MYukkuriVoice

MYukkuriVoiceは、AquesTalk を利用した Mac OSX 向けの
動画制作向けに調整された合成音声生成アプリケーションです。
入力した日本語メッセージから音声ファイルを作成できます。
macOSX El Capitan (10.11)、macOS X Sierra (10.12)、および、 macOS High Sierra(10.13)以降に対応しています。

本ソフトは、(株)アクエストの音声合成ライブラリ AquesTalk を使用しており、その著作権は同社に帰属します。
本ソフトを営利目的で使用する場合は当該ライブラリの使用ライセンスが必要となります。ご注意ください。
http://www.a-quest.com/

目次

  • 開発ステータス
  • アプリバージョン
  • MYukkuriVoice の導入(通常版)
    • ダウンロード
    • インストール
    • アンインストール
  • MYukkuriVoice に関して
    • アプリの使い方を学ぶにはまず何から始めれば良いか
    • 取り扱い種別・使用ライセンス
    • ヘルプ・マニュアル
    • リリースノート
    • 連絡先・問題の報告
  • MYukkuriVoice の主な特徴
    • 基本
    • ショートカット
    • ファイルの出力オプション
    • 選択した範囲のテキストのみの音声再生・録音
    • 保存した音声ファイルをアプリから動画編集ソフトに直接ドラッグアンドドロップ
    • ユーザー辞書機能
    • 最近録音したファイルの一覧と入力の復元
    • 動画編集ソフト Final Cut Pro X 用機能
      • オーディオロールの自動割り当てを設定
      • フォルダーアクションでオーディオロールを設定する
    • その他
    • 機能一覧
  • 動画リンク

開発ステータス

  • アプリ公開
  • (2017/11/15) AquesTalk10 の音声の再生に対応。
  • (2017/11/21) 録音した音声ファイルを動画編集ソフトに直接ドラッグアンドドロップできるように。
  • (2017/11/28) 個人で非営利用途以外で使う人向けに、AquesTalk10 の使用ライセンスキーを環境設定で設定できるようになりました。
  • (2018/01/12) AquesTalk10 の音声設定調節機能を追加しました。AquesTalk10 ベースの声を選んだ時のみ、アクセント、音程などの音声の調節を行えます。
  • (2018/08/26) ボイスロイドにあるマルチボイス機能を追加。
    • "声種プリセット>会話"と入力して、複数メッセージをまとめて音声再生、音声録音する機能です。
    • マルチボイスヘルプ
  • 内部構造を大きく変更したので、
    • アプリをバージョンアップする前は、大事な設定はメモを取っておいてください。
    • 動作がおかしい場合はメニューから設定の初期化を実施するか、過去のバージョンを利用してください。
  • (2018/11/10) ユーザー辞書機能を追加。
  • (2018/11/28) 録音処理が劇的に高速化。超早くなった。
  • (2019/06/01) Final Cut Pro X のオーディオロール自動割り当て機能を利用できるようになりました。
  • (2019/10/29) macOS Catalina 対応。バージョン"0.12.0"より。
    • AquesTalk1 Mac の動作しない環境(macOS Catalina 以降など)で、AquesTalk1 Mac の代わりに、iPhone 用のライブラリ AquesTalk1 iOS を利用して音声を再生するようになりました。
    • 商用利用で、個別に使用ライセンスを購入していた場合、AquesTalk1 iOS の使用ライセンスが追加で必要になります。
  • (NEW!! 2020/03/15) アプリの自動更新機能の実装。メニューからアプリをアップデートできる。署名版アプリのみ。

アプリバージョン

バージョン 開発ステータス リンク
0.13.* 開発版 最新
0.11.* テスト済・安定 0.11.4
0.10.* 一世代前の安定版 0.10.5

MYukkuriVoice の導入(通常版)

ダウンロード

ファイル名 説明
MYukkuriVoice-darwin-x64.zip MYukkuriVoice アプリ。これをダウンロードしましょう。
MYukkuriVoice-darwin-x64-nosigned.zip MYukkuriVoice アプリ(未署名版)

インストール

圧縮ファイル(MYukkuriVoice-darwin-x64.zip)をダウンロードして解凍後、
アプリケーションフォルダ、もしくは任意の場所にアプリケーション(MYukkuriVoice.app)を置いてください。

アンインストール

  • アプリケーションをアンインストールするには、次のファイル・フォルダを削除してください。
    • アプリケーション MYukkuriVoice.app
    • ~/Application Support/MYukkuriVoice フォルダ
    • ~/Library/Logs/MYukkuriVoice フォルダ

MYukkuriVoice に関して

アプリの使い方を学ぶにはまず何から始めれば良いか

  1. MYukkuriVoice を起動すると、右上に「チュートリアル」ボタンがあるので、それを押してチュートリアルを読んでみましょう。
  2. メッセージ入力欄に文字を入力、「▶ 再生」ボタンを押して、音声を再生してみましょう。
  3. メッセージ入力欄に文字を入力、「● 記録」ボタンを押して、音声を録音してみましょう。
  4. 声の種類を切り替えて、音声を再生、記録してみましょう。

取り扱い種別・使用ライセンス

本ソフトは、(株)アクエストの音声合成ライブラリ AquesTalk を使用しており、その著作権は同社に帰属します。

本ソフトは個人の動画作成で使うなど、非営利目的で扱う場合には無償で扱えますが、
例えば、企業での利用であったり、広告をつけた動画で利用するなど収益が発生する場合には、
営利目的での利用となり、当該ライブラリの使用ライセンスが必要となります。

どのようなケースが営利目的に該当するか、どのようにして使用ライセンスを入手すれば良いか、については、
こちらのページにまとめてありますのでご確認ください。

ヘルプ・マニュアル

リリースノート

連絡先・問題の報告

MYukkuriVoice の主な特徴

基本

  • MacOSX Sierra 以降で動作検証。
  • 設定を用意して切り替えて作業するスタイルで利用します。

ショートカット

  • 動画制作向きのショートカットキーがいくつか定義されています

ファイルの出力オプション

1 ファイルごとにファイル名を指定して保存する方法以外に、
音声ファイルを連番付きのファイル名で保存したり、
音声ファイルの元となったメッセージを保存する機能があります。

選択した範囲のテキストのみの音声再生・録音

  • 選択した範囲のテキストを再生、録音する機能があります。
  • メッセージ入力欄、音記号列入力欄、どちらでも機能します。

保存した音声ファイルをアプリから動画編集ソフトに直接ドラッグアンドドロップ

  • 最後に保存した音声ファイルのリンクが、アプリの左下に表示されます。
  • ドラッグアンドドロップで動画編集ソフトに渡せます。

ユーザー辞書機能

  • ユーザー辞書の機能があります。
  • 設定すると、指定の語が来た時に、指定の読み方をするようになります。
  • またメッセージを音声記号列に変換する際、この辞書の定義が使われます。

最近録音したファイルの一覧と入力の復元

  • 録音したファイルの一覧を記録しています。
  • 一覧には、アプリの下部と、Dock のアプリアイコンからアクセスします。
  • 一覧から選択すると、音声を録音した当時の入力情報を、アプリの入力欄に復元できます。

動画編集ソフト Final Cut Pro X 用機能

オーディオロールの自動割り当てを設定

  • Final Cut Pro X に用意されている、オーディオロールの自動割り当て機能を利用できます。
  • 音声ファイルのオーディオロールを設定できます。
  • 環境設定から「拡張機能」→「Final Cut Pro X」のチェックを有効に。
  • ボイスの設定で、自動で割り当てるオーディロールを設定してください。

フォルダーアクションでオーディオロールを設定する

その他

  • チュートリアル、ヘルプが用意されています
  • AquesTalk10 から導入された音声の調節機能にも対応しています。(AquesTalk10 ベースの音声のみ)

