テスト項目運用システムV0.5 運用手順ガイド |
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ここでは、テスト項目運用システムの導入から運用までの手順を解説します。
「本システムの開発者は、この手順で使用されることを想定して作成しています」ということです。あくまで一例ですので、実際には好きに使ってもらえればよいです。
まあ、少し使ってみればそう使い方に悩むようなことは無いとは思っているのですが、導入を検討している人の参考にもなるのではないかと思って書いてみました。
手順 | 作業内容 |
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開始 | テスト項目運用システムにadminでログインします。パスワードもadminです。 まずは、「ユーザ管理」−「ユーザ編集」でadminのパスワードを変更しておきましょう。 |
管理者登録 | adminは特別強力な管理者ユーザです。「ユーザ管理」−「ユーザ追加」で作業用の管理者ユーザを作りましょう。 一旦ログアウトして、作成した管理者ユーザでログインしなおします。 |
ユーザ登録 | 本システムを使用するユーザを全て登録します。ユーザを登録できるのは管理者だけです。パスワードも必須入力です。仮のパスワードを入力しておいてください。 残念ながら、現版では一括登録する機能はありません。 登録できたら、パスワードを再設定するように各ユーザに通知してください。 メール送信機能を使用する場合は、各ユーザにメールアドレスと許可の設定もさせてください。 |
手順 | 作業内容 |
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開始 | 「リーダ」又は「管理者」の権限を持つユーザでログインします。 「プロジェクト管理」−「プロジェクト追加」でプロジェクト追加画面に移動します。 |
第1層プロジェクト作成 | 上位プロジェクトに「ルート」を指定してプロジェクトを作成します。このプロジェクトは配下のプロジェクトを纏めるためのフォルダの役目を持ちます。開発するプログラムの名称や開発計画の名称にするとよいと思います。 第1層プロジェクトには、その開発計画で本システムを使用するすべてのユーザを指定します。 |
第2層以下のプロジェクトを作成 | 第1層プロジェクトの配下に機能単位にプロジェクトを作成します。進捗を把握したいサブ単位(サブシステムなど)がある場合にはそのサブ単位の名称のプロジェクトを作成し、その下に機能単位のプロジェクトを作成します。 「プロジェクト追加」は、参照プロジェクトに既存のプロジェクトを指定することでプロジェクトの内容をコピーすることができます。よって、いきなり全てのプロジェクトを作成するのではなく、実際に項目作成の作業を行う直前に作成した方が効率的かもしれません。 現版では、プロジェクトの階層構造は変更できません。よく考えて作成してください。 |
手順 | 作業内容 |
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開始 | 項目作成は全てのユーザが行えます。 「プロジェクト選択」−[作成]で項目編集画面を開きます。 |
分類作成 | [編集]ボタンで分類編集画面に切り替えて分類を作成します。 分類もプロジェクト同様階層構造を変えることはできません(同一階層内での順序や親は変更できます)。分類が必要なくても1つは作ってください。 |
項目作成 | 分類を指定して項目を作成していきます。 編集に便利な各種機能がありますので有効に使ってください。使い方はヘルプを参照してください。 |
資料添付 | 添付資料が必要な場合は、添付したい項目の「選」列のチェックボックスを選択した後[資料添付]ボタンを押して添付資料をアップロード又は選択します。 アップロードした資料は下位のプロジェクトでも参照できます。 |
確認 | 分類別項目数分布表で分類毎の項目数を確認します。特に項目の少ない分類や項目作成を忘れている分類が無いか確認し、必要に応じて見直します。 |
手順 | 作業内容 | ||
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開始 | 実施は全てのユーザが行えます。 「プロジェクト選択」−[実施]で実績入力画面を開きます。
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実施 | テスト項目の内容に従ってテストを行います。 「資」列にボタンがある場合は押して添付資料を参照します。 |
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相談 | テスト項目の内容に不明点があれば、「相」列のボタンで相談室を開いて質問ができます。 | ||
障害票発行 | 障害が見つかったら、「障」列のボタンを押して障害票編集画面を開いて障害票を発行します。この時点で入力すべきは、障害票の上側と左側です。 添付資料がある場合は、[保存]を押して障害票番号が確定した後で、左側の資料項目のボタンを押してアップロードします。 障害が修正されるまでは実施すべきでない項目がある場合には、「済」列のチェックボックスにチェックを入れて[保留]を押します。 |
