§2.環境設定
ここでは「かんたん自動車販売管理」を使用する上で必要な環境設定について説明します。
【基本設定】、【自動車税設定】、【自賠責保険料設定】、【重量税設定】、【諸費用設定】、【修理テンプレート初期化】、【郵便番号追加】、【郵便番号初期化】の環境設定は全てメイン画面の【環境設定】タブから行います。

§2-1.基本設定
「かんたん自動車販売管理」全般における設定はこちらで行います。

【消費税率】
消費税率を設定できます。初期設定は5%となっています。数値のみ入力してください。
【諸費用項目名】
諸費用項目名は市販の注文書や見積書における、諸費用のタイトルを意味します。
【諸費用1〜8】に設定した項目名は新規車両データを作成する際の初期値として設定されます。この項目名はいつでも各車両の詳細画面で車両ごとに、変更することもできます。
初期設定として以下の一般的と思われる項目名を設定しておきました。ご自由に変更してお使いください。
【諸費用1】:登録諸費用
【諸費用2】:車庫証明費用
【諸費用3】:納車整備費用
【諸費用4】:車検費用
【諸費用5】:車検代行料
【諸費用6】:行政書士料
【諸費用7】:(空白)
【諸費用8】:(空白)
【車両状況一覧】
車両の状況をあらかじめ設定しておくことができます。ここで車両状況の項目名を設定しておくと、新規車両データを作成する際に、プルダウンメニューから設定しておいた車両状況を選択することができます。最もよく使う車両状況を
一覧の一番上にしておくと、新規車両データ作成の際の初期値となりますので、後々便利です。
初期設定として以下の一般的と思われる項目名を設定しておきました。20項目まで追加(変更・削除)できますので、ご自由に変更してお使いください。
・
在庫車
・【入庫待】
・【成約(未金・未書)】
・【成約(未書)】
・【成約(未金)】
・【納車待】
・納車済
・【納車済(未金)】
・【納車済(確認有)】
※ 【 】で囲まれた値は【車両リスト】に表示される際に、状況の欄が黄色にハイライト表示されて目立ちます。
【顧客区分一覧】
顧客の区分をあらかじめ設定しておくことができます。ここで顧客区分の項目名を設定しておくと、新規顧客データを作成する際に、プルダウンメニューから設定しておいた顧客区分
を選択することができます。最もよく使う顧客区分を一覧の一番上にしておくと、新規顧客データ作成の際の初期値となりますので、後々便利です。
初期設定として以下の一般的と思われる項目名を設定しておきました。20項目まで追加(変更・削除)できますので、ご自由に変更してお使いください。
・売先(年賀有)
・売先
・業者(年賀有)
・業者
・AA会場
・買取顧客
・知人
・知人(年賀有)
・その他
※ 本ソフトではオークション会場をはじめとする仕入先などもすべて顧客データとして扱っていますので、仕入先の区分もこちらに設定してください。
【修理状況一覧】
修理の状況をあらかじめ設定しておくことができます。ここで修理状況の項目名を設定しておくと、新規修理データを作成する際に、プルダウンメニューから設定しておいた修理状況を選択することができます。最もよく使う
修理状況を一覧の一番上にしておくと、新規修理データ作成の際の初期値となりますので、後々便利です。
初期設定として以下の一般的と思われる項目名を設定しておきました。20項目まで追加(変更・削除)できますので、ご自由に変更してお使いください。
・修理中
・完了
・完了(未金)
【HTML出力】
チェックをつけると、見積書、注文書、請求書、レポート、古物台帳等の各種ファイルをHTMLファイルで出力することができます。チェックをつけなければエクセルファイルにて出力されます。エクセルがインストールされていない環境や、エラーが出る場合は、チェックをつけて使用してください。
変更した設定を保存し、ソフトに反映させるためには【保存して閉じる】ボタンを押してください。
【はい】を押すと変更が保存されメインメニューに戻ります。【いいえ】を押すと変更は保存されずに元の設定画面に戻ります。

変更した設定を保存せずに、メインメニューに戻る場合は【キャンセル】ボタンを押してください。【はい】を押すと設定は保存されずにメインメニューに戻ります。【いいえ】を押すと元の設定画面に戻ります。

基本設定をソフトウェア使用開始時の初期値に戻す場合は、【初期値に戻す】ボタンを押してください。【はい】を押すと基本設定は初期値を読み込みます。【いいえ】を押すと元の設定画面に戻ります。

