§6.修理データの新規作成と編集

 ここでは【修理詳細】画面の取り扱いについて説明します。


§6-1.修理データの新規作成
 まずはじめに修理データを入力したい車両の【車両詳細】画面を開いてください。次に、 【新規修理】ボタンを押してください。



 以下のような【修理詳細】画面が開きます。
 以下、販売した車両が11/25に修理のために入庫したことを想定して、説明を進めます。それでは値を入力していきましょう。

【状況】:入力必須です。プルダウンにて選択します。
 【環境設定】タブの【基本設定】で設定した【修理状況一覧】リストの一番上の値がプルダウンの初期値となります。

【受付日】:今日の日付で自動入力されます。「2000/01/01」の形式で実際の受付日を入力してください。

【完了日】:まだ修理が終了していないので未記入で構いません。

 次に、実際の修理内容を入力していきます。修理内容は中段の枠の部分に入力します。修理内容は最大20個の項目に分けて入力できます。

【項目名1〜20】:修理の項目名を入力してください。

【単価1〜20】:修理項目が部品である場合は、その単価を半角数字のみで入力してください。修理項目が作業内容の場合は「0」のままで構いません。

【数量1〜20】: 修理項目が部品である場合は、その数量を半角数字のみで入力してください。整数以外に、「2.5」や「3.25」や「10.5」なのど少数も入力可能です。小数点を含め4桁で入力してください。修理項目が作業内容の場合は「0」のままで構いません。
例)原価1000円のエンジンオイルを「3.5」Lなどの場合には、小数で入力します。

【計1〜20】:「単価×数量」が自動入力されます。

【工賃1〜20】:修理項目を実施するに当たり、発生した工賃を半角数字のみで入力してください。

【原価1〜20】:修理項目を実施するに当たり、発生した原価を半角数字のみで入力してください。
例)プラグ4本の原価が1本あたり500円だった場合は、4本すべての原価を「2000」と入力します。

【重量税】:車検の際にかかった重量税を半角数字のみで入力してください。

【自賠責保険】:車検の際にかかった自賠責保険料を半角数字のみで入力してください。

【証紙・印紙代】:車検の際にかかった証紙代や印紙代などを半角数字のみで入力してください。

【リサイクル税】:車検の際にかかったリサイクル税を半角数字のみで入力してください。

【他法定費用】:車検の際にかかったその他の法定費用を半角数字のみで入力してください。

【法定費用小計】:「重量税+自賠責保険+証紙・印紙代+リサイクル税+他法定費用」が自動入力されます。

【部品小計】:項目1〜20の「単価×数量」の小計が自動入力されます。

【工賃小計】:項目1〜20の工賃の小計が自動入力されます。

【消費税率】:半角数字のみで入力。
 【環境設定】タブの【基本設定】で設定した【消費税率】の値が初期値となります。

【消費税】:部品小計と工賃小計にかかる消費税が自動入力されます。

 以上の金額を入力することにより、【支払総額】、【原価小計】、【粗利概算】が自動計算されます。


 最後に忘れずに【修理詳細】画面で【保存して閉じる】ボタンを押して、保存しましょう。



 【車両詳細】画面から【修理リスト】ボタンを押してください。



 先ほど新規作成した修理データが無事にリストに追加されました。【車両詳細】画面から【修理リスト】を開いた場合は該当する車両の修理のみがリストされます。
 ここからは、11/30に修理が完了したことを想定して、請求書作成の説明を進めます。【詳細】ボタンを押してください。



