あとがき   <<制作者のぶっちゃけトークお子様毒ランチスペシャル。>>








◆はじめに

『私は今日ここで死にます。』ゲーム本編のネタバレを含んだあとがきとなっております。
作品を読み終わった上での閲覧を強く推奨いたします。



【目次】

●『私は今日ここで死にます。』関連
 ・作品全体に関して
 ・登場キャラクターに関して

●サークル関連、私情ほか
 ・今後のサークル活動
 ・他、私情というか雑多なぼやき
 ・祝・コンテスト受賞(2018/04/27追記)







◆『私は今日ここで死にます。』関連



【作品全体に関して】

●ごあいさつ

まずはこの作品を手にとってくださり、ありがとうございます。制作者のありっちょと申します。

『私は今日ここで死にます。』(以下、『わた死。』)は、mint wings作品13作目のノベルです。
サークル活動休止ということで、水面下で細々と制作していた作品ですね。
前作から2年の月日が経ってしまいましたが、いつものmint wingsらしい作品じゃないかと思います。
…や、ちょっと暗めな方のmint wings作品ですがね。『ココロ、そらいろ。』系統じゃない方。


●作品のテーマ、およびシナリオに関して

不器用な登場人物達が織りなす、「生きる」という普遍的なテーマを主軸においた物語。
…というのは建て前で、ぶっちゃけると「語ることは特になし」です。あ、すいません、いつものことですね。

今作も「(キャラクター)>>(ストーリー)」という考えのもと制作しました。
「キャラクターを動かすのが好き!」なんて人なのでシナリオの出来はお察しです。
なんてったって、「○○が△△して□□になっちゃうのとかいいなあ」とかいうシーンの寄せ集めなんですから。
そんなシーンのつぎはぎandつぎはぎでお送りしております。是非も無し。
「この展開いらね」と言われそうな点も思い浮かぶのですが、全ては私の趣味趣向で成り立っておりますので…。
毎度のことながら、人を選ぶ「雰囲気ゲー」だと思います。本当に毎度のことながら。
ありがちなストーリーで先も読めるでしょうし、人によっては「時間を無駄にしたクソゲー」になりそう。
趣味趣向は人によって違うから仕方ないね。そんな感じで流してくだされば嬉しいのですが…。

また、この作品真面目なようでリアリティもクソもないと思います。
重いシナリオってどうも苦手で。茶番も含めつつ軽くさらっと読めたらいいかなあって。
…爽やかなエンディングかどうかは人によって変わりそうですけども。

そんなこんなで、ストーリーどうこうよりも「雰囲気を感じ取ってほしい」といったノベル…、と言ったほうがよさそうですね。
私の作品をどのように受け取るかは、プレイヤーの皆さまの自由です。お好きにどうぞといった感じで。



【登場キャラクターに関して】

イエーイ! ここから先は最高にクレイジーな面倒くさいキャラクターを紹介するぜ!
…というワケでキャラクター紹介です。私のキャラクターってどうにも面倒な人が多いんですよね、困ったことに。
「どのキャラクターも好きになれない!」で問題なしです。悪いのは紛れもなく面倒な性格の作者です、自覚してる。

そして今作に関しては「このキャラクターの行動・考えていることが伝わらなかった!」というのもありそうですね。
これも悪いのは紛れもなく作者です。なんかはっきり語るの嫌で。あとがきで補足するのも…、ちょっとなあと。
この物語は主人公目線のシーンがほとんどですが、彼自身も周りのことあまり分かっていなさそうですよね。
一方向から見ても分からないことは沢山ある、他人なんてどこまでいっても理解しきれないもの。
だから…、なんだろう、気になる方は色々と想像してくださると嬉しいかな、なんて。

あ、色々と言っちゃってますが、制作者としてはみんな好きなキャラクター達です。


●萩原 京介(はいばら きょうすけ)

主人公、「口先だけで中身は臆病、カッコつけるの大好きなお子様」。
論理的に説明されないと分からないタイプで、本当に不器用で出来ない子さん。
…感情的にカッとしちゃう感じの女性キャラに囲まれて可哀想な人です。でも女性ってそんなものだから仕方ない。

こういったキャラクターが弱いところ見せるのって好きですし、女性に支えられるのとかもうたまりません。
(という理由だけでエピソード2を書きました、なんて言ったら怒られそうでなんとも)

そうそう、過去作『スキ×サヨナラ』のあのキャラクターと通じるところがありますね。
どこかでネタにしたやもしれませんが、あの子の嫌われっぷりは凄まじいものでした。正直怖かった。
「お前が死ね」と言われるくらいですよ。ははは、京介もそんな評価になるのか気になるところです。
あ、どうでもいいですが、男性キャラクターに「〜介」とかつけすぎですね。何人いるんでしょう。

