[CIRCLE] コマンド

円、楕円を描きます。
文法 CIRCLE (Wx, Wy), <半径> [, <パレット番号1>] [, <開始角度>] [, <終了角度>] [,
<比率>] [, F [, <パレット番号2>または<タイルストリング>]]
CIRCLE STEP(x, y), <半径> [, <パレット番号1>] [, <開始角度>] [, <終了角度>] [,
<比率>] [, F [, <パレット番号2>または<タイルストリング>]]
文例  CIRCLE (80, 80), 40, 4, 0, 7.35
  CIRCLE STEP(40, -20), 30, , , , , F, 1

絶対座標(Wx, Wy)を中心として、指定の<半径>で円を描きます。
中心座標はSTEPをつけて現在のLP(最終参照点)からの相対座標で指定することもできます。
LPは現在のグラフィック描画ポイントですが、[LP] を参照して下さい。
<パレット番号1>は、描く円の色をパレット番号で指定します。省略時は、
[COLOR(1)][COLOR(2)] コマンドで指定のフォアグランドカラーの
パレット番号を使用します。
<開始角度>, <終了角度>を指定すると、指定された角度の範囲内のみに円弧を描きます。
角度には -2πから 2πの範囲のラディアン値を指定します。省略時はそれぞれ、0と 2πとします。
<開始角度>, <終了角度>が負の値のとき、角度値としてはその絶対値とし、かつ中心からの
半径も描きますので扇形となります。
<比率>は円の縦横比率で(縦軸半径/横軸半径)を指定します。楕円を描くことができます。
ただし、<半径>値は大きい方の半径値とします。
Fを指定すると、円を描くのと同時にその内部を<パレット番号2>で指定した色または
<タイルストリング>( 参照)により指定された模様や
ハッチングで塗りつぶします。<パレット番号2>および<タイルストリング>ともに
省略された場合には、円を描いた色で塗りつぶします。
[塗りつぶしについて][ハッチングについて] 参照
 尚、開始角度、終了角度が指定されているときにFを指定した場合は、扇形が描かれ内部が
塗りつぶされます。

[註]CIRCLE命令終了後のLP(最終参照点)は円の中心座標となります。
[PAINT(1)][PAINT(2)] コマンドも参照して下さい。

サンプル 
10 CLS
20 FOR R=1 TO 100 STEP 5
40 CIRCLE(150,100) ,R ,(R MOD 7)+1, , , R/100
50 NEXT R
100 ST=0.00001
110 FOR I=1 TO 5
120 READ DAT
130 EN=ST+DAT/100*3.14*2
140 CIRCLE (450,100),100,I,-ST,-EN
150 ST=EN
160 NEXT I
900 END
910 DATA 25,5,40,13,17


この場合、
40行で半径、描く色、比率を変えながら楕円を描く。
130行でDATA行のデータを%として円の角度に変換し、
140行で描く色、開始角度、終了角度を変えて扇形を描き、円グラフを作る。