テスト項目運用システムヘルプ-ファイル読込

目次

ファイル出力-項目と同じようなフォーマットのCSVファイルをアップロードすることで、新規プロジェクトに分類やテスト項目を一括登録します。

[読込] 対象のプロジェクトに対して、CSVファイルをアップロードするための画面を開きます。
既に項目が存在するプロジェクトの場合はボタンが表示されません。
作成者 プロジェクトを作成したユーザです。作成者でなくてもメンバであればファイル読込を実行できます。

アップロード画面です。

ファイル指定 アップロードするCSVファイルをフルパスで指定します。
アップロードするファイルのフォーマットについてはこちら
[参照] アップロードするCSVファイルを選択するコモンダイアログが表示されます。
項目行 アップロードするファイルの中で何行目が項目行になっているかを指定します。
区切り文字 アップロードファイルの列情報の区切りに使用している文字を指定します。
カンマ ファイル出力でダウンロードするファイルと同様なカンマ区切りテキスト。
改行やカンマをデータとして使用している列はダブルクオートで囲まなければならない。またダブルクオートをデータとして使用する場合は連続させなければならない。
タブ タブ区切りテキスト。
改行をデータとして使用している列はダブルクオートで囲まなければならない。
分類のみ テスト項目に関する情報を無視して、分類のみを作成したい場合にチェックします。
強制コミット 通常は、処理できない行が1件でもあれば全件ロールバックします。これをチェックするとエラー行を無視してコミットします。
[転送] 指定した内容でアップロードします。

アップロードしたファイルはサーバの作業ディレクトリに置かれますが、処理終了時削除されます。また、コード変換するため作業ファイルを添付資料用のディレクトリに作成しますが、これも削除します。

アップロードファイルのサイズは5,000,000byteに制限されます(php.iniのupload_max_filesizeが5M以下であればそちらの制限が優先されます)。

CSVの1行のサイズが4096バイトを超えてはいけません。

処理できなかった行は、行番号とエラー内容を表示します。この行番号は、CSVとして有効なデータ行のみをカウントしたものです。テキストエディタとかで見た行番号とは異なりますので勘違いしないようにしてください。具体的には次のようになります。

処理がエラーなく成功した場合でも、必ず結果を確認してください。外部ファイルの読込処理は考えうる異常系が無数にあります。残念ながらその全てを網羅するテストができているとは言えません。疑ってかかってください。

ファイルのフォーマット

アップロードファイルのフォーマットは基本的には「ファイル出力」−「項目」でダウンロードされるものと同じです。文字コードもShift_JISです。
ただ、あまりにガチガチだと使いつらいことこの上ないので極力自由度を高くしたつもりです。
重要なのは項目行(列名の並び)です。列名により列の並びや有無を判定します。項目行は省略できません。

列名 列省略可否 データの扱い
分類のみ 項目あり
項番 無視します。データとして使用しません。
分類× 不可 不可 ×は1〜9の数値。半角でもかまいません。自然数と認識できればよいです。たとえば、
"分類1"
"分類01"
とかどれでもかまいません。
ですが、必ず1つは必要です。また、数値は1から始まって連続していなければなりません。
"分類1","分類2","分類4"
とかではダメです。
いいかえれば、ファイル出力のファイルのように必ず"分類2"〜"分類9"が無くてもよいということでもあります。
2行目以降で上位の分類データが省略されていた場合、その列の最後の有効データを流用します。例えば、
分類1, 分類2, 分類3
A, B, C
, D, E
, , F

分類1, 分類2, 分類3
A, B, C
A, D, E
A, D, F
と同義とみなします。
操作 不可 項目ありの場合、データ省略不可です。
結果 不可 「操作」と同じ
主担当 ログインIDとして作業メンバの中でサーチし、無ければ名称としてサーチします。同じ名称のユーザがいる場合はたまたま先に見つかったユーザを割り当てます。
省略されていた場合は、ログインユーザを割り当てます。
副担当 「主担当」と同じ
重要度 $c_iaryRに定義された数値はそのまま使用します。
$c_iaryに定義された文字列なら対応する数値で使用します。
省略されていた場合は数値2で続行します。
難易度 $c_daryRに定義された数値はそのまま使用します。
$c_daryに定義された文字列なら対応する数値で使用します。
省略されていた場合は数値2で続行します。
予定日 "YYYY/MM/DD"もしくは"YYYY-MM-DD"の書式を期待して処理します。
YYYYは$c_year_sと$c_year_eの間でなければなりません。
省略された場合今日を設定します。
メモ データ省略可
実施者×
実施日×
障害番号×
全て無視します。

$c_iary, $c_iaryR, $c_dary, $c_daryR はlib/ti_local.incに定義されている連想配列です。
$c_year_s, $c_year_e もlib/ti_local.incに定義されています。