<イメージソング:『パーフェクトライフ』 amazarashi>


●三島 由香(みしま ゆか)

ヒロインその1、「明るいJKは演技、本当はいつも空回ってばかりのぼっち」。
ずばり、フルネームで覚えているの彼女だけなのではないでしょうか。
読むほうはちょっと読みにくいですよね、「三島 由香」って何回出すんだよっていう。

自殺に関しては「そんなことで死ぬの?」なんて思われるやもですが、彼女自身にとっては大問題だった様子。
元々豆腐メンタルなんだから仕方ない。そして、この卑屈な感じはプレイヤーの方からも嫌われそうな感じの子。
大丈夫、今作は誰ひとりとして好かれそうな感じには描いてない。ぼっち設定からしてお察しだ。

個人的には京介との距離感が好きです。主人公とくっつきませんし、ヒロインらしくないヒロインなんですけどね。
また、2人の別れと再会は、完全に私が「そういったシーンが好きで」やりたかっただけ。
唐突感を感じられる方もいるやもですが、そういう展開好きなのです。「別れたと思ったらあっさり再会しちゃった系」。
…ラストで京介が彼女に何と言ったかはご想像にお任せします。

<イメージソング:『愛のメロディー』 KOKIA>


●加藤 優花(かとう ゆか)

ヒロイン2、「正統派ヒロインっぽいけど、意固地&生真面目な困ったちゃん」。
「またキャラクター殺したんですか!」って怒られそう。すみません。
おそらく、キャラクターへの好感度があがる前にシナリオが進んでいくから大丈夫――。
いや、むしろこの子が1番嫌われる可能性も。今回本当に駄目だな、ヘイトが溜まるキャラクターばかりで。

回想シーン以外の彼女は、全て京介の妄想――、深層心理みたいなものだと思っております。
だからなんでも察し、本当に思っていることを言ってくる。そして、生きたいと自らの背を押す。
…「既に死んでいるヒロイン」は以前にもやりましたが、あちらは幽霊でこちらは妄想なのできっとセーフ。

当初はラストを彼女のお墓参りに。そして、ちらと彼女の霊が出てきてお別れ〜、なども考えていたのですがボツに。
その場合、今の京介のことをどう思っているか描けないっていうのがありますが。
死人に口なしと言ったらそれまでですが、その辺りは難しいところ。

さらに言うと、おまけで彼女の生存IFシナリオも書いていたのですが、途中でやめました。なんか違うな、と。
…いや、単にうまいことまとめられなかった作者の問題です。申し訳ない。
そんなこんなでおまけは妹のお話に。ああ、小説書くのってむつかしい。

<イメージソング:『糸電話』天野月>


●加藤 彩音(かとう あやね)

サブヒロイン、「明るくて可愛らしくてウザい系だけど、本当は純情な妹」
自分からは何も言わない癖に「分かってよ!」と暴力振るってくるタイプ。めっちゃ怖いタイプですね。
その「分かってよ!」具合は姉と似ているかもしれません。やっぱり姉妹なんだな…。

初登場から「嫌なキャラクター」として出てきますが、本当は〜、といった感じで。
でも京介の場合駄目ですね、主人公補正無いもの。しばらく分かりあえなさそう。

ギャルゲー化させるなら、彩音とのカップリングは色々捗りそうで素敵なんですがね。
傷の舐め合いから始まって、とか。なかなかによさそうです。好みです。
彼女は京介に甘えているところがある分、デレたらいい感じにギャルゲー展開してくれそうな気が。

<イメージソング:『カプチーノ』椎名林檎/ともさかりえ>







◆サークル関連、私情ほか



【今後のサークル活動】

●今後の『わた死。』

加筆修正はおそらくします。
誤字脱字がいつにも増して酷そう。かなり空白期間もあったりしたので、矛盾した文章もおそらく…。

また、そのうちスマホアプリ版もつくりたいところですね。
(今はあまり)パソコンでゲームする時代じゃないよなあ、と感じるところですし。
うーんいつになるかなあ……、私はそういった知識まるで無いので結構かかりそうな予感。
マルチプラットフォームに対応した「ティラノスクリプト」辺りでこう…、こ、う…。
…どなたか私の代わりに移植してくださいませんか、と言いたくなってしまう。
ら、来年頑張る…、かなあ…。勉強…、するかなあ…。


●新作の予定はありません

とか言いながら出したヤツは誰だ! ――私だ!

