MagnetWindow Operation Manual
目次
ご注意ください
インストール・使い方
アンインストール
設定について
マグネットウィンドウ
補助機能
便利機能
無効化機能
状態表示
マグネットウィンドウの仕様
最新版のダウンロード
ご注意ください
- インストール、アンインストール、設定に関してはOSの基本的な知識を有する必要があります。
- ウィンドウ自体をカスタムし特殊な処理を行っているアプリケーションの一部ではスナップ動作がうまく機能しないことがあります。移動はスナップするけどサイズ変更にスナップが利かない、その逆のパターン、またまったく利かないなど。これらのアプリはあきらめてください…
- 昔からDirectXを使用するアプリとの相性が悪いことが判明しています。その際はマグネットウィンドウを終了してください。
- Windows10(1709)64bit以外のOSでの動作確認をしておりません。
- サスペンド復帰後利かなくなってしまう現象の報告もいただきます。サスペンド対応の処理は昔から入れていて自動でDLL再起動するようにしていますが、利かない場合はメニューから「DLL再起動」していただくか、アプリごと再起動をお願いいたします。
- 新バージョンをへ入れ替えた直後はフックがうまくいかないことがあるようですので、再度ログインしなおしていただくか、PCを再起動してください。
- 時々マグネットウィンドウがまったく機能しなくなる場合は、設定ダイアログ「その他」にあるDLL再起動ボタンか、右クリックメニューのDLL再起動を試してください。
インストール・使い方
インストーラーもシステムフォルダに置くファイルもありません。
お好きな場所に解凍してください。
32bitOSをお使いの方
MgntWnd.exeのみ起動してください。
64bitOSをお使いの方
MgntWnd64.exeのみ起動してください。
MgntWnd64.exe内部からMgntWnd.exeを起動するため、MgntWnd.exeとMgntHook.dllを削除しないようにしてください。
起動したら
起動するとタスクバーに常駐します。この状態でウィンドウどうしがひっつく動作をするようになります。
あとはタスクバーから設定画面を開いて好みに仕上げてください。設定項目についてはヘルプを参照してください。
気に入ったらショートカットをスタートメニューに入れて末永くお使いください。
アンインストール
- マグネットウィンドウを終了します。
- スタートメニューにショートカットを入れている場合はそれを削除します。
- マグネットウィンドウの実行ファイルがあるフォルダを削除します。MgntHook.dllが削除出来ない場合は、一旦リブートしてから削除します。
- アプリ用データフォルダ c:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\3rd Project\MagnetWindow のフォルダを削除します。以上でアンインストール完了です。
設定について
設定変更御の動作が確認しやすいように、各設定項目を変更した時点でその設定が反映するようになっています。
Okを押下すると確定、キャンセルを押下すると設定を開く前の設定を読み込むようになっています。
マグネット機能
マグネットウィンドウ/強さ
「強さ」はひっつくまでの距離を表しています。(磁石で言う磁力)
ウィンドウを近づけると、ウィンドウ同士が「強さ」で設定した範囲まで近づくとひっつきます。
デスクトップにつく
デスクトップの端にウィンドウがひっつくかどうかを指定します。
タスクバーにつく
タスクバーにウィンドウがひっつくかどうかを指定します。
ウィンドウ同士でつく
デスクトップにあるウィンドウ同士がひっつくかどうかを指定します。
子ウィンドウ同士でつく
MDIウィンドウの中の子ウィンドウ同士がひっつくかどうかを指定します。
親が子ウィンドウつく(サイズ変更のみ)
親ウィンドウをサイズ変更した時に子ウィンドウにひっつくかを設定します。
親ウィンドウのサイズを並べた子ウィンドウの枠にキレイに合わせる事が出来ます。
グリッドにつく(本数設定)/グリッド本数
デスクトップ上に仮想的なグリッドを配置し、そこにウィンドウがひっつく設定です。
グリッドの本数を指定出来、均等に分割するため、ウィンドウを並べていくのに適しています。
ワークエリア内にグリッドを設定する
タスクバーを省いたデスクトップ領域に対してグリッドをひきます。
グリッドにつく(ピクセル設定)/グリッドピクセル数
デスクトップ上に仮想的なグリッドを配置し、そこにウィンドウがひっつく設定です。
こちらはグリッドの間隔をピクセルで指定出来ます。
ウィンドウの外側のみつく
ウィンドウが重なりあってない状態のときのみひっつきます。
マグネット反応オフセット
このオフセットはウィンドウの内側に向かって設定します。
補助機能
ポップアップ表示
ウィンドウの座標とサイズを数値と縮尺マップで表示する機能です。
縮尺
仮想デスクトップに対するマグネットウィンドウマップの縮尺率(大きさ)を設定します。
半透明にする/透明度
ポップアップ表示を半透明化します。
またその透明度を設定します。
速度
「速度」はマップの描画更新回数を設定します。
マップを表示する
縮尺したデスクトップとウィンドウの枠、グリッドをシステムカラーで表示します。
座標を表示する
ウィンドウ座標を表示します。
左座標,上座標,右座標,下座標(幅,高さ)
クライアント幅x高さ,サイズ変更前と比べたパーセンテージ
その他の情報を表示する
その他の情報を表示します。 cls: クラス名
cap: キャプション(タイトル)
mdi: MDI親ウィンドウかどうか
mdichild: MDI子ウィンドウかどうか
dpi: マニフェストのDPI設定値
