【 恩師のこと 】
常不軽台学大士御尊影
  さて、第2章「日蓮聖人の信仰と御遺訓」のところで、法華経の予言の半
分が成就されました。次は浄行菩薩のご出現です。

    先生の御経歴…
  私の恩師、常不軽台学国明先生(以下「先生」または「恩師」と記述)の
本名は菅原廷台(ていだい)、出身地は韓国釜山、本籍は岩手県胆沢郡です。
  末法万年の闇を御照らし給う大御宝號、南無先祖養道(なむせんそぎょ
うようどう)の始祖。
  御本地は浄行大菩薩@lです。過去世において、韓国から日本に初めて
仏教を伝えた御方です。
  
  恩師は明治二十九年九月十六日(秋の菊の日の生まれ、日蓮様は春の菊の
日の生まれと、先生はおっしゃってました)にお生まれです。
  恩師の書かれた原稿によりますと、「公立釜山商業高等学校卒業後、大正
二年三月三井物産(株)入社。大正八年同社円満退社。大正九年本籍地岩手県
において木炭移出業自営。大正十三年廃業し、同年感ずる所ありて、R会に
入信修行す。外部の支部長就任以来、満十四年間布教活動に専念す。その後、
R会に疑問を持ち、昭和二十六年R会を退信、新たにコ行会を創設し、自ら
主管す。後に至り、教団名を浄妙教団と改称し、現在に至る」とあります。
  恩師は昭和三十年十二月二十日に末法救済の大御法儀、南無先祖養道
の御本尊(御宝體…ごほうたい)を始めて顕示御唱導され、昭和三十二年新
春、仮設の九十九里本営に、この大御宝體様が御奉祭されました。その後、
苦節八年の艱難辛苦を経て、昭和四十年四月二十九日に現在の御本営が建立
されました。
  以来、恩師は二十有余年に亘り、我ら同信一同を大愛と情熱をもって訓導
してこられましたが、平成元年十月十二日老衰のため、九十四才の天寿を全
うされました。
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