樹冠の大きさの測定
FWでは針葉樹と広葉樹の樹冠構造は下の模式図のように三角錐と楕円球で表示します。この際、樹高と枝下高それに樹冠幅は情報量としての必須項目です。
斜立木などのように樹冠の中心が立木位置からずれている場合は、立木位置からの相対的な距離をX、Y座標系で測定します。下の図は樹冠の構造を斜め上方から見た様子を示しています。
上の図を真上から見たのが下の図です。FWではこの図のように立木の根元位置からの4方向の樹冠幅を測定することとしています。
注1:樹高より枝下高が大きい値となることはありません。このような場合には入力データにミスがあることを表示します。
注2:幹が大きく斜立している場合には立木の位置が樹冠の楕円内にあるとは限らず、樹冠の楕円の外に立木位置がある場合もあります。そのような場合は+Y、+X、−Y、−Xの値が負の値となることがあります。
注3:樹冠の+Yと−Yの値の合計、および+Xと−Xの合計が負の値になることはありません。このような場合には入力データにミスがあることを表示します。