[実行開始位置]について
実行可能ファイルの場合、ファイルの先頭からの実行開始位置のオフセット。
DUMPによる表示リストでの開始位置です。
このEXEファイルがメモリにLoadされたときの、実行開始番地(Point)とは異なります。
ファイルの先頭は識別マークは"MZ"(4D5A)で、
ファイルの先頭(オフセット 0番地)から始まる
MS-DOSファイルヘッダーに続いてPortable Executable Headerがあります。
下記のとおり、オフセット
0x3cの1BYTEの内容で指定されたオフセットからPEヘッダーが始まります。
識別マークは"PE\0\0"(50 45 00 00)です。
ここからオフセット 0xF8がセクションHeader開始位置です。
2E 74 65 78 74 00 00 00が識別マークです。
これが所謂 CODEセクション(プログラム部分)です。
このセクションHeaderのオフセット 0x10からの 4Byte(2WORD)が
このセクションのサイズです。
このセクションHeaderのオフセット 0x14からの 4Byte(2WORD)が
最初のセクション開始Point(普通は実行開始Point)のファイル内での
オフセットです。
[ファイルヘッダー] ヘルプ
参照。