で,原点は第1層と第2層の境界です。
電磁波は,第1層から入射し,第N層(右端の層)に出射するも
のとし,X→+∞からの反射は無いものとしています。
グラフの高さスケール(x=D)設定で[自動]を選択したにもかかわら
ず,スケールをオーバーすることがあります。この時は,もう一
度表示させれば,最大値=1になります。
E磁界分布
磁界の空間分布を表示します。但し、定在波です。
上の図が大きさ,下の図が位相(基準点は任意)を表します。
図では左端が第1層で,原点は第1層と第2層の境界です。
電磁波は,第1層から入射し,第N層(右端の層)に出射するも
のとし,X→+∞からの反射は無いものとしています。
グラフの高さスケール(x=D)設定で[自動]を選択したにもかかわら
ず,スケールをオーバーすることがあります。この時は,もう一
度表示させれば,最大値=1になります。
F定数表示
計算で得られた定数を表示します。
電磁波は平面波(TEM波)としています。
ペアの層であっても,入力時と異なり全ての層を1層ずつ順番に
繰り返し表示します。
D * n / λ(厚さ*屈折率/波長)は,その層厚が,その層を伝搬する電磁
波の何波長分に相当するかを示しています。
なお,単位は特に表示の無いときは,MKS単位系を使用して
います。
G定数表示窓
計算で得られた定数を表示します。
電磁波は平面波(TEM波)としています。
ペアの層であっても,入力時と異なり全ての層を1層ずつ順番に
繰り返し表示します。
D * n / λ(厚さ*屈折率/波長)は,その層厚が,その層を伝搬する電磁
波の何波長分に相当するかを示しています。
なお,単位は特に表示の無いときは,MKS単位系を使用して
います。
H縦軸最大値
データ入力画面で、入力した
グラフの縦軸のスケールの最大値の割合を、変更します。
(入力範囲 0.1〜1 かつ縦軸最小値より大)
I縦軸最小値
データ入力画面で、入力した
グラフの縦軸のスケールの最小値の割合を、変更します。
(入力範囲 0〜0.9 かつ縦軸最大値より小)
J表示密度変更
グラフ表示の際の,表示(計算点)の密度を変更します。
1 4〜5 10
最も荒い 標準値 最も細かい
K点表示、線表示の変更
グラフを,計算した[点で表示]するか,滑らかにするために
[線で結ぶ]かを,変更します。
L線(点)の太さ
画面表示の線の(あるいは点の)太さを変更します。
Mグラフ表示窓
グラフイックスが表示されます。
Nファイル出力
ファイルで数値を出力したい場合に、チェックを入れ、下にファイル名を入力します。
そして次にグラフ表示をさせた図の数値がファイル出力されます。
ファイルの場所は、「ドキュメント」「Education」のフォルダの中です。
なお、ファイル名の先頭に、
層厚変化ならD
波長変化ならW
反射率固定ならR
透過率固定ならT
電界分布ならE
磁界分布ならH
の文字が付加されます。
◎サブメニュー
ファイルの読込:データ入力画面と同様、ここでも計算データが読み込めます。
計算中断:計算中に、計算を中断させる事ができます。
Multi Coat の終了:プログラムを終了します。