 必要な項目を変更、追加して、請求書を作成します。


【状況】:修理中から完了にプルダウンで変更します。

【完了日】:修理が完了した日を「2000/01/01」の形式で入力してください。

【コメント】:請求書の「メモ」欄に出力されます。コメントやアドバイスなどを入力しましょう。

【修理備考】:メモを入力してください。請求書には出力されません。


 「請求書」をエクセルファイルやHTMLファイルで出力するために、【請求書作成】ボタンを押してください。 お好みに場所に、請求書を保存してください。



 請求書の保存が終わりましたら、【修理詳細】画面は内容を変更していますので、最後に忘れずに【修理詳細】画面で【保存して閉じる】ボタンを押して、保存しましょう。




§6-2.修理テンプレートの利用
 では次に修理テンプレートを利用した修理の入力を説明します。
車検など毎回お決まりの作業を行った際に、複数行にわたる修理内容を記入するのは面倒だと思います。そんなときはあらかじめ登録しておいた【テンプレート】をプルダウンから選択し、【セット】ボタンを押すことで、修理内容を一括入力することができます。



 今回は【テンプレート】のプルダウンから「【ディーラー車検】3No枠」を選択し、【セット】ボタンを押しています。

 【セット】ボタンを押すと、あらかじめ設定しておいた修理内容が以下の項目に一括入力されます。
・【項目名1〜20】
・【単価1〜20】
・【数量1〜20】
・【工賃1〜20】
・【原価1〜20】
・【重量税】
・【自賠責保険】
・【証紙・印紙代】
・【リサイクル税】
・【他法定費用】
一括入力された項目や金額などを書き換えて修理データを保存することもできます。

 もちろん修理テンプレートを利用して一括入力した【修理詳細】画面からも、請求書を出力することができます。



§6-3.修理テンプレートの編集
 ここでは修理テンプレートの編集(追加・変更・削除 )について説明します。修理テンプレートの編集は【修理詳細】画面から行うことができます。既存の修理データの詳細画面でも、後述のとびこみ修理データの詳細画面でも、どちらでもテンプレートの編集を行うことができます。 以下の修理テンプレートの追加・変更・削除の説明は、すべて【修理詳細】画面から行うことを前提に説明を進めます。

■修理テンプレートの追加方法
 まず初めに、修理テンプレートとして保存しておきたい項目を入力してください。テンプレートとして保存しておける項目は以下の項目となります。
・【項目名1〜20】
・【単価1〜20】
・【数量1〜20】
・【工賃1〜20】
・【原価1〜20】
・【重量税】
・【自賠責保険】
・【証紙・印紙代】
・【リサイクル税】
・【他法定費用】
 入力が済みましたら、 画面下の【テンプレート保存】ボタンを押してください。ボタンを押すと以下のようなメッセージボックスが出ますので、お好みのテンプレート名を入力して【OK】ボタンを押してください。



 無事に新規保存されました。

 新規保存された修理テンプレートは【テンプレート】のプルダウンに登録されます。


 入力したテンプレート名と同一名のテンプレートが既にある場合は、以下のよなメッセージが出ます。上書き保存してもよろしければ【はい】ボタンを押してください。【いいえ】ボタンを押すと上書き保存されずに、元の【修理詳細】画面に戻ります。




■修理テンプレートの変更(上書き保存)方法
 【テンプレート】のプルダウンから変更したい修理テンプレートを選択して、【セット】ボタンを押してください。



   【セット】ボタンを押すと、以下の項目がセットされますので、変更したい項目を適宜上書きしてください。
・【項目名1〜20】
・【単価1〜20】
・【数量1〜20】
・【工賃1〜20】
・【原価1〜20】
・【重量税】
・【自賠責保険】
・【証紙・印紙代】
・【リサイクル税】
・【他法定費用】
 変更が済みましたら、画面下の【テンプレート保存】ボタンを押してください。ボタンを押すと以下のようなメッセージボックスが出ます。

 既に【テンプレート】のプルダウンで選択されているテンプレート名が入力されていますので、テンプレート内容を変更(上書き保存)したい場合は、このまま名前を変更せずに【OK】ボタンを押してください。
※ 名前を書き換えることにより、テンプレート名を別名で新規保存することができます。


 以下のよなメッセージが出ます。上書き保存してもよろしければ【はい】ボタンを押してください。【いいえ】ボタンを押すと上書き保存されずに、元の【修理詳細】画面に戻ります。



