[ON_ERROR_GOTO]コマンド
エラーが起こったときに分岐する処理ルーチンの開始行を定義します。
文法 ON ERROR GOTO <行番号>
文例 ON ERROR GOTO 1000
<行番号> には分岐させる処理ルーチンの開始行番号を指定します。
この命令を実行しておくと、エラーが起こったときに、指定した開始行から始まるエラー処理
ルーチンに処理が移ります。エラー発生時のプログラム行番号は ERL に、エラーコードはERR
にセットされますので、エラー処理ルーチン内では、これらを利用して独自のエラー処理を行う
ことができます。
処理ルーチンから復帰するには、一般のサブルーチンとは異なり、RESUME を使います。
プログラムの実行終了後は、必ず ON ERROR GOTO 0 を実行して、エラー割り込みを無効にし
ておくようにしてください。さもないと、エラーが発生するたびに(プログラムがメモリ上にあ
る限り、ダイレクトモードであっても)エラー処理ルーチンに処理が移ってしまいます。
ON ERROR GOTO 0 の実行後は、エラーが生じると通常どおりエラーメッセージが表示され、プ
ログラムの実行は停止します。
エラー処理ルーチン内に ON ERROR GOTO 0 がある場合は、エラーによる分岐(エラートラッ
プ)の原因となったエラーのエラーメッセージを表示し、プログラムの実行を停止します。
注意:<行番号> に指定された行が存在しない場合、"Undefined line number"エラーが起こり
ます。
エラー処理ルーチンの中ではエラー割り込みは起こりません。エラー処理ルーチンの実行中に
エラーが起きた場合には、それに対するエラーメッセージが表示され、実行は停止します。
参照:[ERL] 、[ERR]関数 、[ERROR] 、
[RESUME] 、[SAMPLE22 エラー処理ルーチン] 。