[ON_STOP_GOSUB]コマンド

STOPキー(IBM DOS/V互換機の場合はPause/Breakキー)または
CTRL+Cキーによる割り込みルーチンの開始行を定義します。
文法  ON STOP GOSUB <行番号>
文例  ON STOP GOSUB 100

 この命令を実行しておくと、以後プログラムの実行中にSTOPキーまたはCTRL+Cキーが押される
たびに、指定した割り込み処理ルーチンに処理が移ります。この命令は割り込みの対象として
STOPキーまたはCTRL+Cキーを使っていることを除けば、他の割り込み定義命令(ON KEY GOSUB)
と同様な使い方で利用できます。
 <行番号>には、割り込みが発生したときに分岐させる処理ルーチンの開始行番号を指定します。
 処理ルーチンからの復帰は、一般のサブルーチンの場合と同じで、RETURNによって行います。
たんにRETURNとしたときは、中断した所から再開し、後ろに行番号を指定したときは、その行か
ら再開します。
 ただし、行番号つきのRETURNでは、割り込みが発生した箇所と同じスタックレベルの
プログラム行にもどるように指定してください。
これを無視すると、スタック領域が異常消費され、プログラムは正しく動作しません。
とくに必要がない限り、使用しないようにしてください。
 注意:この命令によって割り込み処理ルーチンに分岐させるには、割り込みが発生したとき、
STOP ON が実行された状態でなければなりません。
 この命令はアプリケーションプログラム実行中に、ユーザーが誤ってSTOPキーまたはCTRL+C
キーを押してしまい、プログラムの実行が中断されてしまうのを防止するためのものです。した
がって、不用意にこの命令が実行されてしまうと、本来のSTOPキーまたはCTRL+Cキーの機能は失
われ、プログラムの中断ができなくなってしまいます。アプリケーションプログラムの動作が完
全になってから、この命令を使うようにしてください。
尚、緑のツールボタンのSTOP およびESCキーによる一時停止はこの割り込みとは無関係に有効で
す。

参照:[RETURN] [STOP ON/OFF/STOP]