機能一覧

  • AquesTalk1, AquesTalk2, AquesTalk10 ベースのメッセージ音声再生、音声録音機能
  • 音記号列の表示編集、および、変更後音記号列の音声再生機能
  • テキストエリアで、選択したテキスト部分のみを音声再生、音声録音
  • 設定の保存、複製。設定に名前をつけて複数の設定を保存可能。
  • ファイル名を指定しての音声ファイル保存。連番ファイルでの音声ファイル保存の選択可能
  • 音声保存時に、音声の元となったメッセージもテキストファイルに保存
  • 音量、再生速度の調整。音質の調整。
  • 再生する音声の抑揚の ON・OFF 切替
  • 音声の再生時間目安の表示
  • アプリから動画編集ソフトに、音声ファイルを直接ドラッグアンドドロップできる機能
  • ウィンドウの前面表示固定、切替機能
  • アプリを閉じた時のウィンドウの位置を記憶する
  • マルチボイス機能。会話形式で音声を再生、録音できます。
  • テキストファイルをドロップしての入力。テキストフィールド、および、アプリアイコンが対応。
  • 保存メッセージをクリックして、音声ファイル、メッセージファイルを QuickLook で開く。
  • ユーザー辞書機能
  • 最近録音したファイルの一覧。選択すると録音時の入力メッセージ、音声記号列を復元します。
  • オーディオロールの自動割り当てを設定 (動画編集ソフト Final Cut Pro X 用)
  • フォルダーアクションでオーディオロールを設定する (動画編集ソフト Final Cut Pro X 用)
  • ライセンスキー有効期限切れチェック
  • タッチバーのサポート
  • アプリの自動更新機能(署名版アプリのみ)
  • 各種ショートカットキーあり
  • チュートリアル、ヘルプあり

動画リンク

MYukkuriVoiceについて

MYukkuriVoiceは、AquesTalkを利用したMac OSX向けの
動画制作向け合成音声生成アプリケーションです。
macOSX El Capitan (10.11)、macOS X Sierra (10.12)、および、それ以降に対応しています。

本ソフトは、(株)アクエストの音声合成ライブラリAquesTalkを使用しており、その著作権は同社に帰属します。
本ソフトを営利目的で使用する場合は当該ライブラリの使用ライセンスが必要となります。ご注意ください。
http://www.a-quest.com/

音声記号列

内部処理的には、音声を再生するAquesTalk用のコード、
音声記号列(音記号列)を作り、
それをAquesTalkのライブラリで再生しています。

音声記号列の詳しい仕様は、
http://www.a-quest.com/download.html
の「音声記号列仕様書」をご確認ください。

あの機能が無い!

MYukkuriVoiceは開発者の欲しい機能優先開発型、 のんびり開発アプリです。 開発者の欲しい機能が優先して開発されます。

ゆっくり霊夢(f1)の声が濁っている?

長らく調査中。対応不能かも。

ゆっくり魔理沙(f2)の声が無い?

MYukkuriVoiceで使用しているバージョンのAquesTalkライブラリには ゆっくり魔理沙(f2)が含まれていません。
よって、対応できません。

声種"m1 男声1"が無くなった

macOS Catalina以降などの環境では、 AquesTalk1ベースの音声再生の仕組みが変わり、
これまで使用できていた声種"m1 男声1"を再生できなくなっています。

ヘルプのウィンドウが、アプリのウィンドウに
くっついて動く

ヘルプのウィンドウを開いている時、本体のアプリのウィンドウを動かすと、 何故かヘルプのウィンドウも移動する。
これは、そういうものだと思ってください。

Command + Wでアプリのウィンドウが
閉じない

メインウィンドウでは、
Command + Wは音声の再生停止に割り当てています。
ショートカットキーが上書きされているのです。
代わりに、Command + Qでアプリを終了させてください。

設定がこわれました

メニューに「環境設定初期化」と 「ボイス設定オールリセット」があるので、 そのメニューを選択してください。設定が初期化されます。
既存の設定は消えるので、残しておきたい設定はメモしておいてください。

アプリのウィンドウがどこかに
行ってしまいました

MYukkuriVoiceはアプリを終了した時のウィンドウの位置を覚えておいて、 次回起動時に、同じ場所にウィンドウを表示する機能があります。
便利な反面、モニターのサイズを変更したりなどすると、 画面外にアプリのウィンドウが外れてしまう問題があります。
困った時は、メニューから「ウィンドウ位置リセット」を選択してください。

ソースコードが公開されているが
実行するとエラーになる

ライセンスの関係上、公開されているソースコードにAquesTalkのライブラリは含まれていません。
株式会社アクエスト様からライブラリのライセンスを購入して組み込むか、 評価版を使用する必要があります。

MYukkuriVoiceで作った音声を使った動画を
Youtubeなどに広告付きで投稿してお金を貰う
にはライセンスが要る?

AquesTalkの使用ライセンスが必要です。
アクエストオンラインストアで 使用ライセンスを購入する必要があります。
→ ライセンスのまとめ

MYukkuriVoiceが動かない。なんだか挙動が
おかしい。

https://github.com/taku-o/myukkurivoiceに MYukkuriVoiceのソースコードがあります。 これを見て問題を修正して頂いても良いのですが、
サイトの課題リストに 問題を報告して頂けるだけでも助かります。

Chromeで「一般的にダウンロードされておら
ず、危険を及ぼす可能性があります」と表示
される

releasesからアプリをダウンロードした際に、 Chromeで「一般的にダウンロードされておらず、危険を及ぼす可能性があります」と表示される現象。
zipファイルのダウンロード件数が少ない時に表示されます。問題はないのでそのままダウンロードを進めてください。

アプリを更新したら設定データが消えた!?

通常版とAppStore版のアプリで、設定データの保存場所が違います。
そのため、それまでインストールしいていたのと違う側をインストールすると、
設定が消えたように見えてしまう現象がおきます。

設定ファイルの構造には互換があるので、コピーすればほぼ復旧します。 → 通常版とAppStore版の違い

通常版 $HOME/Library/Application Support/MYukkuriVoice
AppStore版 $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/
Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice
通常版 $HOME/Library/Application Support/MYukkuriVoice
AppStore版 $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/
Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice

音声保存時に「音声データを作成できません
でした。EPERM: operation not permitted」
と表示される

AppStore版アプリで、連番ファイル出力時のエラーなのであれば、
許諾済みのパーミッションが消失した可能性があります。
ボイスの設定画面で出力先ディレクトリを再選択した後、ボイス設定を保存すれば、
新しいパーミッション情報がボイス設定ファイルに記録され、エラーが修正されます。

アプリを更新するには (通常版)

releasesから最新のアプリをダウンロードして 現在使用中のアプリと入れ替えてください。
※ 入れ替えると、互換性の問題で、現在アプリに設定している情報が消える可能性があります。 消えると困る設定はメモを取っておいてください

アプリを更新するには (AppStore版)

AppStoreから更新します。
※ 入れ替えると、互換性の問題で、現在アプリに設定している情報が消える可能性があります。 消えると困る設定はメモを取っておいてください

アンインストールするには (通常版)

アンインストールするには (AppStore版)

アンインストール機能はないのか

事故が怖くて実装しづらい。

設定をバックアップするには (通常版)

次にあげるファイルとフォルダをどこかに逃がしてください。

設定をバックアップするには (AppStore版)

次にあげるファイルとフォルダをどこかに逃がしてください。

  • $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice/data.json
  • $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice/config.json
  • $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice/userdict

AquesTalkのライセンスについて

使用ライセンスが必要かどうか

個人で動画を作って公開する程度であればライセンスは不要ですが、 営利での利用であったり、収益が発生する場合は、使用ライセンスが必要となります。
より正確な情報は 外部リンク:ゆっくり実況で収益化するときライセンス購入は必要? をご覧ください。

状況必要・不要
商売で使用する 必要
会社の業務で使用する 必要
学校で使用する 必要
動画に使用する(広告収入なし) 不要
動画に使用する(広告収入あり) 必要

どの使用ライセンスが必要になるか

MYukkuriVoiceの声と、対応するAquesTalkのバージョンは下の表の通りです。
営利目的でMYukkuriVoiceを使う場合、次の使用ライセンスが必要になります。

