[ON_KEY_GOSUB]コマンド
ファンクションキーによる割り込みルーチンの開始行を定義します。
文法 ON KEY GOSUB <行番号> [, <行番号>...]
文例 ON KEY GOSUB 100, 200, 300, 400
この命令を実行しておくと、以後プログラムの実行中にファンクションキーが押されるたびに、
各ファンクションキーに対応する指定開始行から始まる割り込みルーチンに処理が移ります。
<行番号>には、割り込みが発生したときに分岐させる処理ルーチンの開始行番号を、
ファンクションキーの番号順に並べて指定します。<行番号>の並び中で、行番号の指定を省略した場合は、
それに対応するファンクションキーによる割り込みは起こりません。
したがって、たとえばON KEY GOSUB 100,, 300と指定した場合、f1キー およびf3キー以外は
割り込みの対象となりません。
ファンクションキーは 10個ありますから、最大 10個まで<行番号>を並べて書くことができ
ます。行番号の代わりにラベル名を使うこともできます。
処理ルーチンからの復帰は、一般のサブルーチンの場合と同じで、RETURNによって行います。
たんにRETURNとしたときは、中断した所から再開し、後ろに行番号を指定したときは、その行か
ら再開します。
ただし、行番号つきのRETURNでは、割り込みが発生した箇所と同じスタックレベルの
プログラム行にもどるように指定してください。これを無視すると、スタック領域が異常消費され、
プログラムは正しく動作しません。とくに必要がない限り、使用しないようにしてください。
注意:この命令によって割り込み処理ルーチンに分岐させるには、割り込みが発生したとき、
KEY ON の状態でなければなりません。
この命令を実行すると、ファンクションキー本来の機能(ファンクションキーを押すとKEYで
定義した文字列が入力される機能) は無視されます。ただし、定義された文字列の内容は、
CONSOLEで指定することにより表示することは可能です。
参照:[KEY ON/OFF/STOP] 、[RETURN] 、
SAMPLE30 キー割り込みルーチン 。