[WRITE#] コマンド
ファイルにデータを出力します。
[PRINT#]と少しルールが違います。
文法 WRITE #<ファイル番号> , [<式>] [,または; <式>・・・]
文例 WRITE #1, LISTNUM, GOODS$, COST%
出力モードでOPENしたファイル(シーケンシャルファイル)や、
RS232C回線ファイルに、<式>に指定した数値や文字列などのデータを書き出します。
<式>には数値や文字列、数値変数や文字変数を使用できます。
<ファイル番号>は、OPEN命令で指定した番号です。
<ファイル番号>がSCRN:の場合にはディスプレイへの出力となります。
<ファイル番号>がLPT:の場合にはPrinter PortへのDirectの出力となります。
LPRINTなどと同類で、WindowsのPritOutではありません。
複数のデータを表示する場合、区切り記号として、コンマ(,)、セミコロン(;)を使います。
PRINT#と違い、コンマとセミコロンの機能上の違いはありません。
WRITE#命令はPRINT#とほぼ同様ですが、不要な空白は詰めます。
各式の数値の間にはコンマを入れて出力します。
さらに、文字データは文字列をダブルクオテーション(")で囲んで出力します。
WRITE#文は各式の値を出力したあと、改行コード(CHR$(13))を書き出します。
[PRINT#]、[WRITE] 参照。
サンプル
10 CLS
20 OPEN "E:\PRINT.DAT" FOR OUTPUT AS #1
30 OPEN "E:\WRITE.DAT" FOR OUTPUT AS #2
40 A%=123
50 B=9.87E+31
60 C#=3.14159265359
70 D$="MBASICW"
100 PRINT A%;B,C#;D$
110 WRITE A%;B,C#;D$
120 END
PRINT# 文は 123 9.87E+31 3.14159265359MBASICW
WRITE# 文は 123,9.87E+31,3.14159265359,"MBASICW"
と、出力結果が違います。