● StrCalc BASIC 概要
1.特徴
- StrCalc BASIC はアプリケーションに組み込んで使用する事が前提になっています。
テキストやグラフィック、ファイル等に対する直接的な I/O は持っておらず、数値計算と制御文(基本ステートメント)のみが使用できます。
- 基本ステートメントは一般的な BASIC に似せてありますが、一部のものは StrCalc BASIC 独自の文法になっています。また、文字列操作はサポートされていません。
- アプリケーションは独自の書式・機能を持ったステートメントを文法に取り入れる事ができます(ユーザステートメント)。
多くの場合、I/Oはユーザステートメントにより実装します。また、ユーザ定義の数学関数や定数も併せて利用する事ができます。
- ソースコードは実行を開始する前に中間コードに変換され、ジャンプ等の繋がりは簡単なリンク情報に置き換えられます。
計算式とユーザステートメントの実体については、変換せずに逐次処理を行います。
- 基本機能は 32 bit 版、64 bit 版で違いはありません。同じ BASIC 設定を行っている 32 bit と 64 bit のアプリケーション間で、共通の BASIC ソースコードを用いる事ができます。
文法の詳細は「リファレンス」の「StrCalc BASIC ステートメント リファレンス」を参照してください。
なお、このマニュアルでは、一般的な BASIC についての説明は行っていません。必要な場合は、書籍や WEB 等で BASIC の入門書を参照してください。