ディレクトリ構成について
Queek II を操作するに当たっては、多くのファイルを適切に管理する必要があります。ここでは、ファイルを管理する際に構成すべきディレクトリについて説明します。ディレクトリの管理が適切でないとファイルが読み込めないなどの不具合が生じますので、よく読んで理解しておいてください。なお、ディレクトリというのはフォルダとほぼ同意語として使っています。(名称任意) と書いてあるファイル・ディレクトリ名は任意に変更してかまいませんが、それ以外の場合は特に (名称固定) と書いていなくても変更しないでください。(ネスト可能) とは、そのディレクトリ下に任意のサブディレクトリを構成できることを示しています。
Queek II インストールディレクトリ構成
Queek II がインストールされたディレクトリの構成は以下のようになっています。この他、総合開発環境の設定ファイルなどが生成されます。
<Queek2> | Queek II がインストールされているディレクトリです (名称任意)。 |
├ <Help> | リファレンスマニュアルの内容が入っています。 |
├ <Learning> | C 言語学習用のシナリオデータが入っています。 |
├ <Res> | 総合開発環境の動作に必要なデータが入っています。 |
├ <Sample> | サンプルシナリオのデータが入っています。 |
├ <Tutorial> | チュートリアルシナリオのデータが入っています。 |
├ index.html | リファレンスマニュアルのトップページです。 |
├ Queek2Kit.exe | 総合開発環境のプログラムです。 |
├ Queek2Run.exe | RPG ランタイムのプログラムです。 |
├ EZSound.dll | 効果音再生用のライブラリです。 |
├ KBGM32.dll | MIDI 再生用のライブラリです。 |
└ VBMP3.dll | MP3 再生用のライブラリです。 |
ゲーム開発用ディレクトリ構成
Queek II を用いてゲームを開発する際は、以下のようなディレクトリを構成する必要があります。まずはサンプルシナリオを丸ごとコピーして内容を置き換えていくとよいでしょう。この他、コンパイルログや RPG ランタイムのセーブデータ、設定ファイルなどが生成されます。
<Scenario> | シナリオデータを置くディレクトリです (名称任意)。 |
├ <DATA> | 結合済み画像やコンパイル済みスクリプトデータを格納します。 |
│ ├ Script.dat | コンパイル済みスクリプトを暗号化したパッケージです。 |
│ ├ _Character.bmp | キャラクターチップを結合・暗号化したデータです。 |
│ ├ _Compass.bmp | コンパスに使用する画像を暗号化したデータです。 |
│ ├ _Face.bmp | 顔グラフィック画像を暗号化したデータです。 |
│ ├ _Frame.bmp | メッセージフレーム画像を暗号化したデータです。 |
│ ├ _GameOver.bmp | ゲームオーバー時に表示される画像を暗号化したデータです。 |
│ ├ _Graph.bmp | グラフに使われる画像を暗号化したデータです。 |
│ ├ _Item.bmp | アイテム画像を結合・暗号化したデータです。 |
│ ├ _Object.bmp | オブジェクトチップを結合・暗号化したデータです。 |
│ ├ _Opening1.bmp | タイトル画面で使われる画像を暗号化したデータです。 |
│ ├ _Opening2.bmp | タイトル画面で使われる画像を暗号化したデータです。 |
│ ├ _Surface.bmp | 地表チップを結合・暗号化したデータです。 |
│ └ … | その他ゲーム中で使う画像を必要なら暗号化して格納します。 |
├ <IMG_CHARACTER> | 結合前のキャラクターチップを格納します。→詳細 |
├ <IMG_FACE> | 結合前の顔グラフィックを格納します。→詳細 |
├ <IMG_ITEM> | 結合前のアイテム画像を格納します。→詳細 |
├ <IMG_OBJECT> | 結合前のオブジェクトチップを格納します。→詳細 |
├ <IMG_SURFACE> | 結合前の地表チップを格納します。→詳細 |
├ <IMG_TEMPLATE> | その他の作業用の画像データ格納します。 |
├ <MAP> | マップデータを格納します (ネスト可能)。 |
├ <SCRIPT> | スクリプトファイルを格納します (ネスト可能)。 |
├ <SOUND> | 効果音と BGM のデータを格納します。 |
└ Scenario.qk2 | 総合開発環境で使うシナリオデータです (名称任意)。 |
ゲーム配布用ディレクトリ構成
完成したゲームを配布する際、作業用の余分なデータを省く必要があります。また、配布時はランタイムプログラムと必要な DLL をコピーし、シナリオファイル名を "Main.qk2" にする必要があるので注意してください。この他、RPG ランタイムのセーブデータや設定ファイルなどが生成されます。また、説明書などもしっかり用意しましょう。
<Scenario> | シナリオデータを置くディレクトリです (名称任意)。 |
├ <DATA> | 結合済み画像やコンパイル済みスクリプトデータを格納します。 |
│ └ … | 内容は開発時と同じです。 |
├ <MAP> | マップデータを格納します (ネスト可能)。 |
├ <SOUND> | 効果音と BGM のデータを格納します。 |
├ Main.qk2 | RPG シナリオデータです (名称固定)。 |
├ Queek2Run.exe | RPG ランタイムのプログラムです (名称任意)。 |
├ KBGM32.dll | MIDI 再生用のライブラリです。 |
└ VBMP3.dll | MP3 再生用のライブラリです (MP3 未使用でも必須)。 |