使用方法 (Ver6.0)

〜Ver6.0 新機能の紹介〜
 ・平成17年国勢調査データに対応(町丁目単位)
〜Ver5.4 修正〜
 ・平成19年 鉄道データに対応
〜Ver5.3 新機能の紹介〜
 ・独自の施設データ
 ・町/字単位でランキング
 ・新機能のボタン説明
 ・縮尺と距離



はじめに

・このソフトは、大きく3つに分かれます。目的に応じてご利用ください。
 (1)日本全国(都道府県単位)で地図を描画する。
 (2)都道府県(市区町村単位)で地図を描画する
 (3)市区町村(町丁目単位)で地図を描画する
 ※(1)と(2)のデータと(3)のデータでは使用するデータが異なります。

・実行ファイル(白地図から統計まで.exe)と、
 各フォルダの階層、及びフォルダ名、ファイル名は変更しないでください。
 ※解凍したらそのままお使いくださいということ。

・このマニュアルは、2008.03現在で書いてあります。
 その後、国の方針による、ホームページ更新、データ更新には、
 対応しかねますので、ご了承ください。



データ変換

@(1)日本全国(都道府県単位)、(2)都道府県(市区町村単位) 用データ変換

■地図データを準備しよう。
○行政区域データ
 1、国土庁 国土数値ダウンロードサービスに行く。
   http://w3land.mlit.go.jp/ksj/
 2、「JPGIS準拠データのダウンロードサービスへ」クリック
 3、「行政区域(面)」クリック
 4、ダウンロードしたい県選択
  ※最新データ作成日 平成19年年4月1日 = 19.04.01現在の地図データということ
 5、ファイル名にチェックをいれ選択(※平成19年版のみ対応
 6、約款を読み同意する
 7、ダウンロード
 8、解凍したファイルを、「変換フォルダ」フォルダに格納
   ・KS-META-N03-##_##.xmlファイル
   ・N03-##_##.xmlファイル
 9、「白地図から統計まで.exe」を立ち上げ、「都道府県データ変換」を選択
10、参照ボタンをクリックして、上記2つのxmlファイルを割り当てる。
11、県名を確認する。
12、「行政区域データ」にチェックを入れ、「変換」クリック
   ※地区によってはかなり処理に時間がかかります。辛抱してください。
13、変換が終わると、然るべきデータが「MapData」フォルダに保存されます。
14、ダウンロードしたファイル(「変換フォルダ」フォルダ内のファイル)は必要ありません。
15、必要な都道府県分だけ、繰り返します。

■統計データを準備しよう。
※統計データが必要なければ、ここの変換はしなくても結構です。
〇各都道府県データ
 1、統計局ホームページに行く。
   http://www.stat.go.jp/
 2、「国勢調査」クリック
 3、対応できるファイルは以下の通り4個です。
   ・平成12年国勢調査→調査の結果 統計表一覧→第1次基本集計結果→各県
    イ)第 1 表 人口,人口増減(平成7年〜12年),面積及び人口密度
    ロ)第 2 表 男女別人口及び世帯の種類(2区分)別世帯数
   ・平成17年国勢調査→調査の結果 統計表一覧→第1次基本集計結果→各県
    ハ)第 1 表 人口,人口増減(平成12年〜17年),面積及び人口密度
    ニ)第 2 表 男女別人口及び世帯の種類(2区分)別世帯数
 4、必要なデータをダウンロードし、ファイル名を変更し、「変換フォルダ」フォルダに格納します。
   イ):a001.xls → 12a001.xls
   ロ):a003.xls → 12a003.xls
   ハ):a001.xls → 17a001.xls
   ニ):a003.xls → 17a003.xls
 5、「白地図から統計まで.exe」を立ち上げ、「都道府県データ変換」を選択
 6、県名を一覧から選択
 7、「国勢調査データ」にチェックを入れ、「変換」クリック
 8、変換が終わると、「MapData」フォルダに、然るべきファイルが格納されます。
   イ):12a001.xls → statistic1.csv
   ロ):12a003.xls → statistic2.csv
   ハ):17a001.xls → statistic4.csv
   ニ):17a003.xls → statistic5.csv
 9、ダウンロードしたファイル(「変換フォルダ」フォルダ内のファイル)は必要ありません。
10、必要な都道府県分だけ、繰り返します。
※必要であれば後で、統計データを修正します。
    (詳しくは、「市区町村合併について」参照)