・言語処理ライブラリAqKanji2Koeの使用ライセンス
・AquesTalk (Mac)の使用ライセンス
・AquesTalk (iOS)の使用ライセンス
・AquesTalk2 (Mac)の使用ライセンス
・AquesTalk10 (Mac)の使用ライセンス

必要なライセンス数が多いので、
1年の期限付きですが、1ライセンスで上記全てを扱える、
使用ライセンス(商用コンテンツ向け)を購入するのが良いと思います。

AquesTalkバージョン声種
f1 女声1(ゆっくり) AquesTalk (Mac)
AquesTalk (iOS)
女声 f1
m1 男声1 AquesTalk (Mac) 男声 m1
f1c 女声 AquesTalk2 (Mac) f1c 女声
f3a 女声 AquesTalk2 (Mac) f3a 女声
huskey ハスキー AquesTalk2 (Mac) huskey ハスキー
m4b 男声 AquesTalk2 (Mac) m4b 男声
mf1 中性的 AquesTalk2 (Mac) mf1 中性的
rb2 小さいロボ AquesTalk2 (Mac) rb2 小さいロボ
rb3 ロボ AquesTalk2 (Mac) rb3 ロボ
rm 女声 AquesTalk2 (Mac) rm 女声
robo ロボット AquesTalk2 (Mac) robo ロボット
aq_yukkuri AquesTalk2 (Mac) aq_yukkuri
f4 女声 AquesTalk2 (Mac) f4 女声
m5 男声 AquesTalk2 (Mac) m5 男声
mf2 機械声 AquesTalk2 (Mac) mf2 機械声
rm3 女声 AquesTalk2 (Mac) rm3 女声
aq_defo1 AquesTalk2 (Mac) aq_defo1
aq_momo1 AquesTalk2 (Mac) aq_momo1
aq_teto1 AquesTalk2 (Mac) aq_teto1
aq10-F1 女声1(新ゆっくり) AquesTalk10 (Mac) F1 女声1
aq10-F2 女声2 AquesTalk10 (Mac) F2 女声2
aq10-F3 女声3 AquesTalk10 (Mac) F3 女声3
aq10-M1 男声1 AquesTalk10 (Mac) M1 男声1
aq10-M2 男声2 AquesTalk10 (Mac) M2 男声2
aq10-R1 ロボット1 AquesTalk10 (Mac) R1 ロボット1
aq10-R2 ロボット2 AquesTalk10 (Mac) R2 ロボット2

使用ライセンス(商用コンテンツ向け)の購入

使用ライセンス(商用コンテンツ向け)は
アクエストオンラインストアこのページで購入します。

使用ライセンスは、購入後、登録した住所に配送されます。

AquesTalk10の使用ライセンスの設定

使用ライセンス(商用コンテンツ向け)、
もしくは、使用ライセンス(AquesTalk10)を購入した場合は、追加で、使用キーの設定が必要です。

購入した使用ライセンスキーが届いたら、
その使用キーを環境設定画面で設定してください。

うまく設定できるとAquesTalk10の初回音声再生時、
メッセージパネルに「AquesTalk10使用ライセンスキーを設定しました。」と 表示されます。

個人かつ非営利での利用の場合は、AquesTalk10の使用ライセンスキーは設定しなくても大丈夫です。

通常版とAppStore版の違い

通常版 AppStore版
アプリの更新方法 GitHubから手動でダウンロードして入れ替え AppStoreから更新する
設定ファイルの置き場所 $HOME/Library/Application Support/MYukkuriVoice $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/
Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice
設定ファイルの置き場所 $HOME/Library/Application Support/MYukkuriVoice $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/
Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice
連番出力時のデフォルトの出力先 $HOME/Desktop $HOME/Music/MYukkuriVoice
セキュリティ上の制限 - 一部のファイル・ディレクトリへのアクセスに制限がある。
連番出力機能とQuick Look機能に影響。
よって、過去に作った設定ファイルをコピーしたりすると、
パーミッション不足でエラーになることがある。
性能 - 描画関連の性能が通常版より遅く、特に起動が遅くなっている。

相互への環境移行方法

設定ファイルを移行したい環境にコピーします。
通常版からAppStore版への移行では、連番出力機能がそのままでは動かないので、
出力先ディレクトリをもう一度選択してから、設定データを保存してください。

通常版 $HOME/Library/Application Support/MYukkuriVoice
AppStore版 $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/
Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice
通常版 $HOME/Library/Application Support/MYukkuriVoice
AppStore版 $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/
Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice

macOS Catalina 対応

AquesTalk1 Mac の動作しない環境では、AquesTalk1 Macの代わりに、
iPhone用のライブラリ AquesTalk1 iOSを利用して音声を再生します。
・仕組みが変わった都合上、AquesTalk1 iOSを実行している環境では、声種"m1 男声 1"を利用できなくなります。
・これまで MYukkuriVoiceを商用利用していた方は、AquesTalk1 iOS の使用ライセンスが追加で必要になります。
 もしくは、商用ライセンス(1 年)を利用するようにしてください。
 ライセンスはアクエストオンラインストアで購入できます。

今、どちらの AquesTalk1 ライブラリを
使用しているか

メニューから"About MYukkuriVoice"を開くと、
実行中の環境と、使用しているAquesTalkライブラリを確認できます。

環境 About MYukkuriVoice記載 実行するAquesTalk1ライブラリ
Mac Apple Store版 runtime-env mas AquesTalk1 iOS
macOS Catalina以降 os-version darwin 19.0.0以降 AquesTalk1 iOS
上記以外の環境 - AquesTalk1 Mac

連絡先

MYukkuriVoiceは、次のURLで開発されています。
https://github.com/taku-o/myukkurivoice

バグ報告はこちら(課題リスト)に お願いします。

機能一覧

  • AquesTalk1, AquesTalk2, AquesTalk10ベースのメッセージ音声再生、音声録音機能
  • 音声の再生時間目安の表示
  • アプリを閉じた時のウィンドウの位置を記憶する
  • 保存メッセージをクリックして、音声ファイル、メッセージファイルをQuickLookで開く。
  • タッチバーのサポート
  • アプリの自動更新機能(署名版アプリのみ)

メッセージの再生

メッセージ入力欄に再生したいメッセージを入力。
再生ボタンを押すと音声を再生、
記録ボタンを押すと音声を保存します。

音記号列への変換

音記号列に変換ボタンを押すと
メッセージ入力欄に入れられたメッセージを音記号列に変換します。

音記号列の再生

音記号列入力欄に音記号列が入力されている状態で、
再生ボタンを押すと音記号列入力欄の音声を再生、
記録ボタンを押すと音記号列入力欄の音声を保存します。
音記号列は編集可能なので、発音が気に入らない場合はここで修正します。

メッセージの一部のみの再生記録変換

もし、入力したメッセージ、音記号列全体ではなく、 その一部のみを再生、記録、音記号列へ変換したい場合は、 希望の範囲のテキストを選択すれば、
その選択されたテキストのみを対象に音声再生、記録、音記号列への変換を実施できます。
音声の一部のみを差し替えたい時などに使用します。

再生する音声の調整

現在、MYukkuriVoiceに用意されている音声の調整関連の機能は以下の通りです。 良く使用されそうな機能は前面に、使用頻度の少なそうな機能は設定画面に 設定機能が用意されています。

