● x87 FPU のレジスタ概要
ラスト命令ポインタ、オペランド・ポインタ、オペコード・レジスタ
FPU は、最後に実行した非制御型の命令の位置を、これらのレジスタに格納します。例外が発生した時、例外ハンドラに状態情報として渡されます。
オペランドポインタの指す値は、常にメモリへのポインタになります。最後の命令がメモリにアクセスしない場合の内容は未定義となっています。
オペコードレジスタには、最後に実行した命令のオペコードが格納されます。オペコードレジスタの下位 8 bit には 2 バイト目のオペコード、上位 3 bit には 1 バイト目の下位 3 bit が格納されます。
x87 FPU の命令セットは全てエスケープ命令で、共通のオペコードフォーマットを持ちます(エスケープ命令:元々はコプロセッサ用の命令)。
オペコード1バイト目の上位 5 bit は 11011b になります。