● 低水準操作
低水準操作関数
低水準操作系は、FPU に近い制御処理を支援する機能です。独自の FPU 制御/演算処理を作成する時や、例外処理を細かく制御する時等に用いる事ができます。関数は、リファレンスの
「低水準操作」
を参照してください。
低水準操作関数は、インラインアセンブラと組み合わせる事を意識しており、関数の最初と最後で汎用レジスタの内容を変えません(戻り値がある場合は eax を除く)。また、EFLAGS の内容を保持します。
「FPU コントロール系」
も低い水準の関数ですが、低水準操作系には属しません。分類上は、使用頻度の違いで分けてあります。
floatex.dll では、最低でも演算精度の変更は行う必要があるので、FPU コントロール系は比較的使用頻度の多い機能です。一方、低水準操作系は演算に必須の機能ではないので、計算アルゴリズムに重点を置いている処理では、使用する機会が無いかもしれません。