  • 音量
  • 再生速度
  • playback rate
  • detune
  • 抑揚のON・OFF切替
音量
項目内容
説明 再生する音声の音量を調整します。
MYukkuriVoiceの音量はデフォルトではSofTalkなどに
比べて、やや高めになっています。
デフォルト値 1.0
パラメータ 0.0 〜 3.0 (0.1刻み)
再生速度
項目内容
説明 音声の再生速度を変更します。
MYukkuriVoiceのデフォルトの再生速度は、
動画に使うにはやや遅めです。
デフォルト値 100
パラメータ 50 〜 300
playback rate
項目内容
説明 音声の再生速度です。
ですが、「再生速度」の項目と違い、
パラメータを変化させると声の質が変化します。
デフォルト値 1.0
パラメータ 0.0 〜 3.0 (0.1刻み)
detune
項目内容
説明 音の高さをずらします。
このパラメータを変化させると、音の高さが変わるだけ
ではなく、音のテンポにも影響があります。
デフォルト値 0
パラメータ -1200 〜 1200 (50刻み)
抑揚のON・OFF切替
項目内容
説明 再生する音声記号列からアクセント記号(')と区切記号(/)を
取り除き、加工後のメッセージを再生します。
結果として、抑揚のチェックをOFFにすると棒読みのような
メッセージが再生されます。
デフォルト値 ON
パラメータ

音声記録時にテキストファイルにメッセージを
書き出す

このチェックをオンにしておくと、音声ファイルの録画時に、 その音声データの元となったメッセージをテキストファイルに 書き込みます。
テキストファイルのファイル名は音声ファイル名 + ".txt"になります。
作成した音声ファイルがどのメッセージだったか、音声を再生せずに確認できるので便利です。

連番ファイル出力機能を使用する

記録ボタンを押した際、作成する音声ファイルのファイル名が聞かれなくなります。 代わりに、0001.wav、0002.wav、0003.wavというように、記録するたびに連番のファイルを作成します。
多数の音声ファイルを作成する時などで、ファイル名の指定が面倒な際に利用します。

ファイル名のプレフィックス、出力先
ディレクトリ選択

連番ファイル出力機能を使用する際の、出力ファイルの作成ルールの指定です。

設定を編集する

左のメニューのボタンで、音声再生設定を保存・編集できます。
各ボタンの機能の説明は以下の通りです
ボタン 機能
現在の設定を保存します。
新規の設定データを追加します。
設定を増やしたいときに使用します。
選択している設定を複製して、一番下に追加します。
既存の設定から少し変更した設定を作る時に使用します。
選択している設定を削除します。

設定を選択する

使用したい設定を変更したい時は、 左のメニューから使用したい設定を選択してください。
選択されている設定は、背景がハイライト表示になります。

設定を絞り込む

設定メニューの上のテキストフィールドに 設定の名前を入力すると、 メニューに表示する設定を絞り込めます。

設定を初期化する

アプリケーションのデータに関わる部分が更新された時、 あるいは設定がおかしくなった時、設定を修復したい時は、
「ボイス設定」メニューの「ボイス設定オールリセット」を選択すると、 現在の設定が初期化されます。
現在の設定内容は失われてしまうので、気をつけてください。

アプリから動画編集ソフトに音声ファイルを
直接ドラッグアンドドロップする

MYukkuriVoiceで音声を録音すると、
録音ファイルのリンクが張られます。
このボタンをドラッグアンドドロップすれば、 Finderを経由しなくても、 動画編集ソフト、あるいは他のソフトに動画ファイルを直接渡せます。

ウィンドウを最前面に固定する

メイン画面上にある、このボタン を押下すると、画面が常に最前面に表示されるようになります。
もう一回押すと、元に戻ります。
複数のアプリケーションを開いて、作業する時などに便利です。
※トラブル回避の都合上、アプリを再起動すると最前面の設定はリセットされます

マルチボイス機能

概要

複数の声種プリセットを指定して会話形式で音声を再生する、
または、その会話音声を保存する機能です。
あるいは、音声ファイルを一括で作成する機能としてもご利用できます。

使い方

メッセージ入力欄と音記号列入力欄で、 決められたフォーマットで声種プリセットを指定してください。

ゆっくり>こんにちわ。
おとこ声>おはようございます。今日も早いですね。
ロボ>がががが
ゆっくり>あ、また故障してる。

入力フォーマット

全角「>」で区切って、声の設定名を指定してください。
プリセット未指定の場合は、現在選択している声種プリセットか、 上の行で指定していた声種プリセットが使われます。

声種プリセット>話す内容

Command+Nで、選択中の声種プリセット名をテキスト欄に入力する
ショートカットキーが定義されています。

音声ファイル保存

音声ファイル保存を実行すると、 全角「>」で指定した範囲毎に、音声ファイルを作成して保存します。
保存ファイルの設定は、 現在選択している声種プリセットの設定がそのまま利用されます。
作成される音声ファイルには連番が付きます。

ドラッグアンドドロップでの入力

メッセージ入力欄と音記号列入力欄には、 テキストファイルをドロップしても文字を入力できるので、
シナリオを書き起こしてから声を作る方は、利用してみてください。

また、アプリアイコンにドロップしても入力できます。
この場合は、メッセージ入力欄に入力されます。

ユーザー辞書機能

概要

MYukkuriVoiceでメッセージを読み上げる際、 またはメッセージを音声記号列に変換する際、
このユーザー辞書でワードが定義されていれば、
この辞書の定義に従って、メッセージを変換します。

ユーザー辞書の書き出し・反映

Exportボタンでユーザー辞書を更新します。
ユーザー辞書はMYukkuriVoiceアプリの画面を更新するまで反映されません。

ユーザー辞書の場所

ユーザー辞書のファイルは次の場所に置いてあります。
(通常版) $HOME/Library/Application Support/MYukkuriVoice/userdict

(AppStore版) $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice/userdict

aq_user.dic、aqdic.binがMYukkuriVoiceで使用している辞書データで、 aq_user.csvには編集中の辞書のデータがCSV形式で入っています。
(ユーザー辞書が存在しない場合は、アプリに組み込まれたデフォルトの辞書を利用します)

ユーザー辞書のリセット

ユーザー辞書をリセットするには、「辞書オールリセット」「Export」の順に操作します。

メニューの「辞書オールリセット」は マスターの辞書で、編集データを上書きします。
この操作をすることでユーザー辞書は更新されませんが、 編集中のデータ(aq_user.csv)は初期化されてしまいますので、ご注意ください。

一括でユーザー辞書のデータを登録・編集
したい場合

aq_user.csvをテキストエディタで直接編集してください。
(通常版) $HOME/Library/Application Support/MYukkuriVoice/userdict/aq_user.csv
(AppStore版) $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice/userdict/aq_user.csv

最近録音したファイルの一覧

概要

MYukkuriVoiceで音声を録音すると、 「最近録音したファイルの一覧」に登録されます。
ファイルの一覧は、Dockのアイコンからか、メイン画面下のアプリの録音履歴から確認できます。

最近録音したファイルを利用した復元・再編集

「最近録音したファイルの一覧」から音声ファイルを選択すると、 その音声を録音する際に入力していたメッセージを、入力欄に復元できます。
設定を微修正して再録音したい時に、便利に使えると思います。

履歴のリセット

「最近録音したファイルの一覧」は、 メニューの「履歴」から「Clear Recent」を選択するとクリアされます。

履歴の制限

履歴は最大30日間、最新の20件が保存されます。

環境設定の設定項目

メニューの環境設定で設定できる、 各項目の説明です。

ウィンドウサイズ

MYukkuriVoiceのメインウィンドウのサイズを指定できます。
(ここで設定しなくても、メインウィンドウのサイズを変更後、アプリを終了すれば、 ウィンドウサイズは保存されます)

音声再生エンジン

エンジン 説明 サンプリングレート
html5audio AquesTalkで生成した音声をそのまま再生、保存するエンジンです。
無加工、というよりも加工したくてもできない、エンジン。
8000Hz
webaudioapi8 AquesTalkで生成した音声に、手を加えた後、再生保存できるエンジンです。
いくつかの機能は、このエンジンでないと利用できません。 デフォルトのエンジン。
8000Hz
webaudioapi webaudioapi8エンジンの旧バージョン。44100Hzで出力します。
サンプリングレート変更の際、リサンプルが発生します。
44100Hz

メッセージリストを表示する

メインウィンドウの下部に、アプリの作業状況やステータス、 音声の保存履歴などを表示する一覧を表示します。

拡張機能 (Final Cut Pro X)

