■ペギルンの館:簡易説明書
▽目次

◆はじめに
◆遊び方
◇ストーリー
◆キャラ紹介
◆諸注意
◆謝辞
◆その他

◇ストーリー

 ・ むかしむかし、「ペギルン」という名の悪い魔法使いがいました。
ペギルンは周辺の住民の金品を、強引に奪い取るという非道な事をしながら、
山奥の大きな館に一人で暮らしていたそうです。

しかし悪い事は長続きしないもので、ペギルンは勇敢な若者たちによって退治されてしまいます。
悪は滅び、館の中に保管してある金品を元の持ち主たちに返してめでたしめでたし。
……と、なるはずでした。

ペギルンは負けを認めるのが嫌でした。
そこで最期の魔力を振り絞り、集めた金品を魔法の宝石に変化させました。
さらに自身の館を大迷宮に改造して、その宝石をあちこちに隠してしまったのです。
あまりに一瞬の出来事に、若者たちは何も出来ませんでした。

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それから、若者たちも含めたあらゆる人々が館に挑みました。
しかし、その複雑な構造と、館に召喚された大量の魔物に道を阻まれてしまいます。
館を破壊しようと試みた者もいましたが、どこかに設置された魔方陣から
強力な結界が発生しているらしく、破壊どころか外壁に傷を付ける事すら不可能でした。

一人、また一人と諦めていき、いつの間にか館に挑む者はいなくなってしまいました。

人々は、この恐ろしい館に近づく事すらしなくなり、やがて記憶から消え去られていきました。
ペギルンの遺した館に勝てる者は、誰もいなかったのです。

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一連の出来事が、おとぎ話になりかけるくらいの年月が経ったある日の事です。
「ペギルンの館」はあの日と変わらぬ姿でそこに建っていました。

そんな館の前に、青白い髪が特徴的な一人の女性が現れます。
名は「コリー」。彼女は館を軽く見渡した後、内部に足を踏み入れていきます。

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館にはもう人の気配などありません。
いるのは自分たちの役割も忘れ、機械的に動き回る魔物のみ。
そんな雰囲気も意に介せず、コリーは一つだけ鍵のかかっていない扉に入っていくのでした……。

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