コマの書式
コマには独自の書式がありますが、与えられた条件から自動的に作成されるため、それらを覚えておく必要はありません。
ただ、下の説明を一読していただければ、後々の作業がスムーズになると思います。
1つのコマは、次の6つの要素から構成されます。
必須 | コマID |
必須 | 教科名 |
必須 | 担当教師 |
オプション | 場所 |
オプション | 配置禁止時間 |
オプション | その他の配置条件 (合級・同時配置・直後配置・直後配置禁止・同日配置・同日配置禁止) |
各要素にもそれぞれ独自の書式があります。
それらについて説明します。
コマID
【手順1】の設定が終わると、すべてのコマに対して、固有のコマIDが自動的に割り振られます。
コマIDは、学年・学級・教科名を組み合わせて簡略化したものです。
例) 3年2組の国語(1単位時間が4コマ) → 302国1、302国2、302国3、302国4 1年5組の技術・家庭(2単位時間が1コマ) → 105技1〜2 |
教科名
教科等の名称・分野等の名称・グループ名を次の書式で連結したものです。
教科等の名称(分野等の名称)【グループ名】
例) 「理科」の「物理1」 → 理科(物理1) 男子と女子に別れて行う保健体育 → 保健体育【男子】,保健体育【女子】 |
上の保健体育の例のように、一つの学級を複数のグループに分けて授業する場合、教科名は「,」(コンマ)で連結されます。
本ソフトの中で、「,」は、「別々に」という意味を表します。
担当教師
一つのコマを複数の教師で担当する場合、教師名は「+」(プラス)で連結されます。
本ソフトの中で、「+」は、「合同で」という意味を表します。
(例) 算数の授業を佐藤直美先生と鈴木誠先生が担当する。 佐藤直美+鈴木誠 |
一つのコマの中に複数のグループがある場合、教師名は「,」(コンマ)で連結されます。
教科名のところでも説明したように、「,」は、「別々に」という意味を表します。
(例) 体育の授業を【男子】と【女子】に分け、高橋智子先生と田中健一先生が担当する。 高橋智子,田中健一 |
一つのコマの中に複数のグループがあり、それぞれを複数の教師で担当する場合、教師名は「+」(プラス)と「,」(コンマ)で連結されます。
(例) 体育の授業を【男子】と【女子】に分け、【男子】を渡辺由美子先生と伊藤哲也先生が、【女子】を山本陽子先生と中村剛先生が担当する。 渡辺由美子+伊藤哲也,山本陽子+中村剛 |
場所
授業を特別教室で行う場合に表示されます。普通教室(ホームルーム)で行う場合は空欄になっています。
「+」(プラス)と「,」(コンマ)を使って表示されることは、教科名や担当教師と共通です。
(例) 体育の授業を【男子】と【女子】に分け、【男子】は体育館南と体育館北で、【女子】は運動場東と運動場西で行う。 体育館南+体育館北,運動場東+運動場西 |
配置禁止時間
「配置禁止時間」を設定したコマは、時間割上、その禁止時間には配置されません。
曜日と時間を組み合わせて表現されます。
(例) 月曜日と火曜日と水曜日の1時間目には配置禁止 月1,火1,水1 |
その他の配置条件
その他の配置条件には、つぎの6種類があります。
1.合級 |
2.同時配置 |
3.直後配置 |
4.直後配置禁止 |
5.同日配置 |
6.同日配置禁止 |
このうち、一つの相手コマに対して重複して設定できる配置条件は、「4.直後配置禁止」と「5.同日配置」のみです。
ほかの配置条件は、一つの相手コマに対して一種類しか設定できません。
次のような書式で表現されます。
《配置条件の種類》相手コマのコマID
(例) 「101数1」は、「101美1」と同じ日に配置するが、「101美1」の直後には配置しない。 《直後配置禁止》101美1《同日配置》101美1 |
A週、B週、C週、D週 など複数の時間割パターンがある場合、手順1と2ではA週について設定をします。
そして、【手順3】 B週等の追加と最終確認 で、教科名と担当教師・場所について、B週、C週、D週 の追加を行います。
上は、A週の総合的な学習に、B週の音楽とC週の美術を追加した例です。「/」は、時間割パターンの区切りを表します。