【 無学大士について…先祖供養道の始祖 】
☆『佛法は一乗にして二乗なく、各種宗派のあるべき理なし』
…この聖語は、常不軽無学大士のお言葉です。仏教は釈尊お一人が説かれた
もので、一つの流れで結論は一つです。宗派に分かれているのは、その時代
には適合した教えが、時代を過ぎて適合しなくなってもそのまま踏襲してき
ているからです。現代は仏説観普賢菩薩行法経(別名…懴悔経)の時代です。
無学大士は大荘厳懺悔道〜先祖供養道(せんぞくようどう)の始祖であり、
御本地は、本化地涌の無辺行如来であります。なお遺弟信徒敬仰渇慕の御尊
號は、末法救済大導師、凡有所見大慈悲深義常不軽無學大師であります。因
みに明治三十八年二月十二日始唱導、大正七年十月三十一日御入寂されまし
た。
現在の先祖供養の教団のほとんどは、この御方が元になっています。R会
の始祖のK先生は、無学大士のお弟子さんの増子正學老師から先祖供養を学
んだということです。そして、そのR会から多くの先祖供養の教団が分立し
て現在に至っています。しかし、後述するように、K先生は常不軽師(常不
軽無学大士)の後継者ではありません。
☆ 常不軽というのは、常に人(あるいは生命)を軽んぜずという意味です。
因みに無学大士の無学とは、「学がない」ということではなく、「学び終わ
ってもう学ぶものがない」という意味です。それもそのはず、無学大士は過
去世の日蓮聖人時代にさんざん書きつくしているのですから。
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