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チェック | 実施した項目は障害の有無に関係なく「済」列のチェックボックスにチェックを入れます。ある程度溜まったら[保存]ボタンを押してDBに反映します。 その項目がNGかどうかは、障害票の有無で判断します。障害のある場合は「障」列のボタンの色が変わります。 障害が修正されるまでは済状態にしたくない場合や、修正されるまでは実施すべきでない項目がある場合には、「済」列のチェックボックスにチェックを入れて[保留]を押します。 |
手順 | 作業内容 |
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開始 | 相談回答は全てのユーザが行えます。 「相談回答」で相談回答画面を開きます。 |
選択 | 回答する相談を「項番」列のボタンを押して選択します。「項番」列が赤色で表示されている相談は回答期限を過ぎています。 |
回答 | 表示された相談室で[回答]ボタンが付いているものが、あなたが回答を求められている投稿です。[回答]ボタンを押して回答を投稿します。 [自己回答]ボタンがあるのは、自分が質問してまだ回答を得られていない投稿です。問題が自己解決して回答が不要になった場合は[自己回答]ボタンを押してその旨を記述し投稿します。 |
手順 | 作業内容 |
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開始 | 障害回答は全てのユーザが行えます。 「障害回答」で障害回答画面を開きます。 |
選択 | 回答する障害票を「項番」列のボタンを押して選択します。「項番」列が赤色で表示されている障害票は回答期限を過ぎています。 表示された障害票を参照して問題の解決を行います。 障害票の内容に不明な点がある場合には[相談]ボタンで相談室を開いて質問します。 |
関連 | 障害修正の過程で追加作成したテスト項目がある場合は項目編集画面の[関連]ボタンで項目と障害票を関連付けます。 |
回答 | 問題を解決できたら障害票の右側を入力して回答します。 「原因」が入力されていれば回答済として扱われます。 |
手順 | 作業内容 |
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開始 | 障害修正確認は全てのユーザが行えます。 「障害回答」で障害回答画面を開きます。 |
選択 | 「状態」で「未確認」を選択して[検索]ボタンを押します。一覧された障害票が「回答されているが未確認である障害票」です。 修正確認する障害票の「項番」列のボタンを押して選択します。 表示された障害票を参照して修正されていることをテストして確認します。 Subversionを使用している場合で、具体的な修正内容を確認したい場合は[svn]ボタンを押して差分を見ることもできます。 |
関連 | 確認の過程で追加作成したテスト項目がある場合は項目編集画面の[関連]ボタンで項目と障害票を関連付けます。 |
確認 | 問題が修正されていることが確認できたら下側の確認者を変更して保存します。 確認者が【未確認】以外であれば確認済みとして扱われます。 |
手順 | 作業内容 |
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開始 | 進捗把握は全てのユーザが行えます。 「プロジェクト選択」−[分析]で分析画面を開きます。 |
確認 | 画面の内容を確認して進捗状況を把握します。 各項目の意味についてはヘルプを参照してください。 下位プロジェクトがある場合には、それも含めた総計で表示させることもできます。 [グラフ表示]ボタンを押すことで、実績カレンダーをグラフ化したもの、及び信頼度成長曲線を見ることもできます。全障害票の一覧を見る場合もこちらからが便利です。 |
手順 | 作業内容 |
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開始 | 「リーダ」又は「管理者」の権限を持つユーザでログインします。 「プロジェクト管理」−「ラウンド完了」でプロジェクト一覧を開きます。 |
完了指示 | テストを再度始から実施したいプロジェクトの「操作」列の[完了>>]ボタンを押します。 完了処理時に新ラウンドの実施予定日を一括再設定することもできます。 |
手順 | 作業内容 |
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開始 | ファイル出力は全てのユーザが行えます。 「ツール」−「ファイル出力」でプロジェクト一覧を開きます。 |
ダウンロード | CSVファイルを取得したいプロジェクトの「項目」「障害」「分析」の各リンクをクリックします。 |
Excelマクロ | MS-ExcelでTIMACRO.xlsを使用し、CTRL+mでマクロを起動します。 表示されるファイル選択画面でダウンロードしたファイルを選択すると、自動的にファイルの種類を判別してマクロが実行され、CSVファイルを整形して見やすいExcelシートにします。 詳細はヘルプを参照してください。 |
手順 | 作業内容 |
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開始 | 「リーダ」又は「管理者」の権限を持つユーザでログインします。 「プロジェクト管理」−「プロジェクト完了」でプロジェクト一覧を開きます。 |
確認 | 全てのテストが終了したプロジェクトの「完了」列の[完了>>]ボタンを押します。 後は、作業者に労いの言葉をかけてテスト終了です。 |