【 時代は今、人間礼拝 】
神の国になるには人間一人一人が大愛道の精神を持つこと、言い換えれば、
各人が神仏と相似の精神、相似の愛を持つこと、そしてお互いにお互いを神
仏として拝みあうこと…人間礼拝行が必要です。そうなった時を神の国の到
来と言うのです。これは自分の親を大事にしない者が回りの人を大事にする
はずがないので、各人の親孝行から始まります。
その時人類は、今ある問題をことごとく解決して、新しい可能性を開くこ
とができます。人間は神仏と同じ資質を持っているのでそれが可能です。そ
れが人類の進歩です。希望の二十一世紀が開けます。
先に述べましたように、人間はその自由意志で神にも悪魔にも成り得るの
ですから、神仏になれる方を選択して、明るい未来を築こうではありません
か!
神仏と自分とは別な存在ではなく、一体であると認識することを意識改革
と言います。釈尊はすでに成じた仏、私たちはまさに成じようとしている仏
です。人間は神仏と同じ大愛を持つべくどこまでも進歩しつづけるべき存在
です。
ちなみに妙法蓮華経常不軽菩薩品第二十には、常不軽菩薩という方は人間
礼拝行をし、廣く人の為に是の法華経を説いてついには作佛したとあり、そ
の時の常不軽菩薩とは、すなわち過去世の自分(釈尊)のことであるとあり
ます。
前のページへ戻る 次のページへ