[COMMON]コマンド
CHAIN文が実行された際、メモリ上のProgramから、実行の移されたProgramに変数を
引き渡します。
文法 COMMON <変数名> [,<変数名>・・・]
文例 COMMON A, B, XY(), NA$
MBASIC86ではCHAINの際すべての変数が保持されます。
COMMONコマンドは無意味となっております。
[CHAIN]を通じて、COMMON以外の変数の値も保持されますので注意して下さい。
-----N88BASICのCOMMON-----
COMMONは、CHAINによってメモリ上のProgramからディスク上のProgramに実行を移す際、メモリ
上のProgramの変数を実行の移されたProgramに引き渡します。なお、CHAINでMERGEオプションが
指定されたときには、メモリ上のProgramとディスク上のProgramとが連結された後のProgramに
変数を引き渡します。
したがって、COMMONは必ずCHAINとあわせて使われます。また、Program内において、COMMON
はCHAINの前にある必要があります。
<変数名>は1行の許す範囲(255バイト以内)で何個でも並べることができますが、
1つのProgram中のCOMMONで同じ変数名を指定してはなりません。また配列変数名は()を後ろに
付け加えて表現します。
すべての変数を引き渡したいのであれば、CHAINのALLオプションを使う方が便利です。
[CHAIN] 命令参照。
サンプルプログラム
[SAMPLE1],[SAMPLE2]参照。