・登場人物紹介(おるばり! 幼なじみバトル)
○七重坂学園大学の学生
山本 庵(やまもと いおり)
居眠り脱力系主人公/七重坂学園大学2年次生
常にマイペースで睡眠をこよなく愛する大学生。そのため、20年間恋愛にまったく縁がない。
ただし、トランプなどの勝負事にはこだわりがあり、勝つためには多少汚い手も使う。
ピンチの時にはとんでもない力を発揮するが、普段は基本的に無気力で自分から物事に首をつっこむことは少ない。
高校卒業と共に両親が転勤になったため、現在はかつての自宅の近くにアパートを借りて一人暮らしをしている。
藤堂 ゆかり(とうどう ゆかり)
毒舌天然幼なじみ/七重坂学園大学1年次生
庵とは小学生時代からの付き合い。歳は庵の1つ下。
現在、家は父子家庭で家事全般を上手にこなす。たまにその天然からとんでもない毒舌が炸裂する。
幼なじみの庵への執着が強い。大学生になってから、コンビニでアルバイトを始めた。
七重坂 凛(ななえざか りん)
武闘派ツンデレお嬢様/剣道部顧問代理
大学の理事長を務める七重坂昭裕の姪で、叔父に代わって剣道部を指導している。
コウセイとは昔からの剣道仲間で、幼なじみのような関係。
七重坂家の次期当主になることを目指しており、自分にも他人にも厳しい。
並外れた身体能力の持ち主で、他の運動部から助っ人を頼まれたこともある。現在は従姉の煉と共にアパート暮らし。
沼沢 コウセイ(ぬまざわ こうせい)
避雷針的体力バカ/七重坂学園大学2年次生
庵の友人。庵とは高校時代からの付き合いである。
最近、部員数が激減した剣道部の次期部長に指名された。
頭は弱いが、体力にはかなり自信がある。庵やカズナリ同様、女子にはまったくモテない。
中田 カズナリ(なかた かずなり)
危険なアニメオタク/七重坂学園大学2年次生
庵の大学時代からの友人。二次元研究サークル(ニジケン)の部長を務める。
情報収集能力に長け、頭はかなりキレる。……が、かなりの危険人物である。
小水 莢香(こみず さやか)
気さくな女友達/七重坂学園大学2年次生
庵の女友達。陸上部に所属しており、管内でも有数の短距離ランナーである。同じ大学に双子の姉がいる。
男女の隔たり無く、すぐに誰とでも打ち解けられる。そのため、大学内での人気はかなり高い。
ものすごい強運の持ち主で抽選や賭け事には滅法強いが、本人はそれを悪用する気はないようである。
倉永 奈那(くらなが なな)
腐りきったロリータ先輩/七重坂学園大学3年次生
幼い容姿とは裏腹に庵の1つ上の先輩。二次元研究サークルの副部長を務める。
男性恐怖症(もしくは男性潔癖症)であり、男の人に触れられない。そのため、女子に好意を向けることも多い。
初対面の相手をあだ名で呼ぶ変わったクセの持ち主。
小水 光輝(こみず こうき)
迷惑なシスコンナルシスト/七重坂学園大学3年次生
庵をしつこくバンドに勧誘してくるナルシストで自分勝手な先輩。バンドではボーカルとドラムを兼任し、作曲も担当。
自分自身と二人の妹をこよなく愛し、常に美しさを追い求める。現在、妹たちとは離れて生活中。
雪笹 トシ(ゆきささ とし)
落ち着きのない人間アンプ/七重坂学園大学3年次生
光輝と同じ軽音楽部のメンバー。バンドではギターと作詞を担当。
女好き。ちなみに彼と他のメンバーは、去年数学Bの単位を落としている。
水藤 リョウ(すいとう りょう)
バンド唯一の良識人/七重坂学園大学3年次生
光輝と同じ軽音楽部のメンバー。バンドではベースと編曲を担当。
メンバー唯一の良識人だが、光輝とトシにブレーキをかけきれないことも多い。
謎の女子学生
???/???
庵が旧校舎の廊下でぶつかってしまう女のコ。髪がとても長い。
○七重坂学園大学の職員
七重坂 昭裕(ななえざか あきひろ)
七重坂家当主/理事長&剣道部顧問
七重坂学園大学を経営する巨大な財閥「七重坂グループ」のトップで、現在の七重坂家の当主。煉の実父で、凛の叔父。
実力主義であり、努力しない人間には厳しい。剣道の達人。
七重坂 煉(ななえざか れん)
保健室の赤い殺し屋/保健指導員
理事長の七重坂昭裕の娘で保健室の先生。凛の従姉。
学園内のいろいろな噂話に詳しく、特に女子学生からは非常に頼りにされている。
保健指導員だが、血が大好きで血を見るとテンションが上がる。
庵に『恋愛成就のオルゴール』を預かって欲しいと頼む。
シャルデン岡崎(しゃるでんおかざき)
美の探求者/世界史講師
軽音楽部の顧問でバンドのプロデューサー。性格はやや神経質。
実は女装癖の持ち主で、変身後の名前は「Shall(シャル)」。
溝野 学人(みぞの がくと)
マッドサイエンティスト/生物講師
研究が大好きな天才科学者。白衣のポケットからは、いろいろな発明品が出てくる。
○その他の登場人物
藤堂 春幸(とうどう はるゆき)
専業主婦的お父さん/小説家
ゆかりの父親で、庵とは昔から家族ぐるみの付き合い。
息子を一人残して遠くに転勤した庵の両親に代わって、何かと庵のことを心配してくれている。
料理や裁縫がとても得意。デビュー作の「洗車男」は発売当時大ヒットした。
藤堂 めぐみ(とうどう めぐみ)
ガキ大将的お母さん/故人
ゆかりの母親。5年前に交通事故で他界。
人との繋がりを大事にする人物で、「人と人との絆の力はどんな不可能も可能にできる」が口癖だった。
庵に大きな影響を与えた人物。
学生時代はスケバンだったため、腕っぷしがやたらと強かった。
七重坂 幸男(ななえざか ゆきお)
豪快なおっちゃん/七重坂家先代当主
凛の実父で、昭裕の実兄。
数年前まで七重坂家の当主を務めていたが、体調不良を理由にその座を退いた。
現在は、京都の本家で気楽な隠居生活を送っている。
黒川 雅広(くろかわ まさひろ)
テキトーな試験官/幸男の秘書兼ボディガード
幸男の秘書兼ボディガードを勤める若い男。
煉の学生時代の友人で、彼女の過去を知っているらしい。