[書式制御(数値)文字列] ルール

[PRINT_USING][LPRINT_USING] コマンドで、
画面やPrinterにテキスト(数値、文字)データを編集して出力するときの、
編集用の数値用の書式制御文字列です。

文法 PRINT USING <書式制御文字列> <式> [,または; <式>....] [,または;]
LPRINT USING <書式制御文字列> <式> [,または; <式>....] [,または;]
文例  PRINT USING "#####,.";A,B,C
    LPRINT USING "#####";A2,B3,C4

一般の<書式制御文字列>については[書式制御の文字列]を参照。


<書式制御文字列>に使用できる書式制御文字は次のとうりです。


●数値の書式制御文字

#

数値を出力する桁数を指定します。指定した桁数より数値の桁数が小さい場合は、 右詰めで出力します。

.(ピリオド)

小数点の位置を指定します。小数点以下の部分で余った桁には 0を 出力します。

+

<書式制御文字列>の最初または最後、または#の記述部の直前または直後に付けた場合、数値の符号が数値データの直前または直後に出 力されます。 尚、2個以上の "+" を並べた場合には、余計な "+" は後述の制御文字以外の文字の扱いをしま す。そのまま "+" として出力します。

-(マイナス記号)

<書式制御文字列>の最後、または#の記述部の直後に付けた場合、数値が負の数のときには数値データの直後に "-" が、正または0の場合は空白が出力されます。 尚、前に付けたり、2個以上の "-" を並べた場合には、余計な "-" は後述の制御文字以外の 文字の扱いをします。そのまま "-" として出力します。

**

<書式制御文字列>の最初に付けた場合、数値領域の左側に空白部分が存在する場合、 そこを"*"で埋めて出力します。 尚、この"**"は数値領域を 2桁多く確保します。 #の個数 +2 けたが数値領域となります。

\\

<書式制御文字列>の最初に付けた場合、出力する数値の最初に "\" を付加します。 尚、この "\\" は数値領域を 2桁多く確保しますがこのうち 1桁分は "\" の出力に使用します。 および、後述の指数形式の書式指定を行った場合は使用を避けて下さい。

**\

<書式制御文字列>の最初に付けた場合、上記の2つの(** と\\)の両方の機能 を兼ねます。 尚、この "**\" は数値領域を 3桁多く確保しますがこのうち 1桁分は "\" の出力に使用します。

,(コンマ)

桁数指定の "#" の並びの中に置いた場合、数値の整数部が 3桁ごとに "," で区切られて出力されます。 ただし、上記の ピリオド "." より右側に置いた場合は、数値の最後に ","が出力され、 3桁ごとの区切りは行われません。

^^^^

桁数指定の "#" の後ろに付けた場合、指数形式の(浮動小数点形式)で出力されます。




●数値の書式制御文字のルール

"###.#"

整数部は-を含めて3桁。正数は3桁、負数はーと2桁。

"###.#";123.45

123.5

"###.#";-12.345

-12.3

 

 

 

 

"####,.#

-と,(コンマ)を含めて整数部4+1桁。正数はコンマを含めて5桁、負数はーとコンマを含めて4桁。

"####,.#";1234.56

1,234.6

"####,.#";-123.45

 -123.5

"##,.#";123.45

123.5

"#######,.#";123456.78

 123,456.8

"#######,.#";1234567.89

%1,234,567.9

"#######,.#";-123456.78

-123,456.8

 

 

 

 

"+####.#"

符号桁、正(+)、負(-)を別にして、整数部4桁。

"+####.#";1234.56

+1234.6

"+####.#";-123.45

 -123.5

 

 

 

 

"+####,.#"

符号桁、正(+)、負(-)を別にして、,(コンマ)を含めて整数部4+1桁。

"+####,.#";1234.56

+1,234.6

"+####,.#";-123.45

  -123.5(前の空白2つ)

 

 

 

 

"#####.#-"

符号桁、正(空白)、負(-)を別にして、整数部5桁。

"#####.#-";12345.67;:PRINT "a"

12345.7 a

"###.#-";-123.45

123.5-

 

 

 

 

"####,.#-"

符号桁、正(空白)、負(-)を別にして、,(コンマ)を含めて整数部4+1桁。

"####,.#-";-1234.56

1,234.6-

"####,.#-";-123.45

  123.5-(前の空白2つ)

"#######,.#-";123456.78;:PRINT "a"

 123,456.8 a

 

 

 

 

###.#^^^^"

符号桁、正(空白)、負(-)を別にして、整数部3-1桁。

"###.#^^^^";123.45

 12.3E+01

"###.#^^^^";-123.45

-12.3E+01

 

 

 

 

###,.#^^^^"

符号桁は正(空白)、負(-)を別にして、整数部3桁。 コンマは挿入しない。

"###,.#^^^^";123.45

 123.5E+00

"###,.#^^^^";-123.45

-123.5E+00

 

 

 

 

"+####.#^^^^"

符号桁、正(+)、負(-)を別にして、整数部4桁。

"+####.#^^^^";123.45

+1234.5E-01

"+##.#^^^^";-123.45

-12.3E+01

 

 

 

 

"+####,.#^^^^"

符号桁、正(+)、負(-)を別にして、整数部4+1桁。,(コンマ)を挿入しない。

"+####,.#^^^^";1234.56

+12345.6E-01

"+##,.#^^^^";-123.45

-123.5E+00

 

 

 

 

"#####.#^^^^-"

符号桁、正(空白)、負(-)を別にして、整数部5桁。

"#####.#^^^^-";1234.567;:PRINT "a"

12345.7E-01 a

"###.#^^^^-";-12345.67

123.5E+02-

 

 

 

 

"####,.#^^^^-"

符号桁、正(空白)、負(-)を別にして、整数部4+1桁。,(コンマ)を挿入しない。

"####,.#^^^^-";-1234.56

12345.6-

"###,.#^^^^-";-123.456

1234.6-





●数値の領域を超えた場合

指定した数値領域より数値の桁数が大きい場合、数値の直前に "%" が付けられます。
数値を四捨五入して丸めたことにより桁数が領域より大きくなった場合も、
丸めた数値の前に "%" がつけられます。
表示の数値がいくつかの桁を失ったことを示しています。