KCAI Ver10.0 使用法

          2016.4.3Cy-kusano 作成者:草野 泰秀

1.ソフトの概要

このソフトは,教材作成が簡単にでき,学習できる統合型学習支援ソフトウェアのeラーニングソフトウェアです。KCAIとはKusano’s Computer Assisted Instructionの略です。 選択式,文字入力のどちらでも対応でき,さらに画像がある場合,別解がある場合,すべての教科科目に対応できます。したがって,各種資格試験用の合格や,学校における中間考査,期末考査の得点アップ,授業後の到達度,理解度のアップに役立ちます。特に個人で学習する場合に,成績が番号,氏名,得点,正解数,問題数,経過時間の項目でEXCELファイルに記録できますので,学習する回数ごとに,番号を一つづつアップすれば,回数を追うごとの成績のアップ度が分かります。

KCAIV10」ソフトウェアは次のダウンロードをクリックすればVectorより入手できます。
ダウンロード

2.作者への連絡先

URL http://www2s.biglobe.ne.jp/~y-kusano/Kusanos Pageの「問合せフォーム」に,氏名,メールアドレス,質問内容等を入力して送信すれば,メールで返信します。

 

3.取り扱い種別

シェアウェア

 

 

4.動作環境

Windows10,Windows8.1,Windows7

 

5.インストール・アンインストール方法

(1)インストール方法

最初にダウンロードしたファイルを解凍します。解凍後のファイルのsetup.exeをクリックすれば,ディスクトップにアイコンがでて,自動的にインストールできます。

(2)アンインストール方法

コントロールパネルの「プログラム アンインストール」リストの中のkcaiv10をクリックします。本体実行ファイル,setup.infが削除されます。Kyouzaiフォルダ,kyouzaiの中の画像ファイル等の残りは手動で削除してください。

 

6.金額等

金額は本体価格1000円(税抜き)です。

10回までフリーで使用できます。11回目からはパスワード(ライセンスコード)を聞いてきます。

パスワードを入力すれば以後無制限に使用できます。

 

7.機能および特徴

@簡単な操作なので,文字入力ができたら,だれでも問題作成と学習ができます。

 A選択式の問題,および,文字入力式の問題どちらにも対応できます。

 B各種資格試験,各学校で教育されているすべての科目等にも利用でき,問題数,科目数はいくらでもハードディスクの容量が許せる限りできます。

 C新規問題作成,問題,解説等の修正,追加がすべてランダムファイルにしたので簡単にできます。また,問題は文字だけでなく図形,写真(bmp,jpg等)の取り込み,表示ができます。したがって,スキャナーで撮ったものを問題に入れることもできます。

 問題作成において,別解の入力についても対応できます。

 D問題,解説等の印刷もできるので,ペーパー試験が即できます。

 E学習後は番号,氏名,得点,正解数,問題数,経過時間(単位:秒),評価表示と音声メッセージができます。また,成績一覧表を表示したり,CSV形式(EXCEL)ファイル,プリンタ出力できます。

F学習する場合,出題をランダムにするか,順番にするかメニューから選択できます。

G学習時,正解,誤り等は文字と音声による応答メッセージがあります。

H学習画面の文字フォントについて,大きさ,タイプを自由に設定できます。

I問題修正,追加する場合「次へ」をクリックして問題を入力しなかった場合,自動的に空白頁ができます。その場合,空白ページを削除する機能を入れています。

J図形や写真をクリックすることにより別枠で拡大表示できます。

K問題修正,追加作成はランダムファイルなので特別な保存は不必要で次へをクリックした時点で保存されます。前の問題にバックして,問題が正しく修正されているか,写真,図形が正しく表示されるか確認できます。拡張子は保存時すべて自動的に「.cai」が付きます。

L 問題作成時の項目の桁数(文字数)について

問題番号:半角10桁,問題文:半角800文字(漢字400文字),解答欄:半角50文字

別解答欄:半角50文字,説明欄:半角300文字,図形ファイル名欄:半角40文字

にしています。

 

8.使用方法

(1)インストールの詳細

@最初にダウンロードしたkcaiv10.zipLhaca等のソフトを利用して解凍してください。

次のファイルが出てきます。

Kcaiv10.exe・・・KCAIプログラム

Setup.exe・・・セットアッププログラム

Setup.inf・・・セットアップ情報設定ファイル

Kyouzaiフォルダの中に

基本情報技術者試験:5回分の午前問題

漢字検定:4級,3級,2級の漢字検定試験練習問題

英単語:写真入りのもの英単語を答える問題

 

Aその一覧の中でsetup.exeを選んでクリックする。

B次のような画面がでるのでOKをクリックする。

B次のような画面がでるのでOKをクリックする。ショートカットアイコンがディスクトップにでます。これでインストールは完了です。

(2)アンインストール方法の詳細

@[widows アイコン]--à [コントロールパネル]-à[プログラムのアンインストール]

