[OPEN] コマンド

ファイルをオープンします。
文法 OPEN <ファイルディスクリプター> [FOR <モード>] AS [#]<ファイル番号>
文例  OPEN "TEST.DAT" FOR INPUT AS #15
OPEN "LINES.DAT" FOR OUTPUT AS #1
OPEN "LINES.DAT" FOR APPEND AS #2
OPEN "RANDOM.DAT" AS #3
OPEN "COM1 : 9600, E, 7, 1, X" AS #2
OPEN "LPT1:" FOR OUTPUT AS #1

OPEN命令は<ファイルディスクリプター>で指定のファイルをOPENし、
以降入出力アクセス出来るようになります。
<ファイル番号>を付け、これによりファイルを識別します。
複数のOPEN命令を使用することで、複数のファイルをアクセスできます。
同時に使用できるファイル数は 15以下です。
各ファイルに対して<ファイル番号>を設定します。<ファイル番号>は 1〜15 を使用。

<モード>はファイルへのアクセス方法を指定します。

INPUT

入力専用。既存のシーケンシャルファイルから
レコードの入力(読み出し)が出来ます。

OUTPUT

出力専用。新規のシーケンシャルファイルを作成し、
レコードの出力(書き込み)が出来ます。

APPEND

追加モード。既存のシーケンシャルファイルの最後に、
レコードの追加出力(書き込み)
が出来ます。

省略時

ランダムアクセスモード。
ランダムファイルにランダムアクセス(入出力)できます。または、
RS232C回線ファイルへのアクセスができます。



FOR <モード>を指定した場合、シーケンシャルファイルに対するアクセスの指示をします。

FOR <モード>を省略した場合、ランダムファイルに対するアクセスの指示をします。
<ファイルディスクリプター>にRS232C回線ファイルを指定した場合、
シーケンシャルファイルですが、FOR <モード>を省略して下さい。

ディスクファイル以外の特殊なUnitの指定は次のとうりです。
COM:、COM1:、COM2:、COM3:、、、、 (RS232C Communication File) 
KYBD: (Keyboard File)  INPUT モードonly
SCRN: (Screen File)   OUTPUT モードonly
LPT:、LPT1:、LPT3:など  (Printer File)  OUTPUT モードonlyです。 
これはLPT PortへのDirect出力です。LPT Portは拡張追加出来ます。
LPT Port数の制限はありません。ファイルの最大数15まで使用できます。
[LPRINT] 参照。

尚、ランダムファイルに対するアクセスの場合、別途[FIELD] 命令により
FIELD変数を割り当てせねばなりません。

ファイルのCloseは[CLOSE] 参照

[注意]
INPUTモード、APPENDモードでは、指定のファイルが存在しないとき、
OPEN実行時に "File not found" エラーとなります。

OUTPUTモードでは、常に、指定されたファイルが新規作成されます。
指定のファイルが存在する場合は、削除の後、新規作成されます。

ランダムモードでは、指定のファイルが存在しないとき新規作成しますが、
存在するときはそのファイルに対してアクセスをします。OPEN実行時に
既存のファイルの削除はされません。