テスト項目運用システムヘルプ-障害 |
目次 |
障害票の発行、回答、参照を行います。
この画面には複数の遷移元があります。遷移元の目的の違いにより[次]や[前]ボタンで表示切替できる障害票の範囲が異なったり、新規作成できなかったりします。ですが、表示されている障害票に対して行える操作は同じです。たとえば、「障害回答
- [項番]」でなくても障害票に回答したりすることは可能だということです。
遷移元 | 目的 | 表示範囲 | 新規作成 |
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プロジェクト選択 - [障害] |
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プロジェクトで発行された全ての障害票 | 可 |
プロジェクト選択 - 実施 - 「障」 などの項目一覧内の「障」列のボタン |
そのテスト項目に起因して発見した障害に対する障害票を発行・参照する | 項目に起因して発行された障害票 | 可 |
障害回答 - [項番] | 一覧された障害票の内容を参照し回答する | 一覧された障害票 | 不可 |
上フレーム(操作画面)
[新規作成] | 新規に障害票を発行したい場合に押します。下フレームの障害票が新規作成用に初期化されます。 「障害回答」の項番ボタンで開いた場合には表示されません。 |
[前]・[次] | 登録されている障害票の頁をめくります。次頁や前頁が無い場合には押せなくなります。 参照できる障害票の範囲はどの画面からこの画面に遷移したかによって変わります。 |
[参照モードへ] | 下フレームの「現象」「手順」「原因」「対象」「表題」「修正対象」「備考」を入力フィールドではなくフラットな文字列で表示するモードに変更します。これにより、編集や保存はできなくなりますが、スクロールしなくても全文を読むことができるようになります。印刷して紙に残したい場合などにも良いかもしれません。 編集途中にこのボタンを押すと編集内容が失われますのでご注意ください。 ボタンが[編集モードへ]に変わりますので、もう一度押すことで元の状態に戻ります。 |
[保存] | 表示中の障害票を保存します。新規作成時は保存が成功した時点で障害票番号が決定され表示されます。障害票番号はプロジェクト番号とプロジェクト内での通番で作成されます。連続性を確保するために、シーケンスを使用せず、プロジェクト内のMAX値+1で通番を作成しています。また同じ理由から、一度保存した障害票は削除することはできません(書き直しは何度でもできます)。 保存が成功すると、メール送信確認応答のメッセージボックスが表示される場合があります。これについてはこちらで。 |
【関連既存障害】 | 関連既存障害設定画面を開きます。 「障害回答」の項番ボタンで開いた場合には表示されません。![]() この画面は、既に発行されている障害票と明確に同じ原因の障害がある場合にその障害と項目を関連付けることができます。関連付けた障害に未回答のものがある場合も実施画面の「障」列が「未」表示になります。また、関連付けた障害票番号は、「ファイル出力」の「項目」でも出力されます。 |
[閉じる] | 何もせず画面を閉じます。 |
下フレーム(障害票)
発行時入力 | 表題 | 障害票のタイトルです。必須です。 |
□ | マーク用のチェックボックスです。後で見直したい障害票などにチェックしたりして使います。 「障害回答」の「状態」で「マーク」を指定して検索することでチェックした障害票のみを一覧させることができます。 当然ですが、保存ボタンを押さないと保存されません。 マークの情報はユーザ毎に保持します。よって、『障害票にマーク付けといたから見といてね』とかいったやり取りは成り立ちません。ご注意を。 |
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[相談] | この障害票に関しての相談室を開きます。障害の再現手順が分からなかったとき、確認したら修正不足だったときなどに使うとよいと思います。 | |
[印刷] | 下フレームのみを印刷します。ブラウザの印刷機能を呼び出しているだけです。あまり見栄えの良いものにはなりません。文面の一部が隠れてしまっている場合には、「参照モード」にしてから印刷するとよいと思います。 一応、「参照モード」で印刷した場合、A4縦に収まるように考慮してデザインしてあります。IEの場合、「編集モード」ではA4横にしないと切れてしまいます。 |
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発行者 | 障害票を発行した人です。新規発行の場合、ログインユーザが初期表示されますが、変更可能です。 | |
現象 | 障害の発生現象を記述します。必須です。 | |
手順 | 障害を再現させるための操作手順を記述します。 | |
重要度 | 発生した障害の重要度を選択します。障害回答画面の検索条件に使用できます。 | |