A[プログラムのアンインストール]の中にkcaiv10があるのでそれをクリックして削除する。

Kyouzaiフォルダ等のファイルは手動でフォルダごと削除する。

(3)エラー(エラーコード339等)の対処法

スタート⇒コマンドプロンプト(管理者)A⇒次のコマンドを入力する

REGSVR32 C:\WINDOWS\SysWOW64\MCI32.OCX

REGSVR32 C:\WINDOWS\SysWOW64\MSSTDFMT.DLL

 

9.KCAIで学習する手順

@KCAIで実行するには,ディスクトップ上のKCAI-V10のショートカットアイコンをクリックす

る。

次のタイトルロゴが表示される。

次のような回数とメッセージが出る。

10回までは,使用できますが,11回目には,次のようなパスワード入力フォームが表示される。

間違うと終了するが,正しいパスワードの入力により,次の確認メーッセージが表示されるので「OK」をクリ

ックする

次のメニュー画面が表示され,以後無制限に使用できる。

以後,回数表示,パスワード入力画面は表示されなくなる。

「KCAI(実行)」ボタンは,作成順ではなく,問題がランダムに表示される。「KCAI(順次実行)」ボタン

は,問題作成順に問題が表示される。どちらを選択しても,作成された問題がすべて表示された後は,次の画面

が表示される。

画面の指示に従って,番号,氏名を入力してから,ツールバーの「結果表示」をクリックすれば,次の画面が表示

されると同時に,「大変よくできました!」と音声メッセージでる。

 

 

「KCAI学習(実行)」ボタンをクリックする。

メニューバーのファイル(F)をクリックすれば,プルダウンメニューがでてくるので,その中の「開く(O]をクリックする。

次にkyouzai¥英単語フォルダの中の「英単語.cai」(ダウンロードファイルに入れている)をクリックする。

次の画面が出る。

解答欄に「Apple」入力すれば,次の画面に示すように,正誤メッセージ欄に「正解です」,解説欄に「正解は Apple

です。」が表示される。それと同時に「正解です!」と音声メッセージもでる。(次図参照)

基本情報技術者試験の例

基本情報技術者試験の例題で図形を大きく拡大したい場合には,メニューバーの「拡大表示」をクリックする。

図形を確認して,間違った答えを入力すれば,次図のように「誤りです」が表示されると同時に,「間違いです」という音声メッセージもでる。

フォントを変更する場合は,メニューバーの「フォント」をクリックして,次のプルダウンメニューの「問題文のフォント」をクリックする。次のダイアログボックスがでるので,フォント名とスタイル,サイズを選択すれば,

読みやすい,大きさに問題文を表示できる。

 

 

次の画面は,フォントをポップ体,太字,16ポイントにした例である。

問題がすべて終了して,番号氏名を入力して,メニューバーの成績結果表示をクリックすれば,

がでる。

メニュー画面の成績画面表をクリックすれば,次のような成績一覧画面(例)がでる。

ファイル出力(CSV形式)をクリックすれば,次の図ように成績一覧【例】がEXCELで表示できる。

 

10.問題作成

10-1 新規作成手順

ディスクトップ上のKCAI-V10のショートカットアイコンをクリックすれば次のようなタイトルロゴが表示される。

次のようなメニュー画面がでる。

メニュー画面の新規作成ボタンをクリックすると次の画面が出る。

[注意事項]

図形,写真がある場合はあらかじめ作成した問題を保存するフォルダに入れておけばよい。特別にフォルダを作成しない場合はkyouzaiフォルダ内に作成した問題を保存してください。個人でkyouzaiフォルダ以外を使用する場合は,作成したフォルダにclrt.jpgファイルをkyouzaiフォルダからコピーして入れてください。このファイルは,図形がない場合のクリアタイトル画面です。なければエラーとなります。

また,このclrt.jpg画面自体は個人で作成してファイル名のみをclrt.jpgにしてもらってもよい。

 入力文字数は次の通りである。

問題番号の入力範囲は,全角文字5桁(半角数字10桁)まで可能

問題文の入力範囲は,全角文字(漢字)で400文字まで可能

解答の入力範囲は,全角文字(漢字)で25文字まで可能

別解の入力範囲は,全角文字(漢字)で25文字まで可能

解説の入力範囲は,全角文字(漢字)で150文字まで可能 

  問題入力する場合マウスの右ボタンによりコピー,貼り付け等のエディター機能はあります。

従って,ワード,テキスト文書,一太郎等の文書であればコピー,貼り付けで簡単な入力ができます。

例のように,番号は自動で出てくる。問題文,解答および写真のファイル名を該当する各欄に入力する。特に図形がある今回の場合は,写真のファイル名ringo.jpgを図形ファイル名欄に忘れないで入力する必要がある。図形ファイル名欄が空欄のままだと,自動的にclrt.jpgをファイル名欄に書き込むようにしている。図形ファイル,あるいは写真ファイルは,この問題を保存するフォルダkyouzaiの中のsampleフォルダ(sampleフォルダ各自自由にフォルダを作ればよい)に入れておく必要がある。sample以外のフォルダ使用の場合はclt.jpgファイルを入れておく必要がある。図形,写真の大きさは,特に制限はない。自動的に枠の大きさに縮小される。(問題と図の両方を確認したい場合はメニューに戻って,修正追加処理で確認し,続きの問題は以後修正追加で作成すること。)