 無事に変更(上書き保存)されました。



■修理テンプレートの変更(上書き保存)方法
 【テンプレート】のプルダウンから変更したい修理テンプレートを選択して、【削除】ボタンを押してください。



 以下のよなメッセージが出ます。削除してもよろしければ【はい】ボタンを押してください。【いいえ】ボタンを押すと削除されずに、元の【修理詳細】画面に戻ります。



 無事に削除されました。



■修理テンプレートの初期化方法
 以上のようにして、自由に修理テンプレートを編集(追加・変更・削除 )することができます。修理テンプレートをソフトウェア使用開始時の初期値に戻したい場合は、メイン画面の【環境設定】タブにある【修理テンプレート初期化】ボタンを押すことにより、修理テンプレートをソフトウェア使用開始時の初期値に戻すことができます。

 テンプレートを初期化してもよろしければ【はい】ボタンを押してください。【いいえ】ボタンを押すと初期化されずに、元のメイン画面に戻ります。



 無事に初期化されました。




§6-4.修理リスト
 メイン画面から【修理リスト】を開いた場合は全ての車両の修理がリストされます。



 修理データが入力されているすべての車両の【修理リスト】が表示されます。



 【修理リスト】画面から様々な絞込検索をすることができます。
 絞込検索をする場合は、【全件】ボタンをおしてリストを最新の表示に更新した後に、各種絞り込みのボタンを押してください。

・【修理状況】:修理状況で絞込検索できます。【全件】ボタン右のプルダウンから絞り込みたい修理状況を選択してください。選択した修理状況の修理のみが表示されます。

・【車名検索】:車名で絞込検索できます。全角カタカナで登録されている車名は、全角カタカナまたは全角ひらがなで検索できます。 プルダウン右側のテキストボックスにキーワードを入力した後、【車名検索】ボタンを押してください。

・【型式検索】:型式で絞込検索できます。テキストボックスにキーワードを入力した後、【型式検索】ボタンを押してください。

・【売先検索】:売先の顧客名称で絞込検索できます。顧客データのフリガナを全角カタカナで登録している顧客は、全角カタカナまたは全角ひらがなで検索できます。 テキストボックスにキーワードを入力した後、【売先検索】ボタンを押してください。

 また、リスト上部の【ID】、【状況】、【受付日】、【完了日】、【車名】・・・の部分をクリックすることにより、昇順、降順にてソートすることもできます。



§6-5.修理データの削除
 ここでは、誤って作成してしまった修理データや必要なくなった修理データを削除する方法を説明します。
 【修理リスト】から削除したい車両の【修理詳細】画面を開いてください。画面左下の【修理データの削除】ボタンを押してください。



 修理データを削除してしまってもよろしければ「はい」を押してください。



 修理データが無事削除されました。




§6-6.とびこみ修理請求書
 販売管理の車両一覧に登録していない車両が修理で入庫した際に、修理請求書を出力することができます。
 メイン画面の「とびこみ修理請求書」ボタンを押してください。以下のようなとびこみ修理用の【修理詳細】画面が開きます。こちらの画面で入力した修理データは【請求書作成】ボタンから修理請求書をエクセルファイルやHTMLファイルに出力することはできますが、保存することはできません。 保存できませんので、【修理リスト】にも追加されません。

 左上の車両情報と、右上の顧客情報を入力してください。顧客情報の入力は【一覧】ボタンを押すことにより、顧客リストの顧客データを利用することができます。※ 車両を販売した実績は無いが、顧客リストには登録されているお客様に、修理請求書を出力する際に便利です。
 また、「§6-2.修理テンプレートの利用と編集」で説明した修理テンプレートを利用することもできます。

※ 【とびこみ修理請求書】の【修理詳細】画面は修理請求書を出力するだけの機能しかない画面ですので、画面車両情報と顧客情報につきましては空欄のままでもエクセルファイルやHTMLファイルを出力することができます。

必要な項目を入力し終わりましたら、「請求書」をエクセルファイルやHTMLファイルで出力するために、【請求書作成】ボタンを押してください。 お好みに場所に、請求書を保存してください。