● StrCalc 概要

1-1.基本事項

StrCalc の計算式は、基本的に数値と演算子の組み合わせで構成されます。

例1. 最初の所持金が 2000円で、3人からそれぞれ 1000円ずつ小遣いを貰った時の合計

    2000 + 1000 * 3

記述する文字は半角文字のみです。全角は使用できません。
式の中には、半角空白やタブ文字を自由に入れる事ができます。

計算には丸括弧を使用する事ができます。括弧は一般的な計算規則と同様、他の演算よりも優先して計算されます。

例2. 6800円の 4 割引

    6800 * (1 - 0.4)

通常演算は、全て実数で計算されます。


1-2.項数

一度に記述できる項数は 64個です。

これ以上多いとエラーになる.

    1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 7 + 8 + 9 + 10 +
     1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 7 + 8 + 9 + 10 +
      1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 7 + 8 + 9 + 10 +
       1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 7 + 8 + 9 + 10 +
        1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 7 + 8 + 9 + 10 +
         1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 7 + 8 + 9 + 10 +
          1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 7 + ...
                   ↑
                                エラーになる

項数の限界は、括弧毎に適用されます。

    (64個) + (64個) + (64個) + …

    括弧は一つが1項になる

括弧を利用すれば項数の限界を超える事ができますが、式が長くなると見難くなり、記述ミスによるエラーを起こし易くなりますので、利用する場合は注意が必要です。


1-3. 符号

数値の前に + または - を付けると、それは符号として機能します。
符号の優先度は高めで、べき乗等よりも先に計算されます。

例3.

    -5^2  →  25