スクリプトファイルについて
Queek II のスクリプトファイルは C 言語を簡略化した Queek C という言語で書かれます。Queek C のスクリプトファイルは "*.qc" という拡張子を持つテキストファイルです。スクリプトの内容に関する詳細は Queek C スクリプトの貢で説明するとして、ここでは簡易スクリプトエディタとコンパイラの使い方を説明します。なお、"Queek2Kit.exe" の中に "*.qc" 用のアイコンがありますので、ファイル関連付けの際はぜひご活用ください。
スクリプトブラウザ
左側には "SCRIPT" ディレクトリ内に存在するスクリプトファイルの一覧がツリー表示されます。スクリプトファイルをダブルクリックすると、右側のタブに選択したスクリプトが読み込まれます。ツリービューを右クリックすると、新しいスクリプトを追加したりディレクトリを作成するためのコマンドメニューが表示されます。ここでスクリプトファイルの削除を行うと、ゴミ箱へ移動されずに完全に削除されるので注意してください。スクリプトファイルをディレクトリに移動したりコピーする場合はエクスプローラを使用してください。また、スクリプトファイル ("*.qc") を任意の外部エディタに関連付けておくと、右クリックメニューからそのエディタで開くことができます。
スクリプトタブ
右側には開いたスクリプトファイルがタブで表示されます。タブのファイル名を右クリックすると保存や閉じるコマンドメニューが表示されます。このスクリプトエディタは簡易的なもので、あまり本格的なソースコード編集に適したものではありませんから、できればソースコード記述に適した外部エディタを使用することをお勧めします。
コンパイラ
[コンパイル] ボタンを押すと、"SCRIPT" ディレクトリ (サブディレクトリを含む) 内に存在するすべてのスクリプトファイルがコンパイル、リンクされ、結果が下のリストビューに表示されます。コンパイルが成功すると、"DATA" ディレクトリに "Script.dat" というファイルが作成されます。このファイルはコンパイルしたスクリプトファイルを結合して、シナリオデータと同じパスワードを用いて暗号化したもので、RPG ランタイムはこのデータを読み込んで動作します。なお、コンパイル前に開かれているすべてのスクリプトが上書き保存されます。コンパイルログのファイル名をダブルクリックするとスクリプトタブにロードされます。エラーが発生した場合、そのメッセージをダブルクリックするとエラー発生箇所をスクリプトエディタで参照できます。また、右クリックメニューから関連付けられたエディタで開くこともできます。