〇日本全国データ
 1、統計局ホームページに行く。
   http://www.stat.go.jp/
 2、「国勢調査」クリック
 3、対応できるファイルは以下の通り2個です。
   ・平成17年国勢調査→調査の結果 統計表一覧→第1次基本集計結果→全国結果
    イ)第 1 表 人口,人口増減(平成12年〜17年),面積及び人口密度
    ロ)第 2 表 男女別人口及び世帯の種類(2区分)別世帯数
 4、必要なデータをダウンロードし、ファイル名を変更し、「変換フォルダ」フォルダに格納します。
   イ):a001.xls → 17a001.xls
   ロ):a002.xls → 17a002.xls
 5、「白地図から統計まで.exe」を立ち上げ、「全国データ変換」を選択
 6、「国勢調査データ」にチェックを入れ、「変換」クリック
 7、変換が終わると、「MapData」フォルダに、然るべきファイルが格納されます。
   イ):17a001.xls → statistic1.csv
   ロ):17a002.xls → statistic2.csv
 8、ダウンロードしたファイル(「変換フォルダ」フォルダ内のファイル)は必要ありません。



A(3)市区町村(町丁目単位) 用データ変換

■地図データ、国勢調査データを準備しよう。
 1、統計局「政府統計の総合窓口」ホームページに行く。
   http://www.e-stat.go.jp/
 2、[地図や図表で見る]の「地図で見る統計(統計GIS)」クリック
 3、「データダウンロード」クリック
 4、「Step1:統計調査(集計)を選択」で、項目を選択(対応できるものは以下の2個です)
   ・平成17年国勢調査(小地域) 2005/10/01
   ・平成12年国勢調査(小地域) 2000/10/01
 5、「Step2:統計表を選択(複数選択可能)」で、項目を選択(すべてに対応できます)
 6、「次へ」クリック
 7、「Step3:地域選択」で、地域を選択して、「検索」クリック
 8、「Step4:データダウンロード」から、各データファイルをダウンロードし解凍して、
   「変換フォルダ」フォルダに格納します。
   (統計データは「txtファイル」、境界データは「xmlファイル」です)
   ※統計データの「秘匿情報」データはいりません。
   ※境界データは「世界測地系緯度経度・G-XML形式」のファイルをダウンロードしてください。
 9、「白地図から統計まで.exe」を立ち上げ、「市区町村データ変換」を選択
10、変換する統計データが、平成12年版か平成17年版かを選択する。
11、参照ボタンをクリックして、xmlファイルを割り当てる。
12、「行政区域データ」にチェックを入れ、「変換」クリック
   ※地区によってはかなり処理に時間がかかります。辛抱してください。
13、変換が終わると、「MapData」フォルダに、然るべきファイルが格納されます。
14、次に、「国勢調査データ」にチェックを入れ、ファイル名を確認し、「変換」クリック
   ・行政区コードを確認する。(xmlファイルを変換したあとは自動で入る)
   ・各ダウンロードした国勢調査データのファイル名を確認する。
    ※各国勢調査データのファイル名が異なる場合は、画面のテキストボックスで修正してもいいし、
     「Init.ini」ファイルの[FileName##]欄を修正してもいい。
15、変換が終わると、「MapData」フォルダに、然るべきファイルが格納されます。
16、ダウンロードしたファイル(「変換フォルダ」フォルダ内のファイル)は必要ありません。
17、必要な市区町村分だけ、繰り返します。
※こちら(3)「市区町村」は、(1)「日本全国」、(2)「都道府県」と違い、統計データと同じ時期の地図データなので、
 市区町村、町丁目が一致しないということはありません。