【はい】を押して初期値を読み込んだ場合は以下のようなダイアログが出ますので、【OK】ボタンを押してください。

読み込んだ初期値をソフトに反映させるためには【保存して閉じる】ボタンを押してください。
§2-2自動車税設定
自動車税をあらかじめ設定しておくことができます。ここで自動車税を設定しておくと、車両データを作成する際に、排気量と自動車税の残り月数(現在の月)から自動車税を簡単に入力することができます。初期設定はH23年版を設定しておきました。自動車税設定が改定されたときはこちらの【自動車税設定】
画面から表を変更してください。
排気量の分類が増えた場合は下にスクロールし、*印の欄に行を追加してください。行を並び替えることはできませんので、お好みの順番に行の値を書き換えてお使いください。値を書き換えたいときは対象の値を選択してから、ダブルクリックすると書き換えることができます。また、
行を削除したいときは対象行の左側の欄を選択してから、キーボードの「Delete」キーを押すと行を削除することができます。最もよく使う排気量をリストの一番上にしておくと、後々便利です。
変更後、【保存して閉じる】を押して、設定を保存してください。

§2-3.自賠責保険料設定
自賠責保険料をあらかじめ設定しておくことができます。ここで自賠責保険料を設定しておくと、車両データを作成する際に、自賠責保険料の契約年度と自賠責保険料の残り月数から自賠責保険料を簡単に入力することができます。初期設定はH20.4〜H23.3契約、H23.4〜契約の保険料を設定しておきました。自賠責保険料が改定されたときはこちらの【自賠責保険料設定
】画面から表を変更してください。
自動車税設定と同様に、行の追加、値の書き換え、行の削除が可能です。
変更後、【保存して閉じる】を押して、設定を保存してください。

§2-4.重量税設定
重量税をあらかじめ設定しておくことができます。ここで重量税を設定しておくと、車両データを作成する際に、車重量と車検月数から重量税を簡単に入力することができます。初期設定はH23年版を設定しておきました。重量税が改定されたときはこちらの【重量税設定
】画面から表を変更してください。
自動車税設定と同様に、行の追加、値の書き換え、行の削除が可能です。
変更後、【保存して閉じる】を押して、設定を保存してください。

§2-5.諸費用設定
【諸費用1〜8】、【検査登録代】、【車庫証紙代】、【ナンバー代】の金額の組み合わせパターンをあらかじめ複数用意しておくことができます。金額の組み合わせパターンを設定しておくと、車両データを作成する際に、パターン分類名から諸費用金額を一括入力することができます。諸費用1〜8の項目名は
【環境設定】の【基本設定】画面で設定した項目名になっています。初期設定として登録車検残有、登録車検整備付、登録車検整備別、軽自動車検残有、軽自動車検整備付
、軽自動車検整備別、の6パターンを用意しました。パターン分類名または金額を変更したいときはこちらの【諸費用設定】画面から変更してください。
自動車税設定と同様に、行の追加、値の書き換え、行の削除が可能です。
変更後、【保存して閉じる】を押して、設定を保存してください。

§2-6.修理テンプレート初期化
「かんたん自動車販売管理」では修理内容をテンプレート化しておき、修理データ入力の際にテンプレートを利用することができます。【修理テンプレート初期化】ボタンを押すことにより、修理テンプレートをソフトウェア使用開始時の初期値に戻すことができます。
くわしくは、「§6-2.修理テンプレートの利用と編集」を参照してください。
§2-7.郵便番号追加
郵便番号のデータを取り込むことができます。ここで郵便番号のデータを取り込んでおくと、顧客データを作成する際に、住所から郵便番号を簡単に入力することができます。初期設定は
郵便番号データは空の状態です。必要な都道府県の郵便番号データを、下記の郵便局サイトの都道府県一覧よりダウンロードして取り込んでください。
郵便番号データダウンロードby日本郵政
あまりにも多くの県や全国一括の郵便番号データを取り込むと、PCの環境によっては住所から郵便番号に変換する際に処理が重くなる場合がございます。必要最低限の郵便番号データのみ取り込むことをお勧めいたします。
下記の例では東京都の郵便番号データを取り込んでいます。
メイン画面の【郵便番号追加】ボタンを押すと下記の画面が表示されますので、あらかじめダウンロードしておいた郵便番号データを開いてください。
※郵便番号データは<.lzh>の圧縮形式で配布されていますので、解凍して<.csv>のデータを用意しておいてください。

データを開くと即座に本ソフトの郵便番号データに追加されます。
複数の都道府県のデータを追加したい場合はこの作業を繰り返してください。

§2-8.郵便番号初期化
本ソフトでは一度追加した都道府県のデータを、個別に削除することはできません。不要な都道府県のデータを追加してしまった場合や、データを追加しすぎて処理が重くなってしまった場合は、こちらの【郵便番号初期化】ボタンより、郵便番号データを空の状態に戻すことができます。【はい】を押すと郵便番号データが初期化(データが空の状態)されます。【いいえ】を押すと元のメイン画面に戻ります。

データの初期化が完了しましたので【OK】ボタンを押してください。
