【 家庭編…幸せな家庭を築く 】
家庭編…私たちの生活の基本は家庭にありますから、夫婦関係も子供や
両親との関係もうまくいっていると、生活が楽しく、仕事にも張りが出てき
ます。ことに男性は家庭の心配がないと仕事に打ち込めますので、仕事もう
まくいくようになります。同じ人生を送るなら、明るく楽しい心豊かな人生
になるように、まず家庭のことから始めましょう。その実践者はこれを読む
あなた自身です。

 ○ 夫婦関係の基本的な考え方…人間関係全般に言えることですが、今世
に出会って何かしらの関係があるということは、前世にも出会っていて何か
の関係があったということです。現世にある問題で苦しんでいるとすれば、
過去世には、立場が逆で相手を苦しめてきたということです。ですから、現
世には自分は全く悪くなくて、相手の方に一方的に非があったとしても、決
して相手を責めたり、恨んだりしないで下さい。ちょっとでも恨んだら、こ
の夫婦関係改善の念願は通りませんからご注意下さい。恨みの気持ちは、南
無先祖養道と唱える時に一緒に吐き出して、昇華させて下さい。(もちろ
んストレスも消えてなくなりますよ。)

  要は自分自身の懴悔ということです。相手ではなく、自分なんです。自分
が苦しんでいるということは、自分に責任があるということです。自分がそ
の原因を作っているのですから、相手を恨んではいけないわけです。
  また、夫婦がお互いにいつまでも愛されるコツは、お互いの両親を徹底的
に死にもの狂いで愛する(大事にする)ことだと、私の恩師、常不軽台学先生
はおっしゃってました。双方の両親を大切にすることは、仏説による父母孝
養・師長恭敬の第一歩です。即ち、幸せになる第一歩です。

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 ☆ 家庭編その1 … 夫婦間がうまくいかない。
  人間の気持ちは日々刻々と変わりますから、仲の良い夫婦でもいつも良好
な関係が保たれるとは限りません。もし、あなたの夫(妻)が何かの事情で不
機嫌だったり、何か壁ができたような感じの時は以下の総法号をお試し下さ
い。早いうちだったら早くに解決します。(これはすべて見本ですから、あ
なたの場合は、あなたと相手のお名前と年令で言いかえて下さい。あなたが
先で相手のお名前をあとに読み上げます。カッコ内は読み方です。)

  南無、南無、南無(なーむ、なーむ、なーむ)
  南無先祖養道(三唱)(なむせんそぎょうようどう…三回くりかえす)
  我れ今大乗方等経典甚深の妙義に依って、(われいま、だいじょうほう
                      とうきょうてん、じんじんのみょうぎによって、)
  佛に南無し、(ほとけになむし、)
  法に南無し、(ほうになむし、)
  大士に南無したてまつる。(三唱)(だいじになむしたてまつる。…われ
                        いま〜なむしたてまつるまでを三回くりかえす)
  南無先祖養道(三唱)(なむせんそぎょうようどう…三回くりかえす)
  倉田修一当五十二才と倉田幸枝当五十二才との間に関交する(くらた
                        しゅういち、とうごじゅうにさいと、くらた
                        ゆきえ、とうごじゅうにさいとのあいだに
                        かんこうする)
  悪業障因縁一切の諸精霊、(あくごうしょういんねんいっさいのしょ
                        しょうれい、)
  大慈大悲真実義浄妙コ発起菩提心、(だいじだいひしんじつぎ、じょう
                        みょうとくほっきぼだいしん、)
  何とぞ御成仏おんなさしめ給え。(なにとぞ、ごじょうぶつおんなさし
                        めたまえ。…「倉田修一当五十二才と倉田幸枝
                        当五十二才との間に関交する〜何とぞ御成仏
                        おんなさしめ給え」までを三回くりかえす)
  南無先祖養道(なむせんそぎょうようどう…三百回以上熱心に唱える。
                        三百回で十分程度です。)

  以上の総法号の読み上げを一回実行しただけで効果が出るはずですが、
これを最低二十一日間以上、問題が完全に解決するまで、因縁は毎日違った
ものが生起するという意味からも、毎日朝晩実行して下さい。普通は朝晩六
時ということになっていますが、時間(一日二回実行、一回十五分程度)も場
所(車の中でも、散歩中でも可)も、あなたの生活に合わせて下さい。

