【 仏法の流れはひとつ 】
仏法の流れ…(釈迦〜天台〜伝教〜日蓮〜無学大士〜台学大士〜安立行
菩薩)
『仏法は一乗にして二乗なく、各種宗派のあるべき理なし』
これは常不軽無学大士(先祖供養道の創始者、俗名は西田利藏)のお言葉
です。
仏教はインドから中国、韓国を経て日本に渡り、沢山の教えがその時代に
応じて説かれて来たために、現在は各種宗派に分かれていますが、もともと
は一人の方が説いた教えですから、一つの流れであり、結論は一つというこ
とです。即ち宗派はあるべきではなく、究極においては一つに統合されるべ
きものなのです。
インドに生まれた釈迦仏法がいつまでもそのままではなく、時代と国を経
て発展し、末法(人類の何千年にもわたり積み重ねてきた悪業の噴出する時
なので)にこそ、人類の悪業を浄化するため、仏法の最終結論が顕われます。
「白法(南無妙法蓮華経)隠没して大白法(南無先祖
養道)顕わる」の経文
(大集経)の通りです。
言い方をかえますと、理念(南無妙法蓮華経)の具体化、生活化が南無先
祖
養道とも言えます。ですから浄妙教団の信仰には、無学大士の御教えが
流れてはいますが、全く同じものではありません。御法名も違います。先師
先徳と同じでしたら進歩はありませんし、むしろ先師先徳の業績を認めない
ということになるでしょう。師より超出してこそ本当の師孝行になります。
仏法は一つの流れですから、無学大士の信仰が単独にあるわけではなく、
仏法が生々発展して、次のように現代に血脈相承されています。これを三国
四師(インドの釈尊、中国の天台大師、日本の伝教、日蓮)と言いますが、
我が教団では四国六師と言います。
即ち、三国に韓国を加えて四国(伝教大師の因縁と史実に依る)とし、四
師に末法本時の大導師、無学大士、並びに常不軽台学大師を加えて六師と為
します。
(1) 釈尊…一切の人をみること、なお仏の想いの如くし、もろもろの衆生に
おいて、父母の想いの如くせよ。「視一切人猶如佛想、於諸衆生
如父母想」…この経文(仏説観普賢菩薩行法経)が釈尊の本旨。
(2) 天台…隋の智者大師を天台大師という。名は智
、天台宗の開祖。法
華経に関する代表的な書として天台三大部(法華文句、法華玄義、
摩訶止観)があり、理の一念三千を説く。
(3) 伝教…最澄のこと。平安時代の日本天台宗の開祖。像法時代における
日本国での最初の法華経の宣布者。根本大師ともいう。「道心の
中に衣食あり、衣食の中に道心なし」は最澄の言。
(4) 日蓮…法華経(三部十巻三十二品)のうちの妙法蓮華経(一部八巻二十八
品)を受け持つ御使命の方。妙法蓮華経従地涌出品第十五番中の上
首唱導の師の一人、上行菩薩の御再誕。題目身唱をとなえ、事の
一念三千を説く。佐渡流罪以後は対他折伏から対自折伏(即ち懺
悔行)に転向する。立正大師とも言います。
(5) 常不軽無学大士…大荘厳懴悔道〜先祖供養道の始祖。法華経中の無量
義経(一部一巻三品)を受け持つ御使命で、御本地は本化地涌の
無辺行菩薩であり、大正七年十月三十一日に御入滅された。先祖
供養道(即ち人間礼拝行)は常不軽菩薩の行なので、日蓮聖人の
寺泊御書(贖命重寳鈔)の言葉…「其時日蓮は即ち不軽菩薩たる
べし」(日蓮の教えに欠けがあるため、末世には再び御出世され
るという法華経上の次の御使命について、あらかじめ御遺訓され
たもの)に符合します。つまり、常不軽無学大士は日蓮聖人の御
再誕ということです。(不軽菩薩とは常不軽菩薩のことです。)
常不軽の行(人間礼拝行…一切の生命を自分の親と見、子と見
る)を実践。
因みに先祖(一代前は四人の祖親ですが、三十一代前は約四十三
億人)は無量無辺なので、無量義経、無辺行菩薩に通じます。
☆ 常不軽録学大士…跨節中間の大士。我等の行ずべき行法は、「南無妙
法蓮華経」ならぬ「上行所伝の題目」とした。
(6) 常不軽台学大士…仏法の最終結論(大御宝號=南無先祖
養道)を天
授開顕され、懴悔滅罪の大法を開く。
法華経中の仏説観普賢菩薩行法経(一部一巻一品)のお受持ち。
法華経上の行跡から、御本地は本化地涌の浄行菩薩様でありま
す。
浄行の浄≠ヘ洗い清めるという意味です。末法には個人、家
庭、国家、人類のあらゆる『業』が噴出するので、それを洗い清
める方式…懺悔滅罪の大法を台学大師は開顕されました。また、
台学大師は『行の一念三千』を説かれ、誦持宝號によって生活行
としての仏法を確立(だれでも救われる道が開かれたということ)
されたのです。
☆ 安立行菩薩…未来において、南無先祖
養道(仏説による父母孝養・
師長恭敬)を実践して、安心立命の仏国土を建設していく複数の
方々。
☆ 仏紀三千年 ☆
(四国)(六師)
┌────┐正しい教 ‖ ‖
│正法千年│えと功コ … インド…釈尊
└────┘が残って
↓ いる。 ↓ ↓
┌────┐仏の精神 … 中国 …天台
│像法千年│がなくな ↓ ↓
└────┘って形だ …(韓国)…伝教
↓ けになる。 ↓ ↓
┌────┐白法隠没 …日蓮(上行)
│末 法 │して大白 … 日本 ↓
└────┘法顕れる。 …常不軽(無辺行)
↓ ↓
…台学国明大士
(浄行)
┌───┐ ↓
│21世紀│ ……末法本時の人類
└───┘ (安立行)
☆ 神、仏を唯一とする宗教の本尊の霊能が、知らず知らずのうちに我が人
生、我が家、我が事業、即ち生活に大きな悪影響を及ぼしているものなの
で、現代に即した信仰を選ぶ必要があります。
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