B鉄道、道路、公共施設 データ変換

※データが必要なければ、ここの変換はしなくても結構です。
■鉄道データを準備しよう。
 1、国土庁 国土数値ダウンロードサービスに行く。
   http://w3land.mlit.go.jp/ksj/
 2、「JPGIS準拠データのダウンロードサービスへ」クリック
 3、「鉄道(線)」クリック
 4、「全国」をチェックし、「選択」クリック
 5、ファイル名にチェックをいれ選択(※平成19年版のみ対応
 6、約款を読み同意する
 7、ダウンロード
 8、解凍したファイルを、「変換フォルダ」フォルダに格納
   ・N〜〜.xmlファイル
 9、「白地図から統計まで.exe」を立ち上げ、「全国データ変換」を選択
10、参照ボタンをクリックして、上記のxmlファイルを割り当てる。
11、「鉄道データ」にチェックを入れ、「変換」クリック
   とても時間がかかります。ここも辛抱です。
12、変換が終わると、「MapData」フォルダに、然るべきファイルが格納されます。
13、ダウンロードしたファイル(「変換フォルダ」フォルダ内のファイル)は必要ありません。

■道路データを準備しよう。
 1、国土庁 国土数値ダウンロードサービスに行く。
   http://w3land.mlit.go.jp/ksj/
 2、「国土数値情報統一フォーマットのダウンロードサービスへ」クリック
 3、「道路(線)」にチェックを入れ、「選択」クリック
 4、ダウンロードしたい県選択
 5、ファイル名にチェックをいれ選択(※世界測地系を選択してください
 6、約款を読み同意する
 7、ダウンロード
 8、解凍したファイルの中で必要となるのは、テキストファイル2つです。
   その中でも、「N〜〜台.txt」ファイルは、各都道府県共通なため、下記1回だけ処理すれば大丈夫です。
----------1回のみ処理--------------------
 @)「N〜〜台.txt」ファイルを、「変換フォルダ」フォルダに格納
 A)「白地図から統計まで.exe」を立ち上げ、「全国データ変換」を選択
 B)参照ボタンをクリックして、データファイルに「N〜〜台.txt」ファイルを割り当てる。
 C)「道路名データ」にチェックを入れ、「変換」クリック
 D)変換が終わると、「MapData」フォルダに、然るべきファイルが格納されます。
 E)ダウンロードしたファイル(「変換フォルダ」フォルダ内のファイル)は必要ありません。
------------------------------------------
 9、「N〜〜.txt」ファイルを、「変換フォルダ」フォルダに格納
10、「白地図から統計まで.exe」を立ち上げ、「都道府県データ変換」を選択
11、参照ボタンをクリックして、データファイルに「N〜〜.txt」ファイルを割り当てる。
12、「道路データ」にチェックを入れ、「変換」クリック
13、変換が終わると、「MapData」フォルダに、然るべきファイルが格納されます。
14、ダウンロードしたファイル(「変換フォルダ」フォルダ内のファイル)は必要ありません。

■公共施設データを準備しよう。
 1、国土庁 国土数値ダウンロードサービスに行く。
   http://w3land.mlit.go.jp/ksj/
 2、「JPGIS準拠データのダウンロードサービスへ」クリック
 3、「公共施設(点)」クリック
 4、ダウンロードしたい県選択
 5、ファイル名にチェックをいれ選択(※平成18年版のみ対応
 6、約款を読み同意する
 7、ダウンロード
 8、解凍したファイルを、「変換フォルダ」フォルダに格納
   ・P〜〜.xmlファイル
 9、「白地図から統計まで.exe」を立ち上げ、「都道府県データ変換」を選択
10、参照ボタンをクリックして、上記のxmlファイルを割り当てる。
11、「公共施設データ」にチェックを入れ、「変換」クリック
12、変換が終わると、「MapData」フォルダに、然るべきファイルが格納されます。
13、ダウンロードしたファイル(「変換フォルダ」フォルダ内のファイル)は必要ありません。

■独自の施設データを準備しよう。
 下記の規則に従ったCSVファイルを作成することにより、地図にその情報を反映させることができます。
 ・1行目 = 見出し(必須 ※名前はなんでも構いません)
 ・2行目以降 = データ
 ・A列 = 大分類名(必須)
  B列 = 小分類名(必須) ※ない場合は、大分類名と同じにする。
  C列 = 施設名称
  D列 = ランキングしたい値(施設面積、収用人数、売上金額など)があれば入力(なければ使用せず)
  E列 = 住所
  F列 = 使用せず
  G列 = 経度
  H列 = 緯度
  I列以降 使用せず

