
多重起動
重複起動の禁止
まず、日記ソフト本体Soleado.exe(以下、システムと略す)と日記データ(以下、データと略す)
の関係について説明します。
通常、図に示すようにシステムとデータは1対1の対応になっています。この場合、全く問題なく正常に動作します。

ソフトは何のプロテクトもかけなければ重複起動(システムが複数起動する)してしまいます。これではシステムがデータを編集中に別のシステムが編集を開始したらデータが壊れてしまいます。

難しい言葉を使えば、これが可能なシステムはクライアント-サーバーシステムのデータベースのみが出来る処理です。サーバー機能の無い一般のソフトでは処理できません。
コンピュータを理解していればこのような使い方はしないのですが、「システムが出来る」という事と「しても良い」という事は全く違います。 なので、このような使い方が出来ないようする最も簡単な方法として、Ver.1.0.0では重複起動を禁止していました。
重複起動を禁止するということは、システムは1つのみ起動するということです。2つ以上は起動できません。
多重起動
たとえば、日記帳を「日常の記録」、「子供の成長」という分類で2つ利用したいとします。 この場合、1つのデータの中にカテゴリーとして分類する方法、もう1つの方法はデータを2つ用意する方法が考えられます。
データを1つにした場合、データ量が増えると処理が重くなります。これを回避するために、本ソフトでは後者を選択しました。下図は2つのデータを1つのシステムで切り替えて実行させる方法です。 ただ、この方法では2つのデータを同時に処理、閲覧できません。そこで、多重起動の許可を行う事にしました。

多重起動は、単純に言えば複数のシステムを起動します。個々のシステムが1対1でデータを処理していれば、同時処理も閲覧も全く問題ありません。
まずデータにIDをつけます。はじめにシステム:1がデータ:1を利用し始めるとします。システム:2が後から起動した時にデータ:1に接続出来ない仕組みがあればよいのです。

「陽だまり」Ver.1.1.1以降ではシステム:1がデータ:1を利用している事を認識してシステム:2が起動する仕組みを内蔵しました。
多重起動ですので起動数に制限はありません。システムが10個だろうと20個だろうとデータが1対1対応していればいくらでも起動します。 これも、PCの能力とHDDの容量だけです。(+人の労力?)
多重起動の利用の仕方
扱い方は簡単です。フォルダーを分けてそれぞれにSoleado_*.*.*.zipを解凍するだけです。下図ではDiary_HomeとDiary_Sakurakoという2つのフォルダーにそれぞれSoleadoを展開しています。 Soleadoを起動すると個々のフォルダーにmydairyというデータが作成されます。 ユーザー登録もそれぞれ行ってください。

記録モードに初期設定で日付の後に「陽だまり」と表示されています。設定の全般に日記の名称という項目があります。 そこに、日記の分類名を記入してください。下図では「桜子の成長」としています。

多重起動した場合、データの分類名として日記の名称がわかるようになります。