オーディオロールの自動割り当て機能を利用できるようになります。

AquesTalk10 使用ライセンスキー

使用ライセンス(商用コンテンツ向け)、もしくはAquesTalk10のライセンスキーを登録出来ます。
→ ライセンスのまとめ

ライセンスキータイマー

1年間の有効期限のある「使用ライセンス(商用コンテンツ向け)」を使用している方向けの機能。
ライセンスを購入時、ライセンスの有効期限を入力しておけば、 その期日を過ぎた時にメッセージリストで通知してくれる機能です。
当然、メッセージリストを表示していないと利用できません。
(メッセージが表示されるだけで、アプリの利用には特に影響がありません)

ショートカットキー(メインウィンドウ)

ショートカットキー 機能
Command + P 音声再生
Command + W 音声再生停止
Command + S 音声ファイル保存
Command + ↑ メッセージ入力欄に移動する
Command + ↓ 音記号列入力欄に移動する
Command + → メッセージを音記号列に変換します
Command + D クリップボードをメッセージ入力欄にコピー
Command + N "声種プリセット名>"をテキスト欄に入力します。
メッセージ入力欄、音記号列入力欄、どちらでも利用できます。
Command + ← 次の音声設定に移動します
Command + Shift + ← 前の音声設定に移動します
Command + 0 〜 Command + 9 指定した番号の音声設定に移動します
Command + Q アプリ終了
Command長押し ショートカットキーのヒントを表示する

ショートカットキー(環境設定)

ショートカットキー 機能
Command + W ウィンドウを閉じる
Command + Q アプリ終了
Command長押し ショートカットキーのヒントを表示する

ショートカットキー(辞書)

ショートカットキー 機能
Command + N 定義データ追加
Command + S 保存
Command + W ウィンドウを閉じる
Command + Q アプリ終了
Command長押し ショートカットキーのヒントを表示する

ショートカットキー(ヘルプ)

ショートカットキー 機能
前のヘルプに移動
次のヘルプに移動
Command + F ヘルプ検索フォームを開く
Command + ← 履歴を戻る
Command + → 履歴を進む
Command + W ウィンドウを閉じる
Command + Q アプリ終了
Command長押し ショートカットキーのヒントを表示する

チュートリアル・ヘルプ

このアプリケーションには、3つのチュートリアルとヘルプが用意されています。 それぞれの機能はメインウィンドウにある、次のボタンで起動します。

読み込み時に割り当てられる
オーディオロールを設定する

概要

動画編集ソフト Final Cut Pro Xに用意されている、
メディアファイルの読み込み時に カスタムロールを自動的に割り当てる機能を、
MYukkuriVoiceから利用します。
(今のところ、実験的な機能となります)

読み込み時に割り当てられるオーディオロールを設定する
https://support.apple.com/kb/PH26179

利用手順

1. 環境設定画面で 「拡張機能」→「Final Cut Pro X」のチェックを有効にします。
2. ボイスの設定で、

  1. 「設定画面に切替」
  2. 「音声ファイルにオーディオロール自動割り当て設定を書き込む」にチェックを入れる
  3. 割り当てるオーディオロール名を入力する

と、機能が有効になります。

Final Cut Pro X側の設定

・オーディオロールの自動割り当て機能は、Final Cut Pro X 10.3以降で利用できます。
・「環境設定」→「読み込み」で、

  • 「iXMLトラック名がある場合は割り当てる」にチェックを入れてください。
    • (これは通常デフォルトONになっています)
  • オーディオロールを割り当てる際の、親のロールを「ロールを割り当てる」で指定します。
    • 「ロールを割り当てる」で「自動」を選択した場合は、ドラッグアンドドロップで読み込んだ際、「ダイアログ」が親ロールになります。
    • 「ファイル」→「読み込む」→「メディア」で音声ファイルは取り込む場合は、取り込み時に親ロールを指定できます。

注意事項

この機能を有効にするとMYukkuriVoiceが出力する音声ファイルに、iXMLメタデータが書き込まれますが、
実は、このiXMLメタデータをうまく処理できないアプリがそこそこ存在します。

Final Cut Pro X以外でもMYukkuriVoiceの音声ファイルを使う場合は、 例えば、iXMLメタデータ無しの音声ファイルも作っておく、などの対策が必要になる、ということです。

フォルダーアクションでオーディ
オロールを設定する

Macのフォルダーアクションで、オーディオロールを設定する方法もあります。
この方法だと、任意のフォルダーに入れた音声ファイルを変換できて、
また、iXMLメタデータなしのファイルを残すなど、ある程度自由に挙動を選べます。
(MYukkuriVoiceのサブプロジェクトです)

https://github.com/taku-o/fcpx-audio-role-workflow
日本語ドキュメント

MYukkuriVoiceについて

MYukkuriVoiceは、AquesTalkを利用したMac OSX向けの
動画制作向け合成音声生成アプリケーションです。
macOSX El Capitan (10.11)、macOS X Sierra (10.12)、および、それ以降に対応しています。

本ソフトは、(株)アクエストの音声合成ライブラリAquesTalkを使用しており、その著作権は同社に帰属します。
本ソフトを営利目的で使用する場合は当該ライブラリの使用ライセンスが必要となります。ご注意ください。
http://www.a-quest.com/

音声記号列

内部処理的には、音声を再生するAquesTalk用のコード、
音声記号列(音記号列)を作り、
それをAquesTalkのライブラリで再生しています。

音声記号列の詳しい仕様は、
http://www.a-quest.com/download.html
の「音声記号列仕様書」をご確認ください。

あの機能が無い!

MYukkuriVoiceは開発者の欲しい機能優先開発型、 のんびり開発アプリです。 開発者の欲しい機能が優先して開発されます。

ゆっくり霊夢(f1)の声が濁っている?

長らく調査中。対応不能かも。

ゆっくり魔理沙(f2)の声が無い?

MYukkuriVoiceで使用しているバージョンのAquesTalkライブラリには ゆっくり魔理沙(f2)が含まれていません。
よって、対応できません。

声種"m1 男声1"が無くなった

macOS Catalina以降などの環境では、 AquesTalk1ベースの音声再生の仕組みが変わり、
これまで使用できていた声種"m1 男声1"を再生できなくなっています。

ヘルプのウィンドウが、アプリのウィンドウに
くっついて動く

ヘルプのウィンドウを開いている時、本体のアプリのウィンドウを動かすと、 何故かヘルプのウィンドウも移動する。
これは、そういうものだと思ってください。

Command + Wでアプリのウィンドウが
閉じない

メインウィンドウでは、
Command + Wは音声の再生停止に割り当てています。
ショートカットキーが上書きされているのです。
代わりに、Command + Qでアプリを終了させてください。

設定がこわれました

メニューに「環境設定初期化」と 「ボイス設定オールリセット」があるので、 そのメニューを選択してください。設定が初期化されます。
既存の設定は消えるので、残しておきたい設定はメモしておいてください。

アプリのウィンドウがどこかに
行ってしまいました

MYukkuriVoiceはアプリを終了した時のウィンドウの位置を覚えておいて、 次回起動時に、同じ場所にウィンドウを表示する機能があります。
便利な反面、モニターのサイズを変更したりなどすると、 画面外にアプリのウィンドウが外れてしまう問題があります。
困った時は、メニューから「ウィンドウ位置リセット」を選択してください。

ソースコードが公開されているが
実行するとエラーになる

ライセンスの関係上、公開されているソースコードにAquesTalkのライブラリは含まれていません。
株式会社アクエスト様からライブラリのライセンスを購入して組み込むか、 評価版を使用する必要があります。

MYukkuriVoiceで作った音声を使った動画を
Youtubeなどに広告付きで投稿してお金を貰う
にはライセンスが要る?

