[READ]コマンド

DATA文を読み、数値や文字列データを変数に入力します。
文法  READ <変数> [,<変数> …]
文例  READ DD, AST$

READはDATAと組み合わせて使わなければなりません。
READはDATA文の行中に指定されたデータを1対1の対応でReadし
変数に割り当てていきます。
[DATA]コマンド 命令参照。

<変数>は,DATA行中で指定したデータが文字定数の場合は、
READ文の変数は文字変数でなければならない。
しかし,数値定数の場合、READ文の変数は文字変数、数値変数のどちらでもよい。
READ文はDATA文を文番号の順にReadします。
1つのREADで,複数のDATA行を順番に参照したり,また
いくつかのREADで1つのDATA行を参照したりできます。
READ文に対応するDATA 文のデータ個数が余ってもよいが、
不足すると"Out of DATA"エラーとなります。
指定された<変数>がDATAのデータ数よりも少ない場合には,
読まれなかったデータから,その次のREADが読み始めます。
もしそれ以上READがない場合には,余分のデータは無視されます。

DATA文を読み直すには[RESTORE] 命令を使います。

注意:READでは,型が一致しない場合には,"Syntax error" エラーが起こります。

サンプル 
10 READ DD, AST$
20 READ BST$,DX
30 END
40 DATA 3.141592653, "ABCDEF"
50 DATA "XYZ", 2.718

サンプル
10 READ DD, AST$
20 READ BST$,DX
30 END
40 DATA 3.141592653, "ABCDEF", 123.456, 2.718, 37.753
50 DATA "XYZ", 0.2718
 この例ではBST$= "123.456" DX=2.718となり、残りは余ります。

SAMPLE3SAMPLE14 参照。