● ステートメントリファレンス
break 、continue
for ループの流れを制御します。
break
その break を含んでいる、最も小さい for ループから抜け出します。
break
break 条件式
break には起動条件を記述する事ができます。条件が真の場合は break を実行し、偽の場合は次の命令に処理を移します。break を単独で記述した場合は、条件は常に真になります。
for i = 0 to 10
break
next
break が実行されると next の次に処理が移ります。
for i = 1 to 10
for j = 1 to 20
for k = 1 to 30
break :# k のループを抜ける
next
break :# j のループを抜ける
next
break :# i のループを抜ける
next
break は for ループの中に記述されている必要があります。
continue
continue は next と同じ動作をします。next との違いは、次の通りです。
- 起動条件を指定できる
- 複数記述する事ができる
- for ループ内であれば、どこにでも記述できる
書式は break の場合と同じです。
continue
continue 条件式
条件が真の場合は continue を実行し、偽の場合は次の命令に処理を移します。continue を単独で記述した場合は、条件は常に真になります。
for i = 0 to 10
continue
next
continue が実行されると、for に処理が移動します。この時、next と同じように制御用変数の更新と、終了条件の評価が行われます。終了条件を満たした場合は、next の次に処理を移します。
continue は next とほぼ同じですが、next を continue に置き換える事はできません(for と next は必ず対で使われている必要がある)。