〜作成例〜
大抵、住所録データベースは、住所や電話番号で管理していることと思います。
よって、G列・H列の緯度・経度を導く例として、
ここでは東京大学空間情報科学研究センターが提供する「CSVアドレスマッチングサービス」を利用します。
利用に関しては、上記サイトをよく読み、自己責任でお願いします。
 1、存在する住所録データベースを既定の形に加工し、A列〜E列までを完成させる。
 2、CSVファイルとして、保存する。その際、ファイル名は直接入力とする。
   ※サンプルファイル(sample.csv)が、「サンプル」フォルダにあります。参照してください。
 3、東京大学空間情報科学研究センターに行く。
   http://pc035.tkl.iis.u-tokyo.ac.jp/~sagara/geocode/
 4、利用条件など、内容をよくお読み下さい。
 5、下方「CSVアドレスマッチングサービスの紹介」から、「今すぐサービスを利用する」クリック
 6、パラメータを設定していく。
   ・対象範囲:全国街区レベル(経緯度・世界測地系) もしくは、各県街区レベル(経緯度・世界測地系)
   ・住所を含むカラム番号:5
   ・入力ファイルの漢字コード:自動設定(初期設定のまま)
   ・出力ファイルの漢字コード:入力ファイルと同じ(初期設定のまま)
   ・出力ファイルのフォーマット:csvフォーマット(初期設定のまま)
   ・変換したいファイル名:「参照」ボタンをクリックし、作成したCSVファイルを指定する。
 7、「送信」クリック
 8、適当な名前で保存する。
 9、保存したファイルを開き、変換精度(F列・I列・J列)を確認する。
10、経緯度に修正が必要な場合は、インターネット地図などで、正しい経緯度を導き、
   G列・H列の値を修正してください。
11、上書き保存して、完成です。
   ※修正が必要ない場合でも、必ず一度開いて、上書き保存してください。



地図描画

地図を描画しよう。(おまたせしました^^;)

■日本全国(都道府県単位)
 1、「白地図から統計まで.exe」を立ち上げ、「日本地図」を選択
 2、出力したい県/鉄道/道路/公共施設にチェックをいれ、「決定」クリック
   ※パソコンの性能にもよりますが、処理に時間がかかるため、
    最初は、都道府県の選択数を少なめにして様子をみることをお奨めします。
    また規定値では、「離島非表示」にチェックがついています。これは細かい線を描画しないことによって、
    処理を早くするためです。(ここでいう離島とはデータ上の概念です)
    しかし処理が早いので簡単な日本地図であれば充分だと思います。
   ※「日本全国(都道府県単位)」と「都道府県(市区町村単位)」には、規定値で、「中心地の領域のみ」にチェックがついています。
    これは、東京都や沖縄県など、島などすべての領域をいれると、とても広範囲になってしまう為、
    「Init.ini」ファイルに登録されている、領域を強制的に使用します。
    すべての領域を表示したい時は、チェックをはずしてください。(「[Init.ini]ファイルについて」参照)
 3、メイン画面(「共通操作」参照)

■都道府県(市区町村単位)
 1、「白地図から統計まで.exe」を立ち上げ、「都道府県地図」を選択
 2、出力したい県/鉄道/道路/公共施設にチェックをいれ、「決定」クリック
   ※パソコンの性能にもよりますが、処理に時間がかかるため、
    最初は、1県で描画し、パソコンの性能を見極めつつ増やしていくことをお奨めします。
 3、メイン画面(「共通操作」参照)

■市区町村(町丁目単位)
 1、「白地図から統計まで.exe」を立ち上げ、「市区町村地図」を選択
 2、出力したい県/鉄道/道路/公共施設にチェックをいれ、使用するデータの年を選択し、「決定」クリック
   ※パソコンの性能にもよりますが、処理に時間がかかるため、
    最初は、小さいエリアで描画し、パソコンの性能を見極めつつ増やしていくことをお奨めします。
   ※「町」単位に集計された統計データを使用する」にチェックを入れると、
    町/字単位(地区コード9桁)で集計された値でランキングを行います。
 3、出力したい、市区町村にチェックをいれ、「決定クリック」
   ※ここもあまり多いと、処理に時間がかかります。
 4、メイン画面(「共通操作」参照)



