● サンプルプログラム - sc_basic ステートメントリファレンス

@delete

変数を削除します。

    @delete  削除対象の変数名1 , 削除対象の変数名2 , 削除対象の変数名3 , …

このステートメントは単一変数、一次元配列変数、二次元配列変数を削除できます。削除する変数の名前をステートメントの後ろに記述します。複数指定する場合は、各変数名の間をカンマで区切ります。

for ループの変数

実行中の for ループが使用している変数は削除しないでください。
ループで使用している変数を削除するとエラーになります。

    for i = 0 to 10

        @delete i

    next

終了したループの変数は、削除しても問題ありません。

    for i = 0 to 10

    next

    @delete i

変数を削除した後で、対象の for 〜 next に制御が戻らない場合はエラーになりません。

    for i = 0 to 10

        @delete i
        goto $jmp1

    next

$jmp1

また、ループ中に削除しても、同じ変数名で再確保すればエラーにはなりません(機能上は可能ですが、方法としては推奨しません)。

    for i = 0 to 10

        t = i
        @delete i
        i = t

    next

変数の削除や新規登録を行うと、環境を再構成する内部プロセスが入るためパフォーマンスに影響します。極端に遅くなる訳ではありませんが、登録済み変数へのアクセスよりは処理量が増えます。