[ON_PEN_GOSUB]コマンド
ライトペン(マウス)が押された(クリック)ときの割り込み処理ルーチンの開始行を定義しま
す。
文法 ON PEN GOSUB <行番号>
文例 ON PEN GOSUB *PENTEST
ライトペン(マウスのクリック)による割り込みの許可、禁止、停止を制御します。
ライトペンは入手不可の時代で、かつ液晶Displayでは使用不可ですので、
マウスによる左ボタンクリックをもって代用します。
関数[PEN]の使用の前提となっておりますが、ライトペンによる画面のテキスト
座標 (X, Y) X=0 〜 79, Y=0 〜 24 の取り出しに使用します。
従って、マウスがクリックされた位置のテキスト座標(X , Y)となります。
尚、MBASIC86ではPEN 関連コマンドと関係なくマウスによる画面でのカーソル移動が可能です。
しかし、カーソル位置のテキスト座標取り出しのためには、関数[PEN]
の前提としてPEN ON の実行が必要です。
この命令を実行しておくと、以後プログラムの実行中にライトペン(マウス)が押されるたび
に、指定した開始行から始まる処理ルーチンに処理が移ります。この命令は割り込みの対象とし
てライトペン(マウスのクリック)を除けば、他の割り込み定義命令(KEY、COM、STOPなど)と
同様な使い方で利用できます。
<行番号>には処理ルーチンの開始行番号を指定します。
処理ルーチンからの復帰は、一般のサブルーチンの場合と同じで、RETURNで行います。
単にRETURNとしたときは、中断した所から再開し、後ろに行番号を指定したときは、
その行から再開します。
ただし、行番号つきのRETURNでは、割り込みが発生した箇所と同じスタックレベルの
プログラム行にもどるように指定してください。これを無視すると、スタック領域が
異常消費され、プログラムは正しく動作しません。
とくに必要がない限り、使用しないようにしてください。
注意:この命令によって割り込み処理ルーチンに分岐させるには、割り込みが発生したとき、
PEN ON の状態でなければなりません。
参照:[RETURN] 、[PEN ON/OFF/STOP] 、
[SAMPLE49 PEN割り込みルーチン]