前準備
フォトモザイク、あるいはモザイクアートと呼ばれるアートがあります。
これは、小さな写真を並べて遠くから見ると一枚の絵になっているというものですが、
「モザイクアート手造り工房」はこのフォトモザイクを実際に小さくプリントした写真を並べて作る作業を補助するソフトウェアです。
前準備として
フォトモザイク作成ソフト、「デジカメまとめてフォトモザイク」でフォトモザイクを作成し、
「全コマを補正して自動保存」の機能を使って、コマ画像を保存しておく必要があります。
下図は「デジカメまとめてフォトモザイク」の「全コマを補正して自動保存」のメニュー操作を示しています。
詳しくは、
「デジカメまとめてフォトモザイク」をダウンロードし、使用方法を確認してください。

「デジカメまとめてフォトモザイク」で「全コマを補正して自動保存」とした場合、コマ画像は下図のように保存されます。
コマ画像は一行ごとに保存され、000フォルダには一番上の行のコマ画像が保存されますし、
二行目のコマ画像は001フォルダに保存されます。
以下同様に、
三行目は002フォルダ、
四行目は003フォルダに保存されます。

000フォルダを開いてみると、下図のようになっています。
ファイル名の数値はフォトモザイクのコマの位置を示しており、
左から何番目、上から何番目かを示しています。
例えば、
pm_000_000.jpgは一番上の行の、一番左のコマであることを示しています。
同様に、
pm_001_000.jpgは一番上の行の、左から二番目
pm_002_000.jpgは一番上の行の、左から三番目
pm_003_000.jpgは一番上の行の、左から四番目
pm_004_000.jpgは一番上の行の、左から五番目
のコマであることを示しています。

例えば、以下の画像はファイル名から判断すると、
フォトモザイクの上から20行目の左から60枚目、61枚目、62枚目、
63枚目、、、71枚目のコマ画像です。

「モザイクアート手造り工房」はこれらの画像を以下のような一枚の画像にレイアウトします。
画像下の数字は、コマ画像の位置を示す座標となっていますから、
この画像を写真屋さんやコンビニでL版の写真サイズでプリントし、
コマ画像を切り取って、数値の位置に並べれば手造りのフォトモザイクが完成します。
デジカメまとめてフォトモザイクで使用するコマ画像は、
縦横比は3:2とか4:3の一般的な写真の比率のものとしてください。
縦長か横長かは問いませんが、
モザイクアート手造り工房では3:2や4:3の縦横比のコマ画像を想定しています。
例えば正方形のコマ画像を使用した場合、並べる位置を示す数値が写真と重なって
記載されてしまいます。

さて、上記のようにフォトモザイクのコマ画像が保存できている前提で、
「モザイクアート手造り工房」の使い方を説明します。
ここまでの説明がわかり難い場合、「デジカメまとめてフォトモザイク」をダウンロードし、使用方法を確認してください。
「モザイクアート手造り工房」の使い方
「モザイクアート手造り工房」は、下図のような画面構成になっており、
4分割されたWindow領域は、左から順に以下のような役割を担っています。
・編集後のファイル名がリスト表示される領域
・編集後の画像が表示される領域
・編集前の画像が表示される領域
・編集前のファイル名がリスト表示される領域

使用方法を説明します。
まず「編集元フォルダを開く」とします。

「ファイルを開く」ダイアログが表示されますので、フォトモザイクのコマ画像が保存されている
フォルダを開き、フォルダ内の任意のファイルを選択し開きます。
この操作で、どのファイルを選択するかは重要ではありません。
後の編集はフォルダ内の全コマ画像に対して実行されます。

フォルダ内のファイルが右のリストに表示されます。

「レイアウト実行」とします。

「レイアウト設定」ウィンドウが表示されます。
設定項目を上から順に説明します。
用紙サイズを設定します。L版、2L版、A4から選択可能です。
写真プリントする前提で考えますと、
最も一般的な写真サイズはL版ですが、2L版を選択した方が印刷コストの面で有利な場合があります。
用紙の面積はL版の2倍のサイズが2L版でプリント代も2倍程度ですが、
コマ写真のサイズによっては、
余白の関係で2L版にレイアウトした方が
L版にレイアウトする場合と比較して
2倍以上のコマ写真をレイアウトできる場合があります。
プリントサイズ(mm)は編集できません。この設定値は用紙サイズで設定した用紙のサイズです。
ピクセルサイズを設定してください。基本的には初期設定でよいと思いますが、必要であれば変更してください。
解像度(dpi)は設定できません。ここにはピクセルサイズとプリントサイズから計算した解像度(dpi)が表示されます。
初期設定のピクセルサイズであれば、解像度は600dpiとなります。600dpiは普通の写真にプリントしても十分綺麗な解像度です。
解像度に関して知識のある方は、解像度の数値を見ながらピクセルサイズを設定してください。
初期設定は用紙サイズがL版、ピクセルサイズの幅が3000、高さが2102です。
プリントサイズ(mm)を設定してください。この設定値は小数点以下まで入力できます。
ピクセルサイズは設定できません。ここにはプリントサイズ(mm)からの計算値が表示されます。
ファイル保存設定では、編集後の画像を保存するフォルダー名を設定してください。

「レイアウト設定」ウィンドウのOKボタンを押すとレイアウト処理が実行されます。
ユーザー登録されていない場合は、途中から白黒画像に変換されます。

編集元フォルダの中に「レイアウト設定」ウィンドウで設定した名称の保存用フォルダ
が作成され、その中に編集結果の画像が保存されます。
編集内容は、
コマ画像の下に並べる位置を書き込み、数枚のコマ画像を指定した印刷用紙サイズにレイアウト
するというものです。
保存形式はJpeg形式の画像ファイルであり、このファイルは写真としてプリントできます。

「コマ写真設定」の「プリントサイズ(mm)」を横長にした場合は以下のような編集結果となります。
横長のコマ画像はそのまま表示されますが、縦長のコマ画像は横長に変形されて表示されます。

「コマ写真設定」の「プリントサイズ(mm)」を縦長にした場合は以下のような編集結果となります。
縦長のコマ画像はそのまま90度回転して表示されますが、横長のコマ画像は縦長に変形された後90度回転して表示されます。

この画像はJPEG形式の画像ですから、写真屋さんやコンビニエンスストア、自宅のインクジェットプリンターなどでプリントすることができます。
プリンターの機種によって印刷の色は異なりますから、全ての画像を同じプリンターで印刷するようにしてください。
写真屋さんにお願いする場合は、フォトモザイク用の画像であることを説明し、色の補正なしでプリントしてもらうのが良いでしょう。

ユーザー登録の方法
ユーザー登録の方法を説明します。
ユーザー登録の前に動作確認を十分に行ってください。
ユーザー登録前に、レイアウト処理後の画像が正しく保存されることを確認してください。
ユーザー登録前に、レイアウト処理後の画像が保存できない場合は、
ご使用のパソコンでは「モザイクアート手造り工房」は正しく動作しませんから、
その場合はユーザー登録をしないようにお願いします。
ユーザー登録するには、「ユーザー登録」とします。

表示される「ユーザー登録」ウィンドウにライセンスキーを入力してください。

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