B データの移動
取引データが蓄積されてくると一定間隔で新しいデータフォルダーに移動
させますが、その際に問題となるのが、チャートCGの引き継ぎです。
取引中に参照されているチャートCGの一部が、既に決済が終わって
いる取引でも利用している可能性が絶対無いという訳では無いからです。
また一度は参照してもその後「消去」ボタンで消去したCGが残る場合も
あります。
以上のような理由から、取引データだけを新しいフォルダーに移動させる訳には行きませんので、
そこで、これらのファイルを一括して安全に管理・移動・消去の処理を行う機能が下図の
「データフォルダの移動」です。
まず説明上、移動前のファイルとフォルダーの構成を見てみます。(実際は必要ありません)
「2016_07」フォルダー内に「FXCG」フォルダーと「取引中データ.TXT」それに
「整理データ.TXT」の2つのファイルが存在している事が判ります。
日記CFGで名称は変更できますが、通常「FXCG」フォルダーには参照済みのチャートCGが
保存されています。
「取引中データ.TXT」は、取引中や分割決済した取引または保留状態の取引が記録
されています。
「整理データ.TXT」には完全に決済が完了している取引の情報が入っています。
下図のように開始保留状態の取引が一件、決済保留状態の取引が二件ある状態で
データ移動させる事を例にします。
移動させるには下図の「データフォルダーの移動」ボタンを押します。
すると「取引中データファイルを保存する場所」を尋ねてきます。
ここではFX_CHECKフォルダー内に2016_08フォルダーを作成する事にします。
2016_08フォルダーを開きます。
フォルダー内にはまだ何もファイルもフォルダーも存在していない事が判ります。
その事を確認して、上図の右下にある「保存」ボタンを押して下さい。
これで移動は完了です。
移動先の2016_08フォルダー内を見ると下図のようになっています。
ちなみに移動元の2016_07フォルダー内はどうなっているかというと、下図の
ようになっています。
「取引中データ.TXT」がなくなり、代わりに「移転しました.TXT」ができています。
このファイルがあると、次回の起動で過去のデータを見る際に、取引中データファイルを
保存する場所を指定する時、古いフォルダーを指定すると下図のメッセージが出て、
整理データの表示のみができるようになります。
なお「データフォルダの移動」を行うと、コピー機能で一時保存されているファイルが消えますので、
必要なら再度コピーもとのデータを作ります。