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 ☆ 家庭編その2 … 嫁と姑の間。
  一軒の家におじいちゃん、おばあちゃんがいて、赤ん坊の泣き声がする家
庭、それが人間の家庭だよ、と私は恩師の常不軽台学先生から教えられまし
た。私もそれが理想の家庭だと思いますが、現代はいろんな制約があって難
しいですね。でも、親と一緒に住めるということは本当はありがたいことで、
それだけの功コのある人でなければ、親と一緒に住むことはできないのだそ
うです。ですから、親と一緒に暮らしている方は誇りに思っていただきたい
と思います。今の若い人は親との同居を避ける傾向にありますが、それは本
当の幸せを逃していることになるので、残念に思います。

  結婚するということは、夫はもちろん、夫の両親とも前世からの深い縁が
あったわけで、昔から 「嫁(か)するとは帰(き)するなり」と言われている通
り、過去世の自分の親のところに帰ってきたということですから、夫の両親
を他人だとは思わずに、自分の本当の親だと思って接していただきたいと思
います。
  自分の心の持ち方一つで、姑との関係も良くなるはずですが、過去世の因
縁上なかなかうまくいかないこともあります。そういう時は、同居の有無に
かかわらず、次のように総法号を唱えてみてください。必ずうまくいくよう
になります。

  そして、なるべく姑の意見をそのまま自分の意見とするようにして下さい。
そうするうちに、信頼関係が生まれ、今度はあなたの意見がそのまま姑の考
えに一致するようになります。たとえどんなことがあっても自分の親だと思
い通して下さい。親が子を悪くするはずはありませんから。また、恨みの気
持ちは捨て、なるべく感謝の気持ちを持つように心がけてください。

  総法号は次の通りです。(相手の氏名、年令が不明の時は名字だけでも良
いです。あなたが先で相手のお名前をあとに読み上げます。カッコ内は読み
方です。)

  南無、南無、南無(なーむ、なーむ、なーむ)
  南無先祖養道(三唱)(なむせんそぎょうようどう…三回くりかえす)
  我れ今大乗方等経典甚深の妙義に依って、(われいま、だいじょうほう
                      とうきょうてん、じんじんのみょうぎによって、)
  佛に南無し、(ほとけになむし、)
  法に南無し、(ほうになむし、)
  大士に南無したてまつる。(三唱)(だいじになむしたてまつる。…われ
                       いま〜なむしたてまつるまでを三回くりかえす)
  南無先祖養道(三唱)(なむせんそぎょうようどう…三回くりかえす)
  倉田幸枝当五十二才と倉田和代当七十五才との間に関交する(くらた
                       ゆきえ、とうごじゅうにさいと、くらたかずよ、
                      とうななじゅうごさいとのあいだにかんこうする)
  悪業障因縁一切の諸精霊、(あくごうしょういんねんいっさいのしょ
                        しょうれい、)
  大慈大悲真実義浄妙コ発起菩提心、(だいじだいひしんじつぎ、じょう
                        みょうとくほっきぼだいしん、)
  何とぞ御成仏おんなさしめ給え。(なにとぞ、ごじょうぶつおんなさし
                        めたまえ。…「倉田幸枝当五十二才と倉田和代
                        当七十五才との間に関交する〜何とぞ御成仏お
                        んなさしめ給え」までを三回くりかえす)
  南無先祖養道(なむせんそぎょうようどう…三百回以上熱心に唱える。
                        三百回で十分程度です。)

  以上の総法号の読み上げを最低二十一日間以上、因縁は毎日違ったものが
生起するという意味からも、毎日朝晩実行して下さい。時間(一日二回実行、
一回十五分程度)も場所(車の中でも可)も、あなたの生活に合わせて下さい。
家庭において実行する場合は、洗濯でも掃除でも、あるいは散歩しながらで
も良いです。

☆ ご注意…実践する以上は真剣に取り組んで下さい。こちらが真剣になれ
ば、真剣な答えが返ってきます。南無先祖養道は汗をかくくらいにお唱
え下さい。

  ところで、念願というと、神仏に自分の困っていることをお願いして助け
ていただこうというように考えがちですが、基本的には、どんな場合でも自
分の懴悔であるということを忘れないでいただきたいと思います。つまり、
過去世の自分の業により念願する必要が出てくるので、懴悔ということが心
の底に必要なのです。
  自分の懴悔というのは、要するに、物事の原因はすべて自分にあるという
ことです。自分の因縁ですから、自分に責任があります。つまり、過去世に
犯してきた心得違い、思い違いがあるということです。それがいろんな病状
になったり、人間関係がうまくいかなかったりするわけです。そこで、念願
の心構えは、過去世のおわびをするような気持ちで(現在何も悪いことをし
ていなくてもです)、行うということです。
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