● サンプルプログラム
サンプルプログラムについて
Samples フォルダには、StrCalc Ver 3.9 を使用したプログラムサンプルが入っています。
コンパイル済みの exe 、dll が同梱されていますので、ソースコードの変更をしていなければコンパイルは不要です。必要な dll を exe と同じ場所に置き、起動します。
DLL の自動コピー
32 、64 フォルダには setdll*.bat が入っています。このバッチを実行すると、sc39*.dll を各サンプルプログラムのフォルダへコピーします。
使用する場合はコンソール上で 32、64 フォルダへ移動し、バッチを起動してください。
例.Cドライブ直下に sc39 フォルダがある状態で、32 bit normal 版をコピーする場合.
cd c:\sc39\Samples\32
setdll_normal
Samples フォルダ直下には、32 bit 版と 64 bit 版を同時にセットする setall.bat が入っています(32 bit の方には normal の DLL をコピーします)。
コンパイル方法
- Samples\32 フォルダは 32 bit 版です。32 bit コンパイラを使用してください。
コンパイルはコンソールで行います。各フォルダにはコンパイル手続きの cp*.bat 、makefile.* が入っているので、カレントフォルダを対象の場所に移動し、コンソール上で手続きを実行してください。
例1. Cドライブ直下に sc39 フォルダがある状態で、simple を Visual C++ 6.0 でコンパイルする場合
cd c:\sc39\Samples\32\simple
nmake -fmakefile.vc6
例2. linebas を Visual C++ 2013 でコンパイルする場合
cd c:\sc39\Samples\32\linebas
cpvs2010 ← バッチと makefile の両方が入っている場合は、
バッチの方を実行してください。
makefile はサブフォルダ内までコンパイルしません。
32 bit 版には2種類の cp*.bat 、makefile.* が入っています。
- cpvc6.bat 、makefile.vc6 は古い環境・コンパイラ用です。Visual C++ 6.0 で動作する事を確認してあります。
ライブラリは oldWin をリンクします。
- cpvs2010.bat 、makefile.vs2010 は、比較的新しい環境・コンパイラ用です。Visual C++ 2010 、2013 、2015 、2017 で動作する事を確認してあります。
ライブラリは normal をリンクします。
使用しているコンパイラに近い方を指定してください。
- Samples\64 フォルダは 64 bit 版です。64 bit コンパイラを使用してください。
サンプルプログラムの処理内容は 32 bit 版と同じですが、ソースコードに若干異なる箇所があります。また、コンパイル手続きが 64 bit 用になっています。
64 ビット版のコンパイル手続きには cp.bat 、makefile が入っています。手続きは、Visual C++ 2013 、2015 、2017 で動作する事を確認してあります。
例3. simple の場合
cd c:\sc39\Samples\64\simple
nmake ← 64 bit 版には 一種類の makefile しか入っていないので、
nmake.exe を起動するだけでコンパイルが開始します
例4. linebas の場合
cd c:\sc39\Samples\64\linebas
cp
コンパイル時に警告が表示されるものがありますが、無視しても問題ありません。気になる場合は警告レベルを下げてください(/W3 程度)。
生成された exe を起動する時は、リンクしたライブラリの dll を exe と同じ場所にコピーしてから行います。
注意事項
- DLL のコピーバッチやコンパイル手続きは相対パスで行われますので、フォルダ構成と位置関係は変更しないでください。
変更した場合は、setdll*.bat や cp*.bat、makefile* に記述されているパスも変更する必要があります。
- テキストファイルは 4 タブで作成されています。ファイルを開く場合は、タブ文字数を設定できるテキストエディタを使用してください。
- 動作チェックは行いましたが、まだバグを潰しきれていないかもしれませんので、コードを他のプログラムに流用する場合は注意してください。
また、サンプルプログラム専用に作成されている部分も多くありますので、流用する時は内容が目的に見合っているか、よく確認してください。
- 使用しているマシンの処理能力にもよりますが、StrCalc BASIC を使用したサンプルは、完了までに時間が掛かる場合があります。
- Windows のバージョンやデスクトップの設定によっては、マニュアルに掲載している画像とは外観が異なる事があります。
参考文献
・「C言語による最新アルゴリズム事典」奥村晴彦 著/技術評論社
・「C言語と基礎図形」柴田 優 著/工学図書株式会社
bassmp フォルダ内にあるプログラムの一部は、上記書籍に掲載されているプログラムを StrCalc BASIC 用に改造して使用しています。