共通操作

 ・画面をドラッグすることにより、地図を移動できます。
 ・スクロールバーを左右させることにより、拡大/縮小します。
 ・「表示スタイル」を選択して、「再描画」クリックすることにより、描画スタイルが変わります。
  ※塗りつぶしの色を変えたいときは、「色」ボタンをクリックし、変えたい県をクリックし、色を設定します。
   「市区町村地図」の場合で、市区町村レベルで色を設定したいときは、「市区町村色」ボタンをクリックし、
   1つずつ設定していきます。ランダム設定でいい場合は、「全地区ランダム」ボタンをクリックします。
 ・「属性表示」の項目にチェックを入れると、名称が表示されます。
  ※青字の項目(鉄道/道路)は、「再描画」ボタンをクリックするまで、チェックは反映されません。
 ・各属性表示項目(市区町村名や鉄道など)を右クリックすると、フォントや色を変更できます。
 ・施設指標の「図」(正確には文字ですが^^;)は、「MapData」フォルダ内にある、「公共施設.ini」ファイルを参照しています。
  必要に応じて、「大分類名 = 略称文字」の形で登録してください。
  ※独自に作成した施設データCSVファイルの大分類名も、ここで登録することができます。
 ・「施設取込」ボタンをクリックすると、既定の形で作成された独自のCSVファイルの施設データを取り込むことができます。
  ※複数データがあるにも関わらず、1件しか取り込まない場合は、CSVファイルを1度開いて上書き保存してみてください。
 ・独自の施設データにランキングしたい値が入力されている場合、「施設ランク」のチェックを入れると、
  値に準じた大きさの円を描画することができます。
 ・「施設ランク」右クリック時の設定について…
  1)「最小値 = 0」
    チェック有:0〜最大値の間で円の大きさを決定します。⇒ 純粋な差を表現したいときに使用
    チェック無:最小値〜最大値の間で円の大きさを決定します。⇒ 少しの差でも明確に区別したいときに使用
  2)基本円の直径を緯度数において設定します。
    「最小値 = 0」にチェックが入っているときは、最大円を意味し、
    そうでないときは、最小円を意味しますが、
    あまり深く考えず、値を試しながら見た目で値を決めてしまってください。
  3)「最小値 = 0」にチェックがないときは、倍差の値を設定できます。
    これは、最小値である基本円を元に、最大値の円を何倍大きくするか設定する項目です。 
 ・今の座標系より少し広域を表示したい場合は、「少し広域」クッリク
 ・緯度/経度で格納されている2点間の距離を測る場合は、「2点間距離」クリック
  すると、ボタン名が距離に変わります。
  2点間直線を非表示にするには、もう1度ボタンをクリック
   ※2点間直線は出力画像には反映されません
 ・スクロールバーの拡大(=キャンパスの拡大)には限度があります。
  より細部を拡大したいときは、座標系を設定しなおすことができます。
  「座標系変更(ズーム)」
    1)クリックで新しい座標系の左上 格納
    2)クリックで新しい座標系の右下 格納
    3)「変更」クリックで新しい座標系で再描画される
  ※1つ前の座標系に戻したい場合は、「1つ前」クリック
  ※初期の座標系に戻したい場合は、「初期値」クリック
 ・統計データがある場合は、ランキング処理(色分け)ができます。
   1)「統計データ」クリック
   2)ランキングしたい統計項目を選んで、「抽出」クリック
   3)さらにその統計項目のデータ内容がリストに表示されるので、1つを選択して、「決定」クリック
   4)「ランキング」クリック
   5)ランキングの数、系統色、ランキングの区切値を設定して、「決定」クリック
  ※上記2)で抽出した後、「データ出力」クリックすると、統計データをカンマ区切りの
   テキストファイルで出力できます。
   (csvファイルで出力しないのは、A列の地区コードを文字列にしたいためです。)
  ※上記2)で、A列の地区コードさえしっかりしていれば、独自のcsvファイルのデータを取り込むことができます。
   (地区コードは、任意な統計データを出力してみてお確かめください。)
   なので、例えば、既存の統計データを出力し、しかるべき計算処理をエクセル上でした後、
   csvファイルで保存し、そのデータを取り込むといった使い方ができます。
  ※地図データの市区町村と統計データの市区町村が一致しない場合は、
   上記3)で決定した後、メイン画面において、「不一致地区」ボタンがクリックできるようになっています。
   この「不一致地区」をクリックすると、一致しない市区町村をテキストファイルで出力します。
  ※上記5)で、色の部分をクリックすると、オリジナルな色を設定できます。
   また、その色設定を、「色設定保存」「色設定読込」ボタンで、保存したり、読み込んだりできます。
 ・画像出力は、画面に表示されている見たままを出力します。
  よって、属性表示が、重なっていたり、名称を変更したいときには、「属性編集モード」内で処理します。
  「OFF」モード…通常モードです。
  「移動・名称変更」モード…属性をドラッグで移動できます。また属性を右クリックで名称変更できます。
  「消去」モード…属性をクリックすると消去します。
  「属性非重」ボタン…現在の状態で、属性が重ならないように、適当に消去してくれます。本当に適当です。
  ※ここで修正した属性内容は、再描画(ズーム・属性表示・統計を含む)処理を行うと、初期の設定に戻ってしまいます。
   あくまでも、地図を出力する前の最終段階として、ご使用ください。
 ・「画像出力」クリックすると、ビットマップファイルで地図を出力できます。
  ランキングや著作権情報のフォントサイズ、出力位置などを設定できます。



