Picto

Pictoは写真を整理するためのデスクトップ・アプリです。

主に、下記のことが可能です。

• 写真のコピー・移動
  • 写真の撮影日などを利用した自由なファイル名やフォルダー名で、写真をコピー・移動できます。
• 写真ファイルの日付の変更
  • 写真ファイルの作成日、更新日、アクセス日、Exif撮影日を変更できます。海外旅行などでカメラのタイムゾーンを変更し忘れた際に有効です。
• Exif情報の削除
  • GPS情報の削除や、Exif情報の全削除ができます。

インストール

Macへのインストール

1. DMGファイル 'Picto-X.X.X-mac.dmg' を こちらからダウンロード します。(X.X.X はバージョンです。)
2. DMGをマウントして Picto.app をアプリケーション・フォルダーにコピーします。
3. Picto.app を実行して起動します。
   • もし「開発元が未確認のため開けません」という警告ダイアログが表示された場合は、下記の手順をお試しください。
     1. アプリケーションを右クリック (または control＋クリック) して「開く」をクリックします。
     2. 次に表示される警告ダイアログで「開く」ボタンをクリックしてアプリケーションを起動します。

Windowsへのインストール

1. Java Runtime Environment がインストールされていない場合はインストールします。
2. Zipファイル 'Picto-X.X.X-win.zip' を こちらからダウンロード します。(X.X.X はバージョンです。)
3. Zipファイルを展開し、 Picto.exe を好きなフォルダーにコピーします。
4. Picto.exe を実行して起動します。

その他OSへのインストール

1. Java Runtime Environment がインストールされていない場合はインストールします。
2. JARファイル 'Picto-X.X.X-all.jar' を こちらからダウンロード します。(X.X.X はバージョンです。)
3. JARファイルを好きなフォルダーにコピーします。
4. JARファイルを java -jar Picto-X.X.X-all.jar のように起動します。

アンインストール

コピーしたアプリケーションファイルを削除することで、アンインストールできます。

設定

対象

写真フォルダー

写真や動画ファイルがあるフォルダーを選択します。

ファイル名パターン

対象のファイルをファイル名のパターンで指定できます。 Glob または 正規表現 でパターンを指定できます。

• Glob: ".jpg", "IMG_????."
• 正規表現: ".\.jpg", "IMG_[0-9]{4}\.."

隠しファイルとフォルダーを含む

このオプションをチェックすると、隠しファイルとフォルダーを対象に含めます。

サブフォルダーのファイルを含む

このオプションをチェックすると、サブファイルとフォルダーを対象に含めます。

ファイルサイズ

ファイルサイズで対象をフィルタリングします。

作成日時

作成日時で対象をフィルタリングします。

更新日時

更新日時で対象をフィルタリングします。

宛先

操作

• コピー -- ファイルを写真フォルダーから宛先フォルダーにコピーします。
• 移動 -- ファイルを写真フォルダーから宛先フォルダーに移動します。
• 上書き -- 写真フォルダーのファイルを上書きします。

宛先フォルダー

コピーまたは移動先のフォルダーを指定します。

サブパスのパターン

宛先フォルダー内のファイルのサブパスを指定します。 下記の変数を'${}'付きで指定可能です。

例)
"${ParentSubPath}/${PhotoTakenDate%uuuu/MM}/${FileName}"
-> "subpath/to/2012/01/IMG_0001.JPG"

Format variable values

'${FNumber%0.0}' のように '%' 区切りを使うことで、変数値をフォーマットできます。

整数型、小数型の値のフォーマット

詳細はこちら: https://docs.oracle.com/javase/jp/8/docs/api/java/text/DecimalFormat.html

例)
"${FNumber%0.0}"
-> "8.0", "16.0"

"${GPSLatDeg%0}°${GPSLatMin%0}'${GPSLatSec%0.0#} ${GPSLatRef}"
-> "35°39'30.89 N"

日時型(Date)の値のフォーマット

詳細はこちら: https://docs.oracle.com/javase/jp/8/docs/api/java/time/format/DateTimeFormatter.html

例)
"${PhotoTakenDate%uuuu/MMdd}"
-> "2012/0123"

変数値の変換

'${WhiteBalance/0:Auto/1:Manual}' のように '/' と ':' の区切りを使うことで、変数値を変換できます。

/ <比較式> : <戻り値>

複数の '/' 区切りを指定すると、最初に一致した値が返されます。 どの比較式にも一致しない場合、空の値を返します。

例)
"${WhiteBalance/0:Auto/1:Manual}"
-> "Auto" or "Manual" or "" (When not matching)

比較式には、下記の演算子を使用できます。

比較式に 'default' ラベルを指定した場合、どんな値にもマッチします。

例)
"${Make/=*'NIKON*':Nikon/'Canon':Canon/default:Others}"
-> "Nikon" or "Canon" or "Others"

同名ファイルが存在する場合

同名のファイルが存在する場合の処理方法を指定します。

• 確認 -- 確認ダイアログを表示します。
• 上書き -- ファイルを上書きします。
• スキップ -- そのファイルをスキップして処理を継続します。
• 中断 -- 処理を中断します。

ファイルの検証 - ファイルのダイジェスト値を比較

チェックをすると、ファイルの内容が正常にコピーされたかを確認します。 ファイルのExif情報を削除するといったファイルを変更するオプションを選択している場合、この指定は無視されます。

ファイル日時の変更

変更対象

変更対象の日時を指定します。

• 作成日時 -- ファイルの作成日時を更新します。
• 更新日時 -- ファイルの更新日時を更新します。
• アクセス日時 -- ファイルのアクセス日時を更新します。
• Exif日時 -- ファイルのExif日時を更新します。

変更値

変更対象の日時として設定する日時を指定します。

• 現在日時 -- 現在日時で変更します。
• ファイル作成日時 -- ファイルの作成日時で変更します。
• ファイル更新日時 -- ファイルの更新日時で変更します。
• ファイルアクセス日時 -- ファイルのアクセス日時で変更します。
• ファイルExif日時 -- ファイルのExif日時で変更します。
• 指定日時 -- 入力した日時で変更します。

変更値の更新

更新値の差分を設定します。

• なし
• 加算
• 減算
• 上書き

Exifの変更

• GPSのExifタグのみを削除する
• 全てのExifタグを削除する

その他

テスト実行

処理をシミュレーションします。実際にコピーやファイルの変更は行われません。

ライセンス

Pictoはオープンソースソフトウェアで、Apache License, Version 2.0のもとに公開されています。

リポジトリー

PictoはGitHubで開発・管理されています。

リーガル

Pictoは下記のオープンソース・ソフトウェアを使用しています。

Apache Commons Imaging (Sanselan)

Apache Sanselan Copyright 2007-2009 The Apache Software Foundation.

This product includes software developed at The Apache Software Foundation (http://www.apache.org/).

mifmi-commons4j

The MIT License (MIT)

Copyright (c) 2015 mifmi.org and other contributors

Permission is hereby granted, free of charge, to any person obtaining a copy of this software and associated documentation files (the "Software"), to deal in the Software without restriction, including without limitation the rights to use, copy, modify, merge, publish, distribute, sublicense, and/or sell copies of the Software, and to permit persons to whom the Software is furnished to do so, subject to the following conditions:

The above copyright notice and this permission notice shall be included in all copies or substantial portions of the Software.

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