[ON_COM_GOSUB]コマンド
RS-232C回線からの割り込みが発生したとき、分岐する処理ルーチンの開始行を指定します。
文法 ON COM [(<回線番号>)] GOSUB <行番号>
文例 ON COM(2) GOSUB *RECV
指定したRS232C回線に入力割り込みがあったときに分岐する
処理ルーチンの開始行を定義します。
<回線番号>に指定できる値と意味は次のとおりです。
(<回線番号>)を省略(カッコも含む)した場合は、第1回線となります。
1: RS232C 第1回線 、2: RS232C 第2回線 、3: RS232C 第3回線
4: RS232C 第4回線 、....
回線番号は1、2、3、....ですが、一度に使用できるCOM回線数は最大5個です。
<回線番号>の詳細はCOMファイル を確認して下さい。
<行番号>には分岐させる開始行番号を指定します。
処理ルーチンからの復帰は、一般のサブルーチンの場合と同じで、RETURNで行います。
単にRETURNとしたときは、中断した所から再開し、後ろに行番号を指定したときは、
その行から再開します。
ただし、行番号つきのRETURNでは、割り込みが発生した箇所と同じスタックレベルの
プログラム行にもどるように指定してください。これを無視すると、スタック領域が
異常消費され、プログラムは正しく動作しません。とくに必要がない限り、
使用しないようにしてください。
注意:GOSUBで指定の割込処理の最初にCOM OFFをして下さい。COM割込の場合、
割込処理の間に、次の割込が発生する場合があります。SAMPLE48を参照。
この命令によって割り込み処理ルーチンに分岐させるには、割り込みが発生したとき、
COM ON の状態でなければなりません。
ON COM GOSUB は、RS232C回線をOPENした後実行されなければ有効となりません。
参照:[RETURN] 、[TIME$] 、
[COM ON/OFF/STOP] 、[OPEN] 、
[SAMPLE48 COM割り込みルーチン]