CmdFreak 1.2.0


1. CmdFreak概要

情報システムやアプリケーションソフトウェアの多くは,それらが持つデータの永続化機構としてRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム) を用いており, RDBMSの利用範囲は今後も拡大する傾向にあります。 RDBMSは情報システムやアプリケーションソフトウェアのバックグラウンドサービスとして利用されるケースがほとんどですが, データマイニングや業務・運用の迅速化 を目的として直接RDBMSのオリジナルデータを参照するケースがあります。 また,RDBMSはアプリケーションソフトウェアの特徴に応じて選定されるため,業務・運用 の中で異なる複数のRDBMSを利用することは一般的なこととなっています。このため,複数のRDBMSを使い分けるユーザーにとって次の問題が存在していました。 CmdFreakは,リレーショナルデータベース・ビュアー(データ参照ソフトウェア)であり,上記の問題に対して次のソリューションを提供します。 CmdFreakはデータベースを参照するための下記の機能を提供します。

2. システム要件

CmdFreakは以下の環境で動作します。

3. 変更履歴

バージョン 1.0.0 ---> 1.1.0
  1. 表示可能なレコード数が無制限になりました。
  2. 複数ユーザーからの同時操作時の処理性能を改善しました。
バージョン 1.1.0 ---> 1.2.0
  1. GUIにスマートフォンでも見やすいレスポンシブデザインを採用しました。
  2. ユーザー管理機能を追加しました。

4. インストール方法

cmdfreak.msiを実行することによりインストーラが起動します。
インストーラの指示に従いインストールを進めてください。
CmdFreakのインストーラは,インストール時に以下の操作を行います。
CmdFreak インストール後にcmdfreak.msi を起動するとプログラムの上書きインストール(Repair) を行うことができますが, その際下記の事項について注意する必要があります。

5. アンインストール方法

cmdfreak.msi を起動してRemove CmdFreakを選択するか,コントロールパネルからCmdFreakのアンインストールを行ってください。
CmdFreakのアンインストールは,アンインストール時に以下の操作を行います。

6. CmdFreakへのログイン方法

CmdFreakのインストール後,Webブラウザから下記のURLに接続してください。 CmdFreakのログインページからログインに成功し,メインコンソールが表示されていれば,インストールは問題なく完了しています。

http://<CmdFreakのホスト名またはIPアドレス>:<Webサーバのポート番号>/cmdfreak.html

デフォルト値を指定してインストールした場合:http://localhost/cmdfreak.html

初期ログインユーザー名およびパスワードは次の通りです。

User name : admin
Password : manager

メインコンソールが表示されない場合,またはエラーが表示される場合下記を確認してください。

7. CmdFreakサービスの起動・停止

CmdFreakサービスの起動および停止は,Windowsのスタートメニューから行います。

8. IPアドレス/ホスト名およびポート番号の変更

CmdFreakは,2種類のIPアドレスとポート番号を使用します。
インストール後にこれらのIPアドレス/ホスト名およびポート番号を変更するためには,以下の手順で操作を行ってください。
  1. CmdFreakサービスを停止します。
  2. IPアドレスおよびポート番号を変更します。

    CmdFreakサービスが使用するIPアドレスおよびポート番号を変更する場合:
    <インストール先フォルダ>\CmdFreak\sample.conf のservicehostおよびserviceport プロパティにCmdFreakサービスのIPアドレスおよびポート番号を設定します。
    <インストール先フォルダ>\CmdFreak\conf\nginx.conf のlocation /api/ セクションのproxy_pass にCmdFreakサービスのIPアドレスおよびポート番号を設定します。

    Webサーバが使用するIPアドレスおよびポート番号を変更する場合:
    <インストール先フォルダ>\CmdFreak\conf\nginx.conf のlistenおよびserver_name を変更します。

  3. 必要に応じてファイアウォールの設定を変更します。
  4. CmdFreakサービスを起動します。

9. ODBCドライバについて

CmdFreakはRDBMSへの接続にODBCを使用しているため,CmdFreakが動作するサーバに予めODBCドライバをインストールしてください。 ODBCドライバは接続対象のRDBMSの種類に応じたものである必要があります。例えばMySQLにはMySQL用のODBCドライバが必要になります。 CmdFreakは32ビットアプリケーションとして動作するため,ODBCドライバも32ビット版を用意してください(CmdFreakのインストール先 オペレーティングシステムが64ビット版であっても32ビット版ODBCドライバをインストールする必要があります)。 ODBCドライバはRDBMSを提供するベンダーが公開しています。対象ベンダーのWebサイト等から入手してください。

10. 管理上限


11. 問い合わせ先

本ソフトウェアに関する問い合わせは,下記メールアドレスで受け付けています。

sy-takeuchi@outlook.com
https://github.com/s-takeuchi

竹内伸也