AquesTalkの使用ライセンスが必要です。
アクエストオンラインストアで 使用ライセンスを購入する必要があります。
→ ライセンスのまとめ

MYukkuriVoiceが動かない。なんだか挙動が
おかしい。

https://github.com/taku-o/myukkurivoiceに MYukkuriVoiceのソースコードがあります。 これを見て問題を修正して頂いても良いのですが、
サイトの課題リストに 問題を報告して頂けるだけでも助かります。

Chromeで「一般的にダウンロードされておら
ず、危険を及ぼす可能性があります」と表示
される

releasesからアプリをダウンロードした際に、 Chromeで「一般的にダウンロードされておらず、危険を及ぼす可能性があります」と表示される現象。
zipファイルのダウンロード件数が少ない時に表示されます。問題はないのでそのままダウンロードを進めてください。

アプリを更新したら設定データが消えた!?

通常版とAppStore版のアプリで、設定データの保存場所が違います。
そのため、それまでインストールしいていたのと違う側をインストールすると、
設定が消えたように見えてしまう現象がおきます。

設定ファイルの構造には互換があるので、コピーすればほぼ復旧します。 → 通常版とAppStore版の違い

通常版 $HOME/Library/Application Support/MYukkuriVoice
AppStore版 $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/
Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice
通常版 $HOME/Library/Application Support/MYukkuriVoice
AppStore版 $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/
Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice

音声保存時に「音声データを作成できません
でした。EPERM: operation not permitted」
と表示される

AppStore版アプリで、連番ファイル出力時のエラーなのであれば、
許諾済みのパーミッションが消失した可能性があります。
ボイスの設定画面で出力先ディレクトリを再選択した後、ボイス設定を保存すれば、
新しいパーミッション情報がボイス設定ファイルに記録され、エラーが修正されます。

アプリを更新するには (通常版)

releasesから最新のアプリをダウンロードして 現在使用中のアプリと入れ替えてください。
※ 入れ替えると、互換性の問題で、現在アプリに設定している情報が消える可能性があります。 消えると困る設定はメモを取っておいてください

アプリを更新するには (AppStore版)

AppStoreから更新します。
※ 入れ替えると、互換性の問題で、現在アプリに設定している情報が消える可能性があります。 消えると困る設定はメモを取っておいてください

アンインストールするには (通常版)

アンインストールするには (AppStore版)

アンインストール機能はないのか

事故が怖くて実装しづらい。

設定をバックアップするには (通常版)

次にあげるファイルとフォルダをどこかに逃がしてください。

設定をバックアップするには (AppStore版)

次にあげるファイルとフォルダをどこかに逃がしてください。

  • $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice/data.json
  • $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice/config.json
  • $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice/userdict

AquesTalkのライセンスについて

使用ライセンスが必要かどうか

個人で動画を作って公開する程度であればライセンスは不要ですが、 営利での利用であったり、収益が発生する場合は、使用ライセンスが必要となります。
より正確な情報は 外部リンク:ゆっくり実況で収益化するときライセンス購入は必要? をご覧ください。

状況必要・不要
商売で使用する 必要
会社の業務で使用する 必要
学校で使用する 必要
動画に使用する(広告収入なし) 不要
動画に使用する(広告収入あり) 必要

どの使用ライセンスが必要になるか

MYukkuriVoiceの声と、対応するAquesTalkのバージョンは下の表の通りです。
営利目的でMYukkuriVoiceを使う場合、次の使用ライセンスが必要になります。

・言語処理ライブラリAqKanji2Koeの使用ライセンス
・AquesTalk (Mac)の使用ライセンス
・AquesTalk (iOS)の使用ライセンス
・AquesTalk2 (Mac)の使用ライセンス
・AquesTalk10 (Mac)の使用ライセンス

必要なライセンス数が多いので、
1年の期限付きですが、1ライセンスで上記全てを扱える、
使用ライセンス(商用コンテンツ向け)を購入するのが良いと思います。

AquesTalkバージョン声種
f1 女声1(ゆっくり) AquesTalk (Mac)
AquesTalk (iOS)
女声 f1
m1 男声1 AquesTalk (Mac) 男声 m1
f1c 女声 AquesTalk2 (Mac) f1c 女声
f3a 女声 AquesTalk2 (Mac) f3a 女声
huskey ハスキー AquesTalk2 (Mac) huskey ハスキー
m4b 男声 AquesTalk2 (Mac) m4b 男声
mf1 中性的 AquesTalk2 (Mac) mf1 中性的
rb2 小さいロボ AquesTalk2 (Mac) rb2 小さいロボ
rb3 ロボ AquesTalk2 (Mac) rb3 ロボ
rm 女声 AquesTalk2 (Mac) rm 女声
robo ロボット AquesTalk2 (Mac) robo ロボット
aq_yukkuri AquesTalk2 (Mac) aq_yukkuri
f4 女声 AquesTalk2 (Mac) f4 女声
m5 男声 AquesTalk2 (Mac) m5 男声
mf2 機械声 AquesTalk2 (Mac) mf2 機械声
rm3 女声 AquesTalk2 (Mac) rm3 女声
aq_defo1 AquesTalk2 (Mac) aq_defo1
aq_momo1 AquesTalk2 (Mac) aq_momo1
aq_teto1 AquesTalk2 (Mac) aq_teto1
aq10-F1 女声1(新ゆっくり) AquesTalk10 (Mac) F1 女声1
aq10-F2 女声2 AquesTalk10 (Mac) F2 女声2
aq10-F3 女声3 AquesTalk10 (Mac) F3 女声3
aq10-M1 男声1 AquesTalk10 (Mac) M1 男声1
aq10-M2 男声2 AquesTalk10 (Mac) M2 男声2
aq10-R1 ロボット1 AquesTalk10 (Mac) R1 ロボット1
aq10-R2 ロボット2 AquesTalk10 (Mac) R2 ロボット2

使用ライセンス(商用コンテンツ向け)の購入

使用ライセンス(商用コンテンツ向け)は
アクエストオンラインストアこのページで購入します。

使用ライセンスは、購入後、登録した住所に配送されます。

AquesTalk10の使用ライセンスの設定

使用ライセンス(商用コンテンツ向け)、
もしくは、使用ライセンス(AquesTalk10)を購入した場合は、追加で、使用キーの設定が必要です。

購入した使用ライセンスキーが届いたら、
その使用キーを環境設定画面で設定してください。

うまく設定できるとAquesTalk10の初回音声再生時、
メッセージパネルに「AquesTalk10使用ライセンスキーを設定しました。」と 表示されます。

個人かつ非営利での利用の場合は、AquesTalk10の使用ライセンスキーは設定しなくても大丈夫です。

通常版とAppStore版の違い

通常版 AppStore版
アプリの更新方法 GitHubから手動でダウンロードして入れ替え AppStoreから更新する
設定ファイルの置き場所 $HOME/Library/Application Support/MYukkuriVoice $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/
Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice
設定ファイルの置き場所 $HOME/Library/Application Support/MYukkuriVoice $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/
Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice
連番出力時のデフォルトの出力先 $HOME/Desktop $HOME/Music/MYukkuriVoice
セキュリティ上の制限 - 一部のファイル・ディレクトリへのアクセスに制限がある。
連番出力機能とQuick Look機能に影響。
よって、過去に作った設定ファイルをコピーしたりすると、
パーミッション不足でエラーになることがある。
性能 - 描画関連の性能が通常版より遅く、特に起動が遅くなっている。

相互への環境移行方法

設定ファイルを移行したい環境にコピーします。
通常版からAppStore版への移行では、連番出力機能がそのままでは動かないので、
出力先ディレクトリをもう一度選択してから、設定データを保存してください。

通常版 $HOME/Library/Application Support/MYukkuriVoice
AppStore版 $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/
Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice
通常版 $HOME/Library/Application Support/MYukkuriVoice
AppStore版 $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/
Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice

macOS Catalina 対応

AquesTalk1 Mac の動作しない環境では、AquesTalk1 Macの代わりに、
iPhone用のライブラリ AquesTalk1 iOSを利用して音声を再生します。
・仕組みが変わった都合上、AquesTalk1 iOSを実行している環境では、声種"m1 男声 1"を利用できなくなります。
・これまで MYukkuriVoiceを商用利用していた方は、AquesTalk1 iOS の使用ライセンスが追加で必要になります。
 もしくは、商用ライセンス(1 年)を利用するようにしてください。
 ライセンスはアクエストオンラインストアで購入できます。