当初は公開するつもりはなかったのだけれどなあ。「お、これいいんじゃね?」と思ってしまったのが悪い。
「本腰あげて制作するぞ!」と思ったら、いつの間にか「なにこの駄作…」と感じるようになってしまって。
グラフィック作業の中盤からもう「はやく解放されたい…」という気持ちでいっぱいでしたよ。
(立ち絵代わりに「喋ってる人と表情が分かればいいや!」なんて楽に描いていたつもりですがつらかった…!
 おかげでキャラクターが微妙な顔しているスチルも多々あるぞ! わはは!)
…この気持ち、創作やっていらっしゃる方なら分かるはず。


●やりたいネタはあるものの…

…ああ、純粋にカップリング萌えしたい。

「女顔の優男が主人公で、ヒロインとくっついてからは押しに押され“恥ずかしいよ…”と思わず照れちゃうような若干の
 ヘタレを見せつつも、結局のところは“(ヒロイン)のことは僕が守る!”だなんて言ちゃうようなそんなファンタジー系の
 (以下略)」

これだ! ――私がゲーム制作する時ってそれくらいの案から始めます。酷いものです。
…でもやっぱりむつかしそうだから小説形式かなあ。それにしたって完結できるか怪しいけれど。
いや、多分ボツですね。私の頭の中で妄想してムフフしています。



【他、私情というか雑多なぼやき】

●個人制作ってやっぱり大変

いやあ、疲れたなあ。「わりぃ、やっぱつれぇわ」と言わざるを得ない。ちゃんと言えたじゃねえか。
…正直、もう個人じゃなくて合作とかそういう形式でつくりたい気分でいっぱいです(小声)
モノ作り――、今回で言うとゲーム制作って本当に大変ですから。
「ほんとかよー?」という方は一度作ってみてください、是非とも1人でシナリオもグラフィックもスクリプトも。
フリー配布なのでお金も入ってこないし。いや、まあ、お値段がつけられるような作品作れる気がしないのですが。


●それでも支えてくれるのは…

と言いつつ。(感想、とまではいかなくても)制作物になにかしらリアクションがあると報われるものなんですよね。
サークルも活動休止、ということでサイトへのアクセスもがくっと落ちたのですが、それでも見てくださる方がいて。
今作『わた死。』に関しても、twitterでRTやふぁぼをしてくださる方がいて。
本当に片手で数えられるくらいなんですが励みになりました、ありがとうございます。
おかげさまで、今作もなんとか完成させることができました。
一般的に面白いかと言うとアレな感じですが、そういったいつもの方が楽しんでくださると嬉しいかな、なんて。
本当の本当にいつもありがとうございます。


●気付けば7周年記念

(話は変わりますが)そういえば、サイト開設から7年が経ったようです。
思えば、これまで公開してきた作品って高校から大学生の時期に制作したものなんですよね…、まじか。
少しは成長したでしょうか。文章も絵も…、まあ、少しはマシになってるといいなあ。




【祝・コンテスト受賞(2018/04/27追記)】

第13回ふりーむ!ゲームコンテストにて『わた死。』がノベルゲーム部門銀賞を受賞しました。
受賞コメントの通り、「今回もやっぱりビミョーだったんだろうなあ」と思っていたので驚きつつ。
完全に個人制作でクオリティお察しですし、創作関係の繋がりもありませんしね…。あわわわ。

ゲームのタイトルくらいは知ってもらえるのでしょうか…、し、知ってもらえると嬉しいなあ。
普段はですね、Twitterなんかで制作者さん同士繋がってリプライ交わしてるのを遠めで見ている人なんです。
「やべえ、みなさん繋がり広いな…」といつも感じております。うーん、その輪に入りたい羨ましい。
ところがどっこい、私の場合は知名度低くて(空白期間もありますし)フォローにいけない、というか…。
プライベートアカウントの方は「このゲーム作ってます!」とか明言してませんし(※恥ずかしい)、
そもそもVtuberとかスプ○トゥーンの話題ばっかりなのでアレですね。残念なゲーム制作者ですみません。
(フリーゲームに携わってる方で)私の作品知っている方どれくらいいるんだろうなあ…。
はー、夕日きれー。

とにもかくにも、そんな私の拙い作品ではありますが素敵な賞をいただけて大変嬉しいです。
『わた死。』をプレイしてくださった皆様、ありがとうございます。

※今回の受賞を記念し、期間限定作品『クリスマス*フラワー』を再公開することになりました。
 『わた死。』のスピンオフ作品で、京介と優花の2人のストーリーが描かれています。
 もしよろしければこちらも合わせてどうぞ、と言いづらい作品ですがもしよろしければ…!
 (
http://mintwings.web.fc2.com/other/xmas_2017.html






◆おわりに

久方ぶりのmint wings作品『わた死。』でしたが、いかがだったでしょうか。

面白いと感じた類い稀な方がいらしたら、是非周りにこの作品を紹介してやってください。
サークル活動休止ということもあり、なかなか手にとってくださる方少なそうなの、で…、で…。
私も自分でガツーン!と宣伝できるような精神していないので、ね…。お願いします、切実に。

…よし、書き終えたぞ、ガンプラ組もう。







                   2017/08/14(追記:2018/04/27)    mint wings  ありっちょ