【 浄妙国土 】
人類が生命の真のあり方に目覚め、大愛道(生命は一つにつながっており、
彼我一体という生命観で、大きな愛情を持って生きて行くこと)に生きる時、
この地球は浄妙国土(洗い清められて新しく生まれ変わった世界…信仰綱領
の三)となります。キリスト教で言えば、神の国(地上天国)です。
神の国の到来とは、誰か救世主が降臨して人類を救うのではありません。
自分たち人間はそのままで、誰かに救ってもらうという考え方は主体性があ
りません。人間一人一人が神仏の精神に一歩でも近づく努力をして、初めて
神の国が到来します。この時、「人間礼拝」はそのまま「神仏礼拝」となり
ます。
人間は神の子であっても、いつまでも子供ではありません。人類が未だ幼
稚な時代は、人間の行為の責任は親(神)にあったとしても、成長して大人
になれば、言動や想念の責任は自分自身にあります。
今は人類が自分で責任を取る時代です。つまり、誰かに救ってもらうので
はなく、今度は自分が親の立場、救う立場になるということです。これは人
間の本質からして当然のことです。(すべての生命は常に生生発展します。)
神社、仏閣、あるいは仏像等を参拝して救われるという時代はとうに過ぎ
去り、人間の本当のあり方が明らかになり、自分で自分を救える時代が来た
のです。
それは同時に、億々万劫からの自分の悪業が浄化のために噴出し、そして
それを浄妙(洗い清めて新しく良いものに生まれ変わる)できる法(懴悔滅罪
の大法)が顕現し、浄妙できる時代になったという事でもあります。これが
人間世界の夜明けです。
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