ソフトの概要

画像内の使用色の面積を求めるプログラム

作者への問い合わせ先

kake@faculty.chiba-u.jp

ソフト本体以外に必要なファイル

なし

使用料

フリーウエア(無料)

menseki.exe (Ver. 3.01 Windows 7対応版 )

 このプログラムは、24ビットBMP形式で保存された画像ファイルの使用色と頻度を求めるものです。また,それぞれの割合も表示されます。これにより、各色の面積比を求めることができます。

 SEM画像や、EPMA画像の各相に色をつけておいて、このプログラムで調べることにより、各相の面積比を求めるのに使えます。


使用方法
 MS-DOSプロンプト*から
   menseki <24ビットBMPファイル名>
と打ち込みます。ファイルは24ビットBMPファイルでなければなりません(エラーとなります)。オペランド(ファイル名)を省略すると,対話形式で,ファイル名を入力することになります。

 エクスプローラーにて、menseki.exeをダブルクリックしても実行できます。

 

結果は
[ 番号 ][色の16進表現] (赤=強度,緑=強度,青=強度) 面積=その色のピクセル数 割合=全体に対するその色の割合(%) 
が色数だけ繰り返されます。
  色の16進表現は6桁で,最初の2桁が赤の強度、次の2桁が緑の強度、最後の2桁が青の強度です(以前のバージョンと順番を変えました)。強度は00からFFまでの256段階で、00が最低強度、FFが最大強度です。
   例:赤=FF0000 =0000FF =00FF00 =FFFF00 =000000 =FFFFFF =808080など

括弧内の赤,緑,青は10進で0255までの数値です。0が最も弱く,255が最も強いです。

使用例

 下のような画像の赤、青、緑、黒(縁取り)の面積比を求める。

方法1(対話形式)

[1] 実行用のフォルダーを作成し、そこに解析用の画像と同梱のmenseki.exeを入れる。

[2] エクスプローラーにて、menseki.exeをダブルクリックする。

[3] 「面積解析をするbmpファイル名を入力して下さい」の問い合わせに画像ファイル名を答える。

方法2(コマンド式:バッチ処理が可能)

[1] 実行用のフォルダーを作成し、そこに解析用の画像と同梱のmenseki.exeを入れる。

[2] MS-DOSモードにて

menseki sample.bmpと入力する。

 

使用例(Windows 7の場合)

 Windows画面の左下のスタートボタンを押し,「プログラムとファイルの検索」欄にcmdとタイプし,ShiftキーとCtlキーを押しつつ,Enter-keyを押す(ユーザーアカウント制御ウインドウが現れた場合はYesを押す)。

 ここでは,プログラム(menseki.exe)とデータ(a.bmp)をC:\testに入れてある。

最初に,カレントディレクトリをc:\testにする(cd c:\test)。

1番目:ファイル名をコマンドラインに入れた方法,

2番目:計算結果をout.txtにリダイレクトする方法,

3番目:そのファイルを書きだす,

4番目:画面からファイル名を入れる方法で,結果をout.txtにリダイレクトする方法,

5番目:そのファイルを書きだす。

 

注意

色を付ける画像を24ビットモードのまま拡大,縮小などの編集を行うと,色数が多くなりすぎて下図のように,エラーになります。

上のc.bmpファイル中の像の境界部分を拡大表示すると,下図のように,種々の色が現れていることが分かります。

 

参考

リダイレクトについて

ユーザーとの会話を行う部分はリダイレクトされない。またリダイレクトした場合,計算結果は,コンソールには現れない。

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