エイムコンストレインツ拡張版 ver.13.3.0

Masa: http://masatoshisoh.sitemix.jp/ 2018/10/26

エイムコンストレインツ拡張版は、Shade 標準搭載のエイムコンストレインツジョイントとほぼ同機能のプラグインです。ただ本プラグインを作成した一番の理由は、プラグイン同士での連携機能の実現です。以下に本プラグインの特徴を列記します。

インストール方法

Shade名は、使用中のShadeのバージョンまで含めた名前のフォルダで、Shade 3D によって自動的に作られます。

Shadeを起動して、ツール->カスタム情報(ブラウザの「情報」でも可)の中にエイムコンストレインツ設定のメニューが見つかれば、インストールは成功です。

動作環境

使用方法

環境設定

Shadeの環境設定のプラグインタブを開くと、以下のような設定が現れます。これは、エイムコンストレインツジョイントが動いたとき、その結果動かされたジョイントにチェックリストに表示されたプラグインが含まれていた場合、そのプラグインも連動します。チェックを外すとそのジョイントは追従しません。通常は、全部チェックを入れていて問題ありませんが、シーン内でジョイントの関連が、周り回ってループになる場合は、チェックを外してください。

また、ジョイント変化中も連動するのチェックは、入っていると、ターゲットのジョイントが動いている最中もエイムコンストレインツジョイントが連動し、入ってないと、ターゲットのジョイントが最終的に動きが完了した時点で同期します。本機能は、同期させた場合に一部のShadeで誤動作する現象があったため、その対処策です。

登録

基本的使い方は、ターゲットにしたいジョイント(ボールジョイントかボーンジョイントまたは、カメラオブジェクトが指定できます。)を記憶させてから、エイムコンストレインツ動作させたいジョイントを選択し、カスタム情報->エイムコンストレインツ設定をクリックすることで設定が完了します。エイムコンストレインツジョイントからターゲットへ伸びるワイヤフレームが現れ、ターゲットをジョイント操作モードや、モーションウインドウで動かすと、それに連動してエイムコンストレインツジョイントが動きます。
サンプルシーンとして、camera_aimed.shd や cylinder_aimed.shd がありますので、参考にしてください。

左の図は、カメラオブジェクトをターゲットにした例です。ジョイント操作モードや、シーケンスモードで、モーションウインドウで、モーションポイントを指定してカメラを動かすと、ボールジョイントが常にカメラの方を向くように動きます。右の図は、シリンダーターゲットというボールジョイントをターゲットにシリンダー回転(ボールジョイント)とシリンダースライド(直線移動ジョイント)をエイムコンストレンツジョイントにした例です。cylinder_aim.shd シーンでシリンダーターゲットを記憶させ、それぞれのジョイントを選択して、カスタム情報->エイムコンストレインツ設定を続けて実行すれば同じものが出来ます。ジョイント操作モードで、ローター回転を動かすと、図のようにシリンダーがターゲット方向を向き、内側のシリンダーがスライドして、外側のシリンダー内にスライドします。直線移動ジョイントの動作は、ターゲットの方向ではなく、ターゲットとの距離の変化に添ってスライドします。配置は、ジョイントの終点をターゲットに合わせて下さい。ターゲットの動きに合わせて、ジョイントがスライドします。

保留化

エイムコンストレインツ設定後、ジョイントを動かしてみて結果意図しない動きになったとき、その補正が出来ます。方法は、保留にして調整します。エイムコンストレインツジョイントを選択して、カスタム情報->エイムコンストレインツ設定をクリックすると、以下のようなダイアログが現れます。

ポップアップメニューには、保留解除が選べます。保留を選んでOKを押すと、保留状態になります。(保留)がブラウザの名前に現れます。この状態では、エイムコンストレインツジョイントや、ターゲットの位置や、ジョイント構造の配置換えなども自由に行えます。調整の後再度、エイムコンストレインツ設定をクリックすると以下のような、有効化のダイアログが現れます。

ポップアップメニューを有効化に設定してOKを押すと再びエイムコンストレインツが有効になります。

解除

ダイアログのポップアップメニューで解除を選ぶと、エイムコンストレインツは解除されます。

注意点

旧V13.2.1で登録したシーンは、本プラグインで利用可能です。但し、方向固定モードは無くなりました。旧版との混在は出来ません。
もし、本プラグインを使っていて、ジョイントを動かしている途中で、Shadeが反応しなくなる現象があった場合は、環境設定->プラグインのエイムコンストレンツ設定でジョイント変化中も連動するのチェックを外して下さい。