まず、左のアイコンの実行ファイルVDMan.exeを起動します。
VDman.exeを起動すると上のような画面が出ます。
まず、使用するMSX PLAYerを選択します。
「使用するエミュレータ」と書いてあるコンボボックスをクリックして使用したいMSX PLAYerを選択してください。この後の仮想フロッピーディスクマネージャの動作は選択したMSX PLAYerに対して行われます。
次に、仮想フロッピーディスクマネージャに仮想フロッピーディスクファイルを登録します。
すでに、MSX PLAYerでファイルを保存している場合は使用しているMSX PLAYerを選択した後、使用している各ディスクの横にある「登録」ボタンを押してください。ファイル保存ダイアログが表示されるので、フォルダ・ファイル名を選択・入力してください。
使用している仮想フロッピーディスクファイルが選択した場所に保存されるとともに、後述する仮想フロッピーディスクファイルリストに使用している仮想フロッピーディスクファイルのコピーが登録されます。
仮想フロッピーディスクファイルが存在する場合は、下のコンボボックスの横にある「...」ボタンを押して、拡張子.SAVのMSX PLAYer用仮想フロッピーディスクファイルをファイル選択ダイアログから選択するか、コンボボックスに仮想フロッピーディスクファイルのフルパスを入力して、登録ボタンを押してください。
次に、切り替えを行う仮想フロッピーディスクファイルを設定します。
通常は、初期状態で空のディスクDを使用します。
「使用するエミュレータ」の下のコンボボックスの下の4つのテキストボックスに使用したい仮想フロッピーディスクファイルのファイル名をフルパスで記入します。
「設定」ボタンを押すと下の仮想フロッピーディスクファイルリスト(後述)で選択したファイルを設定します。
「解除」ボタンを押すと仮想フロッピーディスクファイルの割り当てを解除します。
テキストボックスにファイル名が書かれているとMSX PLAYerは書かれているファイル名の仮想フロッピーディスクファイルを使用します。テキストボックスが空の場合は現在使用している仮想フロッピーディスクファイルを使用します。
テキストボックスにファイル名を書くことで、仮想フロッピーディスクファイルを切り替えて使うことができます。
これらの設定を行った後、「起動」ボタンを押すか、ALT+Rキー、F5キーを押すとMSX PLAYerが起動します。
指定した仮想フロッピーディスクファイルが使えることを確認してください。
仮想フロッピーディスクの切り替えを楽にするため、下に仮想フロッピーディスクファイルリストを用意しております。
「...」ボタンを押して、拡張子.SAVのMSX PLAYer用仮想フロッピーディスクファイルをファイル選択ダイアログから選択すると「仮想フロッピーディスクファイル」に選択したファイル名が入ります。
「登録」ボタンを押すと、「仮想フロッピーディスクファイル」に書かれたファイル名が仮想フロッピーディスクファイルリストに登録されます。
仮想フロッピーディスクファイルリストのファイル名をクリックすると、「仮想フロッピーディスクファイル」にファイル名がコピーされます。
仮想フロッピーディスクファイルリストのファイル名を選択して「削除」ボタンを押すと仮想フロッピーディスクファイルリストから登録が解除されます。ファイル自体は削除しませんので、ファイルの削除が必要な場合は別途削除してください。
仮想フロッピーディスクを便利にため、仮想フロッピーディスクに既存ファイル・ディスクイメージを持ち込むためのユーティリティを用意しました。
空の仮想フロッピーディスクを新たに作成します。
「ファイル(F)」-「新規(N)」-「空の仮想フロッピーディスク作成(E)」を選択します。
次に、作成するファイルのファイル名を指定してください。
作成したファイルは自動的に仮想フロッピーディスクファイルリストに登録されます。
fMSX等の各種MSXエミュレータで使用されているDSK形式のディスクイメージをMSX PLAYerの仮想フロッピーディスクに変換します。
MSX-DOSやMSX-BASICを介さずにブートセクタから直接起動するタイプのソフトウェアは使用できません。(MSX PLAYerの仕様です。)
「ファイル(F)」-「インポート(I)」-「DSK形式ファイルからインポート(E)」を選択します。
次に、インポート元のディスクイメージとインポート後のファイル名を順に指定・入力してください。