資料 | ボタンを押すことで、障害の現象や手順を説明する資料を参照・選択・登録する画面を開きます。 ボタンのキャプションは添付資料が設定されている場合は「有り」、なければ「未設定」となります。 なお、本機能は障害票番号が決定した後(つまり、一度保存した後)でなければ使用できません。 |
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保留項目 | 実施画面の[保留]ボタンでこの障害票に関連付けられたテスト項目群を表示する画面を開きます。ここで表示される項目は、障害票が回答されるまでは通常は実施されません。 関連付けられた項目が無い場合にはボタンは表示されません。 関連付けられた項目がある場合には項目数が表示されます。 |
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回答担当 | 障害の回答担当を選択します。必須です。 | |
期限日 | 回答の期限日です。障害回答画面の検索条件に使用できます。 | |
回答時入力 | 回答者 | 回答を行った人を選択します。未回答状態の場合、ログインユーザが初期表示されますが、変更可能です。 |
原因 | 障害の原因を記述します。 ここに入力があると「回答済」の扱いになります。原因が未入力であれば、回答時入力の他の項目を入力・変更しても保存されません。 |
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対処 | 障害に対する対処方法を記述します。 | |
障害種別 | 障害の種類を選択します。分析画面の「障害種別集計」に使用されます。また、実績カレンダーのカウント対象とするかどうかの判定に使用されます。 | |
資料 | ボタンを押すことで、障害の原因や対処を説明する資料を参照・編集・追加する画面を開きます。 ボタンのキャプションは添付資料が設定されている場合は「有り」、なければ「未設定」となります。 |
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修正対象 | 障害対応するのに変更を加えたもの(ソースファイル名、仕様書名等)を記述します。既存障害と同件の場合などは回答している障害票番号などを書くのもよいと思います。つまりは、単なるメモです。 | |
リビジョン | Subversionでソースファイルなどの履歴管理を行っている場合、修正を開始した時と修正完了時のリビジョンを記入します。次の[svn]ボタンで使用されます。 Subversionを使用していない場合には特に設定の必要はありません。 |
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[svn] | プロジェクトのリポジトリURLと障害票のリビジョン情報を使用してSubversionのsvnコマンドを実行し、結果を表示する画面を開きます。 | |
確認時入力 | 確認者 | 障害が対応されていることを確認した人を選択します。【未確認】以外に設定すると「確認済」の扱いになります。 次の場合は、【未確認】以外に設定して[保存]しても(既に設定されている場合も含めて)【未確認】にリセットされます。
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確認日 | 確認した日付を設定します。未来の日付にしても特にエラーにはなりません。 | |
追加テスト項目 | 項目編集画面の[関連]ボタンでこの障害票に関連付けられたテスト項目群を表示する画面を開きます。ここで表示される項目は、この障害に起因して追加された項目(修正確認項目など)です。 関連付けられた項目が無い場合にはボタンは表示されません。 関連付けられた項目がある場合には項目数が表示されます。 |
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備考 | 覚書です。 | |
参考情報 | プロジェクト | 障害票を発行したプロジェクトの名称です。各階層をハイフンで繋いで表示されます。 |
分類 | 障害票を発行した項目の分類です。各階層をハイフンで繋いで表示されます。 プロジェクト一覧内の[障害]ボタンで発行された障害票の場合は未投入状態になります。 |
障害票番号は新規作成で保存した時に自動採番されます。障害票番号は「プロジェクト番号-プロジェクト内通番」で作られます。
発行日は、新規作成で保存した日付が自動的に登録されます。
回答日は原因を記述して保存した時の日付が自動的に登録されます。
書き直して保存しても、発行日や回答日は変化しません。
「プロジェクト選択」−「実施」の「障」列のボタンで開かれた画面で障害票を新規作成した場合、障害票とテスト項目が関連付けられます。「ツール」−「ファイル出力」の「項目」でダウンロードしたCSVファイルに障害票番号が書かれます。なお、障害票を発行後テスト項目を削除した場合、関連付けは削除されますが障害票は残ります。
「プロジェクト選択」−「障害」で開かれた画面で新規作成した場合には関連付けられません。
本システムでは承認フェーズがありません。ですので、発行すると直ぐに回答担当者に伝わります。これが不味いとお考えの場合は、次のような運用で回避する方法が考えられます。