1問目の入力が済んで次の問題を入力する場合は,問題文が同じ場合は,問題文を選択してコピー(Ctrl+C)しておけば,次の問題分に対してペースト(Ctrl+V)で即作成できる。

メニューバーの[次へ]をクリックすれば,上の画面の問題1の問題,解答,解説,図形ファイル名がクリアされるが問題番号は自動的に2が入る。

 

2問目は,バナナの写真を入れて,バナナの英単語を答えさせている。次画面

3問目は図形がなくて別解がある場合である。2次式の因数分解の問題を次のように入力する。

解答は(x+2)(x+3)または(x+3)(x+2)の2とおりあるので次画面のように一方を別解に入力する。図形がないので図形ファイル名欄は空欄(または,clrt.jpgを入力してもよい)にしておく。

問題作成を終了する場合は,上図画面のメニューバーの[問題保存終了]をクリックすれば自動的に保存のダイアログボックス画面(次画面)が出る。

ここでは,ファイル名にtestを入力する。自動的にファイルの属性(拡張子)caiがついてkyouzai\sampleのフォルダにtest.caiというファイル名で保存される。メニューバーの「メニューに戻る」をクリックする。

 

 

 

 

 

 

 

10-2 修正追加

・修正手順

次に新規に作成した問題,図形の確認と修正追加処理をするために,メニュー画面の修正追加ボタンをクリックする。

次の画面が出る。

メニューバーの修正画面表示をクリックすれば次画面のダイアログボックスが出てくる。

 

保存したフォルダ(この場合d:\kcaiv10\sample)を指定してファイル名test.caiをクリックすれば,ファイル名のボックスにtest.caiが入るので,開くをクイックする。

レコード番号を聞いてくるので,最初から修正する場合は1を入力する。

問題1の問題文および写真が次画面のように出てくる。

問題文,解答,写真に修正があれば修正して,画面のメニューバーの「修正次へ(追加)」をクリックすると次ページの問題2画面が出る。このとき,自動的に修正した問題にファイルは更新される。

・問題追加手順

 「修正次へ(追加)」をクリックして,新規に作成した問題数をオーバした場合,追加問題の作成になり,何も書かれていない次画面が出る。

簡単な画像がない足し算問題を追加する。

「修正次へ」をクリックすることにより問題3は自動保存される。

メニュー画面に戻るには「メニューに戻る」をクリックする。前の問題等を確認するには「修正前へ」をクリックしていけば,前の問題が図形とともに見ることができる。そして,「修正次へ(追加)」をクリックすれば問題3の画面も確認できる。

 

11 成績一覧について

1.                  成績一覧については,番号,氏名を入力して結果表示をクリックすれば自動的にファイル名seisekiCSV形式(EXCEL)で書き込まれる。このseisekiファイルは問題ファイルが存在するフォルダ内に作成される。クラス単位で実行する場合は,問題ファイルのフォルダをサーバー上の共有フォルダ上に作成する。そうすれば,成績ファイルseisekiをそのフォルダ内に自動作成する。

2.                  Seisekiファイルは,使用ごとに削除しておけば新規に自動的に作成される。

seisekiファイルを削除しなければ,使用者の番号(レコード番号)ごとに更新されたデータが入る。

3.                  Seiseki一覧出力方法は,KCAIソフトのメニュー画面から「成績」をクリックする。

4.                  教材フォルダの中のseisekiファイルをクリックする。そこで,excelで読めるCSV形式のファイル名exseiseki【例】を入力する。そうすれば,kyouzaiフォルダにexseiseki.csvファイルができる。

 

12 ペーパーの試験問題印刷および解答付き印刷

@プリンタ設定をクリックして必要事項を設定(用紙の種類,片面か両面等)する。
Aメニュー画面の「印刷をクリックする。
Bファイルを選択できるダイアログボックスが出てくるので,教材ファイルの印刷したい拡張子caiのついたファイルをクリックする。
Cメニューバーの問題印刷をクリックする。
D解答付きの印刷をする場合は,メニューバーの「問題解答印刷」をクリックする。

13 ソフトの使用について

   このソフトの使用での損害には責任を負いません。