今、どちらの AquesTalk1 ライブラリを
使用しているか

メニューから"About MYukkuriVoice"を開くと、
実行中の環境と、使用しているAquesTalkライブラリを確認できます。

環境 About MYukkuriVoice記載 実行するAquesTalk1ライブラリ
Mac Apple Store版 runtime-env mas AquesTalk1 iOS
macOS Catalina以降 os-version darwin 19.0.0以降 AquesTalk1 iOS
上記以外の環境 - AquesTalk1 Mac

連絡先

MYukkuriVoiceは、次のURLで開発されています。
https://github.com/taku-o/myukkurivoice

バグ報告はこちら(課題リスト)に お願いします。

各機能詳細

機能一覧

  • AquesTalk1, AquesTalk2, AquesTalk10ベースのメッセージ音声再生、音声録音機能
  • 音声の再生時間目安の表示
  • アプリを閉じた時のウィンドウの位置を記憶する
  • 保存メッセージをクリックして、音声ファイル、メッセージファイルをQuickLookで開く。
  • タッチバーのサポート
  • アプリの自動更新機能(署名版アプリのみ)

メッセージの再生

メッセージ入力欄に再生したいメッセージを入力。
再生ボタンを押すと音声を再生、
記録ボタンを押すと音声を保存します。

音記号列への変換

音記号列に変換ボタンを押すと
メッセージ入力欄に入れられたメッセージを音記号列に変換します。

音記号列の再生

音記号列入力欄に音記号列が入力されている状態で、
再生ボタンを押すと音記号列入力欄の音声を再生、
記録ボタンを押すと音記号列入力欄の音声を保存します。
音記号列は編集可能なので、発音が気に入らない場合はここで修正します。

メッセージの一部のみの再生記録変換

もし、入力したメッセージ、音記号列全体ではなく、 その一部のみを再生、記録、音記号列へ変換したい場合は、 希望の範囲のテキストを選択すれば、
その選択されたテキストのみを対象に音声再生、記録、音記号列への変換を実施できます。
音声の一部のみを差し替えたい時などに使用します。

再生する音声の調整

現在、MYukkuriVoiceに用意されている音声の調整関連の機能は以下の通りです。 良く使用されそうな機能は前面に、使用頻度の少なそうな機能は設定画面に 設定機能が用意されています。

  • 音量
  • 再生速度
  • playback rate
  • detune
  • 抑揚のON・OFF切替
音量
項目内容
説明 再生する音声の音量を調整します。
MYukkuriVoiceの音量はデフォルトではSofTalkなどに
比べて、やや高めになっています。
デフォルト値 1.0
パラメータ 0.0 〜 3.0 (0.1刻み)
再生速度
項目内容
説明 音声の再生速度を変更します。
MYukkuriVoiceのデフォルトの再生速度は、
動画に使うにはやや遅めです。
デフォルト値 100
パラメータ 50 〜 300
playback rate
項目内容
説明 音声の再生速度です。
ですが、「再生速度」の項目と違い、
パラメータを変化させると声の質が変化します。
デフォルト値 1.0
パラメータ 0.0 〜 3.0 (0.1刻み)
detune
項目内容
説明 音の高さをずらします。
このパラメータを変化させると、音の高さが変わるだけ
ではなく、音のテンポにも影響があります。
デフォルト値 0
パラメータ -1200 〜 1200 (50刻み)
抑揚のON・OFF切替
項目内容
説明 再生する音声記号列からアクセント記号(')と区切記号(/)を
取り除き、加工後のメッセージを再生します。
結果として、抑揚のチェックをOFFにすると棒読みのような
メッセージが再生されます。
デフォルト値 ON
パラメータ

音声記録時にテキストファイルにメッセージを
書き出す

このチェックをオンにしておくと、音声ファイルの録画時に、 その音声データの元となったメッセージをテキストファイルに 書き込みます。
テキストファイルのファイル名は音声ファイル名 + ".txt"になります。
作成した音声ファイルがどのメッセージだったか、音声を再生せずに確認できるので便利です。

連番ファイル出力機能を使用する

記録ボタンを押した際、作成する音声ファイルのファイル名が聞かれなくなります。 代わりに、0001.wav、0002.wav、0003.wavというように、記録するたびに連番のファイルを作成します。
多数の音声ファイルを作成する時などで、ファイル名の指定が面倒な際に利用します。

ファイル名のプレフィックス、出力先
ディレクトリ選択

連番ファイル出力機能を使用する際の、出力ファイルの作成ルールの指定です。

設定を編集する

左のメニューのボタンで、音声再生設定を保存・編集できます。
各ボタンの機能の説明は以下の通りです
ボタン 機能
現在の設定を保存します。
新規の設定データを追加します。
設定を増やしたいときに使用します。
選択している設定を複製して、一番下に追加します。
既存の設定から少し変更した設定を作る時に使用します。
選択している設定を削除します。

設定を選択する

使用したい設定を変更したい時は、 左のメニューから使用したい設定を選択してください。
選択されている設定は、背景がハイライト表示になります。

設定を絞り込む

設定メニューの上のテキストフィールドに 設定の名前を入力すると、 メニューに表示する設定を絞り込めます。

設定を初期化する

アプリケーションのデータに関わる部分が更新された時、 あるいは設定がおかしくなった時、設定を修復したい時は、
「ボイス設定」メニューの「ボイス設定オールリセット」を選択すると、 現在の設定が初期化されます。
現在の設定内容は失われてしまうので、気をつけてください。

アプリから動画編集ソフトに音声ファイルを
直接ドラッグアンドドロップする

MYukkuriVoiceで音声を録音すると、
録音ファイルのリンクが張られます。
このボタンをドラッグアンドドロップすれば、 Finderを経由しなくても、 動画編集ソフト、あるいは他のソフトに動画ファイルを直接渡せます。

ウィンドウを最前面に固定する

メイン画面上にある、このボタン を押下すると、画面が常に最前面に表示されるようになります。
もう一回押すと、元に戻ります。
複数のアプリケーションを開いて、作業する時などに便利です。
※トラブル回避の都合上、アプリを再起動すると最前面の設定はリセットされます

マルチボイス機能

概要

複数の声種プリセットを指定して会話形式で音声を再生する、
または、その会話音声を保存する機能です。
あるいは、音声ファイルを一括で作成する機能としてもご利用できます。

使い方

メッセージ入力欄と音記号列入力欄で、 決められたフォーマットで声種プリセットを指定してください。

ゆっくり>こんにちわ。
おとこ声>おはようございます。今日も早いですね。
ロボ>がががが
ゆっくり>あ、また故障してる。

入力フォーマット

全角「>」で区切って、声の設定名を指定してください。
プリセット未指定の場合は、現在選択している声種プリセットか、 上の行で指定していた声種プリセットが使われます。

声種プリセット>話す内容

Command+Nで、選択中の声種プリセット名をテキスト欄に入力する
ショートカットキーが定義されています。

音声ファイル保存

音声ファイル保存を実行すると、 全角「>」で指定した範囲毎に、音声ファイルを作成して保存します。
保存ファイルの設定は、 現在選択している声種プリセットの設定がそのまま利用されます。
作成される音声ファイルには連番が付きます。

ドラッグアンドドロップでの入力

メッセージ入力欄と音記号列入力欄には、 テキストファイルをドロップしても文字を入力できるので、
シナリオを書き起こしてから声を作る方は、利用してみてください。

また、アプリアイコンにドロップしても入力できます。
この場合は、メッセージ入力欄に入力されます。

ユーザー辞書機能

概要

MYukkuriVoiceでメッセージを読み上げる際、 またはメッセージを音声記号列に変換する際、
このユーザー辞書でワードが定義されていれば、
この辞書の定義に従って、メッセージを変換します。