マルチモニタ時のポップアップ表示位置補正
仮想デスクトップ領域に中央表示
仮想デスクトップ領域に中央表示します。
オフの場合は1番目のモニターに中央表示されます。
偶数台の時モニタ間にまたがない
同じ解像度で2台や4台のモニタを横に並べるとモニタ境界にポップアップや設定画面が開いてしまいます。この機能を使えば境界をまたがないようにマグネットウィンドウの各ダイアログを表示します。
そのほか
設定をカレントフォルダに置く
ExcWnd.txtをexe直下に保存するかどうかを設定できます。
ファイルの書き込み、読み込みに制限のあるフォルダでは設定ファイルの保存等が出来ない場合があるため、デフォルトで"Application Data"や"AppData"に保存しますが、ファイルの書き込み、読み込みに制限のあるフォルダにMgntWnd.exeがある場合はこのオプションを有効にしてexe直下に保存することが出来ます。
カレントフォルダ表示
カレントフォルダを表示します。
AppDataフォルダ表示
AppDataフォルダを表示します。
DLL再起動
フックDLLを再起動します。急にフックしなくなった時などにお使いください。
キー操作機能
ショートカットキーを組み合わせる動作
Shift、Ctrl、Altキーとその組み合わせ(計6通り)に、ドロップダウンリスト内の機能を割り当てて使う機能です。
割り当てない
機能を割り当てません。
ひっつかない: タイトルバー/サイズ変更枠をドラッグ
任意のキーを押下しながらタイトルバー/サイズ変更枠をドラッグする間、ひっつかなくなります
縦横比率固定サイズ変更: サイズ変更枠をドラッグ
任意のキーを押下しながらサイズ変更枠をドラッグする間、縦横比を維持したサイズ変更を行います。
320 x 240のウィンドウを640 x 480にしたい時などに便利。
強制スナップ移動(iTunes等で有効): タイトルバーのないウィンドウをドラッグ
任意のキーを押下しながらタイトルバーのないウィンドウをドラッグする間、強制的にマグネットウィンドウを有効にします。
iTunes、Windows Media Player等の独自のスキンが装備されているソフトに有効です。
ただし、一部この機能の効かないウィンドウもあります。
ウィンドウ半透明化: タイトルバーをクリック
任意のキーを押下しながらタイトルバーをクリックした時、設定した透明度で半透明化します。
もう一度同じ動作をさせると元に戻ります。
MDI子ウィンドウは半透明化しません。
※マグネットウィンドウが終了した時にも全てのウィンドウは半透明化したままになりますので注意してください。
最前面表示固定: タイトルバーをクリック
任意のキーを押下しながらタイトルバーをクリックした時、最前面表示にします。
もう一度同じ動作をさせると元に戻ります。
押してる時だけひっつく: タイトルバーをクリック
任意のキーを押下しながらタイトルバーをクリックした時のみひっつきます。
ウィンドウ半透明化時の透明度
ここでの設定は「ショートカットキーを組み合わせる動作」の「ウィンドウ半透明化」を使用した時の透明度を設定します。
マウスホイール
マウス下のウィンドウにホイールを通知する
通常はアクティブなウィンドウに対してのみホイールが動作するようになっていますが、これでマウスの下にあるウィンドウはアクティブかどうかは関係なくホイールが動作します。
ホイール通知時アクティブにする
非アクティブなウィンドウの上でホイール操作を行ったときそのウィンドウをアクティブにします。
無効化機能
ウィンドウ枠を持たないデスクトップアクセサリ、ブルブル震えたりガクガク移動したりするアプリ等、マグネットウィンドウを機能させたくないアプリを指定する機能です。
無効なウィンドウのリストはExcWnd.txtという名前で保存されます。
リストファイルがない場合は自動的に作成され、リストが無くなればファイルを消去されます。
一旦変更があればExcWnd.txtに保存されるので、設定ウィンドウのキャンセルボタンでは元に戻りません。
スナップしないウィンドウを指定する
ExcWnd.txtから無効なウィンドウのリストを読み込んで処理するかどうかを設定します。
ウィンドウ一覧
最後にマグネットウィンドウが取得したウィンドウがリストアップされます。
編集部分
クラス名
クラス名とはウィンドウクラス名(内部名)です。
無効にしたいウィンドウ、現在無効なウィンドウのリストボックスで選択したクラス名が表示されます
タイトル名
タイトル名とはタイトルバーに表示されてる名前です。
無効にしたいウィンドウ、現在無効なウィンドウのリストボックスで選択したタイトル名が表示されます
追加
無効にしたいウィンドウのリストで選択したウィンドウを現在無効なウィンドウのリストに追加します。
追加後ExcWnd.txtは更新されます。
変更
現在無効なウィンドウで選択したウィンドウを変更します。
変更後ExcWnd.txtは更新されます。
削除
現在無効なウィンドウで選択したウィンドウを削除します。
削除後ExcWnd.txtは更新されます。
現在スナップしないウィンドウ
ExcWnd.txtから現在無効なウィンドウがリストアップされます。
使い方
無効にしたいウィンドウを少し移動させます。すると「無効にしたいウィンドウ」のリストボックスにいくつかリストアップされます。そのリストから無効にしたいウィンドウを選択します。
そのままで良いなら「追加」を押します。すると「無効中のウィンドウ」に追加されます。クラス名、タイトル名を変更してからでも「追加」出来ますし、クラス名のみ、タイトル名のみの指定も可能です。
「無効中のウィンドウ」のリストボックスから選択すると、変更と削除が可能です。
状態表示
現在マグネットウィンドウが把握している数値を表示するデバッグ向けタブです。