取引その1
1 録画した過去チャートの動画を再生
@ 過去チャートを再生して最初のエントリーポイントまで一気に進めます。
下図の場合、
@ 実際に取引している時間足の4つのチャートの中でどれか一つでも使っている手法の
エントリーサインが出たら、即座に画像全体の
静止画取り込みをします。
なお手法によっては上位足の状態も見てエントリーを決めるものもありますので、その場合は
Aのチャートももちろん見ます。
なお環境認識を主体とする手法では、チャートを取り込んだ後でグラフィックエディターで印やラインを
入れて、必ず後から見てどう言う認識だったのかが判るようにしておきます。
A そして本ソフトを起動して新規取引を開始します。
この時「タイムストップ」設定でその時点のチャート上の日時を設定する事を忘れずに行います。
新規に取引を開始した時に重要なのが、
必ず損切りを設定する事です。
そして
一定のルールのもとで目標価格を設定するようにします。
いつまでも持ち続けていて、利益が確定したら裁量で決済するような事をしていては、
そのパラメーターの設定で成功したのか、単に価格が戻ったおかげで損にならなかったのか
判別できません。(手法の中にはわざと損を出して利益が出るまで待つという物が存在して
いますが、その手法に本ソフトはそもそも必要ありません)
また目標にする決済価格も設定しておけば、その価格に到達しなくて失敗した時や、薄利で
終わった等の反省点を考える上できっかけになります。
ようするに
自己満足で終わらないようにするという事です。
裁量による決済は、手法がそのように奨励しているか、手法にはないが決済の仕方を
熟知していて常に同じルールで決済できている人ならかまいません。
エントリー理由を登録する時は取り込んだ
チャートの静止画を「CG参照」により登録します。
もちろんなぜそこでエントリーしたのかが判るようにグラフィックエディターで印やラインを引いて
後からその判断が正しかったのかどうか、あるいは見忘れていたかどうか判るようにしたものを
登録します。
B 決済する
決済する事を決めた時点でのチャート画像の全体の
静止画取り込みをします。
そして
本ソフトでは決済取引をします。
この時「タイムストップ」設定でその時点のチャート上の日時を設定する事を忘れずに行います。
決済理由を登録する時は、決済を決めた時に取り込んだ
チャートの静止画を「CG参照」により登録
します。
後からその決済が手法通りだったのか、あるいは自分の定めたルール通りの裁量による決済
だったのかが判るように、その根拠となった箇所に予め印を入れておく方が良いでしょう。
C @〜Bを繰り返す
新規取引は、@のチャートのどれかでエントリーサインが出続ける限り前の取引が終わって
いなくても続けて開始し、そして決済すべきところで決済していきます。
2 取引内容の検証
本ソフトで整理データを表示して取引内容の検証作業をします。
@ 失敗した時の原因究明
この時点ではどのパラメーターが有効なのかを探すのではなく、その手法で何が悪いのか、
ダマシに会った原因は何なのかを見つける事に専念します。
下図の整理データ表示で「最終損益が0かマイナス」の欄にチェックを入れて、
「最終損益がプラス」の欄のチェックを外すと、利益が出なかった取引のみが取引開始一覧表に
出ます。
そして取引開始一覧表から取引を一つ選んで、次に決済一覧表からも一つ選びます。
次に参照したCGを取引開始時と決済時の両方を交互に表示させて見比べ、
失敗した原因を探ります。
A 見当識メモを書く
原因が見つかったら、もう一度動画を再生して、原因と思われる部分の静止画を取り込み
原因部分に印等をグラフィックエディターで書き込み、保存します。
そして決済一覧表から「見当識メモ」をクリックして、「見当識メモの編集」ボタンを押して
メモウインドウを開きます。
B @とAを全取引に対して行う。
失敗した取引だけでなく成功した取引についても、なぜ成功したのか等を
検証して、見当識メモに残します。
特に利を伸ばせた時と伸ばせなかった時の違いが判れば、手法として使える
かどうかの後々の判断材料になります。
4 原因を分類
全取引の見当識メモを読み返してみて、失敗した場合と成功した場合に分けて、
原因を分類します。
それから原因を整理して取引中に見る事ができるようにします。
例えば紙に書いて残す等です。