ユーザー辞書の書き出し・反映

Exportボタンでユーザー辞書を更新します。
ユーザー辞書はMYukkuriVoiceアプリの画面を更新するまで反映されません。

ユーザー辞書の場所

ユーザー辞書のファイルは次の場所に置いてあります。
(通常版) $HOME/Library/Application Support/MYukkuriVoice/userdict

(AppStore版) $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice/userdict

aq_user.dic、aqdic.binがMYukkuriVoiceで使用している辞書データで、 aq_user.csvには編集中の辞書のデータがCSV形式で入っています。
(ユーザー辞書が存在しない場合は、アプリに組み込まれたデフォルトの辞書を利用します)

ユーザー辞書のリセット

ユーザー辞書をリセットするには、「辞書オールリセット」「Export」の順に操作します。

メニューの「辞書オールリセット」は マスターの辞書で、編集データを上書きします。
この操作をすることでユーザー辞書は更新されませんが、 編集中のデータ(aq_user.csv)は初期化されてしまいますので、ご注意ください。

一括でユーザー辞書のデータを登録・編集
したい場合

aq_user.csvをテキストエディタで直接編集してください。
(通常版) $HOME/Library/Application Support/MYukkuriVoice/userdict/aq_user.csv
(AppStore版) $HOME/Library/Containers/jp.nanasi.myukkurivoice/Data/Library/Application Support/MYukkuriVoice/userdict/aq_user.csv

最近録音したファイルの一覧

概要

MYukkuriVoiceで音声を録音すると、 「最近録音したファイルの一覧」に登録されます。
ファイルの一覧は、Dockのアイコンからか、メイン画面下のアプリの録音履歴から確認できます。

最近録音したファイルを利用した復元・再編集

「最近録音したファイルの一覧」から音声ファイルを選択すると、 その音声を録音する際に入力していたメッセージを、入力欄に復元できます。
設定を微修正して再録音したい時に、便利に使えると思います。

履歴のリセット

「最近録音したファイルの一覧」は、 メニューの「履歴」から「Clear Recent」を選択するとクリアされます。

履歴の制限

履歴は最大30日間、最新の20件が保存されます。

環境設定の設定項目

メニューの環境設定で設定できる、 各項目の説明です。

ウィンドウサイズ

MYukkuriVoiceのメインウィンドウのサイズを指定できます。
(ここで設定しなくても、メインウィンドウのサイズを変更後、アプリを終了すれば、 ウィンドウサイズは保存されます)

音声再生エンジン

エンジン 説明 サンプリングレート
html5audio AquesTalkで生成した音声をそのまま再生、保存するエンジンです。
無加工、というよりも加工したくてもできない、エンジン。
8000Hz
webaudioapi8 AquesTalkで生成した音声に、手を加えた後、再生保存できるエンジンです。
いくつかの機能は、このエンジンでないと利用できません。 デフォルトのエンジン。
8000Hz
webaudioapi webaudioapi8エンジンの旧バージョン。44100Hzで出力します。
サンプリングレート変更の際、リサンプルが発生します。
44100Hz

メッセージリストを表示する

メインウィンドウの下部に、アプリの作業状況やステータス、 音声の保存履歴などを表示する一覧を表示します。

拡張機能 (Final Cut Pro X)

オーディオロールの自動割り当て機能を利用できるようになります。

AquesTalk10 使用ライセンスキー

使用ライセンス(商用コンテンツ向け)、もしくはAquesTalk10のライセンスキーを登録出来ます。
→ ライセンスのまとめ

ライセンスキータイマー

1年間の有効期限のある「使用ライセンス(商用コンテンツ向け)」を使用している方向けの機能。
ライセンスを購入時、ライセンスの有効期限を入力しておけば、 その期日を過ぎた時にメッセージリストで通知してくれる機能です。
当然、メッセージリストを表示していないと利用できません。
(メッセージが表示されるだけで、アプリの利用には特に影響がありません)

ショートカットキー(メインウィンドウ)

ショートカットキー 機能
Command + P 音声再生
Command + W 音声再生停止
Command + S 音声ファイル保存
Command + ↑ メッセージ入力欄に移動する
Command + ↓ 音記号列入力欄に移動する
Command + → メッセージを音記号列に変換します
Command + D クリップボードをメッセージ入力欄にコピー
Command + N "声種プリセット名>"をテキスト欄に入力します。
メッセージ入力欄、音記号列入力欄、どちらでも利用できます。
Command + ← 次の音声設定に移動します
Command + Shift + ← 前の音声設定に移動します
Command + 0 〜 Command + 9 指定した番号の音声設定に移動します
Command + Q アプリ終了
Command長押し ショートカットキーのヒントを表示する

ショートカットキー(環境設定)

ショートカットキー 機能
Command + W ウィンドウを閉じる
Command + Q アプリ終了
Command長押し ショートカットキーのヒントを表示する

ショートカットキー(辞書)

ショートカットキー 機能
Command + N 定義データ追加
Command + S 保存
Command + W ウィンドウを閉じる
Command + Q アプリ終了
Command長押し ショートカットキーのヒントを表示する

ショートカットキー(ヘルプ)

ショートカットキー 機能
前のヘルプに移動
次のヘルプに移動
Command + F ヘルプ検索フォームを開く
Command + ← 履歴を戻る
Command + → 履歴を進む
Command + W ウィンドウを閉じる
Command + Q アプリ終了
Command長押し ショートカットキーのヒントを表示する

チュートリアル・ヘルプ

このアプリケーションには、3つのチュートリアルとヘルプが用意されています。 それぞれの機能はメインウィンドウにある、次のボタンで起動します。

拡張機能 (動画編集ソフトFinal Cut Pro X用)

読み込み時に割り当てられる
オーディオロールを設定する

概要

動画編集ソフト Final Cut Pro Xに用意されている、
メディアファイルの読み込み時に カスタムロールを自動的に割り当てる機能を、
MYukkuriVoiceから利用します。
(今のところ、実験的な機能となります)

読み込み時に割り当てられるオーディオロールを設定する
https://support.apple.com/kb/PH26179

利用手順

1. 環境設定画面で 「拡張機能」→「Final Cut Pro X」のチェックを有効にします。
2. ボイスの設定で、

  1. 「設定画面に切替」
  2. 「音声ファイルにオーディオロール自動割り当て設定を書き込む」にチェックを入れる
  3. 割り当てるオーディオロール名を入力する

と、機能が有効になります。

Final Cut Pro X側の設定

・オーディオロールの自動割り当て機能は、Final Cut Pro X 10.3以降で利用できます。
・「環境設定」→「読み込み」で、

  • 「iXMLトラック名がある場合は割り当てる」にチェックを入れてください。
    • (これは通常デフォルトONになっています)
  • オーディオロールを割り当てる際の、親のロールを「ロールを割り当てる」で指定します。
    • 「ロールを割り当てる」で「自動」を選択した場合は、ドラッグアンドドロップで読み込んだ際、「ダイアログ」が親ロールになります。
    • 「ファイル」→「読み込む」→「メディア」で音声ファイルは取り込む場合は、取り込み時に親ロールを指定できます。

注意事項

この機能を有効にするとMYukkuriVoiceが出力する音声ファイルに、iXMLメタデータが書き込まれますが、
実は、このiXMLメタデータをうまく処理できないアプリがそこそこ存在します。

Final Cut Pro X以外でもMYukkuriVoiceの音声ファイルを使う場合は、 例えば、iXMLメタデータ無しの音声ファイルも作っておく、などの対策が必要になる、ということです。

フォルダーアクションでオーディ
オロールを設定する

Macのフォルダーアクションで、オーディオロールを設定する方法もあります。
この方法だと、任意のフォルダーに入れた音声ファイルを変換できて、
また、iXMLメタデータなしのファイルを残すなど、ある程度自由に挙動を選べます。
(MYukkuriVoiceのサブプロジェクトです)

https://github.com/taku-o/fcpx-audio-role-workflow
日本語ドキュメント