基本的な使い方
1.「ファイル」と書かれたボタンを押して、ファイルと分類の設定ウインドウを開き、
トリミングする元画像やトリミングした画像を保存する為のファイル関連の設定をします。
2.トリミングする元画像の読み込みの設定を下図の赤枠で囲った部分で行います。
1枚ずつ、直接元画像のファイルを指定したい時は、下図の「直接ファイル名を指定して画像を読み込む」
ボタンを押してファイルを選択して下さい。
また001、002、003、・・・・099等のようにファイル名に連続で番号が付いていた場合に、
順に連続して元画像を読み込む作業をする時は、下図の「連番ファイル参照」ボタンを押して
読み込みを開始するファイルを選択します。
注意! もし読み込むフォルダ内にBMP形式の画像ファイルとJPEG形式の画像ファイルが
混在していた時は、選択した画像ファイルと同じ形式の画像が連続で読み込まれます。
ロードできる画像の形式はウインドウ標準の拡張子が「.BMP」
のBMP形式と、デジカメ等で標準の拡張子が「.JPG」の
JPEG画像の2形式だけです。なおJPEG形式はなるべく
先にBMP形式に他のソフトで保存し直しておく方が後々の
処理で良い結果になります。
JPEG形式のロードにはInternet Explorer Ver.5以上がインストール
されている必要があります。
3. トリミングした画像の保存
本ソフトは複数のトリミングした箇所を一括して分類先のフォルダーに保存します。
よって先にこの分類先のフォルダーを下図の赤枠で囲った部分で設定しておく必要があります。
起動直後は全ての分類先の保存フォルダーが、このソフトがインストールされているフォルダーに
なっています。
@ 分類リストに表示されている、5つある分類をから、設定する分類を選択して、
分類有効にチェックを入れます。
A 分類名を入力します。とりあえず以下のように設定して下さい。
分類1 → 赤色 分類4 → 四角形
分類2 → 緑色 分類5 → 円形
分類3 → 青色
B 分類毎に保存先を決めます。
ここではとりあえず現在のフォルダー内に「図形」というフォルダーを作成して下さい。
作成したら
必ずファイルが無くてもそのフォルダーを一旦開いて下さい。
開いたらファイル名がDUMMYとなっている状態で、「保存」ボタンを押して下さい。
注 通常は分類毎に保存フォルダーを設定するのですが、今回は一つのフォルダーの中で
ファイル名による分類を行う方法を例にして説明します。
C 下図の緑枠で示すようにフォルダーが設定されている事を確認します。
D 保存する連番形式のファイル名を設定します。
固定文字とは、例えばCG1_001、CG1_002・・・というファイルを作る場合は、CG1_
の部分で、常に変化しない文字列の部分を指します。
複数の分類先を同一のフォルダーにする場合は、固定文字は別々の文字列を設定しなければ
なりません。
設定例では、分類1→CG1_ 分類2→CG2_ 分類3→CG3_ 分類4→CG4_
分類5→CG5_となっています。
E 全ての分類の設定を確認する。
@の分類リストや分類有効をクリックするか、Bの保存先を設定すると、
リストが書き換わります。
特に各分類毎に作成される保存ファイル名の構造が理想通りになっているか確認
して下さい。
なお保存形式はBMP形式だけです。
4 トリミング作業を始める
元画像の読込みと、分類を有効にした全てのファイル設定を完了したら、右上の「登録終了」ボタンを
押してファイルと分類の設定ウインドウを閉じます。
@ 下図で示すリストから、読み込まれた元画像をトリミングしやすい大きさに
なるように選択します。
元画像の大きさを変えると、既にトリミングされていた
全ての範囲がクリアされてしまいますので注意して下さい。
また作業ウインドウの大きさを変えてもクリアされてしまいます。
A 下図の分類リストから分類項目を選択します。
B トリミングするには「トリミング開始」ボタンを押します。
C 読み込まれた元画像上のトリミング開始位置を、
マウスの左ボタンを押して設定します。
D トリミング範囲を、
マウスをドラッグして指定します。
この時、
左ボタンを押し続ける必要はありません。
また
右ボタンを押しながらドラッグすると、元画像がスクロールします。
E トリミング範囲を終了する時は、
もう一度マウスの左ボタンを押します。
F トリミング範囲が複数ある場合はB〜Eを繰り返します。
また
分類項目の変更は「トリミング開始」ボタンを押す前なら何時でも可能です。
なお各分類項目毎に既にトリミングした範囲は、
項目を途中で変更しても消えません。
5 トリミング作業の終了ならびにトリミング範囲の画像の保存
一枚の元画像からのトリミング作業を終えて、各トリミングの範囲の画像を分類毎に保存
するには、下図の「保存実行」ボタンを押します。
この時、元画像の読み込み設定で「連番ファイル参照」ボタンを押していた場合は、
次の元画像が読み込まれて作業ウインドウに表示されます。
もし連番に欠番があっても、「保存実行」ボタンを押す事で欠番を飛ばす事ができます。
6 保存先を確認
保存先には各分類毎にトリミングした画像が保存されますが、今回は下図のように同じ保存先に
ファイル名の固定部分の違いにより振り分けられている事が判ります。
なお元画像を作業ウインドウに等倍で表示した時は、トリミングの範囲を示すラインの位置も含めて
保存されます。(ライン自体は消えて、その下の元画像が保存対象になります)
それ以外の倍率で表示した時は、ラインで示す範囲の周囲1ドット分の範囲が保存されます。
ようするにラインの一回り分大きく保存されます。