縮尺と距離について

この地図は「メルカトルもどき図法」で描画しています。
地図の中心緯度/経度を距離算出の基本値としているため、
中央から離れれば離れるほど誤差は大きくなっていきます。
よって1県単位くらいでしたら、縮尺の誤差が少ないですが、
日本全国など広範囲になればなるほど南北で誤差は大きくなります。
縮尺はあくまでも目安としてお使い下さい。
より正確な距離が知りたい場合は、「2点間距離」の機能をお使いください。
こちらは、緯度/経度から、球面三角法を用いて計算しています。
とはいってもこちらも地球を球として考えてしまっているので、厳密には正しくありません。
まあ元がそれほど厳密ではないので、そこまでこだわらなくてもいいかなと…(言い訳です^^;)



「Init.ini」ファイルについて

※いじることはないと思いますので、特に読まなくても大丈夫です。
・[Pref]
  県コードと県名を結び付けています。
・[SpecialCoordinate]
  「中心地の領域のみ」にチェックを入れた場合用の領域を、
  県コード = 東 西 南 北(緯度経度) の形で登録してあります。
・[BaseCoordinate]
  平面直角座標系の基本点です。
・[FileName12] [FileName17]
  「政府統計の総合窓口」における統計データファイル名です。
・[WaterColor]
  市区町村(町丁目単位)における海面の塗りつぶし方を設定しています。
・[BuildMa]
  公共施設データにおける大分類名です。
・[BuildMi]
  公共施設データにおける小分類名です。
・[BuildAd]
  公共施設データにおける管理者です。



市区町村合併について

 市区町村合併が落ち着いて少しホッとしています。
 平成17年の国勢調査のデータは、調査が行われた2005.10.01現在での市区町村で集計されています。
 一方地図データの最新は2007.04.01現在の市区町村で構成されています。
 よって、この間で行われた合併の市区町村データは、地図と統計で一致しません。
 そこで、市区町村合併データを入力し、統計データを修正するプログラム(エクセルVBA)を作りました。
 「MapData」フォルダ→各都道府県フォルダ内に、「statistic#.csv」(#は数値)ファイルが存在しているのを前提に、
 以下の処理を行ってください。
 1、「合併処理.xls」ファイルを開く。
 2、「合併処理.xls」は、VBAで作成したプログラムファイルです。マクロを有効にしてください。
 3、「合併処理.xls」の「説明」シートに書かれている規則に則って、合併データを入力します。
   ※2007.04.01までの合併データは、入力してあります。
 4、修正したい県シート上の、修正したい「Statistic#」ボタンを押します。
 5、該当する、statistic#.csvファイルが修正されます。

