最終検証



そろそろ、その手法が「使える手法」なのかどうか?
あるいはどう言った環境認識下で使えるのか?
と言った事が判ると思います。


1 パラメーターの違いによる検証
 どのパラメーターを設定した時にダマシに会いにくかったか。あるいは利を伸ばす事が容易だったか
 の検証です。

 パラメーターの違いによる検証は下図の整理データ表示で、「通貨ペア」の選択欄で
 選択するとパラメーター毎に取引開始一覧表に出ます。




  エントリー回数が多いが、反面トータルではマイナスであったり、逆にエントリー回数は少ないものの
  利益が出ている等を見て、最終的には1つに絞りますが、この時重要なのは、成功回数と
  失敗回数を単純に比較してはならないという事です。
  例えば10回エントリーして1回だけ失敗するのと、9回失敗して1回成功するのでは、単純に
  考えたら前者を選択しますが、総額で比較したら前者はマイナスで後者がプラスという
  場合もあります。つまり前者は薄利損大、エントリーした時の価格から目標決済価格までの
  差よりも、損切り設定価格までの差の方が常に大きくなる手法です。


  なお環境認識を主体とする手法では、エントリーの仕方が複数存在する場合、もちろん成功しやすい
  エントリー方法に絞るという事も必要ですが、それよりもそれぞれのエントリーの得意な局面、苦手な
  局面を整理して使い分けられるようにした方が良いでしょう。



2 使える手法なのかどうか?の検証
  常に決済総額がプラスにならないと使えないと思いますが、そもそもその手法に合った使い方を
  したのかどうかという点の検証も必要です。
  例えば下位足で使う手法を日足とか4時間足等で使う等、時間足の違いを無視して強引に
  手法を適用してみたとかです。

  他方、「成功への近道」の最初の警告で提示した条件のどちらかに合致していて、総額が
  マイナスになるのなら、その手法は全く使えない手法か、もしくはあなたにとっては使えない手法
  である事が判明します。
  ただし、手法の解説で損切りや決済方法の解説があった場合は、本当に理解して身につけて
  実践できていたかどうか? 読んで理解したつもりで設定していたとしたら、本当にその手法が
  使えないのかどうかは今回の検証からは判りません。
  改めて損切りと決済について検証を繰り返し行ってみてから、それでもダメならその手法に見切りを
  つけたら良いでしょう。