変換したファイルは自動的に仮想フロッピーディスクファイルリストに登録されます。
ファイルを仮想フロッピーディスクにコピーします。
本機能により、フロッピーディスクドライブなしでMSX PLAYerとファイルのやり取りができます。
「ファイル(F)」-「インポート(I)」-「ファイルを仮想フロッピーにコピー(F)」を選択します。
次に、コピーしたいファイル名を指定してください。ファイルは複数指定できます。
大量のファイルを仮想フロッピーディスクにコピーしたり、サブディレクトリにファイルをコピーするといった仮想フロッピーディスクファイルの編集を行う方のために拙作SavListを呼び出す機能を付けました。
まず、SavListを本ソフトと同じディレクトリにインストールしてください。
編集したい仮想フロッピーディスクファイルを仮想フロッピーディスクファイルリストから選択してください。
その状態で「ツール(T)」-「仮想フロッピーディスクを編集(E)」を選択します。
SavListが起動して仮想フロッピーディスクファイルの編集が行えます。
本ソフトでは、あらかじめMSX MAGAZINE永久保存版/永久保存版2/永久保存版3のMSX PLAYerを登録しておりますが、標準以外のディレクトリにインストールした場合は登録内容が実際のMSX PLAYerのインストール場所と異なります。
そこで、エミュレータの登録内容を編集する機能を用意しました。
なお、添付してある設定ファイルにはMSX Magazine 永久保存版/永久保存版2/永久保存版3用の設定例がすでに書かれているのでインストール先を変えなかった場合は登録操作は不要です。
メイン画面からメニュー「エミュレータ(E)」-「登録(R)」を選択すると次の「仮想マシンの設定」ダイアログが表示されます。
「設定名」と書かれた所の下には設定の名前を書きます。
ここで書いた設定の名前がメイン画面の「使用するエミュレータ」に表示されます。
下向きの矢印をクリックするとすでに登録された設定を呼び出して、編集を行うことができます。
「変更(R)」と書かれたボタンをクリックするとコンボボックスで設定した設定を「仮想マシンの情報」に表示された内容に変更します。
「追加(A)」と書かれたボタンをクリックすると表示された設定の内容を追加します。
「削除(D)」と書かれたボタンをクリックするとコンボボックスで設定した設定を削除します。
「MSX PLAYerのパス」と書かれた所に、MSX Magazine永久保存版2/永久保存版3のMSX PLAYerの実行ファイルのフルパスを書きます。
横の「...」を押すとファイルを選択することができます。
インストール場所を変更しない場合のファイルの場所は次のとおりです。
「MSX PLAYerの仮想フロッピーディスクファイル」と書かれた所に切り替えを行いたい仮想フロッピーディスクのファイル名とその説明を入力します。
「パス」と書かれたところにはMSX PLAYerが使用するファイル名をフルパスで記入します。
横の「...」を押すとファイルを選択することができます。
C:\Documents and Settings\*****\Application Dataの部分はシステムによって次のように変わります。
OS | 場所 |
---|---|
Windows 95/98/Meシングルユーザー | Windowsディレクトリ\Application Data(例 C:\Windows) |
Windows 95/98/Meのマルチユーザー及びWindows NT4.0 | Windowsディレクトリ\Profiles\ユーザー名\Application Data(例 C:\Windows\Profiles\Tatsu\Application Data) |
Windows 2000/XP | Windowsをインストールしたドライブ:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data |
Windows Vista以降 | Windowsをインストールしたドライブ:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming |
「終了(E)」ボタンを押すとMSX PLAYerの登録を終了し、ダイアログを閉じます。
仮想フロッピーディスクについてはMSX Magazine永久保存版2/永久保存版3の書籍も参考にしてください。