 ※詳しくは、「合併処理.xls」の「説明」シートをご覧ください。
 ※分村した「山梨県上九一色村」と政令市となった「大阪府堺市」、
  「新潟県新潟市」、「静岡県浜松市」はこのプログラムでは対応できません。
  お手数ですが、手動で統計データを修正してください。
  ちなみに私は下記のようにしました。

19341 山梨県上九一色村

面積人口/世帯割合
北部→19201 甲府市18.4122%
南部→19430 富士河口湖町66.3178%
84.72

27140 大阪府堺市

面積人口世帯
27141 堺区23.69148110731037500763047
27142 中区17.94119819581686165143345
27143 東区10.4884910407224418832565
27144 西区28.62131145633806776550397
27145 南区40.44157068740178305158634
27146 北区15.58150926719757895161819
27147 美原区13.2439133190052012812905
149.99831111400370430741322712

15100 新潟県新潟市

面積人口世帯
15101 北区107.9278591382654032626136
15102 東区38.77139384676817170354870
15103 中央区37.42172502819859051777915
15104 江南区75.4668777333363544123265
15105 秋葉区95.3878392376334075926266
15106 南区100.8348294236282466614219
15107 西区93.81155476752798019760891
15108 西蒲区176.5163592306613293118730
726.1805008388468416540302292

22130 静岡県浜松市

面積人口世帯
22131 中区44.2323529911715211814798490
22132 東区46.29124281624476183446118
22133 西区85.49111203553665583738779
22134 南区47.02100291501805011136982
22135 北区277.6394224465304769431695
22136 浜北区66.5187713434224429128117
22137 天竜区944.036891177911910013264
1511.17789902392888397014293445




その他の注意

・統計データであるcsvファイルのA列は地区コードです。
 その地区コードですが、最初の2桁が県コードなのですが、「1〜9」までの県コードは、「01〜09」が正規です。
 よってエクセルやcsvで普通に開くと、数値の「1〜9」になってしまいますので、データを修正しようと開いて
 そのまま保存してしまうと、地区コードがおかしくなってしまうのでご注意ください。
 (※必ず頭に「0」をつけてください。

・行政界、鉄道、道路、公共施設の位置関係はあくまでも目安です。
 どこまでも拡大していくと現実と、ずれていることがわかります。
 このへんが素人っぽくて申し訳ないのですが、ご了承ください。




最後に

・今回このソフトを作ったのは、簡単な操作で地図を描いたり塗りつぶしたりしたいのがきっかけでした。
 (の割にはやっぱり複雑ですね・・・)
 インターネットを見ていると、難しそうだったり、著作権があったり、したいことができなかったり、お金がかかったり・・・
 でももし、こんなのよりいいソフトがあるようでしたら、ぜひ教えてください。
 というわけで、いきあたりばったりで作成したので、かなり処理が重いです。ご了承ください。
 また、地図に関してまったくの素人が作成したため、(今回はじめて緯度・経度の概念を知りました^^;)
 地図の信憑性がどの程度かまったくの不透明です。
 でもお遊びとして使うには充分だと思います。。。

・このソフト「白地図から統計まで」に関するアプリケーション及び、データの著作権は全て、
 作者の「プレコファーム」が所有します。
 尚、このソフトはフリーウェアです。
 転載、及び配布を行う際においては、事前に作者に連絡を行って下さい。
 本ソフトに関するご感想・ご意見・ご要望・バグ・
 その他(カンパなど大歓迎!)などございましたら、下記連絡先までメールをご送付下さい。
 このプログラムの使用によって生じた損害等の苦情については作者は何も
 保証する義務を 負わない事とさせていただきます。

・最後までお読みいただきありがとうございました。
 余談ではありますが、この統計地図ソフトと、会員/支持者など各場面における住所録データなどを絡め、
 顧客管理、エリアマーケティング、ダイレクトメールなどを一元管理できるソフトも作成しております。
 こちらは、現在どこのサイトにもアップしておりませんが、関心があるかたは、メールにてお問い合わせください。
 プレコファーム:pleco4@livedoor.com



おまけ(本当に最後です…)

 「白地図から統計まで.exe」を立ち上げた時、下にある4つのおまけは、息抜きにどうぞ^^