[SAVE]コマンド

メモリにあるBASIC プログラムをファイルにセーブします。
文法 SAVE <Fileディスクリプタ>[,A or P}
文例 SAVE "D:\BAS\TEST2.BAS"
   SAVE "COM1 :9600,E,8,1,X"
<Fileディスクリプタ>で指定されるファイル(ディスク、RS-232C回線)に、
メモリ上のプログラムをセーブ(書き出し)します。
指定したファイルディスクリプタと同じ名前のファイルが存在した場合には、
古い内容は失われ、新しいものに更新されます。
 Aオプションが指定された場合には、プログラムはアスキー形式(テキストファイル)
でセーブされます。つまり、プログラムをLISTで表示したときと同じイメージで
セーブが行われます。
 Aオプションの指定がない場合は、プログラムはバイナリ形式に圧縮されて
セーブされます。つまり、メモリに格納されているときのイメージで
そのままセーブされます。
 Pオプションが指定された場合には、プログラムは暗号化された
バイナリ形式でセーブされます。Pオプションつきでセーブしたプログラムを
メモリにロードして、LISTやEDITにより内容を見たり、変更しようと
すると、"Illegal function call"エラーとなります。

注意:アスキー形式でのセーブは、バイナリ形式よりも、多くのファイルスペース
を必要としますが、コマンドによってはプログラムガがアスキー形式でセーブされていることが条件
となることがあります。たとえば、MERGEコマンドは、アスキー形式の
ファイルを必要とします。また、アスキー形式でセーブされたファイルは、
データファイルとして読み出すことができます。
 Pオプションによって一度プログラムが暗号化されると、これを解除する方法は用意されて
おらず、二度と内容の変更などはできなくなるので注意してください。アスキー形式の源ファイル
を保管しておいてください。

[LOADコマンド][MERGEコマンド] 参照。

注意:ファイルメニューからの上書き保存、ツールボタンでの上書き保存は、
読み込んだファイル形式での保存となります。

注意:RS-232C回線へのプログラムのセーブの場合でも、プログラムのセーブが完了すれば
SAVEコマンドは終了します。ただし、通信不通、切断などの不測の事態が発生した場合は、
STOPキー(ESCキー、PAUSEキー、BREAKキー)で強制的にブレーク(中止)できます。
[STOPコマンド] 参照。